82 / 248
【転移82日目】 所持金293兆5687億7337万ウェン 「アンタ、さぞかし人生楽しいだろうな」
しおりを挟む
王国・連邦・自由都市と渡り歩いて、今俺の眼前には首長国の光景が広がっている。
風光明媚な富裕国と聞いていたが、国境のこちらからでもあちこちに上がっている火の手が見える。
「連邦全軍が移民・難民の阻止の為に動いております。
国境侵犯を強行する者は可能な限り射殺しておりますが、それでも彼らは押し寄せて来るのです。」
『やはり三公七民に惹かれて?』
「そりゃあ税率が2割も下がるのなら、民衆の心にも火は付きますよ。
現にあれだけ真摯な統治が行われてきたアウグスブルグ領やライプチヒ領でも、占領時の民衆抵抗が皆無だったのですから。」
『俺も… 税金下げてくれる軍隊が攻めて来たら、多分歓迎しちゃうんじゃないかと思います。』
「普通はそうなりますよね。
問題は、我々に首長国を攻める意図はありませんし、難民を受け入れるつもりもないと云うことです。」
渋い表情で俺に解説してくれているのは連邦の若き新指導者ゲオルグ・フォン・ハウザー氏である。
勤勉で真摯な人物なのだが、その治世を輔弼する存在が絶無である為にかなりの苦戦を強いられている。
本来はその父であるグスタフ翁が息子の統治をサポートするべきなのだが、毎日欠かさず登楼しており居場所を掴む事さえ困難だそうだ。
『あの、首長国の方は何か?』
「幾つかの農民グループからは併合を懇願されてます。
逆に首長国王室は…」
『はい、王室はどのように言って来てるんですか?』
「《何とかしてくれないか》の一点張りで。
まあ、この状況では他に言いようがないのでしょう。」
『では、首長国軍がこちらを攻める気配はないのですね?』
「物理的に無理でしょう。
彼らは全土蜂起の鎮圧と、帝国四諸侯の侵攻への対応で精一杯ですから。
そもそも我々との軍事衝突に割ける兵力なんて残ってないんですよ。」
もう首長国の現体制は終わりだろう。
皆がそう思っている。
国境の先に見える膨大な火の手を見て、俺達も似たような感慨を受けた。
…恐ろしいな。
ミュラー卿の陰湿な減税戦法は一兵も使わずに隣国を破壊してしまったのである。
「約束通り、ワシは侵攻はしてないよ~んww」
毎度、彼らからの書簡はその一文で結ばれている。
アンタ、さぞかし人生楽しいだろうな。
あの糞ジジイのドヤ顔に腹が立ったので、俺からも一矢報えるか試してみる。
==========================
【所持金】
222兆3687億7337万ウェン
↓
212兆3687億7337万ウェン
※連邦政府並びにゲオルグ・フォン・ハウザー連邦総主席に10兆ウェンの政治資金支援
==========================
『申し訳ないんですが…
これで何とかしておいて頂けませんか?
こんな事しか出来なくて恐縮です…』
「この金額をご支援頂いて何も出来なければ
私は腹を切りますよ。」
ゲオルグ氏は聡明な人物である。
父親と違って常識的で温厚でもある。
アウグスブルグ卿と共に連邦の未来を支えるべき逸材として衆望を集め続けていた程に。
そして何よりインフレの概念も俺以上に理解している。
「これは独り言なのですが…
王国から食料調達しても宜しいでしょうか?」
『…え?
