247 / 724
禊の対価
第二百四十六話 静かなる足音
しおりを挟む「ふわぁぁぁあっ」
緩やかな風がなびくその広大な田畑で、パコンと小さく音が鳴る。
「ってぇな」
「気を抜きすぎよ」
「あはは」
欠伸をしているシンの頭をローズが持っていた杖で叩いていた。
遠くではルーシュとカレンに対してレグルス侯爵とその息子、アダム・レグルスが周囲を指差しながら歩いている。その後方にはノーマン内政官とトリスタン将軍を伴っていた。
「お兄ちゃん、お腹すいたー」
周囲を見ると、兵たちが食事の準備に取り掛かっており、その中には味見をしているドグラスの姿もある。
「ちょっと待ってたらすぐに用意してくれるよ」
申し訳ないと思うのは、今回食事炊きの一切を免除されていた。レグルス侯爵の私設兵団が全員分の炊き出しをしてくれるのだと。
「そういえばあとの二人は?」
周囲に姿の見えないシンとローズの仲間の二人、ジェイドとバルトラ。
「あいつらは暇潰しで周囲の警戒に当たっているよ」
「違うでしょ。任務に忠実なだけよ」
「そうなんですね」
広大な田畑が広がっている中で、どこまで索敵に出ているのか疑問が残るのだが、シンとローズのこの様子からしても心配はいらないのだということはわかる。
「ねぇ、おにいちゃーん」
「わかったから。ほらっ、炊きあがったみたいだよ」
「えっ!? やたっ!」
「現金な嬢ちゃんだな」
「ほんとね。これだけ可愛いのにもったいないわ」
にへらと笑顔を綻ばせるニーナを見てシンとローズも呆れ顔を見せた。
「お待たせ」
「おかえりなさいカレンさん」
丁度そこにカレンも戻ってくる。
「どうでしたか?」
「そうねぇ。特に可もなく不可もなくってところかしら? あとのことはノーマンさんに任せたらいいわ」
ここで取れた作物はメイデント領だけで消費するわけではなく、帝都へも献上されている。
内政官を務めるハリー・ノーマンが後のことを引き継いでいた。兵にあれこれと質問をしている姿が見える。
「おいヨハン」
「はい」
そこでシンから真剣な眼差しを向けられた。
「お前……相当兵士達から嫌われているみたいだな」
「えっ?」
周囲を見ると、これまでに何度も感じた敵意が向けられていた。
「そうなんですよねぇ。僕もよくわからないんですけど、話しかけてもいつも素っ気ない態度ですし」
いつまで経っても邪険な態度を取られることを不思議に思っている。
「そりゃあもちろんカレン様と気安くしゃべってるからだろ?」
「……それがどうかしたんですか?」
きょとんとするヨハンを見てシンとローズは顔を見合わせた。
「ダメだこいつ。こういうことにはとんと疎いようだな」
「しょうがないでしょ。まだ子どもなんだから」
尚も首を傾げるヨハンを見て二人ともため息を吐く。
シンとローズは一目で理解していた。つまり、兵士たちは自国の皇女と親しく話しているヨハンに嫉妬や憎たらしさといった感情を抱いているのだと。
「それで、カレン様はこいつのことどう思ってるんだ?」
「別になんとも思ってないわよ? ラウル兄様ならまだしも……――」
カレンもシンの言っていることを理解しており、そこまで言ったところでカレンは顔を赤らめる。
「な、なんでもないわ!」
そのままカレンは後ろを向いてルーシュの方に向かって歩いていった。
「あの様子だと、よっぽど好きなんだな旦那のこと」
「あれで誤魔化せると思ってる辺り、カレン様も可愛いところあるわね」
ローズの言葉にシンも大きく頷く。
「(そういえばカレンさん、ラウルさんといつも一緒にいようとしてたみだいだしね)」
ところどころ見せるカレンが兄を慕っているその姿は確かに可愛らしくも見えた。
「お待たせしました」
そこへレグルスの私設兵が食事を持ってくる。
「ありがとぅ!」
すぐさまニーナが受け取り、順にヨハン達も受け取った。
一通り配り終えると、兵士はすぐさま背を向けスタスタと歩いていく。
「いただきまぁ……あれ?」
大きな口を開けて、立ち上がる湯気を嗅いだニーナは小首を傾げた。
「どうしたのニーナ?」
「お兄ちゃん、これ食べちゃダメだよ」
「えっ?」
「たぶんこの匂い、毒が入ってるよ」
「チッ!」
背中越しにチラリとこちらの様子を窺っていた兵士がその場で走り出す。
「おいてめぇ!」
シンも即座に走り出した。
「ローズはルーシュ様のところに行けッ!」
「わかったわ!」
「付いてこいヨハン!」
「はい!」
シンの背中を追うようにしてヨハンも走り出す。
「ニーナちゃん、あなたはこっちを手伝って!」
「うぅっ、ごはんぅぅ……」
「あとでお腹いっぱい食べさせてあげるから」
「えっ!?ほんと!?」
「ええ。だからまずはルーシュ様とカレン様の身の安全を」
「りょーかい!」
◇ ◆ ◇
「ちっ、めんどくせぇな!」
