11 / 33
第11話 カイルの一番欲しいもの
しおりを挟む
「で、出来たんだな。こ、これがおにぎりなんだな」
大きな三角形の中に、四角い黒い海苔を塗っただけの簡単なおにぎりは描かない。
清はキチンと米粒一粒一粒まで描き込んだ、リアルなおにぎりの絵を完成させた。
「ほおー、これがおにぎりか。大量の豆を三角に固めているように見えるな。携帯食のようなものなのか?」
確かにおにぎりは持ち運びに便利だ。
パンのように日持ちはしないが、梅干しを入れたりして、昔から携帯食として活躍している。
「そ、そうなんだな。お、おにぎりは手に持って食べるんだな。じ、実際に食べてみるんだな」
トラフの質問に答えると、清は実際に食べてもらう事にした。
両手に乗るような大きなおにぎりを一個だけ描いたが、食事中の三人なら十分に足りる。
絵の中に両手を突っ込むと、デカおにぎりを絵の中から引き摺り出した。
当然、「なっ⁉︎」と三人が驚いている。
「こ、昆布がオススメなんだな。あ、甘辛くて美味しいだな」
聞きたいのは、おにぎりの中の具ではなく、どうやって出したかだ。
友達のカイルが代表して、「キヨシお前、魔法が使えるのか?」と友達なのに聞いた。
「さ、さっき騎士団に行って、つ、使えるようになったんだな。え、絵に描いた食べ物が取り出せるんだな」
「それは凄い魔法だな。このスプーンを描いても取り出せないのか?」
「た、多分できるんだな。さ、皿は取り出せたんだな」
カイルはそんな重要な話は聞いてない。知っていたら色々と描いてもらう。
トラフが手にスプーンを持って、食べ物以外も出せるのか、清に聞いている。
清は出来ると答えると、ササッと1分もかからずにスプーンを描いて、絵から引き摺り出した。
そのスプーンをトラフに渡すと、トラフは鉄のスプーンを丁寧に調べている。
「これは凄いな……本物と一緒だ。白魔法に分類されるが、疲れたりしないのか? 魔法を使い過ぎると酷く疲れた状態になるそうだ」
「ぜ、全然平気なんだな。ちょ、ちょっと眠くなっただけなんだな」
それは疲労ではなく、食い過ぎで眠くなっただけだ。
トラフに魔法の使い過ぎを心配されているが、清の魔力量は真紅だ。
おにぎり百個ぐらいは余裕で取り出す事が出来る。もちろんその前に指が限界を迎える。
大量のおにぎりを描いたりしたら、指の方が疲労で疲れ果てて動かなくなる。
「……いや、顔色が悪いぞ。キヨシ、俺の部屋で休んだ方がいい。ほら、行くぞ」
「だ、大丈夫なんだな。そ、それよりもおにぎりを食べるんだな。お、美味しんだな」
カイルがテーブルから立ち上がると、清を部屋に連れて行こうとする。
清の顔色は悪くない。部屋に連れて行って、スプーンよりも良い物を描いてもらうつもりだ。
だが、清はテーブルに置いてあるデカおにぎりを食べるように勧めている。
「そうだったな。卵のようなものにも見えるが、これは卵なのか?」
「ち、違うんだな。こ、これは植物なんだな。た、種なんだな」
「随分とモチモチした柔らかい種ね。最初からこんなに柔らかいの?」
「ち、違うんだな。お湯で煮るん——」
得体の知れない食べ物は誰だって警戒する。それに牛乳以外の白い食べ物は珍しい。
トラフとリコラは念入りにおにぎりを触るだけで、なかなか食べようとしない。
「そんなのどうでもいいだろう! 今はキヨシを休ませるのが先だろ! キヨシ、行くぞ!」
「だ、だなぁ~」
おにぎりが何処の何者だろうと、カイルにはどうでもいい事だ。
おにぎりの説明が終わってないのに、無理矢理に清を立たせて、自分の部屋に引き摺って行った。
「キヨシ! これも取り出せるか試してくれ! いいか、物以外も取り出せるか知りたいだけで、やましい気持ちはまったくないからな!」