それはもしかして…』
「何も言わずに食料調達資金として20兆ウェンを追加融資頂きたい。
事の性質上、書面には残せませんが…
口頭で経過報告を致します。」
『…王国には多少の友人も居るんですがね。
例えば、我が最愛の親友は王国検問所で日々精勤しております。
警備サービスに邁進している者も居れば、伯爵領の統一戦争に粉骨砕身した忠臣もおります。』
「私に任せてくれれば王国も三公七民になりますよ?」
『…全て貴方にお任せします。』
「卑怯な物言いで申し訳ありません。
立場上、私は国益を全てにおいて優先しなければなりませんが。
敵国人民の利益にすらなる方策を探し続ける所存です。」
==========================
【所持金】
212兆3687億7337万ウェン
↓
192兆3687億7337万ウェン
※連邦政府の対王国食糧購入工作費として20兆ウェンを供与。
==========================
国土論でも示唆されていたが、封建制は近く消滅する。
資本主義社会に対して経済効率が著しく劣るからである。
自由都市同盟が成立し、その国防態勢を盤石な物にした時点で、いずれはこうなる事が決まっていたのである。
帝国・首長国・王国がどうなるのかは分からないが、封建制よりも効率的な政治体制に移行するのだろう。
そこに住む人民がどうなるかは分からないが、その地域の最低税率ラインが更新されておくことは好ましいことである。
《たったの一度でもその地域が低税率を経験した事がある》
この事実が何としても必要なのだ。
ゲオルグ氏は自家が滅び終わった先を見据えている。
俺は未来の為に現在を生きる者の生活を圧迫する政治手法には反対だが…
その手法が止む無い場合は、彼の様に高潔な人物に実践して貰いたい。
==========================
「で? このままミュラー領に向かうのですか?」
『国境が破られてるのが、そこですから。
どうせあの老人が破り易い状況を敢えて作ったのでしょうけど。』
そうなのだ。
あれだけの戦上手がむざむざと流民の侵入を許す訳がないのだ。
わざと侵入し易いようなシフトを組みでもしない限り。
恐らく書状で訴えたほどの窮状ではない。
領土内のコアゾーンには侵入させていない筈である。
『こうして右手を見ると、破られている部分は限定的ですね。』
「首長国政府に取っては国家全てが破られたも同然なのでしょうけど。」
馬車はライナー領を進む。
滅ぼされたライナーは義に篤い仁君であったらしいが、それを懐かしむ者とは誰一人逢えなかった。
税率が下がったからである。
俺達は減税の功労者として歓迎され続けた。
もしも誰かが二公八民を提唱したら、すぐに狩られる側に回るのだろうが…
先触れが宿を確保してくれていた。
代々のライナー家の別荘跡らしい。
他のライナー家の邸宅は略奪の上で全て焼き払われたが、この別荘は湖畔に位置している所為か何となく燃えにくかったので焼き討ちが断念されたとのこと。
今は冒険者ギルドの支部として利用されており。
俺達はその宿泊区画に泊まれるらしい。
案の定、ここにも女冒険者は居なかった。
そういう勇ましい女は全員ヒルダ軍に参加しており、例外はない。
「ええ!?
売春婦相場が高騰している?」
ポールが驚いてカウンターに聞き返す。
「ええ、我々にとっては痛いことなんですがね…
最近の女共は結託していて…
買い叩けない状態なんですよね。
仕方がないんで結婚する男が増えましたね。
だって娼婦の数自体が激減しちゃったから。
所帯でも持つ以外に遣り様がないでしょう?」
…見事である。
そりゃあ女達がヒルダに従うのも理解出来るわ。
要は…
《喰わせてくれるのは誰か?》
というシンプルな話なのだ。
義理や慣例などどうでもいい。
人間は今、自分を喰わせてくれる者に従うのだ。
《ンディッド・スペシャルアンバサダー信徒》当が支払われました。》
俺が生み出す、この金属片は近く価値を失う。
価値の指標たる価格は最終的に需給関係によって決定されるからである。
俺と言うミュータントが無限に供給している限り、この金属片の価値は下がり続けていく。
今後はゲオルグ氏が予想しているように、農産物や安定した農政が…
あ!!
地球と同じか!
ああ、そうだったのか。
それで金持ちは未来永劫金持ちなんだな。
腑に落ちた。
この金属片に価値があるうちに、次の時代の資産を買い占めるのだ。
それが土地でも宝石でも何でも構わない。
経済法則に従って淡々とトレードしているのだ。
暴落するのがドルであれ石油であれ証券であれ、何だって構わないのだ。
何かが暴落しているという事は、他の《何か》に価値が移行している証拠なのだから。
どうせ金持ちはその《何か》を買い占め終わってるのだから。
ああ、そうか。
ようやく実感できた。
これが金持ちが金持ちであり続けているサイクルなのだな。
『ねえ、カインさん。
ミスリルがダブつきによって価値を失って…
良い事って何がありますか?』
「皆が気軽にスキルを使う様になるんじゃない?
コスパの悪かったスキルが普通に使われるようになるよ。
鑑定とか召喚とか。
リンも、その友達も普通に元の世界に帰れるかもね。」
それで俺が居なくなれば、またミスリルが高騰するのか。
世の中上手く出来てるな。
風光明媚な富裕国と聞いていたが、国境のこちらからでもあちこちに上がっている火の手が見える。
「連邦全軍が移民・難民の阻止の為に動いております。
国境侵犯を強行する者は可能な限り射殺しておりますが、それでも彼らは押し寄せて来るのです。」
『やはり三公七民に惹かれて?』
「そりゃあ税率が2割も下がるのなら、民衆の心にも火は付きますよ。
現にあれだけ真摯な統治が行われてきたアウグスブルグ領やライプチヒ領でも、占領時の民衆抵抗が皆無だったのですから。」
『俺も… 税金下げてくれる軍隊が攻めて来たら、多分歓迎しちゃうんじゃないかと思います。』
「普通はそうなりますよね。
問題は、我々に首長国を攻める意図はありませんし、難民を受け入れるつもりもないと云うことです。」
渋い表情で俺に解説してくれているのは連邦の若き新指導者ゲオルグ・フォン・ハウザー氏である。
勤勉で真摯な人物なのだが、その治世を輔弼する存在が絶無である為にかなりの苦戦を強いられている。
本来はその父であるグスタフ翁が息子の統治をサポートするべきなのだが、毎日欠かさず登楼しており居場所を掴む事さえ困難だそうだ。
『あの、首長国の方は何か?』
「幾つかの農民グループからは併合を懇願されてます。
逆に首長国王室は…」
『はい、王室はどのように言って来てるんですか?』
「《何とかしてくれないか》の一点張りで。
まあ、この状況では他に言いようがないのでしょう。」
『では、首長国軍がこちらを攻める気配はないのですね?』
「物理的に無理でしょう。
彼らは全土蜂起の鎮圧と、帝国四諸侯の侵攻への対応で精一杯ですから。
そもそも我々との軍事衝突に割ける兵力なんて残ってないんですよ。」
もう首長国の現体制は終わりだろう。
皆がそう思っている。
国境の先に見える膨大な火の手を見て、俺達も似たような感慨を受けた。
…恐ろしいな。
ミュラー卿の陰湿な減税戦法は一兵も使わずに隣国を破壊してしまったのである。
「約束通り、ワシは侵攻はしてないよ~んww」
毎度、彼らからの書簡はその一文で結ばれている。
アンタ、さぞかし人生楽しいだろうな。
あの糞ジジイのドヤ顔に腹が立ったので、俺からも一矢報えるか試してみる。
==========================
【所持金】
222兆3687億7337万ウェン
↓
212兆3687億7337万ウェン
※連邦政府並びにゲオルグ・フォン・ハウザー連邦総主席に10兆ウェンの政治資金支援
==========================
『申し訳ないんですが…
これで何とかしておいて頂けませんか?
こんな事しか出来なくて恐縮です…』
「この金額をご支援頂いて何も出来なければ
私は腹を切りますよ。」
ゲオルグ氏は聡明な人物である。
父親と違って常識的で温厚でもある。
アウグスブルグ卿と共に連邦の未来を支えるべき逸材として衆望を集め続けていた程に。
そして何よりインフレの概念も俺以上に理解している。
「これは独り言なのですが…
王国から食料調達しても宜しいでしょうか?」
『…え?
それはもしかして…』
「何も言わずに食料調達資金として20兆ウェンを追加融資頂きたい。
事の性質上、書面には残せませんが…
口頭で経過報告を致します。」
『…王国には多少の友人も居るんですがね。
例えば、我が最愛の親友は王国検問所で日々精勤しております。
警備サービスに邁進している者も居れば、伯爵領の統一戦争に粉骨砕身した忠臣もおります。』
「私に任せてくれれば王国も三公七民になりますよ?」
『…全て貴方にお任せします。』
「卑怯な物言いで申し訳ありません。
立場上、私は国益を全てにおいて優先しなければなりませんが。
敵国人民の利益にすらなる方策を探し続ける所存です。」
==========================
【所持金】
212兆3687億7337万ウェン
↓
192兆3687億7337万ウェン
※連邦政府の対王国食糧購入工作費として20兆ウェンを供与。
==========================
国土論でも示唆されていたが、封建制は近く消滅する。
資本主義社会に対して経済効率が著しく劣るからである。
自由都市同盟が成立し、その国防態勢を盤石な物にした時点で、いずれはこうなる事が決まっていたのである。
帝国・首長国・王国がどうなるのかは分からないが、封建制よりも効率的な政治体制に移行するのだろう。
そこに住む人民がどうなるかは分からないが、その地域の最低税率ラインが更新されておくことは好ましいことである。
《たったの一度でもその地域が低税率を経験した事がある》
この事実が何としても必要なのだ。
ゲオルグ氏は自家が滅び終わった先を見据えている。
俺は未来の為に現在を生きる者の生活を圧迫する政治手法には反対だが…
その手法が止む無い場合は、彼の様に高潔な人物に実践して貰いたい。
==========================
「で? このままミュラー領に向かうのですか?」
『国境が破られてるのが、そこですから。
どうせあの老人が破り易い状況を敢えて作ったのでしょうけど。』
そうなのだ。
あれだけの戦上手がむざむざと流民の侵入を許す訳がないのだ。
わざと侵入し易いようなシフトを組みでもしない限り。
恐らく書状で訴えたほどの窮状ではない。
領土内のコアゾーンには侵入させていない筈である。
『こうして右手を見ると、破られている部分は限定的ですね。』
「首長国政府に取っては国家全てが破られたも同然なのでしょうけど。」
馬車はライナー領を進む。
滅ぼされたライナーは義に篤い仁君であったらしいが、それを懐かしむ者とは誰一人逢えなかった。
税率が下がったからである。
俺達は減税の功労者として歓迎され続けた。
もしも誰かが二公八民を提唱したら、すぐに狩られる側に回るのだろうが…
先触れが宿を確保してくれていた。
代々のライナー家の別荘跡らしい。
他のライナー家の邸宅は略奪の上で全て焼き払われたが、この別荘は湖畔に位置している所為か何となく燃えにくかったので焼き討ちが断念されたとのこと。
今は冒険者ギルドの支部として利用されており。
俺達はその宿泊区画に泊まれるらしい。
案の定、ここにも女冒険者は居なかった。
そういう勇ましい女は全員ヒルダ軍に参加しており、例外はない。
「ええ!?
売春婦相場が高騰している?」
ポールが驚いてカウンターに聞き返す。
「ええ、我々にとっては痛いことなんですがね…
最近の女共は結託していて…
買い叩けない状態なんですよね。
仕方がないんで結婚する男が増えましたね。
だって娼婦の数自体が激減しちゃったから。
所帯でも持つ以外に遣り様がないでしょう?」
…見事である。
そりゃあ女達がヒルダに従うのも理解出来るわ。
要は…
《喰わせてくれるのは誰か?》
というシンプルな話なのだ。
義理や慣例などどうでもいい。
人間は今、自分を喰わせてくれる者に従うのだ。
《ンディッド・スペシャルアンバサダー信徒》当が支払われました。》
俺が生み出す、この金属片は近く価値を失う。
価値の指標たる価格は最終的に需給関係によって決定されるからである。
俺と言うミュータントが無限に供給している限り、この金属片の価値は下がり続けていく。
今後はゲオルグ氏が予想しているように、農産物や安定した農政が…
あ!!
地球と同じか!
ああ、そうだったのか。
それで金持ちは未来永劫金持ちなんだな。
腑に落ちた。
この金属片に価値があるうちに、次の時代の資産を買い占めるのだ。
それが土地でも宝石でも何でも構わない。
経済法則に従って淡々とトレードしているのだ。
暴落するのがドルであれ石油であれ証券であれ、何だって構わないのだ。
何かが暴落しているという事は、他の《何か》に価値が移行している証拠なのだから。
どうせ金持ちはその《何か》を買い占め終わってるのだから。
ああ、そうか。
ようやく実感できた。
これが金持ちが金持ちであり続けているサイクルなのだな。
『ねえ、カインさん。
ミスリルがダブつきによって価値を失って…
良い事って何がありますか?』
「皆が気軽にスキルを使う様になるんじゃない?
コスパの悪かったスキルが普通に使われるようになるよ。
鑑定とか召喚とか。
リンも、その友達も普通に元の世界に帰れるかもね。」
それで俺が居なくなれば、またミスリルが高騰するのか。
世の中上手く出来てるな。
171
あなたにおすすめの小説
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」
銀塊 メウ
ファンタジー
書道が大好き(強制)なごくごく普通の
一般高校生真田蒼字、しかし実際は家の
関係で、幽霊や妖怪を倒す陰陽師的な仕事
を裏でしていた。ある日のこと学校を
出たら目の前は薄暗い檻の中なんじゃ
こりゃーと思っていると、女神(駄)が
現れ異世界に転移されていた。魔王を
倒してほしんですか?いえ違います。
失敗しちゃった。テヘ!ふざけんな!
さっさと元の世界に帰せ‼
これは運悪く異世界に飛ばされた青年が
仲間のリル、レイチェルと楽しくほのぼの
と商売をして暮らしているところで、
様々な事件に巻き込まれながらも、この
世界に来て手に入れたスキル『書道神級』
の力で無双し敵をバッタバッタと倒し
解決していく中で、魔王と勇者達の戦いに
巻き込まれ時にはカッコよく(モテる)、
時には面白く敵を倒して(笑える)いつの
間にか世界を救う話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる