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【転移37日目】 所持金557億8600万 「何を言ってるのかさっぱり分らんが、オマエの為人は完全に理解出来た。」
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目が覚めた、というより意識が戻った。
相変わらず腰が痛く身を起せない。
左腕も石のように固く指先がピリピリする。
ただ、喉の痛みがややマシになった気がする。
『…あ、あ。
ひ、ヒルダ。』
何とか声になった。
「リン!?」
幌の外から驚いた声がする。
『あ、あう、
お、おきれない。』
「今、そちらに行きます!
無理に身体を動かさないで!
みなさん、コリンズが目を覚ましました!」
辺りがざわめく。
馬車は止まっている、のか?
==========================
【ヒルダの報告】
「キャラバン移動進捗」
1、ここは既に連邦領、無傷で入国出来たが工作費を使った。
2、連邦籍のケルヒャー傭兵団を雇用(詳細は別途報告)
3、連邦政府がデザートドラゴンに懸けていた賞金を護衛団に分配した。
4、現在、州都アウグスブルグに滞在中
5、補給は完了済、明日には馬車補修が完了する。
6、グランツ・キーン両家共に緊急事態を理由に配当受取を拒絶中。
「国際情勢」
1、王国と帝国の休戦協定が正式に成立。
2、この教団主導の休戦協定は対首長国の宗教的包囲網の準備であり、そこに連邦も参加させられかけている
3、首長国包囲戦が勃発すれば長い国境線で同国と隣接している連邦が甚大な被害を受ける
4、なので連邦は親教団派と反教団派の対立が顕在化している。
5、各諸侯は内戦に備えて傭兵団との長期契約を交渉し始めている
※首長国に宗教的圧力を掛け、政治的に支配下に置きたい教団の思惑。
※アウグスブルク候は伝統的に中立派。
平和主義者という訳ではなく、節操なく有利な側に付き領土を拡張している。
==========================
「以上に加えてですが。
王国の検問所で保護していた遊牧民が昏睡状態から回復しました。」
…そうか。
2人も昏睡者を連れて来てくれたのか。
みんな、すまないな。
『コレットは?』
「睡眠中です。
ずっとリンを看病をしておりましたので。」
『俺、ずっと寝てたの?』
「デザートドラゴンとの交戦後に意識を失い。
今はその翌日の深夜…
もうすぐ日付が変わります。」
『ゴメン。
俺、寝てばっかりだな。
何の役にも立ってない。』
「リン。
貴方のしてきた準備が皆を守っているのですよ。」
ヒルダが何を言っているのか分からない。
旅の準備は皆でしたことじゃないか。
起きて様子を見ようとするも、腰からの感覚が無い。
俺、後遺症か何かで下半身不随になるのだろうか…
だとしたら辛いな。
左腕も痺れるし。
==========================
「ダグラスです。
女将、こんな時間に申し訳ありません。
アウグスブルグ候の身内を名乗る人物がここまで来ております。
身なりからして、相当高位の人物と見受けました。
応対をお願い出来るでしょうか?」
「御苦労。
コリンズの意識が戻っております。
起床できる状態ではありませんが、会話は可能です。」
「…時間を改めて貰います。」
『ダグラスさん、俺は行けます!』
「コリンズ、無理をするな。
生きているのが不思議なくらいの容体だ。」
『じゃあ、生きてるうちに仕事をしておきます。』
「…では馬車脇に控えている。
無理はするな。」
==========================
「いや驚きました。
まさかこのような状態になっているとは思わず…」
俺の足元で驚愕の声が聞こえる。
向こうは挨拶に来たつもりなのだろうが、微妙に死角になっていてこちらから相手の顔がわからない。
『この様な格好で申し訳御座いません。』
「いえ!
こちらこそ、この様な時間に申し訳御座いません。
私の名はルドルフ・フォン・アウグスブルグ。
父アドルフの名代として参りました。」
『リン・コリンズと申します。』
「はい、王国でも屈指の大商人とお見受けします!
お目に掛かれて光栄です。」
『?』
ん?
大商人?
俺が?
そりゃあ収益率だけなら全世界でも俺を上回る者など存在しないが。
「コリンズさんは傭兵業を営んでおられるのですね?」
急に探るような声のトーンになる。
いや、探っているのだろう。
俺の表情の変化を観察しているような気配がある。
『自由都市への移住を希望しております。
王都で宿屋業を営んでおりましたが、廃業致しました。
傭兵は雇用しておりますが、旅の安全を護って貰うための最小限のものです。』
「ふふふ
腹の探り合いは止めましょうよ。
知ってますよ?
貴方達がサンドワームやデザートドラゴンを討伐したとの報告が入って来ております。」
『そのようですね。
私も先程知りました。
見ての通り、大怪我をして昏睡していたものですから。
何事もなく通過させて頂ければ幸いです。』
「ふふふ
でも、本当はビジネスチャンスを求めて兵隊を集めておられるんですよね?」
『ビジネスチャンス?
いえ、仰る意味が…』
「まあ、そういう事にしておきましょう。
単刀直入に申します。
明日の軍事招集に応じて頂きたい。
ドラゴン討伐に成功した猛者を味方につけたとあれば、我が軍の士気も上がります。
日和見している有象無象の傭兵共も重い腰を上げるでしょうw」
『あ、いや!
我々は本当に移住目的にキャラバンを組んでいるだけなんです!』
「おやおやw
そうやって傭兵料を吊り上げようとしている?
上手いな~。
傭兵さん達はいつもそうやって我々の足元を見て来る。
まあ、意欲がある分には歓迎ですよ(ウインクパチ)♪
ただ逆に。
明日の軍事招集に出席しなかった場合。
貴方のキャラバンを《背教者の手先》と認定します!
当然、クルー全員を逮捕! 積荷も全て証拠品として押収させて頂く!」
『ちょ、ちょっと待ってください!
国際条約的にも商人の通行は保護される筈です!
その為の検問手続きでしょう!?』
「ええ、確かに貴方達は法令に従って我が国に入国されました。
仰る通りです。
合法、貴方達の行動は法的に一切問題がありません。
ですが!!
それは世俗の法律の話。
私は今、神の法の話をしております」
『か、神の法!?』
「ふふっ
だってその通りでしょう?
我々は神聖教団の要請に従って教会税の支払いを拒む逆賊を討伐するのですから。
謂わば正当なる神の僕です!
従って我が軍の行動は全てが正当化される。
国際条約ww
あんなもの、人間同士の勝手な取り決めじゃないですか。
ですが我々は違~う。
人智を超越した神の軍なのだ!!
故に!
人間社会の条約やら慣習やらに従う必要はないッ!!
そ・れ・に♪
当家のバックにはアントニオ司教が付いておりましてねぇ
この意味、解りますよねww(ニチャア)?」
スマン、何を言ってるのかさっぱり分らんが、オマエの為人は完全に理解出来た。
「ふふふ。
申し訳ない。
深夜のテンションで喋り過ぎましたかな。
まあ、コリンズさんにとっても悪い話ではないんじゃないですか?
今回の《逆賊ミュラー討伐戦》。
傭兵料を大盤振る舞いする予定ですから。」
『みゅ、ミュラー?』
「教団に逆らう時代遅れのジジイの名前ですよ
大した奴じゃないんですけどね?
今時、《父祖以来の義理》だの《騎士道》だの言って戦争だけは妙に強い。
でもまあ、明日でジ・エンド♪
近隣の傭兵を全て動員して一斉に攻め込ませます。
これであの老いぼれの領土も我々のもの。
そうしないと農奴共から搾り取った年貢を担保に教団が貸して下さった軍資金が無駄になってしまいますからね!」
『な、なるほど。』
誰だか知らんが親切な状況説明ありがとう。
君の懇切な解説で、連邦の国情やら世界の構造やら大体理解出来たよ。
いや、マジで助かる。
「コリンズさん、前置きはどうでもいい。
ビジネスの話をしましょう!」
『あ、はい。』
「今回の傭兵料!
弾みます!!
具体的には1年間で3000万ウェンをお支払いしましょう!
そして3日間に限りミュラー領での略奪を許可します!」
『え? 略奪は国際条や…』
「そこら辺はぬかりありません。
司教様達からのGOサインを頂いておりますから。
おっと契約金の話ですが、今回ばかりは出血大サービスで行きますよーー。
な、な、な、なーんと!
1000万ウェンを前金でお支払いします!!!
ふふふふー。
おっとぉ、感激で言葉も出ませんかぁ~?
どうですー?
耳よりの話を聞けて良かったでしょう。
3000万ですよ! 3000万!!
傭兵なんてどいつもこいつも格好は付けているが所詮は金額次第の豚だぁw
この金額で転ばない奴なんているかぁw?
いやいないねぇッw!!!!」
『た、確かに1人3000万も貰えたら
心を動かされる人間は多そうです。』
「は?
1人?
いやいやいやw
コリンズさーん、ボッタクリはやめましょうよ?
商売上手だなーーww
1傭兵団につき3000万に決まってるじゃないですか?」
ん?
1団体3000万?
年間で?
あれ?
じゃあ、その傭兵団が10名編成だったら1人300万?
え?
じゃあ、30名編成だったら1人100万しか貰えなくね?
え?
それで一年丸々戦争させるつもりなの?
「じゃあ、コリンズさん。
用件は伝えましたよ。
くれぐれも明日の軍事招集に応じる様に。
万が一、当家を敵に回した場合。
30もの傭兵団が貴方への追手となります。
ふふふ、30団体ですよ! 30団体!!
わかりますかァw!!!
そこらのチンケな領主なんて一夜で滅ぼせる巨大兵力だァw
ふふっw
貴方は聡明な人だ、正しい選択をしてくれますよね?」
『あ、はい。
今、正しい選択をする事を決意しました。』
「グ―――――ッド♪
コリンズさん、貴方は最高の傭兵隊長だ。
派手な戦果、期待してますよ。
それでは明日の19時に郊外の大広場で。」
言うだけ言ってルドルフは去って行った。
『ヒルダ、皆を起してくれ。
軍議を行う。』
なあ、みんな。
俺、やっと目が覚めたよ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【名前】
リン・トイチ・コリンズ
【職業】
傭兵隊長
【称号】
ファウンダーズ・クラウン・エグゼクティブ・プラチナム・ダイアモンド・アンバサダー信徒
【ステータス】
《LV》 20
《HP》 (2/4)
《MP》 (3/3)
《腕力》 1
《速度》 2
《器用》 2
《魔力》 2
《知性》 3
《精神》 4
《幸運》 1
《経験》 781万8557ポイント
次のレベルまで残り247万8019ポイント
【スキル】
「複利」
※日利20%
下8桁切上
【所持金】
557億8600万ウェン
※カイン・R・グランツから14億ウェンを日利2%で借用
※ドナルド・キーンから82億ウェンを日利2%で借用
(両名共に配当受取拒絶中)
※バベル銀行の10億ウェン預入証書保有
【常備薬】
エリクサー 87ℓ
【コリンズキャラバン移動計画】
「13日目」
中継都市ヒルズタウン (宿が込んでた。)
↓
侯爵城下町 (風光明媚な土地だったらしい)
↓
大草原 (遊牧民を買収した。)
↓
教団自治区 (10億ウェンカツアゲされた)
↓
王国天領 (プロポーズした。)
↓
伯爵城下町 (落ち武者狩りの駄賃で通行)
↓
諸貴族領混在地 (5億ウェンで伯爵領購入交渉中)
↓
王国軍都 (護衛団フルチューン)
↓
王国側国境検問所 (秋の愛国フェアに参加)
↓
非武装中立地帯 (死んだ。)
↓
連邦or首長国検問所 (連邦ルート選択)
↓
連邦アウグスブルグ侯爵領 ←今ココ
↓
自由都市(連邦領経由なら7日、首長国経由なら5日の計算)
相変わらず腰が痛く身を起せない。
左腕も石のように固く指先がピリピリする。
ただ、喉の痛みがややマシになった気がする。
『…あ、あ。
ひ、ヒルダ。』
何とか声になった。
「リン!?」
幌の外から驚いた声がする。
『あ、あう、
お、おきれない。』
「今、そちらに行きます!
無理に身体を動かさないで!
みなさん、コリンズが目を覚ましました!」
辺りがざわめく。
馬車は止まっている、のか?
==========================
【ヒルダの報告】
「キャラバン移動進捗」
1、ここは既に連邦領、無傷で入国出来たが工作費を使った。
2、連邦籍のケルヒャー傭兵団を雇用(詳細は別途報告)
3、連邦政府がデザートドラゴンに懸けていた賞金を護衛団に分配した。
4、現在、州都アウグスブルグに滞在中
5、補給は完了済、明日には馬車補修が完了する。
6、グランツ・キーン両家共に緊急事態を理由に配当受取を拒絶中。
「国際情勢」
1、王国と帝国の休戦協定が正式に成立。
2、この教団主導の休戦協定は対首長国の宗教的包囲網の準備であり、そこに連邦も参加させられかけている
3、首長国包囲戦が勃発すれば長い国境線で同国と隣接している連邦が甚大な被害を受ける
4、なので連邦は親教団派と反教団派の対立が顕在化している。
5、各諸侯は内戦に備えて傭兵団との長期契約を交渉し始めている
※首長国に宗教的圧力を掛け、政治的に支配下に置きたい教団の思惑。
※アウグスブルク候は伝統的に中立派。
平和主義者という訳ではなく、節操なく有利な側に付き領土を拡張している。
==========================
「以上に加えてですが。
王国の検問所で保護していた遊牧民が昏睡状態から回復しました。」
…そうか。
2人も昏睡者を連れて来てくれたのか。
みんな、すまないな。
『コレットは?』
「睡眠中です。
ずっとリンを看病をしておりましたので。」
『俺、ずっと寝てたの?』
「デザートドラゴンとの交戦後に意識を失い。
今はその翌日の深夜…
もうすぐ日付が変わります。」
『ゴメン。
俺、寝てばっかりだな。
何の役にも立ってない。』
「リン。
貴方のしてきた準備が皆を守っているのですよ。」
ヒルダが何を言っているのか分からない。
旅の準備は皆でしたことじゃないか。
起きて様子を見ようとするも、腰からの感覚が無い。
俺、後遺症か何かで下半身不随になるのだろうか…
だとしたら辛いな。
左腕も痺れるし。
==========================
「ダグラスです。
女将、こんな時間に申し訳ありません。
アウグスブルグ候の身内を名乗る人物がここまで来ております。
身なりからして、相当高位の人物と見受けました。
応対をお願い出来るでしょうか?」
「御苦労。
コリンズの意識が戻っております。
起床できる状態ではありませんが、会話は可能です。」
「…時間を改めて貰います。」
『ダグラスさん、俺は行けます!』
「コリンズ、無理をするな。
生きているのが不思議なくらいの容体だ。」
『じゃあ、生きてるうちに仕事をしておきます。』
「…では馬車脇に控えている。
無理はするな。」
==========================
「いや驚きました。
まさかこのような状態になっているとは思わず…」
俺の足元で驚愕の声が聞こえる。
向こうは挨拶に来たつもりなのだろうが、微妙に死角になっていてこちらから相手の顔がわからない。
『この様な格好で申し訳御座いません。』
「いえ!
こちらこそ、この様な時間に申し訳御座いません。
私の名はルドルフ・フォン・アウグスブルグ。
父アドルフの名代として参りました。」
『リン・コリンズと申します。』
「はい、王国でも屈指の大商人とお見受けします!
お目に掛かれて光栄です。」
『?』
ん?
大商人?
俺が?
そりゃあ収益率だけなら全世界でも俺を上回る者など存在しないが。
「コリンズさんは傭兵業を営んでおられるのですね?」
急に探るような声のトーンになる。
いや、探っているのだろう。
俺の表情の変化を観察しているような気配がある。
『自由都市への移住を希望しております。
王都で宿屋業を営んでおりましたが、廃業致しました。
傭兵は雇用しておりますが、旅の安全を護って貰うための最小限のものです。』
「ふふふ
腹の探り合いは止めましょうよ。
知ってますよ?
貴方達がサンドワームやデザートドラゴンを討伐したとの報告が入って来ております。」
『そのようですね。
私も先程知りました。
見ての通り、大怪我をして昏睡していたものですから。
何事もなく通過させて頂ければ幸いです。』
「ふふふ
でも、本当はビジネスチャンスを求めて兵隊を集めておられるんですよね?」
『ビジネスチャンス?
いえ、仰る意味が…』
「まあ、そういう事にしておきましょう。
単刀直入に申します。
明日の軍事招集に応じて頂きたい。
ドラゴン討伐に成功した猛者を味方につけたとあれば、我が軍の士気も上がります。
日和見している有象無象の傭兵共も重い腰を上げるでしょうw」
『あ、いや!
我々は本当に移住目的にキャラバンを組んでいるだけなんです!』
「おやおやw
そうやって傭兵料を吊り上げようとしている?
上手いな~。
傭兵さん達はいつもそうやって我々の足元を見て来る。
まあ、意欲がある分には歓迎ですよ(ウインクパチ)♪
ただ逆に。
明日の軍事招集に出席しなかった場合。
貴方のキャラバンを《背教者の手先》と認定します!
当然、クルー全員を逮捕! 積荷も全て証拠品として押収させて頂く!」
『ちょ、ちょっと待ってください!
国際条約的にも商人の通行は保護される筈です!
その為の検問手続きでしょう!?』
「ええ、確かに貴方達は法令に従って我が国に入国されました。
仰る通りです。
合法、貴方達の行動は法的に一切問題がありません。
ですが!!
それは世俗の法律の話。
私は今、神の法の話をしております」
『か、神の法!?』
「ふふっ
だってその通りでしょう?
我々は神聖教団の要請に従って教会税の支払いを拒む逆賊を討伐するのですから。
謂わば正当なる神の僕です!
従って我が軍の行動は全てが正当化される。
国際条約ww
あんなもの、人間同士の勝手な取り決めじゃないですか。
ですが我々は違~う。
人智を超越した神の軍なのだ!!
故に!
人間社会の条約やら慣習やらに従う必要はないッ!!
そ・れ・に♪
当家のバックにはアントニオ司教が付いておりましてねぇ
この意味、解りますよねww(ニチャア)?」
スマン、何を言ってるのかさっぱり分らんが、オマエの為人は完全に理解出来た。
「ふふふ。
申し訳ない。
深夜のテンションで喋り過ぎましたかな。
まあ、コリンズさんにとっても悪い話ではないんじゃないですか?
今回の《逆賊ミュラー討伐戦》。
傭兵料を大盤振る舞いする予定ですから。」
『みゅ、ミュラー?』
「教団に逆らう時代遅れのジジイの名前ですよ
大した奴じゃないんですけどね?
今時、《父祖以来の義理》だの《騎士道》だの言って戦争だけは妙に強い。
でもまあ、明日でジ・エンド♪
近隣の傭兵を全て動員して一斉に攻め込ませます。
これであの老いぼれの領土も我々のもの。
そうしないと農奴共から搾り取った年貢を担保に教団が貸して下さった軍資金が無駄になってしまいますからね!」
『な、なるほど。』
誰だか知らんが親切な状況説明ありがとう。
君の懇切な解説で、連邦の国情やら世界の構造やら大体理解出来たよ。
いや、マジで助かる。
「コリンズさん、前置きはどうでもいい。
ビジネスの話をしましょう!」
『あ、はい。』
「今回の傭兵料!
弾みます!!
具体的には1年間で3000万ウェンをお支払いしましょう!
そして3日間に限りミュラー領での略奪を許可します!」
『え? 略奪は国際条や…』
「そこら辺はぬかりありません。
司教様達からのGOサインを頂いておりますから。
おっと契約金の話ですが、今回ばかりは出血大サービスで行きますよーー。
な、な、な、なーんと!
1000万ウェンを前金でお支払いします!!!
ふふふふー。
おっとぉ、感激で言葉も出ませんかぁ~?
どうですー?
耳よりの話を聞けて良かったでしょう。
3000万ですよ! 3000万!!
傭兵なんてどいつもこいつも格好は付けているが所詮は金額次第の豚だぁw
この金額で転ばない奴なんているかぁw?
いやいないねぇッw!!!!」
『た、確かに1人3000万も貰えたら
心を動かされる人間は多そうです。』
「は?
1人?
いやいやいやw
コリンズさーん、ボッタクリはやめましょうよ?
商売上手だなーーww
1傭兵団につき3000万に決まってるじゃないですか?」
ん?
1団体3000万?
年間で?
あれ?
じゃあ、その傭兵団が10名編成だったら1人300万?
え?
じゃあ、30名編成だったら1人100万しか貰えなくね?
え?
それで一年丸々戦争させるつもりなの?
「じゃあ、コリンズさん。
用件は伝えましたよ。
くれぐれも明日の軍事招集に応じる様に。
万が一、当家を敵に回した場合。
30もの傭兵団が貴方への追手となります。
ふふふ、30団体ですよ! 30団体!!
わかりますかァw!!!
そこらのチンケな領主なんて一夜で滅ぼせる巨大兵力だァw
ふふっw
貴方は聡明な人だ、正しい選択をしてくれますよね?」
『あ、はい。
今、正しい選択をする事を決意しました。』
「グ―――――ッド♪
コリンズさん、貴方は最高の傭兵隊長だ。
派手な戦果、期待してますよ。
それでは明日の19時に郊外の大広場で。」
言うだけ言ってルドルフは去って行った。
『ヒルダ、皆を起してくれ。
軍議を行う。』
なあ、みんな。
俺、やっと目が覚めたよ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【名前】
リン・トイチ・コリンズ
【職業】
傭兵隊長
【称号】
ファウンダーズ・クラウン・エグゼクティブ・プラチナム・ダイアモンド・アンバサダー信徒
【ステータス】
《LV》 20
《HP》 (2/4)
《MP》 (3/3)
《腕力》 1
《速度》 2
《器用》 2
《魔力》 2
《知性》 3
《精神》 4
《幸運》 1
《経験》 781万8557ポイント
次のレベルまで残り247万8019ポイント
【スキル】
「複利」
※日利20%
下8桁切上
【所持金】
557億8600万ウェン
※カイン・R・グランツから14億ウェンを日利2%で借用
※ドナルド・キーンから82億ウェンを日利2%で借用
(両名共に配当受取拒絶中)
※バベル銀行の10億ウェン預入証書保有
【常備薬】
エリクサー 87ℓ
【コリンズキャラバン移動計画】
「13日目」
中継都市ヒルズタウン (宿が込んでた。)
↓
侯爵城下町 (風光明媚な土地だったらしい)
↓
大草原 (遊牧民を買収した。)
↓
教団自治区 (10億ウェンカツアゲされた)
↓
王国天領 (プロポーズした。)
↓
伯爵城下町 (落ち武者狩りの駄賃で通行)
↓
諸貴族領混在地 (5億ウェンで伯爵領購入交渉中)
↓
王国軍都 (護衛団フルチューン)
↓
王国側国境検問所 (秋の愛国フェアに参加)
↓
非武装中立地帯 (死んだ。)
↓
連邦or首長国検問所 (連邦ルート選択)
↓
連邦アウグスブルグ侯爵領 ←今ココ
↓
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ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
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久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
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小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
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理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
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神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
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書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」
銀塊 メウ
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書道が大好き(強制)なごくごく普通の
一般高校生真田蒼字、しかし実際は家の
関係で、幽霊や妖怪を倒す陰陽師的な仕事
を裏でしていた。ある日のこと学校を
出たら目の前は薄暗い檻の中なんじゃ
こりゃーと思っていると、女神(駄)が
現れ異世界に転移されていた。魔王を
倒してほしんですか?いえ違います。
失敗しちゃった。テヘ!ふざけんな!
さっさと元の世界に帰せ‼
これは運悪く異世界に飛ばされた青年が
仲間のリル、レイチェルと楽しくほのぼの
と商売をして暮らしているところで、
様々な事件に巻き込まれながらも、この
世界に来て手に入れたスキル『書道神級』
の力で無双し敵をバッタバッタと倒し
解決していく中で、魔王と勇者達の戦いに
巻き込まれ時にはカッコよく(モテる)、
時には面白く敵を倒して(笑える)いつの
間にか世界を救う話です。
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