前方を走る兵を逃がさないように追いかけるのだが、数いる兵士の中を突き飛ばさない程度にかき分けるようにして進んでいた。
「ヨハン! とべっ!」
シンが振り向き、両の掌を組み合わせてヨハンに向ける。
「はいっ!」
その意図をすぐさま理解して組み合わされたシンの掌目掛けて軽く跳躍した。
「だりゃ!」
片足を踏み込んだ手の平、ヨハンの重みを感じたままシンは両腕を大きく振り上げる。
上空高く、ヨハンの身体を浮かび上がらせた。
「見えるか!?」
「はい!」
もうすぐ兵たちの中を潜り抜けて田畑に逃げ込もうとする姿を確認する。
「なら好きにやれっ!」
「わかりました!」
軽快に返事をしたものの、どうしようかと微妙に困ってしまった。
好きにしても良いと言われても、距離のある現状からできることなど限られる。
「(殺してしまわない程度に、足を止めるとなると……――)」
剣閃など殺傷能力の高い技を使うわけにはいかない。魔法だとしてもそれは同様。
この場で今すぐに何ができるのか瞬時に思考を巡らせた。
「(――……やっぱりこれぐらいかな)」
掌を逃げる兵士に向けて魔力を練り上げる。
「ウインド!」
薄い風の刃を複数発生させ、無数の刃が逃げる兵士目掛けて一直線に飛んでいった。
「ぎゃっ!」
足を中心に風の刃がいくつもの切り傷を与えた兵士はバタンと前のめりに倒れる。
「どうだ!?」
「やりました!」
「っし!」
周囲の兵士たちはわけもわからずいったい何事かと地面に着地するヨハンと拳を握るシンを見てどよめいていた。
◇ ◆ ◇
「ではいただきます」
「ええ。ルーシュ様、遠慮なくどうぞ」
レグルスに促されるまま食器を手に持つルーシュに、カレンは食事を受け取っているところ。
「ルーシュ様、お待ちください!」
ローズとニーナが慌ててその場に駆け付けた。
「ローズさん?」
不意にやってきたローズの表情をルーシュは訝し気に見る。
「良かった。まだ口にしていないみたいね。ニーナちゃん、お願い!」
「はぁい」
すかさずルーシュの食器を奪い取ったニーナはクンクンと勢いよく嗅いだ。
「お、おい貴様! 突然何をする!?」
突然の暴挙に出たニーナをドグラスが慌てて止めに入ろうとするのだが、カレンが腕を伸ばして制止させる。
「カレン様!?」
「いいからあなたは黙っていなさい」
「ぐっ!」
ニーナがクンクンと匂いを嗅いでいるのを一同は黙って見守った。
「これにも毒が入っているみたいだねぇ。さっきのよりは少ないけど」
「毒だって!?」
声を荒げるのはアダム・レグルス。
「ニーナちゃん、他のもお願い」
「わかった」
そうしてニーナは次々とその場にある食器の匂いを嗅いでいく。
「わかったよ。毒が入っていたのは、それとそれとこれだね。毒の量はそれぞれ違ったみたいだけど」
ニーナが指差したのはルーシュの食器の他に、トリスタン将軍とアダムの食器。
「それだけ?」
「うん。他のは大丈夫だよ」
「間違いないのか!?」
アダムは確認する様にローズに声を掛けた。
「ええ。今は説明を省くけど、この子の鼻は間違いないわ」
「チッ! この食事は誰が持って来た!?」
ローズの返答を受けて周囲の兵士に怒声を発するアダム。
その中でビクッと肩を震わせ、目をそらした兵士を見つける。
「貴様かッ!?」
「ひっ!」
アダムはずかずかと兵士に近づき、ガッと兵士の胸倉を勢いよく掴んだ。そのまま兵士の腰に差していた剣をスラッと抜くと首にピトッと軽くあてる。
「言えッ! 貴様どこの手の者だ!? 言わないと――」
今にも首を斬り付けそうな勢い。
「アダムさん。殺してはダメです」
カレンは努めて冷静に声を掛けた。
「……カレンさん」
毅然とした態度を取っているカレンの姿を見たアダムは僅かの逡巡を挟み、持っていた剣を地面に放り投げると、放り投げられた先で剣はカランと音を立てる。
「誰かこいつをひっ捕らえろ!」
「「はっ!」」
その場にいた周囲の兵士によって捕縛され連れていかれた。
「申し訳ありませんカレンさん。危ない目に遭わせてしまって」
「いえ。幸いわたしのには毒が入っていなかったようですから、謝るのならルーシュに対してかと」
カレンはルーシュをチラリと見ると、ルーシュは僅かに肩を震わせている。
「そ、そうですね。も、申し訳ありませんルーシュ様!」
バッと勢い良くアダムは片膝をルーシュに対して着いて謝罪していた。
「そっちの様子はどうだ?」
「無事に済んだところよ。どうやらそっちも捕まえたみたいね」
「当たり前だろ」
そこに傷だらけの兵士の首根っこを掴んだシンと、その後ろをヨハンが歩いて来る。
11
あなたにおすすめの小説
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる