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再会の王都
第三百六十三話 父と子
しおりを挟むエリザ達が鍛錬場の観戦席に移動した後、互いに木剣を構え向かい合うヨハンとアトム。
(以前の父さんとは気配が全く違う)
父アトムに抱く気配が記憶の中のそれと大きく違っていた。明らかな強者の気配はとても指導などというものではなく、まるで敵対するかのよう。
(前までは手を抜いていた? それとも、僕にもこういうことがわかるようになった?)
どちらなのか現状判断はつかない。
それでもわかっていることは一つある。
「……大陸最強冒険者」
未だに信じられないが、どうにもそうらしい。
これまで半信半疑だったが、目の前から感じ得るその気配がそれを否定しない。これまでの父からは感じたことのない圧力。
(気を抜くと一気にやられそうだ)
妙な緊張が訪れ、木剣を握る手にぎゅっと力が入る。
ジッと見つめられている息子を見ながらアトムは小さく首を傾げた。
「どうした? 黙りこくって。来ないのか?」
「ううん。父さん、本当に強いんだなぁって」
「へぇ。まだ仕合っていないってのにそんなことわかるようになったのか。けど元々お父さんは強かったって言い続けてたが?」
「そうだったね」
とはいえ、これまでの経験から相手の力を見定める目が養われてきている。
そしてそれはアトムの方が上。ヨハンが抱く感覚以上。
(――……こいつ、落ち着いていやがるな)
これまで、幼い頃に剣の指導をしていた時、アトムから先に仕掛けたことは一度としてなかった。
自分の息子とはいえ以前の息子とはまるで別人のような気配。妙に昂る感情。
入学前にはこれでもかという程に驚かされている。
(いいぜ。あれからどれくらい成長したのか試してやるか)
結果、対峙していた両者で先に動き出したのはアトムの方だった。
地面をダンッと強く踏み抜き、凄まじい勢いでヨハンの前に迫る。そのまま右手の木剣を上段から軽く振るう。
ある程度の成長を見込んだ上での一撃。しかしヨハンはそれに反応して右へ半身になり身体をずらしながら木剣を横薙ぎに振るっていた。
「……ほぅ」
軽く息を吐く。躱しながらの反撃。しかし素直に受けるわけもない。
迫りくる剣戟をアトムは剣の柄で的確に捉えた。素直に剣を振り切らせず、交差する二つの木剣はガンッと鈍い音を立てる。
(今のに反撃までするとはな)
感心しながらもアトムは左足をそのままヨハンの胴体目掛けて振り抜いた。
「はっ!」
ヨハンはその蹴りにしっかりと反応して即座に後方に飛び退く。
(今のも躱すか)
自然と笑みがこぼれた。
「ふっ!」
後方に飛び退いたヨハンはその足でグッと地面を踏み抜き、次にはヨハンの方からアトムに向かって仕掛ける。
「おっとと」
縦横斜めに素早く剣を振るうヨハンに対して、アトムは正確な見切りを行って躱した。
素人が見ればもうすぐ当てられる、惜しいとさえ思われるような連撃なのだがヨハンの印象は全く違う。
(完全に見切られている)
動きに無駄がない洗練されたその身のこなしには覚えがあった。魔族化したレグルスの攻撃を躱していたシンと似た動きである必要最小限の身のこなし。
(だったら!)
それでも攻撃を止めない。攻撃に転ずる隙を与えるつもりもない。
「っ!?」
視界の端に映るアトムの持つ木剣が小さく動く。僅かに顔をずらして突き出された剣先を躱した。
「へぇ」
アトムは連撃に対して攻撃に転じられなかったわけではない。
それは連撃の隙間を縫うように突き出された一撃からしても明らか。
それだけでは終わらない。突き出された剣がヨハンの首を捉えるように真横に振り切られる。
「ぐっ!」
振り切られる剣から離れるようにして慌てて大きく横に跳ぶ。
ゴロっと地面を転がると起き上がるなりアトムを見ると、そこでヨハンは初めて気付いた。
「……まさか?」
先程までの攻防。その立ち位置。ほとんど位置を変えることなくアトムは、父は堂々と立っている。
(なるほど。これが最強、か。そっか、そうだね。僕がどう思おうと今目の前にいるのは大陸最強と呼ばれた一人、冒険者アトムなんだ。僕の父さんとは別人と捉えた方がいいね。なんておこがましかったんだ。僕が手を抜く必要なんてひとつもなかったよ)
遠慮がなかったかといえば嘘になる。攻撃を当てるつもりで仕掛けたのだが、まだまだ本気とは程遠い。
「どうした? そんなもんか?」
トントンと肩に木剣を当てるアトムの表情を見る限りまだまだ余裕が感じられた。
「ねぇ父さん」
「何だ?」
「父さんって、前まで手を抜いてたの? まだ闘気も使ってないよね?」
とはいえ想像以上。あの父親からは想像もつかない。
「あー、いや、手を抜いていたわけじゃないさ。その、なんだ。まぁ俺も鈍っちまってたのを今回自覚したってことだな」
「どういうこと?」
「いやな、実はお父さんとお母さんは今回ガルドフに呼ばれて久しぶりに旅に出て、色々と動いてるんだけど、そん時に昔を思い出したってだけだ」
「……むかし」
「ああ。ヨハン、お前が生まれる前の昔の俺を、な」
言わんとしていることはわかる。詳細までは知らないが、最強と語られるだけの生きる伝説。
それがその実力を取り戻しているのだと。
「……そっか。父さんってシンさんよりも強いの?」
「シン? あー、そういやあいつと会ったんだってな」
思い出す様にアトムは上の方に目線を向けた。
「そうだな。今のあいつがどれくらい強くなってるのかわからねぇから一概にどっちがどうとかってぇのは言えないかな?」
「……そう」
曖昧な返答。しかしそれだけで十分。
(少なくとも否定はしないんだね)
シンも以前言っていた。同じS級とはいえスフィンクスは自分達よりも強い、とはっきりと。
あれだけの実力者からしてもそう言わせるだけの実力を持ち合わせているのだと。
「わかった、じゃあ『本気』で行くよ!」
「はっ。本気か。いいぜ、なんでもしてきな!」
今日この日を迎えるまで多くの経験を積んできた。まだまだ足りないという自覚はあるのだが、強くなったという自覚も自信ある。これまで一度たりとも勝ったことのない父のその最強の頂に対していったいどれほどの差が縮まっているのか興味がないと言えば嘘になる。
遠慮などいらないのだと、素直に試してみたくなった。
「……なるほど。相当な練度だな」
闘気を纏うその身体を目の当たりにしてアトムは感嘆の息を漏らす。
(こりゃあ気合入れないと下手すりゃ死ぬな)
それ程の気配を肌に感じ取った。思わず身体を高揚感に震わせる。
「ハッ!」
先程までとは桁違いの速さ。常人には到底目で追うことができない速さで踏み込み、そのまま剣を振るった。
「おっ、ほっ、ほっ! いいぜ」
後退りするアトムなのだが、ガンガンと木剣の音が何度も響き渡る。
冷静にいなされていた。
「まだ甘いな。ほら、油断するなよ」
先程の攻防同様、ヨハンの攻撃の隙間を縫うようにして剣を横薙ぎに振るうのだが、ヨハンは小さく笑みを浮かべる。
ガンっと音を立て、アトムがヨハンを守勢に回らせようとしたその瞬間、ヨハンは既に左手に魔力を練り上げていた。
「なっ!?」
「油断していたのは父さんだったみたいだね」
ボッと手の平に浮かび出した炎。即座に生み出した火魔法を叩きつける。それは即座に生み出せる中では最大火力。
「ぐっ!」
激しい爆発と同時に弾ける様に横に飛ばされるアトム。
「このチャンスを逃さない!」
吹き飛ばされた先で膝を着いたアトム。
「これは!?」
すぐさま周囲を見回して異常を感じ取った。アトムを遠くから取り囲むのは広範囲に広がる風の渦。
「竜巻」
ヨハンが右手を真っ直ぐに伸ばすなり渦はギュッと円を描きながら収縮するのと竜巻が凄まじい勢いで立ち昇る。
「ぐおおっ!」
フワッと身体を浮かせながら、渦の中心部に囚われたアトムは成す術なく舞い上がった。身体の自由を奪い取る。
「まだだ!」
これだけで終わらせない。そのまま立て続けに左手に別の魔力を練り上げた。
「岩石弾」
地面から浮かび上がるいくつもの岩の塊。左手を振り上げるのと同時に竜巻の中に巻き込まれるようにして舞い上がる。
「ふむ。あれだけの魔法を使えるとは中々やりおるな」
「でしょ? っていっても実は私もびっくりしているのよ」
シルビアとエリザが会話をしている中、顎髭を擦りながらガルドフは大きく頷いていた。
「なるほどのぉ。既にこれほどまでの使い手になっておったか」
しかし胸中に不安を抱いていたのはカレン。
(……どうして?)
明らかに攻勢に出ているのはヨハン。
竜巻の中に捕らわれたアトムは舞い上がった岩に身体をゴツゴツと何度もぶつけている。傍目に見る分には相当な攻撃、威力も申し分ない。
「不思議そうだな」
「……兄さん」
隣に座るラウルもまた他の面々と同じ感覚を抱いていた。
「あの程度ではアトムはやられんさ」
およそ通常では考えられない魔法の数々なのだが、ラウル達からすれば『この程度』なのだと。その言葉だけでエリザ達が余裕でいる意味を理解する。
「はい。でもヨハンもまだ終わっていません」
カレンがヨハンに抱く信頼は揺るがない。その相手が例え伝説の冒険者だとしても。
「ぐっ。やるじゃねぇか」
竜巻の勢いが弱まり、空中に身体を放り出されたアトムは眼下にヨハンの姿を捉えた。
「ちっ!」
同時に舌打ちする。
左右に目を走らせ、続けて放たれる魔法の気配を察知した。
空中で取り囲むようにして巻き起こるのは大きな水の塊。
「水牢」
四方上下左右に大量の水を発生させ、その巨大な水の塊がアトムを再び捕らえる。
「ごぼっ」
身動きを取ることができない状況。
(このやろう)
一体どれだけの魔力量を持ち合わせているのかと驚嘆する。
闘気と併用して放たれた初撃の炎弾だけでなく立て続けに放たれた風と土の魔法。その上で更に抜け出すことができない程のこの水の牢獄。
「―――っつ!?」
そしてここにきて一番の脅威がアトムに向かって襲い掛かった。
水の中からぼやけながらも見えるヨハンの構え。剣を上段に構えている。
(アレはさすがにマズいな)
すぐさま大きく振るわれるのと同時に放たれる鋭い斬撃の閃光。
プツっと水を切り裂く剣閃がアトム目掛けて一直線に迫った。
スパンッ、と水の牢獄は空中で大きく切り裂かれ、地面に落ちるのは大粒の水。地面をボタボタと濡らしていく。そこにアトムもドンッと落ちた。
「……はぁ、はぁ」
ヨハンが息を切らせるだけの、持てる力を最大限に発揮した一連の攻撃。反撃の隙を与えることなく生み出している。
「今のなら、どうだ!?」
アトムが落下した場所から目を離さない。警戒は解かない。これだけで倒せたとは思わない。これで倒れるようであるならば大陸最強とは呼ばれないことはわかっていた。しかしそれだとしても、いくらかのダメージは負わせられたはず。そう信じてアトムが次に取る動きを冷静に見定める。
「なっ!?」
思わず目を見開いた。
アトムがむくりと身体を起こしたかと思えば、ゆらっと身体を揺らす。
「うっ!」
次の瞬間には、既に眼前にアトムの姿があり大きく剣を振るわれていた。まるで避けることが適わないその凄まじい一撃。
「は、速っ――」
ドンっと横薙ぎに受ける一撃によって大きく吹き飛ばされて外壁に叩きつけられる。
「――がはっ!」
ガラガラと崩れ落ちる中、ヨハンは地面に片膝を着いた。
「ぐっ! けど、まだだっ!」
すぐさま顔を上げアトムの姿を捉えようと視線を向ける。
「え?」
しかしそこには既にアトムの姿はなかった。
「ど、どこにっ!?」
左右に顔を振ってもどこにもその姿がない。
直後、凄まじい悪寒に襲われる。これまで感じたことのない恐怖。
「上よっ!」
大きく叫ぶカレンの声に反応して見上げると、そこにはまるで鬼の様な形相のアトムが剣を振りかぶっていた。木剣が黄色い光を灯しながら。
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