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廻り合い、交差
第百二十八話 閑話 情報
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――――しかし。
「ダガ、とは言ってもダ。我らは魔族とは人間ほどに因縁深くはないのでナ。奴らは我等には手を出してこなイ。お互い生息域が違うということもあるガ、詳細を教えろと言われてもそれは叶わなイ」
「んだよ、じゃあ結局何も知らねぇんじゃねえかよ」
「慌てるナ。だからせめてソレを知るための手段を教えてやろうというのダ」
「手段じゃと?」
ガルドフが眉を寄せてグランケイオスを見る。
「ウム。 タシカ……人間の中に賢者と呼ばれる者がおるだろウ?」
グランケイオスが賢者と口にした途端、シルビアの肩がピクリと反応した。
「(シルビアさん?)」
その様子に気付いたエリザが疑問符を浮かべる。
「知ってるか、エリザ?」
「え? え、ええ」
俯き顎に手を当て記憶を掘り起こすエリザ。
「確か前に資料で見た気が……。えっと、その賢者というのはどこかでひっそりと暮らしながら知識を蓄えることのみに生きているという…………」
エリザには記憶の片隅に賢者に関して覚えがあった。
人里離れたどこかで暮らし、その知的探求心を満たすことのみを生きがいにしている存在。
しかし、実在しているかどうかもわからない程の人物。
それでもグランケイオスがその存在を口にする以上、実在しているのはほとんど確定的である。
「ふーん。 んで? その賢者がどうしたってんだ?」
「そんなこと私に言われても……」
エリザは困惑してグランケイオスを見上げた。
「フム。昔の話だが、確かその賢者が持っておル秘宝、時見の水晶の力で過去見をすることができル。魔王の時代、最後に現れた魔王……確か千年程前だったカ。ソノ頃から続く血があるのならバ、ソノ者に時見の水晶を使ってもらい過去見をしてもらえれば何かわかるかもしれぬゾ?」
「へぇー。そんなことができるのか? で? その賢者ってのはどこにいるんだ?」
「いや、だから私に言わないでって。私は文献で読んだだけだから」
過去見をすることで今に伝えきれていない魔王に関する何かを知ることが出来るのだが、そもそも賢者という存在にとんと覚えがない。
「それについては心配いらん。のぉシルビアよ?」
ガルドフがシルビアに声を掛けると、シルビアは苦々しい表情を浮かべ、ガルドフを流し目で睨みつけた。
「チッ、まさかここであやつの名前が出てこようとは…………」
「えっと?姐さん?」
「もしかして、シルビアさん、その賢者に心当たりが?」
「…………ワシの師匠じゃ、その賢者というのは。以前には仰々しくも大賢者パバールと呼ばれておった」
グランケイオスの言う人物がシルビアの師匠ならば問題は解消される。
「そうか。となると話が早え。なら姐さんにその賢者のところまでの案内役になってもらえば問題ないな」
「――チッ」
アトムが拳と手の平を合わせ納得の表情を浮かべる中、シルビアはアトムに向かって杖を伸ばすと杖の先端が光り、パンっと音を立てた稲光がアトムの臀部に襲い掛かった。
「――ってぇぇぇッ!姐さん、何しやがんだ!?」
「ただの当てつけじゃ。それ以上の意味はない」
腕を組み、不遜な態度をシルビアが取る。
「(あー、この様子だとたぶんシルビアさんそのお師匠様と仲が悪いみたいね。今までシルビアさんの師匠の話を聞いても、いつもはぐらかされたもの……)」
エリザはそれだけでシルビアとその師に当たる賢者パバールとは何かしらの確執があるのだろうということを理解した。
「(お、おい、当てつけで雷を喰らうこっちの身にもなってくれよ!)」
「ナニやら盛り上がっておるようだガ、一つ先に大事なことを伝えておくゾ?」
グランケイオスが口を開く。
「ソノ賢者が持っておるという時見の水晶だガ、ソレ単体だけでは恐らく数代に渡っての過去見はできんゾ? 我が知る限りではコノ王国と隣国、カサンド帝国にある宝玉、そのどちらも使えればそれに越したことはない。ソレがあればより正確に過去見をすることができるだろウ」
「宝玉?」
まるで聞いたことがない話。
宝玉と呼ばれる宝、希少な魔石は見たことがあるのだが、この場に於いてはそれとは違うのだろうということはわかる。
「アア。遥か昔、我に魔力を溜められる宝玉を作るように頼み込んだ人間がいたのダ。その時はたまたま気が向いたので作ってやったガ……確か、四つ作ったナ。ソレをどうしておるのか今は知らんがアヤツも中々に興味深い人間だッタ」
グランケイオスが言うには、大昔に四つの宝玉を作り、魔王の討伐が叶ったと後に礼を述べに来た人間がいたのだという。
そのうち二つは王国と帝国の王家にて保管してもらい、残り二つに関してはどこかに隠してあるというのだが、興味がなかったので詳しくは覚えていない。
「そりゃあたぶん、ってか間違いなくローファスの先祖だよな」
魔王の討伐が叶った、これが差す答えはそれを成し遂げた人物、シグラム王国を建国した勇者に他ならないだろう。
「ええ。間違いないわね。でもわかったわ。つまり、とにかくそのうち二つあれば過去見をするには十分ってことね?」
「恐らくという程度にしか言えんがナ。それとダ、過去見をできるのは使用者のみになル」
「ふむ、まぁその辺りは後で考えることにしようかい」
何かしらの情報を得る為にここを訪れたのだが、何もないよりは十分な情報を得ることが出来た。
「さーって、じゃあこれでやるべきことがハッキリしたことだし、そろそろ行くか」
情報の対価として飛び出した飛竜の討伐。そして宝玉を探すこと。
ガルドフとアトムとエリザが顔を見合わせる中、シルビアは尚も不満そうにしていた。
「(……よっぽどその師匠に会いたくないんだな、姐さん)」
余計なことを言ってしまえば理不尽な暴力に曝されかねない。
「モウ話が済んだようナラ、ワレの背に乗レ」
金竜がアトム達に頭を向ける。
もうシルビアには何も言わないでおこうと心に止め、アトムは金竜の背に跳び乗った。
続けてエリザ達もその背に飛び乗る。
「デハ、振り落とされないよう、シッカリと掴まっているのだナ」
金竜が大きく翼を動かすと、洞窟内では風が巻き起こり、金竜がグッと地面を踏み抜くと一直線に外に向かって羽ばたいた。
「(待ってなローファス!もうすぐお前の欲しい答えに辿り着くぞ!)」
「ダガ、とは言ってもダ。我らは魔族とは人間ほどに因縁深くはないのでナ。奴らは我等には手を出してこなイ。お互い生息域が違うということもあるガ、詳細を教えろと言われてもそれは叶わなイ」
「んだよ、じゃあ結局何も知らねぇんじゃねえかよ」
「慌てるナ。だからせめてソレを知るための手段を教えてやろうというのダ」
「手段じゃと?」
ガルドフが眉を寄せてグランケイオスを見る。
「ウム。 タシカ……人間の中に賢者と呼ばれる者がおるだろウ?」
グランケイオスが賢者と口にした途端、シルビアの肩がピクリと反応した。
「(シルビアさん?)」
その様子に気付いたエリザが疑問符を浮かべる。
「知ってるか、エリザ?」
「え? え、ええ」
俯き顎に手を当て記憶を掘り起こすエリザ。
「確か前に資料で見た気が……。えっと、その賢者というのはどこかでひっそりと暮らしながら知識を蓄えることのみに生きているという…………」
エリザには記憶の片隅に賢者に関して覚えがあった。
人里離れたどこかで暮らし、その知的探求心を満たすことのみを生きがいにしている存在。
しかし、実在しているかどうかもわからない程の人物。
それでもグランケイオスがその存在を口にする以上、実在しているのはほとんど確定的である。
「ふーん。 んで? その賢者がどうしたってんだ?」
「そんなこと私に言われても……」
エリザは困惑してグランケイオスを見上げた。
「フム。昔の話だが、確かその賢者が持っておル秘宝、時見の水晶の力で過去見をすることができル。魔王の時代、最後に現れた魔王……確か千年程前だったカ。ソノ頃から続く血があるのならバ、ソノ者に時見の水晶を使ってもらい過去見をしてもらえれば何かわかるかもしれぬゾ?」
「へぇー。そんなことができるのか? で? その賢者ってのはどこにいるんだ?」
「いや、だから私に言わないでって。私は文献で読んだだけだから」
過去見をすることで今に伝えきれていない魔王に関する何かを知ることが出来るのだが、そもそも賢者という存在にとんと覚えがない。
「それについては心配いらん。のぉシルビアよ?」
ガルドフがシルビアに声を掛けると、シルビアは苦々しい表情を浮かべ、ガルドフを流し目で睨みつけた。
「チッ、まさかここであやつの名前が出てこようとは…………」
「えっと?姐さん?」
「もしかして、シルビアさん、その賢者に心当たりが?」
「…………ワシの師匠じゃ、その賢者というのは。以前には仰々しくも大賢者パバールと呼ばれておった」
グランケイオスの言う人物がシルビアの師匠ならば問題は解消される。
「そうか。となると話が早え。なら姐さんにその賢者のところまでの案内役になってもらえば問題ないな」
「――チッ」
アトムが拳と手の平を合わせ納得の表情を浮かべる中、シルビアはアトムに向かって杖を伸ばすと杖の先端が光り、パンっと音を立てた稲光がアトムの臀部に襲い掛かった。
「――ってぇぇぇッ!姐さん、何しやがんだ!?」
「ただの当てつけじゃ。それ以上の意味はない」
腕を組み、不遜な態度をシルビアが取る。
「(あー、この様子だとたぶんシルビアさんそのお師匠様と仲が悪いみたいね。今までシルビアさんの師匠の話を聞いても、いつもはぐらかされたもの……)」
エリザはそれだけでシルビアとその師に当たる賢者パバールとは何かしらの確執があるのだろうということを理解した。
「(お、おい、当てつけで雷を喰らうこっちの身にもなってくれよ!)」
「ナニやら盛り上がっておるようだガ、一つ先に大事なことを伝えておくゾ?」
グランケイオスが口を開く。
「ソノ賢者が持っておるという時見の水晶だガ、ソレ単体だけでは恐らく数代に渡っての過去見はできんゾ? 我が知る限りではコノ王国と隣国、カサンド帝国にある宝玉、そのどちらも使えればそれに越したことはない。ソレがあればより正確に過去見をすることができるだろウ」
「宝玉?」
まるで聞いたことがない話。
宝玉と呼ばれる宝、希少な魔石は見たことがあるのだが、この場に於いてはそれとは違うのだろうということはわかる。
「アア。遥か昔、我に魔力を溜められる宝玉を作るように頼み込んだ人間がいたのダ。その時はたまたま気が向いたので作ってやったガ……確か、四つ作ったナ。ソレをどうしておるのか今は知らんがアヤツも中々に興味深い人間だッタ」
グランケイオスが言うには、大昔に四つの宝玉を作り、魔王の討伐が叶ったと後に礼を述べに来た人間がいたのだという。
そのうち二つは王国と帝国の王家にて保管してもらい、残り二つに関してはどこかに隠してあるというのだが、興味がなかったので詳しくは覚えていない。
「そりゃあたぶん、ってか間違いなくローファスの先祖だよな」
魔王の討伐が叶った、これが差す答えはそれを成し遂げた人物、シグラム王国を建国した勇者に他ならないだろう。
「ええ。間違いないわね。でもわかったわ。つまり、とにかくそのうち二つあれば過去見をするには十分ってことね?」
「恐らくという程度にしか言えんがナ。それとダ、過去見をできるのは使用者のみになル」
「ふむ、まぁその辺りは後で考えることにしようかい」
何かしらの情報を得る為にここを訪れたのだが、何もないよりは十分な情報を得ることが出来た。
「さーって、じゃあこれでやるべきことがハッキリしたことだし、そろそろ行くか」
情報の対価として飛び出した飛竜の討伐。そして宝玉を探すこと。
ガルドフとアトムとエリザが顔を見合わせる中、シルビアは尚も不満そうにしていた。
「(……よっぽどその師匠に会いたくないんだな、姐さん)」
余計なことを言ってしまえば理不尽な暴力に曝されかねない。
「モウ話が済んだようナラ、ワレの背に乗レ」
金竜がアトム達に頭を向ける。
もうシルビアには何も言わないでおこうと心に止め、アトムは金竜の背に跳び乗った。
続けてエリザ達もその背に飛び乗る。
「デハ、振り落とされないよう、シッカリと掴まっているのだナ」
金竜が大きく翼を動かすと、洞窟内では風が巻き起こり、金竜がグッと地面を踏み抜くと一直線に外に向かって羽ばたいた。
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