手に持ったクレアの全身絵を見せて、興奮状態のカイルが清に頼んでいる。
どう見てもやましい気持ちしかなさそうだ。残念ながら取り出せないのは調べた後だ。
「む、無理なんだな。ひ、人は取り出せないんだな」
「簡単に諦めるなッー‼︎ 無理だと思ったら、もう無理なんだよぉー‼︎」
だったら自分でやれと言いたいが、カイルの部屋には安物の剣が三本も置かれている。
虎を出せと要求する城主に、小坊主のようにトンチで解決するのは無理だ。出さなければ命の保証がない。
グイグイと清にクレアの全身絵を押し付けて、さっさと出せと詰め寄っている。
「む、無理なものは無理なんだな。い、今出せるのは、て、手に持てる大きさの食べ物と物だけなんだな。ひ、人は絶対に無理なんだな」
「くぅ~~~! 仕方ない、今は物だけで我慢してやる。キヨシ、明日は買い物に行くぞ! 千切りキャベツを奢ったんだから、色々と描いてもらうからな!」
千切りキャベツはクレアの全身絵を描いて渡したから、帳消しになったはずだが、駄目みたいだ。
カイルは清に町にある物で欲しい物を手当たり次第に描かせて、タダで手に入れるつもりだ。
ほぼ窃盗だが、本当に欲しいものに比べれば、どんな高価な物でも石ころ同然だ。
「わ、分かったんだな。あ、明日、か、買い物に行くんだな」
流石に明日までには夢から覚めるだろう。
……そう思って、清はカイルに解放してもらう為に買い物を引き受けた。
もちろんそんな訳はない。明日も必ずやって来る。
「ぐごー。ぐごー」
「キヨシ、朝だぞ!」
「ぐご⁉︎」
一睡もしてないようだ。目を真っ赤に充血させたカイルが清を蹴り起こした。
毛布に包まって、気持ち良く寝ていた清には大迷惑だ。
薄暗い部屋の中をキョロキョロ見回して、「な、長い夢なんだな」と呟いた。
顔を桶に入った水で洗って、木の棒で出来た歯ブラシで歯を磨いた。
出かける準備を終わらせると、清はリュックサックを背負って、カイルと出かけた。
「朝飯は自分で描いて用意しろ」と言われたので、豪華にお寿司と天ぷらうどんを描いてみた。
もちろん美味しかった。昼には鰻の蒲焼きか、カツ丼が食べたい。家庭料理は遠慮する。
「まずは武器屋だ。一番高くて良い剣を描いてもらうからな。下手に描くんじゃないぞ」
「ぶ、武器屋は初めてなんだな。に、日本には武器屋は無いんだな」
清が知らないだけで日本にも武器屋は存在する。竹刀や木刀、弓道用の弓を売っている店がある。
「それなら都合がいいな。そんな傘だといざという時に戦えないから、キヨシも剣の一本ぐらい持っていた方がいいぞ」
「せ、戦争は嫌いなんだな。ペ、ペンは剣よりも強しなんだな」
「何言ってんだよ。剣の方が強いに決まってるだろ。まあ、魔法使いなら杖の方がいいか。杖とローブを持てば、それっぽく見えるぞ。その帽子もそのまま使えそうだしな」
剣も杖もローブも要らないが、カイルは清を見た目だけは立派な魔法使いにしてくれるらしい。
杖なら赤い傘がある。余計なお節介だと断りたいが、好きなようにやらせるしかない。
やらせないと泊まる場所がなくなる。清は我慢して、要らない買い物に付き合うしかない。
大きな三角形の中に、四角い黒い海苔を塗っただけの簡単なおにぎりは描かない。
清はキチンと米粒一粒一粒まで描き込んだ、リアルなおにぎりの絵を完成させた。
「ほおー、これがおにぎりか。大量の豆を三角に固めているように見えるな。携帯食のようなものなのか?」
確かにおにぎりは持ち運びに便利だ。
パンのように日持ちはしないが、梅干しを入れたりして、昔から携帯食として活躍している。
