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番外編
書籍化記念SS 「夢見ていた幸せ」
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本編終盤でフローラの妊娠が発覚した時のお話です。
─────────────────────
「フローラ、起きられるか? もう日が昇っているが……」
「んん……もうそんなに?」
眠っていたところを優しく声をかけられ、私はゆっくりと目を開ける。
目の前には気遣わしげにこちらの様子を伺うエドガー様の姿があった。
「すまない、私が昨夜無理をさせてしまったから……」
エドガー様の言葉で、私の頭の中に昨夜の記憶が蘇る。
彼は執拗な愛の言葉と共に、私を一晩中その腕の中から離してはくれなかった。
甘く濃い一夜は、私に気怠いながらも幸せな余韻を残している。
ナターシャとの一件が嘘のように、穏やかで幸せに満ち溢れた日々。
だがエドガー様とこうして体を重ねるたびに、彼の腕に残る紋様が「あの出来事は幻ではない」ということを教えてくれる。
それを指でなぞりながら、私たちを守ってくれていることへの感謝の気持ちを心の中で呟いていることを、彼はきっと知らないだろう。
「もう少しだけ……横になっていてもよろしいでしょうか? なんだかここ数日は、いくら寝ても眠くてたまらなくて……」
「ゆっくりしているといい。私はこれから仕事に行ってくるが、今日は早めに終わらせるようにするから」
そう言って彼は私の額に優しく唇を落とす。
「お見送りにも出ずに申し訳ございません」
「そのようなことは気にしなくていい。では私は行ってくるぞ」
今度は甘い口づけを落として、エドガー様は寝室を出ていった。
公爵夫人としてこれではいけないと頭ではわかっているのに、体がいうことを聞いてくれないのだ。
──きっとこれまでの疲れが一度に出てしまったのね。
死に戻ってからというもの、あの忌まわしい出来事に備えて気持ちが張り詰めっぱなしであった。
それがこうして平穏な日々を取り戻した今、一気に張り詰めていた糸が緩んでしまったのだろう。
きっともう少し時間が経てば、心機一転体調も回復するはずだと思っていたのだが……
「ごめんなさいキャロル。あまり食欲がないの。果物なら少しだけ……」
結局私の体調は回復するどころか悪化の一途を辿り、やがて吐き気による食欲不振まで現れてしまったではないか。
匂いや味で気分が悪くなってしまうため、さっぱりとしたものでないと口が受けつけない。
食事があまりとれていないことから体力も落ち、日中も横になって過ごす時間が増えてしまった。
そんな私を心配したのか、エドガー様は寝室に仕事を持ち込んで常に私のそばにいてくれる。
「私は医者を呼ぼうと思う」
寝台に横たわる私の手をさすりながら、必死の形相で彼はそう告げた。
「そのような……疲れが出ただけです。色々とありましたから」
だがエドガー様の表情は曇ったままだ。
「その……もしや子ができたのかもしれないと思ってだな」
「まさかっ……」
慎重に言葉を選ぶようにして告げられた言葉に、私は思わず笑ってしまった。
私は以前の人生でも子を身籠ることはなかったし、そのような運命なのだともう覚悟はできつつある。
「いいや。何があるかわからないだろう。念のため医者に診てもらおう。別の病であっても困るからな」
そう言い張るエドガー様の意思は固く、私が何を言っても聞く耳を持たなかった。
結局その日の夕方には医師が呼ばれ、私は診察を受けることとなったのである。
「……妻の具合はどうなのか?」
周囲の反対を押し切り、私の隣で診察の一部始終を見守っていたエドガー様は、無言で診察を続ける医師に痺れを切らしてそう尋ねた。
「何か悪い病にでもかかってしまったのか!? 治療法は!?」
「もう、エドガー様ったら……」
寝台に横たわっている私は、呆れたように彼の方を見上げる。
しかしその表情は真剣そのもので、彼のその発言を笑う気にはなれなかった。
やがて診察を終えた医師は道具を片付け、こちらへと戻ってくる。
これまで無表情のままであった彼は、ここへきてにっこりとその表情を和らげた。
「おめでとうございます。ご懐妊かと」
「えっ」
二人同時に、気が抜けたような声が出た。
「本当に……私に子が? それは本当なのですか?」
「ええ。間違いございません。ここ最近の体調不良は、そのせいでしょう。悪阻が出てきたのだと思います」
「悪阻……私のお腹に子が……?」
何度口に出しても信じられなかった。
思い返せば確かに私の体調不良の症状は、妊娠によるものと似通っていただろう。
絶対に身籠っていることはないと信じきっていた自分の判断は間違っていたのだ。
エドガー様が医師を連れてこなければ、私はあのまま体調の優れない不安な日々を過ごしていたに違いない。
そのエドガー様はというと、自分が懐妊を疑って医師を連れてきたというのに唖然として立ち尽くしている。
あまりの衝撃で言葉も出てこないのだろう。
「体調が悪い日は無理をなさらないように。くれぐれも用心なさってください。また近々伺います」
そう言って、医師は静かに部屋を出て行った。
パタンと扉が閉まると、途端に静寂に包まれる。
私はあまりの驚きと嬉しさと、そして戸惑いと……数えきれないほどの様々な感情が入り乱れて気持ちが昂っていくのがわかった。
顔は熱く体は火照っているように感じる。
そして先ほどまで感じていた体調不良も、少し軽くなったような気がするのはなぜだろうか?
きっと原因がわかったことでホッとしたというのが一番なのかもしれない。
全ては医師を呼んでくれたエドガー様のおかげだ。
「エドガー様、ありが……」
礼を言おうと再び彼の方を見上げた私は、思わず言葉に詰まってしまった。
なぜならエドガー様は、大粒の涙をボロボロとこぼして泣いていたからだ。
「エドガー、さま……私……私……」
くしゃりと顔を歪めて泣くその姿に、私までつられて鼻の奥が痛くなってくる。
「っ……」
エドガー様はその涙を拭うこともせずに体を屈めると、優しく私の体を抱きしめてくれた。
まだ見た目では何もわからない私の腹を労るようなその力加減に、幸せな笑みが溢れる。
「ありがとう」
私を抱きしめながら、熱い吐息と共にエドガー様がそんな言葉を呟いた。
その言葉を皮切りに,私の中でもこれまでの思いが一気に溢れ出してしまう。
エドガー様の子を産みたいと願いながらも,叶わずに命を落とした一度目の人生。
死に戻り再び彼と結婚してからも子ができず、悩み苦しんだ日々。
そしてナターシャの存在に怯え、切り出した離縁という言葉。
あの頃の辛く苦しかった思い出たちが、涙と共に優しく消化されていく。
私は嗚咽で何も発することができず、ひたすらエドガー様の言葉に対して頷きを返すことしかできない。
何度も何度も頷き、彼の背に回した腕に込める力を強める。
涙は次から次に流れ落ち,止まることを知らなかった。
「きっと私たち、ひどい顔になっていますわ。キャロルに呆れられてしまいますね」
私とエドガー様は、互いに泣き腫らした顔で笑い合った。
彼のことが愛しくてたまらず、そっと両頬に手を当てて口つける。
涙の塩辛い味の口づけは、甘く幸せな味だった。
そんな私たちの元に、エドガー様譲りの青い瞳に私と同じ黒髪を持つ小さな男の子がやってくるのは、もう少し先のこと……
─────────────────────
読んでくださりありがとうございました!
