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【転移18日目】 所持金5億6705万ウェン 「他にセックスをする相手を探すのも億劫だし、コイツらを大事にしておくか。」
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俺の所持金は4億3829万ウェン。
ただ、そのうちの3億ウェンはカインからの借り入れだし、7850万9000ウェンはキーンからの預り金だ。
即ち、純粋な俺の資産は5978万1000ウェンである。
日利12%で元金を運用し続けると21日で10倍を越える。
即ち、仮に2人が俺から資金を引き揚げたとしても、3週間後には俺の資産は6億ウェンに到達し、十分な余裕を持って自由都市に到達出来る計算になる。
『自由都市行きの資金の話だが、どんなに長く見積もっても1ヶ月後には確保出来る。
もうカネの心配は不要だ。
ここからは情報収集に専念したい。』
朝食の場で俺は2人に宣言する。
もう街はうろつかない方が良いだろう。
和田や猪首が俺のカネを狙ってるからな。
「問題はポーション契約ですね。」
『だな。
神聖教団は全世界的な組織なんだろ?
後を引かずに解決したい。』
「宿の営業権を販売するつもりだったのですが…
ポーション契約が付帯しているので、かなり買い叩かれるかもです。」
『営業権って、幾ら位で売るつもりだったの?』
「借地権上物込みで5000万ウェンが相場です。
ただ、ポーション契約は一般的に1000万落ちとされているので。」
『問題ない。
ヒルダが納得出来なければ俺が全額補償する。
今は清算に専念してくれ。
コレットは、別れを済ませたい友達とかはいないの?』
「たいてい、そういう挨拶から足がつくから…」
この子凄いな。
ヒルダの薫陶が隅々まで行き届いている。
うん、俺好みだ。
「リン。
女の友達ごっこなんて結婚するまでの話ですよ?」
母娘は顔を合わせてウンウンと頷き合う。
まあ、一般化出来る話でもないのだろうが、その思考はありがたい。
==========================
短期決戦を決めたので、もう新規の営業はしない事にする。
キーンとカイン、この2人だけ相手にしていれば体裁は取れるだろう。
その後、売春宿に飽きたキーンが戻って来たので、相談の為に時間を割いて貰う。
『単刀直入にお尋ねします。
貴方に幾ら払えば自由都市まで案内して頂けますか?』
「はははw
直球だね。
移動自体は数百万ウェンあればお釣りが来るよ。
3000万ウェン位を出費してキャラバンを組むこともあるかな。
一般的に大規模な車列には傭兵車両も含まれるから、中小の盗賊団に襲われる事はなくなるね。」
成程。
移動そのものには問題がない、と。
文明圏に辿り着きさえすれば、俺の勝ちは確定するのだ。
幾らカネを掛けても問題はない。
「これ、私の個人的な見立てね?
2億あればプライバシーが守られる住宅が確保出来る。
コリンズ君のビジネス哲学を考えれば、それ以下の住宅は止めた方がいいかもだろう。
はい、これパンフレット。
移住の参考にして。
そこに書いてある価格は一見さん用の定価だから。
コリンズ君相手なら、そこから2割程度は引かせて貰うよ。」
『2億の住宅って、どんな設備があるんですか?』
「えーっとねえ、そのパンフレットの23ページ目。
めくってみて?」
『えっと、3億って書いてますよ?』
「君なら2億。
自由都市に着いてからも仲良くして欲しいからね。
私の近所に住んでくれるなら、もっとサービスするよ?」
『こちらこそ知らない土地は不安なのでありがたいです。』
「2億の物件だとね。
上下水道、バスタブ。
外付け倉庫・地下倉庫。
庭も付くけど家庭菜園は禁止。
但し居住法で規定されたビニルハウスなら備え付けてOK。
そして防犯契約も込み込みだね。」
『キーンさんの近所で、その条件の物件はありますか?』
「ああ、選ばなければ2億前後で買える。
但し、条件を細かく指定しようとすると、3億、4億と値上がりしてく。」
『では、後日パンフレットから選ばせて貰います。
決済は何時になりますか?』
「まずは顧客の資産査定を行わせて貰ってからだね。
支払い余力がある、と判断してから本格的な住宅販売契約に入る。
一括で支払う事は殆ど無い。
2分割か3分割が一般的だね。
例えば、2億の物件なら前金1億ウェン・現地に到着して権利書を照らし合わせてから後金を支払い。
というケースが多いかな?」
『イメージ沸きました。
じゃあ、まずはキャッシュを1ヶ月以内に用意します。
キーンさんはいつまで滞在されますか?』
「ん?
1ヶ月以内なんでしょ?
ここに居るよ?」
『いいんですか!?』
「だってコリンズ君、今月中に自由都市に移住するつもりでしょ?
折角なら一緒に行こうよ。
あ、そうだ。
安全策でキャラバン組もうか?」
『いやいや、軽いノリで即断するようなことでもないでしょう?
俺がカネを用意できないかも知れない。
或いはパンフレット欲しさの冷やかし客かも知れないじゃないですか?』
「うーん、そういう連中は普段散々見飽きているからね。
たまに上客と逢えたら、すぐにわかるよ。」
『光栄です。
これからもご信頼に値できる人間であれるように精進します。』
「おお、頼もしい発言だ。
で、今日は何をする?」
『一日中寝てますね。』
「仕事はしないの?」
『嫁に任せます。』
「ははははww
OK、どのみち君にベットすると決めているからねww
あ、ベットと言えば。
貸金庫見に行っていい?」
『ああ、どうぞどうぞ。
キーンさんの当然の権利ですよ。』
==========================
【所持金】
4億3829万ウェン
↓
5億0929万ウェン
※ドナルド・キーンから7100万ウェンを預入
==========================
元金がここまで膨れ上がると…
寝ていた方が冗談抜きで儲かる。
キーンを見送ると、俺は無言で寝っ転がっていた。
外からは大きな物音が聞こえる。
隣の空きテナントにダグラス一派が引っ越してきたのだろう。
勤勉な事である。
ソファに寝そべって時間を掛けて干し肉を咀嚼する。
母娘はカタログを興奮気味に見てはしゃいでいる。
へえ、ヒルダってあんな顔で笑うんだな。
そう言えば女は家に執着するって聞くよな…
男の俺にとっては道具の一つに過ぎないんだが…
まあいいか。
他にセックスをする相手を探すのも億劫だし、コイツらを大事にしておくか。
流石に地球に帰る時は当然置いていくが。
その日、2回目のトイレを終えるとカウンターの前でカインがモジモジしていた。
強い癖に妙に内気なんだよな、この人…
仕事の時だけ輝くタイプなんだろうか?
いや、そういうギャップがカリスマに繋がっているのかも知れない。
まだ17時前なので、俺にとっては支払い損なのだが、配当発動タイミングは極力隠したいので何食わぬ顔で300万ウェンを支払う。
昨日ダグラス一派に運ばせたカイン専用金庫も開けて貰って、元金3億ウェンが無事な事も確認させる。
「疑っている訳じゃないからね!?」
昨日からカインはそればかりを連呼している。
俺としては疑義を呈してくれた方がありがたいのだが、向こうは金の卵の母胎に指先一つ触れたくないようだ。
気持ちはわかる。
==========================
【所持金】
5億0929万ウェン
↓
5億0629万ウェン
※カイン・R・グランツに300万ウェンの利息を支払。
==========================
帰り際、カインがポロっと本音を漏らす。
「金融業なんて恨みや蔑みを買うだけだし
意外に維持費も掛かるし…
心労が多いだけだよ。
でも、コリンズ君から配当を機械的に貰えるのはありがたいな。」
『まあ、一般的にカネ貸しを敵視する人は多いですよね。』
「私の事、敵視してないよね!?」
『いえいえ、カインさんに関しては事業融資を受けさせて貰っている感覚でおりますので。
正直、貴方と逢えたことに感謝してます。』
カインは胸を撫でおろして帰って行った。
父親が強欲な高利貸であった為か、人間関係には相当のトラウマを抱えているらしい。
多少は同情する。
そうなんだよ。
このスキル【複利】が優れている点は、回収が自動的になされる点なんだ。
金融業者カインの本音を聞く機会が増えた事で、如何に業者側にとっても回収行為が苦痛かを理解出来た。
人間ってカネを返す時に貸主側を強く憎悪する生き物だからな。
借り手は恨むが、スキルは恨まない。
今まで日利の派手さに目を奪われていたが、寧ろこちらがスキルの真骨頂ではないか、と思い始めている。
《6076万ウェンの配当が支払われました。》
アナウンスが脳内に響いた。
よし!!
今日は敷地内から一歩も出ずに配当を得たぞ!
意識して《左うちわで配当生活》を実現出来た!