「そ、そうなんだな。お、おにぎりは手に持って食べるんだな。じ、実際に食べてみるんだな」
トラフの質問に答えると、清は実際に食べてもらう事にした。
両手に乗るような大きなおにぎりを一個だけ描いたが、食事中の三人なら十分に足りる。
絵の中に両手を突っ込むと、デカおにぎりを絵の中から引き摺り出した。
当然、「なっ⁉︎」と三人が驚いている。
「こ、昆布がオススメなんだな。あ、甘辛くて美味しいだな」
聞きたいのは、おにぎりの中の具ではなく、どうやって出したかだ。
友達のカイルが代表して、「キヨシお前、魔法が使えるのか?」と友達なのに聞いた。
「さ、さっき騎士団に行って、つ、使えるようになったんだな。え、絵に描いた食べ物が取り出せるんだな」
「それは凄い魔法だな。このスプーンを描いても取り出せないのか?」
「た、多分できるんだな。さ、皿は取り出せたんだな」
カイルはそんな重要な話は聞いてない。知っていたら色々と描いてもらう。
トラフが手にスプーンを持って、食べ物以外も出せるのか、清に聞いている。
清は出来ると答えると、ササッと1分もかからずにスプーンを描いて、絵から引き摺り出した。
そのスプーンをトラフに渡すと、トラフは鉄のスプーンを丁寧に調べている。
「これは凄いな……本物と一緒だ。白魔法に分類されるが、疲れたりしないのか? 魔法を使い過ぎると酷く疲れた状態になるそうだ」
「ぜ、全然平気なんだな。ちょ、ちょっと眠くなっただけなんだな」
それは疲労ではなく、食い過ぎで眠くなっただけだ。
トラフに魔法の使い過ぎを心配されているが、清の魔力量は真紅だ。
おにぎり百個ぐらいは余裕で取り出す事が出来る。もちろんその前に指が限界を迎える。
大量のおにぎりを描いたりしたら、指の方が疲労で疲れ果てて動かなくなる。
「……いや、顔色が悪いぞ。キヨシ、俺の部屋で休んだ方がいい。ほら、行くぞ」
「だ、大丈夫なんだな。そ、それよりもおにぎりを食べるんだな。お、美味しんだな」
カイルがテーブルから立ち上がると、清を部屋に連れて行こうとする。
清の顔色は悪くない。部屋に連れて行って、スプーンよりも良い物を描いてもらうつもりだ。
だが、清はテーブルに置いてあるデカおにぎりを食べるように勧めている。
「そうだったな。卵のようなものにも見えるが、これは卵なのか?」
「ち、違うんだな。こ、これは植物なんだな。た、種なんだな」
「随分とモチモチした柔らかい種ね。最初からこんなに柔らかいの?」
「ち、違うんだな。お湯で煮るん——」
得体の知れない食べ物は誰だって警戒する。それに牛乳以外の白い食べ物は珍しい。
トラフとリコラは念入りにおにぎりを触るだけで、なかなか食べようとしない。
「そんなのどうでもいいだろう! 今はキヨシを休ませるのが先だろ! キヨシ、行くぞ!」
「だ、だなぁ~」
おにぎりが何処の何者だろうと、カイルにはどうでもいい事だ。
おにぎりの説明が終わってないのに、無理矢理に清を立たせて、自分の部屋に引き摺って行った。
「キヨシ! これも取り出せるか試してくれ! いいか、物以外も取り出せるか知りたいだけで、やましい気持ちはまったくないからな!」
手に持ったクレアの全身絵を見せて、興奮状態のカイルが清に頼んでいる。
どう見てもやましい気持ちしかなさそうだ。残念ながら取り出せないのは調べた後だ。
「む、無理なんだな。ひ、人は取り出せないんだな」
「簡単に諦めるなッー‼︎ 無理だと思ったら、もう無理なんだよぉー‼︎」
だったら自分でやれと言いたいが、カイルの部屋には安物の剣が三本も置かれている。
虎を出せと要求する城主に、小坊主のようにトンチで解決するのは無理だ。出さなければ命の保証がない。