魔術師のこと、ナターシャ視点やエドガー視点などまだ書きたいことは色々とありますので、そちらも今後こうした形で投稿できたらなと思っています。
また連載中に参加した恋愛小説大賞では、応援・投票してくださり本当にありがとうございました。
書籍化することができたのは読者の皆様のおかげです。
こちらの作品は改稿しましてレジーナブックスからの発売となっております。
コミカライズも進行中ですので、続報をお届けできる日が楽しみです。
最後になりますが、今作を読んでくださり本当にありがとうございます。
引き続きお読みいただけたら嬉しいです。
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「フローラ、起きられるか? もう日が昇っているが……」
「んん……もうそんなに?」
眠っていたところを優しく声をかけられ、私はゆっくりと目を開ける。
目の前には気遣わしげにこちらの様子を伺うエドガー様の姿があった。
「すまない、私が昨夜無理をさせてしまったから……」
エドガー様の言葉で、私の頭の中に昨夜の記憶が蘇る。
彼は執拗な愛の言葉と共に、私を一晩中その腕の中から離してはくれなかった。
甘く濃い一夜は、私に気怠いながらも幸せな余韻を残している。
ナターシャとの一件が嘘のように、穏やかで幸せに満ち溢れた日々。
だがエドガー様とこうして体を重ねるたびに、彼の腕に残る紋様が「あの出来事は幻ではない」ということを教えてくれる。
それを指でなぞりながら、私たちを守ってくれていることへの感謝の気持ちを心の中で呟いていることを、彼はきっと知らないだろう。
「もう少しだけ……横になっていてもよろしいでしょうか? なんだかここ数日は、いくら寝ても眠くてたまらなくて……」
「ゆっくりしているといい。私はこれから仕事に行ってくるが、今日は早めに終わらせるようにするから」
そう言って彼は私の額に優しく唇を落とす。
「お見送りにも出ずに申し訳ございません」
「そのようなことは気にしなくていい。では私は行ってくるぞ」
今度は甘い口づけを落として、エドガー様は寝室を出ていった。
公爵夫人としてこれではいけないと頭ではわかっているのに、体がいうことを聞いてくれないのだ。
──きっとこれまでの疲れが一度に出てしまったのね。
死に戻ってからというもの、あの忌まわしい出来事に備えて気持ちが張り詰めっぱなしであった。
それがこうして平穏な日々を取り戻した今、一気に張り詰めていた糸が緩んでしまったのだろう。
きっともう少し時間が経てば、心機一転体調も回復するはずだと思っていたのだが……
「ごめんなさいキャロル。あまり食欲がないの。果物なら少しだけ……」
結局私の体調は回復するどころか悪化の一途を辿り、やがて吐き気による食欲不振まで現れてしまったではないか。
匂いや味で気分が悪くなってしまうため、さっぱりとしたものでないと口が受けつけない。
食事があまりとれていないことから体力も落ち、日中も横になって過ごす時間が増えてしまった。
そんな私を心配したのか、エドガー様は寝室に仕事を持ち込んで常に私のそばにいてくれる。
「私は医者を呼ぼうと思う」
寝台に横たわる私の手をさすりながら、必死の形相で彼はそう告げた。
「そのような……疲れが出ただけです。色々とありましたから」
だがエドガー様の表情は曇ったままだ。
「その……もしや子ができたのかもしれないと思ってだな」
「まさかっ……」
慎重に言葉を選ぶようにして告げられた言葉に、私は思わず笑ってしまった。
私は以前の人生でも子を身籠ることはなかったし、そのような運命なのだともう覚悟はできつつある。
「いいや。何があるかわからないだろう。念のため医者に診てもらおう。別の病であっても困るからな」
そう言い張るエドガー様の意思は固く、私が何を言っても聞く耳を持たなかった。
結局その日の夕方には医師が呼ばれ、私は診察を受けることとなったのである。
「……妻の具合はどうなのか?」
周囲の反対を押し切り、私の隣で診察の一部始終を見守っていたエドガー様は、無言で診察を続ける医師に痺れを切らしてそう尋ねた。
「何か悪い病にでもかかってしまったのか!? 治療法は!?」
「もう、エドガー様ったら……」
寝台に横たわっている私は、呆れたように彼の方を見上げる。
しかしその表情は真剣そのもので、彼のその発言を笑う気にはなれなかった。
やがて診察を終えた医師は道具を片付け、こちらへと戻ってくる。
これまで無表情のままであった彼は、ここへきてにっこりとその表情を和らげた。
「おめでとうございます。ご懐妊かと」
「えっ」
二人同時に、気が抜けたような声が出た。
「本当に……私に子が? それは本当なのですか?」
「ええ。間違いございません。ここ最近の体調不良は、そのせいでしょう。悪阻が出てきたのだと思います」
「悪阻……私のお腹に子が……?」
何度口に出しても信じられなかった。
思い返せば確かに私の体調不良の症状は、妊娠によるものと似通っていただろう。
絶対に身籠っていることはないと信じきっていた自分の判断は間違っていたのだ。
エドガー様が医師を連れてこなければ、私はあのまま体調の優れない不安な日々を過ごしていたに違いない。
そのエドガー様はというと、自分が懐妊を疑って医師を連れてきたというのに唖然として立ち尽くしている。
あまりの衝撃で言葉も出てこないのだろう。
「体調が悪い日は無理をなさらないように。くれぐれも用心なさってください。また近々伺います」
そう言って、医師は静かに部屋を出て行った。
パタンと扉が閉まると、途端に静寂に包まれる。
私はあまりの驚きと嬉しさと、そして戸惑いと……数えきれないほどの様々な感情が入り乱れて気持ちが昂っていくのがわかった。
顔は熱く体は火照っているように感じる。
そして先ほどまで感じていた体調不良も、少し軽くなったような気がするのはなぜだろうか?
きっと原因がわかったことでホッとしたというのが一番なのかもしれない。
全ては医師を呼んでくれたエドガー様のおかげだ。
「エドガー様、ありが……」
礼を言おうと再び彼の方を見上げた私は、思わず言葉に詰まってしまった。
なぜならエドガー様は、大粒の涙をボロボロとこぼして泣いていたからだ。
「エドガー、さま……私……私……」
くしゃりと顔を歪めて泣くその姿に、私までつられて鼻の奥が痛くなってくる。
「っ……」
エドガー様はその涙を拭うこともせずに体を屈めると、優しく私の体を抱きしめてくれた。
まだ見た目では何もわからない私の腹を労るようなその力加減に、幸せな笑みが溢れる。
「ありがとう」
私を抱きしめながら、熱い吐息と共にエドガー様がそんな言葉を呟いた。
その言葉を皮切りに,私の中でもこれまでの思いが一気に溢れ出してしまう。
エドガー様の子を産みたいと願いながらも,叶わずに命を落とした一度目の人生。
死に戻り再び彼と結婚してからも子ができず、悩み苦しんだ日々。
そしてナターシャの存在に怯え、切り出した離縁という言葉。
あの頃の辛く苦しかった思い出たちが、涙と共に優しく消化されていく。
私は嗚咽で何も発することができず、ひたすらエドガー様の言葉に対して頷きを返すことしかできない。
何度も何度も頷き、彼の背に回した腕に込める力を強める。
涙は次から次に流れ落ち,止まることを知らなかった。
「きっと私たち、ひどい顔になっていますわ。キャロルに呆れられてしまいますね」
私とエドガー様は、互いに泣き腫らした顔で笑い合った。
彼のことが愛しくてたまらず、そっと両頬に手を当てて口つける。
涙の塩辛い味の口づけは、甘く幸せな味だった。
そんな私たちの元に、エドガー様譲りの青い瞳に私と同じ黒髪を持つ小さな男の子がやってくるのは、もう少し先のこと……
─────────────────────
読んでくださりありがとうございました!
魔術師のこと、ナターシャ視点やエドガー視点などまだ書きたいことは色々とありますので、そちらも今後こうした形で投稿できたらなと思っています。
また連載中に参加した恋愛小説大賞では、応援・投票してくださり本当にありがとうございました。
書籍化することができたのは読者の皆様のおかげです。
こちらの作品は改稿しましてレジーナブックスからの発売となっております。
コミカライズも進行中ですので、続報をお届けできる日が楽しみです。
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本当に素敵な感想をありがとうございます✨
嬉しくて何度も読ませていただいてます…!
実はエドガーも苦しみ、一途にフローラを思い続けていた…という流れは最初から決めていたのですが、自然な流れで結末へ繋げるために色々試行錯誤したことを覚えています。
いただいたお言葉の数々、これからの執筆の励みになります✨
また他の作品も読んでくださるとのこと、ありがとうございます。
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最後まで作品を読んでくださり、本当にありがとうございました。
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お祝いのお言葉をありがとうございます✨
素敵な感想もいただけてとても嬉しいです!
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感想をありがとうございます!
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