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3-3.外との関わり
119.勇者御一行を観察中①
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イサムの視線なんて気にしていない様子で、アレックスがリーエンとドロンを連れてダンジョンに入る。
さて、どんな風に攻略するのだろうか?
勇者の実力が気になってしかたないのと同時に、どうか奥まで来てくれるなよ、と祈りたい気持ちでもある。
[事前情報通り、一階は洞窟型のフィールドのようだな]
ダンジョンに入ってすぐに、アレックスが注意深く周囲を見渡して呟いた。
それに対し、リーエンが頷き、スッと指を立てる。三人の髪がふわりと揺れた。リーエンは目を伏せ、何かに集中しているようだ。
「これ、何してるんだ?」
俺がポツリと疑問を呟くと、真っ先にアリーが口を開いた。ダンジョン外にいて勇者に気づかれることのないよう、アリーには一時帰還してもらっていたのだ。
『精霊術ね。私のような魔物の妖精ではなく、精霊——自然に宿る力が形になった存在を使った魔法のようなものよ。エルフは精霊術を得意としているらしいわ』
「へぇ、そうなのか。そういや、これまでエルフをちゃんと見たことがなかったかもしれないな」
エルフが精霊を使うというのはファンタジー世界でよくある設定な気がする、と思いながら俺は頷いた。
俺たちがそんな会話をしている間も、リーエンは精霊術を使い続けていたようで、しばらくして目を開けて微笑んだ。
[……二階への道がわかったわ]
[さすがだな、リーエン]
[そんじゃさっさと行こうぜー]
アレックスに褒められて、リーエンが頬を僅かに赤くさせながら、誇らしげな表情になる。
そんなやり取りを気にした様子もなく、ドロンはあくびをしながら歩き始めた。リーエンが慌てて道順を軽く説明し始める。
「精霊術で道がわかるのか?」
俺は反則的な能力に「うげぇ」と呻きながら呟いた。
操人形が肩をすくめる。
『風の精霊術でしょうね。魔物は精霊を攻撃しないので、風精霊にダンジョンを偵察させたんだと思いますよ』
「厄介だなぁ……」
つまり、リーエンがいれば、1階と2階の迷路は簡単に攻略されてしまうということか。
俺が思わず顔を顰めていると、リルが『落とし穴とかのトラップも事前にわかることがあるらしいよー』と追加の説明をくれた。リーエンの能力の厄介さが増して、俺はさらに眉間のシワを深める。
『そもそも勇者たちを1階、2階で倒せるはずがないんですから、別に構わないのではー?』
サクの言葉はもっともで、俺は「そうだな」と頷いて気を取り直した。
アレックスたちは2階へ向かう通り道にある宝箱のアイテムをすべて回収しながら、順調に1階を進む。
アレックスの攻撃手段は魔法で、リーエンは精霊術、ドロンは剣で間違いなさそうだ。アレックスは主武器の槍を担いだままで、ほとんどの魔物をドロンに倒されている。
リーエンだけでなく、ドロンもかなりの実力者のようだ。さすが勇者の仲間である。
[あ、からあげ美味そう]
宝箱を開けたアレックスが、料理アイテムを入手してポツリとこぼした。その手元にあるアイテムを、リーエンが覗き込む。
[これ、カラアゲというの? 魚のフリッタに近い見た目ね]
[いや、鶏肉を揚げてる料理だよ]
アレックスが答えながら、アイテムバッグに料理をしまう。なんとなく名残惜しげな表情に見えた。
「……アレックス、からあげ知ってるんだ?」
俺は思わずパチパチと目を瞬く。
もしかして、外れたと思った予想——勇者は日本からの転移者か転生者というのは当たっていたのか?
[欲しいならコッソリ食っちゃえばいいんじゃねーか? 勇者がそんくらいのことで怒られるわけねーし]
ドロンが悪事を唆すようにニヤリと笑って言う。アレックスは困った表情だ。
[そんな、指令に逆らうような真似はしないよ。すべてのアイテムを持ち帰るよう言われているんだから]
[ケッ……相変わらずイイコちゃんなんだから、おめーは]
アレックスの言葉に、ドロンは悪態をつきながらも優しい目をしてる。
彼らの関係性はまだよくわかってないけど、きっと信頼し合っている仲なんだろうなぁ。
[カラアゲがあるかはわからないけれど、外とダンジョン内街にダンジョンアイテムを使った珍しい料理を出す店があるそうよ。お金を出して買うなら、指令に逆らうことにはならないんじゃない?]
リーエンがとっておきの情報を披露するように、アレックスに微笑みながら言う。
アレックスは「あぁ、なんかそんな噂を聞いたね。それは楽しみだ」とにこやかな笑みを見せた。
「なんとなくだけど、リーエンってアレックスに好意がある感じだよな?」
俺は三人の様子を見ながら呟く。すぐさまサクやミーシャたちから頷きが返ってきた。ちょっと観察してたら誰もが気づく事実だよな。
「——アレックスはその気はなさそうだけど。なんというか、めっちゃ自然にスルーしてる?」
続けてこぼれた言葉にも、『だよねー』と返事があった。
アレックスがリーエンの好意を無意識で躱しているから、ちょっとリーエンが可哀想になる。俺と同じ気持ちなのか、ドロンがたまにリーエンに憐れみの目を向けたり、アレックスに呆れた声を掛けたりしていた。
ダンジョン内で勇者の恋模様か……まったく観察したくないな。
人の恋路を邪魔するヤツは馬に蹴られて死ね、なんて言葉があるけど、馬の代わりに影兎をけしかけたい気分である。
俺は独り身確定だぞ、コノヤロー。もふもふがいるから精神的に満たされてるし、全然気にしてないけどな! ……ほんとだぞ!
アレックスたちは全然意図していないだろうことでちょっとムカッとしつつも、勇者の攻略鑑賞を続けた。
さて、どんな風に攻略するのだろうか?
勇者の実力が気になってしかたないのと同時に、どうか奥まで来てくれるなよ、と祈りたい気持ちでもある。
[事前情報通り、一階は洞窟型のフィールドのようだな]
ダンジョンに入ってすぐに、アレックスが注意深く周囲を見渡して呟いた。
それに対し、リーエンが頷き、スッと指を立てる。三人の髪がふわりと揺れた。リーエンは目を伏せ、何かに集中しているようだ。
「これ、何してるんだ?」
俺がポツリと疑問を呟くと、真っ先にアリーが口を開いた。ダンジョン外にいて勇者に気づかれることのないよう、アリーには一時帰還してもらっていたのだ。
『精霊術ね。私のような魔物の妖精ではなく、精霊——自然に宿る力が形になった存在を使った魔法のようなものよ。エルフは精霊術を得意としているらしいわ』
「へぇ、そうなのか。そういや、これまでエルフをちゃんと見たことがなかったかもしれないな」
エルフが精霊を使うというのはファンタジー世界でよくある設定な気がする、と思いながら俺は頷いた。
俺たちがそんな会話をしている間も、リーエンは精霊術を使い続けていたようで、しばらくして目を開けて微笑んだ。
[……二階への道がわかったわ]
[さすがだな、リーエン]
[そんじゃさっさと行こうぜー]
アレックスに褒められて、リーエンが頬を僅かに赤くさせながら、誇らしげな表情になる。
そんなやり取りを気にした様子もなく、ドロンはあくびをしながら歩き始めた。リーエンが慌てて道順を軽く説明し始める。
「精霊術で道がわかるのか?」
俺は反則的な能力に「うげぇ」と呻きながら呟いた。
操人形が肩をすくめる。
『風の精霊術でしょうね。魔物は精霊を攻撃しないので、風精霊にダンジョンを偵察させたんだと思いますよ』
「厄介だなぁ……」
つまり、リーエンがいれば、1階と2階の迷路は簡単に攻略されてしまうということか。
俺が思わず顔を顰めていると、リルが『落とし穴とかのトラップも事前にわかることがあるらしいよー』と追加の説明をくれた。リーエンの能力の厄介さが増して、俺はさらに眉間のシワを深める。
『そもそも勇者たちを1階、2階で倒せるはずがないんですから、別に構わないのではー?』
サクの言葉はもっともで、俺は「そうだな」と頷いて気を取り直した。
アレックスたちは2階へ向かう通り道にある宝箱のアイテムをすべて回収しながら、順調に1階を進む。
アレックスの攻撃手段は魔法で、リーエンは精霊術、ドロンは剣で間違いなさそうだ。アレックスは主武器の槍を担いだままで、ほとんどの魔物をドロンに倒されている。
リーエンだけでなく、ドロンもかなりの実力者のようだ。さすが勇者の仲間である。
[あ、からあげ美味そう]
宝箱を開けたアレックスが、料理アイテムを入手してポツリとこぼした。その手元にあるアイテムを、リーエンが覗き込む。
[これ、カラアゲというの? 魚のフリッタに近い見た目ね]
[いや、鶏肉を揚げてる料理だよ]
アレックスが答えながら、アイテムバッグに料理をしまう。なんとなく名残惜しげな表情に見えた。
「……アレックス、からあげ知ってるんだ?」
俺は思わずパチパチと目を瞬く。
もしかして、外れたと思った予想——勇者は日本からの転移者か転生者というのは当たっていたのか?
[欲しいならコッソリ食っちゃえばいいんじゃねーか? 勇者がそんくらいのことで怒られるわけねーし]
ドロンが悪事を唆すようにニヤリと笑って言う。アレックスは困った表情だ。
[そんな、指令に逆らうような真似はしないよ。すべてのアイテムを持ち帰るよう言われているんだから]
[ケッ……相変わらずイイコちゃんなんだから、おめーは]
アレックスの言葉に、ドロンは悪態をつきながらも優しい目をしてる。
彼らの関係性はまだよくわかってないけど、きっと信頼し合っている仲なんだろうなぁ。
[カラアゲがあるかはわからないけれど、外とダンジョン内街にダンジョンアイテムを使った珍しい料理を出す店があるそうよ。お金を出して買うなら、指令に逆らうことにはならないんじゃない?]
リーエンがとっておきの情報を披露するように、アレックスに微笑みながら言う。
アレックスは「あぁ、なんかそんな噂を聞いたね。それは楽しみだ」とにこやかな笑みを見せた。
「なんとなくだけど、リーエンってアレックスに好意がある感じだよな?」
俺は三人の様子を見ながら呟く。すぐさまサクやミーシャたちから頷きが返ってきた。ちょっと観察してたら誰もが気づく事実だよな。
「——アレックスはその気はなさそうだけど。なんというか、めっちゃ自然にスルーしてる?」
続けてこぼれた言葉にも、『だよねー』と返事があった。
アレックスがリーエンの好意を無意識で躱しているから、ちょっとリーエンが可哀想になる。俺と同じ気持ちなのか、ドロンがたまにリーエンに憐れみの目を向けたり、アレックスに呆れた声を掛けたりしていた。
ダンジョン内で勇者の恋模様か……まったく観察したくないな。
人の恋路を邪魔するヤツは馬に蹴られて死ね、なんて言葉があるけど、馬の代わりに影兎をけしかけたい気分である。
俺は独り身確定だぞ、コノヤロー。もふもふがいるから精神的に満たされてるし、全然気にしてないけどな! ……ほんとだぞ!
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