グイグイと清にクレアの全身絵を押し付けて、さっさと出せと詰め寄っている。
「む、無理なものは無理なんだな。い、今出せるのは、て、手に持てる大きさの食べ物と物だけなんだな。ひ、人は絶対に無理なんだな」
「くぅ~~~! 仕方ない、今は物だけで我慢してやる。キヨシ、明日は買い物に行くぞ! 千切りキャベツを奢ったんだから、色々と描いてもらうからな!」
千切りキャベツはクレアの全身絵を描いて渡したから、帳消しになったはずだが、駄目みたいだ。
カイルは清に町にある物で欲しい物を手当たり次第に描かせて、タダで手に入れるつもりだ。
ほぼ窃盗だが、本当に欲しいものに比べれば、どんな高価な物でも石ころ同然だ。
「わ、分かったんだな。あ、明日、か、買い物に行くんだな」
流石に明日までには夢から覚めるだろう。
……そう思って、清はカイルに解放してもらう為に買い物を引き受けた。
もちろんそんな訳はない。明日も必ずやって来る。
「ぐごー。ぐごー」
「キヨシ、朝だぞ!」
「ぐご⁉︎」
一睡もしてないようだ。目を真っ赤に充血させたカイルが清を蹴り起こした。
毛布に包まって、気持ち良く寝ていた清には大迷惑だ。
薄暗い部屋の中をキョロキョロ見回して、「な、長い夢なんだな」と呟いた。
顔を桶に入った水で洗って、木の棒で出来た歯ブラシで歯を磨いた。
出かける準備を終わらせると、清はリュックサックを背負って、カイルと出かけた。
「朝飯は自分で描いて用意しろ」と言われたので、豪華にお寿司と天ぷらうどんを描いてみた。
もちろん美味しかった。昼には鰻の蒲焼きか、カツ丼が食べたい。家庭料理は遠慮する。
「まずは武器屋だ。一番高くて良い剣を描いてもらうからな。下手に描くんじゃないぞ」
「ぶ、武器屋は初めてなんだな。に、日本には武器屋は無いんだな」
清が知らないだけで日本にも武器屋は存在する。竹刀や木刀、弓道用の弓を売っている店がある。
「それなら都合がいいな。そんな傘だといざという時に戦えないから、キヨシも剣の一本ぐらい持っていた方がいいぞ」
「せ、戦争は嫌いなんだな。ペ、ペンは剣よりも強しなんだな」
「何言ってんだよ。剣の方が強いに決まってるだろ。まあ、魔法使いなら杖の方がいいか。杖とローブを持てば、それっぽく見えるぞ。その帽子もそのまま使えそうだしな」
剣も杖もローブも要らないが、カイルは清を見た目だけは立派な魔法使いにしてくれるらしい。
杖なら赤い傘がある。余計なお節介だと断りたいが、好きなようにやらせるしかない。
やらせないと泊まる場所がなくなる。清は我慢して、要らない買い物に付き合うしかない。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
無属性魔法使いの下剋上~現代日本の知識を持つ魔導書と契約したら、俺だけが使える「科学魔法」で学園の英雄に成り上がりました~
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は今日から、俺の主(マスター)だ」――魔力を持たない“無能”と蔑まれる落ちこぼれ貴族、ユキナリ。彼が手にした一冊の古びた魔導書。そこに宿っていたのは、異世界日本の知識を持つ生意気な魂、カイだった!
「俺の知識とお前の魔力があれば、最強だって夢じゃない」
主従契約から始まる、二人の秘密の特訓。科学的知識で魔法の常識を覆し、落ちこぼれが天才たちに成り上がる! 無自覚に甘い主従関係と、胸がすくような下剋上劇が今、幕を開ける!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる