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碧の癒し
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あははーと頭を掻いた彬に、男がニッコリと笑みを深くした。
「勿論、バッチリと聞こえましたよ。『オカマ』ですか、いったい誰の事でしょう?」
顎に手をあてわざとらしく切り返した男に、「墓穴じゃん!」と頭を抱え込む。
助けを求め隆哉へと視線を向けると、隆哉は真っ直ぐ前を向いたままで、完全にそれを撥ねのけた。
「彼を怒らすと、コツを教えてもらえないよ」
微かな声を出した隆哉が、我関せずと涼しげな顔で更に言葉を継ぐ。
「それどころか、彼、術者だからね。法に触れないやり方で、あんたを苦しめる事も可能」
「げっ」
「――ねぇ。急がないと、焦れてきてる」
目を伏せた隆哉の囁きに、慌てた彬が両手をブンブンと振った。
「誰って……あの――」
チラリともう一人の男を見遣る。まさか助けてもらおうと思った訳ではなかったが、何を勘違いしたのか、男はヒョイと片眉を上げて不快そうに腕を組んだ。
「まさか、俺の事じゃないだろうな? 少年」
「は?」
「そんな恐ろしい。まさか東城さんに言う訳ないでしょう。――命に関わりますから」
「勿論、バッチリと聞こえましたよ。『オカマ』ですか、いったい誰の事でしょう?」
顎に手をあてわざとらしく切り返した男に、「墓穴じゃん!」と頭を抱え込む。
助けを求め隆哉へと視線を向けると、隆哉は真っ直ぐ前を向いたままで、完全にそれを撥ねのけた。
「彼を怒らすと、コツを教えてもらえないよ」
微かな声を出した隆哉が、我関せずと涼しげな顔で更に言葉を継ぐ。
「それどころか、彼、術者だからね。法に触れないやり方で、あんたを苦しめる事も可能」
「げっ」
「――ねぇ。急がないと、焦れてきてる」
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「誰って……あの――」
チラリともう一人の男を見遣る。まさか助けてもらおうと思った訳ではなかったが、何を勘違いしたのか、男はヒョイと片眉を上げて不快そうに腕を組んだ。
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