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蒼い約束
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暫くの沈黙の後、「いやマジなんだって」と俊介がユラユラと手を振った。
「あいつきっと、俺が死んでから一度も墓参りしてねぇんだぜ。だからしてねぇままじゃ『俊介に合わす顔がねぇ』とかって今頃アセッてやんの。ゼッテーそう。――あいつは、そんな奴だ」
うんうんとやけに自信あり気に俊介が頷く。
「で、その墓の場所は何処なの?」
隆哉の吐息混じりの言葉に、俊介が顔を顰める。
「場所は判るけど、説明しにくい」
「でも場所を聞かないと行けないよ。急がないと、間に合わないかもしれないし」
「そうは言っても、マジややこしい場所にあんだよなぁ。説明してる間に、彬死んでるかも……。なあ。なんとか俺を、ここから動けるように出来ねぇか?」
「――出来ない事も……ないけど……」
言いながらも渋る隆哉に、俊介は「じゃあいいや」とのんびりとした声で返した。
「俺。実はどっちでもいいんだ。あいつが死んで二人で逝くなら、それもいいかなって思うし」
「……あんたの依憑はどーすんの。烙印が、残ったままなんだけど」
「ああ、それね。――いいよ、痛みは取り除いて逝くよ。安心しな」
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