OKOK。
俺流の異世界処世術を確立出来て来た。
俺のスキル【複利】は元金を増やせば増やす程有利に働く。
反面、防衛能力が絶無の為に外でリスクを得て稼ぐには向いていない。
つまり安全な屋内で、どこまで巨額の元金を確保出来るか否かが全てとなる。
その為には《俺よりランクの高い金持ちに資産を預託される状況》を作るのがベスト。
勿論、金融業に手を染めるのが妥当な結論なのだろうが、異邦人の俺にとって目立つ事は避けたい。
(その割に炸裂少年などという派手な異名を頂戴してしまったが…)
必然、俺にとっての最適解はプライベートバンク(それも本来の意味での)に落ち着く。
無理に顧客は増やさないし、営業も掛けない。
信頼できる、そしてこちらを信頼してくれる顧客、いやビジネスフレンドだけと付き合う。
これこそが俺の勝ち筋!
==========================
【所持金】
5億0929万ウェン
↓
5億6705万ウェン
※6076万ウェンの配当を受け取り。
==========================
…よーし。
この世界で勝つ方法は理解した。
俺は無敵だ。
静かに潜水艦のように戦えば、簡単にこちらの世界の勝者となれるだろう。
まずはそこが中間目標。
そして、このスキルを持ち帰って地球での勝者となる!
これこそが俺の願い!
出来る!
カネさえあれば絶対に!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【名前】
リン・トイチ・コリンズ
【職業】
法人会員用宿屋の婿養子
【ステータス】
《LV》 12
《HP》 (3/3)
《MP》 (2/2)
《腕力》 1
《速度》 2
《器用》 2
《魔力》 1
《知性》 3
《精神》 2
《幸運》 1
《経験》 29827
次のレベルまで残り11649ポイント。
【スキル】
「複利」
※日利12%
下4桁切上
【所持金】
5億6705万ウェン
※カイン・R・グランツから3億ウェンを日利1%で借用
※ドナルド・キーンからの預り金1億4950万9000ウェン
ただ、そのうちの3億ウェンはカインからの借り入れだし、7850万9000ウェンはキーンからの預り金だ。
即ち、純粋な俺の資産は5978万1000ウェンである。
日利12%で元金を運用し続けると21日で10倍を越える。
即ち、仮に2人が俺から資金を引き揚げたとしても、3週間後には俺の資産は6億ウェンに到達し、十分な余裕を持って自由都市に到達出来る計算になる。
『自由都市行きの資金の話だが、どんなに長く見積もっても1ヶ月後には確保出来る。
もうカネの心配は不要だ。
ここからは情報収集に専念したい。』
朝食の場で俺は2人に宣言する。
もう街はうろつかない方が良いだろう。
和田や猪首が俺のカネを狙ってるからな。
「問題はポーション契約ですね。」
『だな。
神聖教団は全世界的な組織なんだろ?
後を引かずに解決したい。』
「宿の営業権を販売するつもりだったのですが…
ポーション契約が付帯しているので、かなり買い叩かれるかもです。」
『営業権って、幾ら位で売るつもりだったの?』
「借地権上物込みで5000万ウェンが相場です。
ただ、ポーション契約は一般的に1000万落ちとされているので。」
『問題ない。
ヒルダが納得出来なければ俺が全額補償する。
今は清算に専念してくれ。
コレットは、別れを済ませたい友達とかはいないの?』
「たいてい、そういう挨拶から足がつくから…」
この子凄いな。
ヒルダの薫陶が隅々まで行き届いている。
うん、俺好みだ。
「リン。
女の友達ごっこなんて結婚するまでの話ですよ?」
母娘は顔を合わせてウンウンと頷き合う。
まあ、一般化出来る話でもないのだろうが、その思考はありがたい。
==========================
短期決戦を決めたので、もう新規の営業はしない事にする。
キーンとカイン、この2人だけ相手にしていれば体裁は取れるだろう。
その後、売春宿に飽きたキーンが戻って来たので、相談の為に時間を割いて貰う。
『単刀直入にお尋ねします。
貴方に幾ら払えば自由都市まで案内して頂けますか?』
「はははw
直球だね。
移動自体は数百万ウェンあればお釣りが来るよ。
3000万ウェン位を出費してキャラバンを組むこともあるかな。
一般的に大規模な車列には傭兵車両も含まれるから、中小の盗賊団に襲われる事はなくなるね。」
成程。
移動そのものには問題がない、と。
文明圏に辿り着きさえすれば、俺の勝ちは確定するのだ。
幾らカネを掛けても問題はない。
「これ、私の個人的な見立てね?
2億あればプライバシーが守られる住宅が確保出来る。
コリンズ君のビジネス哲学を考えれば、それ以下の住宅は止めた方がいいかもだろう。
はい、これパンフレット。
移住の参考にして。
そこに書いてある価格は一見さん用の定価だから。
コリンズ君相手なら、そこから2割程度は引かせて貰うよ。」
『2億の住宅って、どんな設備があるんですか?』
「えーっとねえ、そのパンフレットの23ページ目。
めくってみて?」
『えっと、3億って書いてますよ?』
「君なら2億。
自由都市に着いてからも仲良くして欲しいからね。
私の近所に住んでくれるなら、もっとサービスするよ?」
『こちらこそ知らない土地は不安なのでありがたいです。』
「2億の物件だとね。
上下水道、バスタブ。
外付け倉庫・地下倉庫。
庭も付くけど家庭菜園は禁止。
但し居住法で規定されたビニルハウスなら備え付けてOK。
そして防犯契約も込み込みだね。」
『キーンさんの近所で、その条件の物件はありますか?』
「ああ、選ばなければ2億前後で買える。
但し、条件を細かく指定しようとすると、3億、4億と値上がりしてく。」
『では、後日パンフレットから選ばせて貰います。
決済は何時になりますか?』
「まずは顧客の資産査定を行わせて貰ってからだね。
支払い余力がある、と判断してから本格的な住宅販売契約に入る。
一括で支払う事は殆ど無い。
2分割か3分割が一般的だね。
例えば、2億の物件なら前金1億ウェン・現地に到着して権利書を照らし合わせてから後金を支払い。
というケースが多いかな?」
『イメージ沸きました。
じゃあ、まずはキャッシュを1ヶ月以内に用意します。
キーンさんはいつまで滞在されますか?』
「ん?
1ヶ月以内なんでしょ?
ここに居るよ?」
『いいんですか!?』
「だってコリンズ君、今月中に自由都市に移住するつもりでしょ?
折角なら一緒に行こうよ。
あ、そうだ。
安全策でキャラバン組もうか?」
『いやいや、軽いノリで即断するようなことでもないでしょう?
俺がカネを用意できないかも知れない。
或いはパンフレット欲しさの冷やかし客かも知れないじゃないですか?』
「うーん、そういう連中は普段散々見飽きているからね。
たまに上客と逢えたら、すぐにわかるよ。」
『光栄です。
これからもご信頼に値できる人間であれるように精進します。』
「おお、頼もしい発言だ。
で、今日は何をする?」
『一日中寝てますね。』
「仕事はしないの?」
『嫁に任せます。』
「ははははww
OK、どのみち君にベットすると決めているからねww
あ、ベットと言えば。
貸金庫見に行っていい?」
『ああ、どうぞどうぞ。
キーンさんの当然の権利ですよ。』
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【所持金】
4億3829万ウェン
↓
5億0929万ウェン
※ドナルド・キーンから7100万ウェンを預入
==========================
元金がここまで膨れ上がると…
寝ていた方が冗談抜きで儲かる。
キーンを見送ると、俺は無言で寝っ転がっていた。
外からは大きな物音が聞こえる。
隣の空きテナントにダグラス一派が引っ越してきたのだろう。
勤勉な事である。
ソファに寝そべって時間を掛けて干し肉を咀嚼する。
母娘はカタログを興奮気味に見てはしゃいでいる。
へえ、ヒルダってあんな顔で笑うんだな。
そう言えば女は家に執着するって聞くよな…
男の俺にとっては道具の一つに過ぎないんだが…
まあいいか。
他にセックスをする相手を探すのも億劫だし、コイツらを大事にしておくか。
流石に地球に帰る時は当然置いていくが。
その日、2回目のトイレを終えるとカウンターの前でカインがモジモジしていた。
強い癖に妙に内気なんだよな、この人…
仕事の時だけ輝くタイプなんだろうか?
いや、そういうギャップがカリスマに繋がっているのかも知れない。
まだ17時前なので、俺にとっては支払い損なのだが、配当発動タイミングは極力隠したいので何食わぬ顔で300万ウェンを支払う。
昨日ダグラス一派に運ばせたカイン専用金庫も開けて貰って、元金3億ウェンが無事な事も確認させる。
「疑っている訳じゃないからね!?」
昨日からカインはそればかりを連呼している。
俺としては疑義を呈してくれた方がありがたいのだが、向こうは金の卵の母胎に指先一つ触れたくないようだ。
気持ちはわかる。
==========================
【所持金】
5億0929万ウェン
↓
5億0629万ウェン
※カイン・R・グランツに300万ウェンの利息を支払。
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帰り際、カインがポロっと本音を漏らす。
「金融業なんて恨みや蔑みを買うだけだし
意外に維持費も掛かるし…
心労が多いだけだよ。
でも、コリンズ君から配当を機械的に貰えるのはありがたいな。」
『まあ、一般的にカネ貸しを敵視する人は多いですよね。』
「私の事、敵視してないよね!?」
『いえいえ、カインさんに関しては事業融資を受けさせて貰っている感覚でおりますので。
正直、貴方と逢えたことに感謝してます。』
カインは胸を撫でおろして帰って行った。
父親が強欲な高利貸であった為か、人間関係には相当のトラウマを抱えているらしい。
多少は同情する。
そうなんだよ。
このスキル【複利】が優れている点は、回収が自動的になされる点なんだ。
金融業者カインの本音を聞く機会が増えた事で、如何に業者側にとっても回収行為が苦痛かを理解出来た。
人間ってカネを返す時に貸主側を強く憎悪する生き物だからな。
借り手は恨むが、スキルは恨まない。
今まで日利の派手さに目を奪われていたが、寧ろこちらがスキルの真骨頂ではないか、と思い始めている。
《6076万ウェンの配当が支払われました。》
アナウンスが脳内に響いた。
よし!!
今日は敷地内から一歩も出ずに配当を得たぞ!
意識して《左うちわで配当生活》を実現出来た!
OKOK。
俺流の異世界処世術を確立出来て来た。
俺のスキル【複利】は元金を増やせば増やす程有利に働く。
反面、防衛能力が絶無の為に外でリスクを得て稼ぐには向いていない。
つまり安全な屋内で、どこまで巨額の元金を確保出来るか否かが全てとなる。
その為には《俺よりランクの高い金持ちに資産を預託される状況》を作るのがベスト。
勿論、金融業に手を染めるのが妥当な結論なのだろうが、異邦人の俺にとって目立つ事は避けたい。
(その割に炸裂少年などという派手な異名を頂戴してしまったが…)
必然、俺にとっての最適解はプライベートバンク(それも本来の意味での)に落ち着く。
無理に顧客は増やさないし、営業も掛けない。
信頼できる、そしてこちらを信頼してくれる顧客、いやビジネスフレンドだけと付き合う。
これこそが俺の勝ち筋!
==========================
【所持金】
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↓
5億6705万ウェン
※6076万ウェンの配当を受け取り。
==========================
…よーし。
この世界で勝つ方法は理解した。
俺は無敵だ。
静かに潜水艦のように戦えば、簡単にこちらの世界の勝者となれるだろう。
まずはそこが中間目標。
そして、このスキルを持ち帰って地球での勝者となる!
これこそが俺の願い!
出来る!
カネさえあれば絶対に!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【名前】
リン・トイチ・コリンズ
【職業】
法人会員用宿屋の婿養子
【ステータス】
《LV》 12
《HP》 (3/3)
《MP》 (2/2)
《腕力》 1
《速度》 2
《器用》 2
《魔力》 1
《知性》 3
《精神》 2
《幸運》 1
《経験》 29827
次のレベルまで残り11649ポイント。
【スキル】
「複利」
※日利12%
下4桁切上
【所持金】
5億6705万ウェン
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書道が大好き(強制)なごくごく普通の
一般高校生真田蒼字、しかし実際は家の
関係で、幽霊や妖怪を倒す陰陽師的な仕事
を裏でしていた。ある日のこと学校を
出たら目の前は薄暗い檻の中なんじゃ
こりゃーと思っていると、女神(駄)が
現れ異世界に転移されていた。魔王を
倒してほしんですか?いえ違います。
失敗しちゃった。テヘ!ふざけんな!
さっさと元の世界に帰せ‼
これは運悪く異世界に飛ばされた青年が
仲間のリル、レイチェルと楽しくほのぼの
と商売をして暮らしているところで、
様々な事件に巻き込まれながらも、この
世界に来て手に入れたスキル『書道神級』
の力で無双し敵をバッタバッタと倒し
解決していく中で、魔王と勇者達の戦いに
巻き込まれ時にはカッコよく(モテる)、
時には面白く敵を倒して(笑える)いつの
間にか世界を救う話です。
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