君との空へ【BL要素あり・短編おまけ完結】

Motoki

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白い影

16

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「それで? 誰の情報?」

「相沢隆哉」

 ――やっぱり。

 予想通りの答えに、視線を逸らし嘆息する。

 いつの間に、これ程の信頼を置くようになったのか。確か昨日の時点では、お世辞にも『仲の良いオトモダチ』、には見えなかったぞ。

 腕を組み考え込んだ秀行を前に、懲りない彬は「あっ」と思いついたように声をあげ、彼を指差した。

「じゃあさ、今までの友達で死んだヤツは? 勿論、男も含めて」

「いない」

 厳しい声で断言する秀行に、彬が「困ったな」と顔を顰める。

「どうしてお前は、そんなに俺の友達を殺したいワケ?」

 呆れた声を出すと、彬は不満げに目を剥いた。

「なっ……! 人聞きのワリィ事言うな。言っとくけど俺はなぁ」

 バンッと机を叩いて腰を浮かした彬は、ガリガリと頭を掻いて、再び体を投げ出すように椅子へと座り直した。

「ま、それはどーでもいいや。問題は、その子の事をお前が思い出せないってトコにあるんだから」

 一向に進まない話に、いい加減ウンザリする。

「それなら」

 上目遣いで彬を見据えると、秀行はズイと体を乗り出し低い声を出した。
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