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CHAPTER Ⅱ
第94話 東部遠征⑤
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「はあ、はあ、はあ。し、しんどい……」
オレたちは敵の群れをなんとか殲滅することはできたが、大群と戦った疲労は隠せない。
巨大なA級グールもまだ10体は残っていたのでオレたちとしては決して楽勝ではなかった。
「さ、佐々木さん。大丈夫ですか? それに結城さん、早く戻らないと……」
「ああ、だが息くらいは整えてから行こう。このまま戻っても足手まといになってしまう」
「そうだな、了解」
少し休息と治癒を行い、オレたちは東達のいるライフシェルに向かった。何度も連絡を取ろうとしたが、通信が繋がらなかった。これもグールの妨害に間違いない。つまり、敵はまだまだ健在だと言うことだ。
しばらく進むと大きなグールの死体が倒れているに気がついた。これは海洋型のB級グールだ。巨体が何十と横たわっている。まるで霧が立ち上るかのように帰化蒸気を上げている。
「これは……? なぜここに? まだライフシェルまでは距離があるのに……、それにさっきは海洋型はいなかったはずでは?」
「ユウナ、これはおそらく司隊員の手に依るものだろう。傷痕で分かる」
(つまり、司さんはオレたちと別れた後、また別のグールの群れに襲われたってことだよな……全然気付かなかった……。ますます向こうが心配だ)
「おい! 見えたぞ!」
先頭を進んでいたアオイが声を張り上げた。
遠くにライフシェルがあり、その周りに大量のグールが群がっているのが見えた。ここまで来るとオレの感知能力をもって東たち皆の気配を捉えることも出来た。
「よかった! 誰も死んだりしてない!」
「あ? 縁起でもねーこと言うなよ! 行くぞ!」
「ああ! すまない!」
オレたちはライフシェルから200メートル程まで近付くと、そこから大群のグールに向けて攻撃を加えた。
オレたちに気付いたかなりの数のグールがこちらに向かってきたが、ライフシェルからの攻撃と挟み撃ちとなり、オレたちに向かう敵は殲滅することができた。
『聞こえるか? 戻ってきたな! 今ならこちらへ入れる! 突っ込んでこい!』
(東さん! 通信が利く!)
『了解です』
セイヤが答えるとオレたちは大技を出しながら敵の数を減らし、その攻防で出来た隙間からライフシェルに飛び込んだ。A級グールからも複数の攻撃が飛んできていたが、武蔵野達であろう攻撃が迎撃をしてくれていた。
オレたちは転がるようにして結界の中に戻ることが出来た。
「はあ! はあ! はあ! や、やった!」
何とか陣地に戻ったオレは東の方を見て硬直してしまった。
「え?司さん?」
何と司が東の脇の地面に横たわっている。気絶しているようだ。
「ご苦労だった。結城班。悪いが直ぐに敵の攻撃に加わってくれ」
「ええ、勿論です。ですが、司隊員はどうしたんでしょうか?」
「……S級グールに奇襲を受けた」
(は?)
「司隊員がこちらに帰還する直前、突然海洋型のS級グールが現れて襲いかかってきた」
「そんなバカな!」
オレは直ぐには信じられない。さっきもS級と戦ったばかりだ。
「しかも同時にB級群体も新たに現れて司隊員を襲撃してきた。だが、S級隊員の意地なのか司隊員は素晴らしい実力で敵を殲滅した」
「そんな! そ、そのせいで今は倒れたってことですか……」
司はオレたちと別れた後、新たにS級とB級の群体を倒したようだ。司は攻撃を受けて倒れたのではなく、魔素を使いきり、気絶したのだろう。
「ああ、そうだ」
「だけど、司さんはさっきS級を1体倒しました! そしてここでもS級をまた討伐したのにまだグールがオレたちに襲いかかってくるってことは……」
「ああ、おそらくもう1体いる。さあ、敵を攻撃するぞ」
(や、やっぱりか……、S級が3体……)
「そ、そんな……倒せるんですか、司さんも動けないのに……」
「……珍しいな。そんな弱気な君は」
「え?」
東がオレを見つめていた。不思議そうな視線でオレを見ている。
「強敵に挑戦して、ボロボロになりながらも諦めない。オレは君をそんな男だと思っていたよ」
(いや、オレはそんな……)
「尻込みしてしまったなら思い出してみるといい。戦う理由を」
「戦う理由?」
「東班長。話はここまでにしましょう。武蔵野班、中井さんや一ノ瀬さんも危なくなってきています」
「結城。そうだな」
「セイはたまに弱音を吐くんです」
(この前も言われたけど……、別に少し愚痴を言うくらいいいだろ)
東は銃を構えながら、肩越しにオレを見た。
「強さも弱さも人に見せることができるのが当たり前。それが君の生きていた時代なんだろう?」
「え? まあ……、そうですね。愚痴を言う人は……けっこう居たと思います」
「佐々木、必ず取り戻そう。その時代を。さあ戦うぞ!」
「……はい!!」
(そうか。甘えてられるだけ、オレのいた時代は平和だったってことだ! 東さんはその時代を……)
「うおおお!!」
オレは殺到するグールに銃弾を打ち出した。
「結城班! 戻ってきたな! これで楽になる!」
「一ノ瀬さん! 中井さん! 状況はどうでしょうか!?」
オレたちの帰還を一ノ瀬と中井が喜ぶが、ユウナが直ぐに現状の確認をした。
「現在の敵撃破数は、A級200、B級400、C級が700、それ以下が1200だ。敵の数も海洋型が加わって残数、未だ4000ほどだ」
「……! まだそんなにですか! では、ここからはライフシェルを利用した持久戦ですか?」
ユウナが敵の残数に驚きながらも中井に確認をとった。
「ああ、そうだ。それしかない。敵はどんどんこちらへ向かってきている。結界を持たせる為、武蔵野班は時おり結界の外にまで出て近づくA級を討伐してくれている」
「もう限界ギリギリだったぞ! だけど、お前らも戦線に加わればまだまだ持つ! 踏ん張るぞ!」
一ノ瀬もかなり疲労しているようだ。
「「了解!」」
オレたちは東、中井、一ノ瀬と共にグールの討伐を開始した。
ライフシェルの反対側には武蔵野班が同じく討伐をしていて、回り込んだグールの群れを殲滅していた。
オレたちのいる側からグールの本隊は侵攻してくるため、戦力も厚く構え、東班と結城班の7人で戦闘にあたっていた。
そうして戦闘を続けていると、とうとう結界の一部が欠け、ライフシェルの中に侵入するグールが現れた。
ドン!
「東さん!」
すかさず東がライフシェル内部に入り込んだC級グールを撃ち抜いた。
「まだ来る! 油断するな!」
安堵するオレたちを東が一喝すると次々にグールがライフシェルに流れ込んできた。
(ぐっ! とうとう結界でも押さえきれない数と勢力になったか!)
ライフシェルの結界は隊員の治癒効能、魔素回復効能、体力、身体能力の補助と多岐に渡るが、グールに対しての物理的な障壁としても機能している。
グール単体ではA級でもこの障壁は突き破れない。だが、何百というグールの攻勢に所々の障壁に穴が空き始めていた。
そして、少しずつライフシェルに入ってくるグールの数と等級が上がっていった。
「B級が複数入って来ている! あそこだ! 結城! 安城! 近接組で対応してくれ!」
「「了解!」」
「そっちにはA級だ! 中井! 月城! 魔術で集中攻撃してくれ!」
東が焦りを滲ませて激を飛ばす。
オレたちはじりじりとライフシェルの中央部に押し込まれていた。
(や、やばい! もう少しで逃げ場が無くなる! 反対側にいた武蔵野くん達ももう直ぐそこだ!)
「あ、東さん! このままでは……!」
撤退するしかない。そう提言しようとしたその時、オレは気を失っていた司が立ち上がっていることに気付いた。
(司さん!)
「……東班長、ご迷惑をかけました」
「司隊員! なんとか間に合ってくれた!」
「心配をかけました。ここから反撃開始です」
オレたちは敵の群れをなんとか殲滅することはできたが、大群と戦った疲労は隠せない。
巨大なA級グールもまだ10体は残っていたのでオレたちとしては決して楽勝ではなかった。
「さ、佐々木さん。大丈夫ですか? それに結城さん、早く戻らないと……」
「ああ、だが息くらいは整えてから行こう。このまま戻っても足手まといになってしまう」
「そうだな、了解」
少し休息と治癒を行い、オレたちは東達のいるライフシェルに向かった。何度も連絡を取ろうとしたが、通信が繋がらなかった。これもグールの妨害に間違いない。つまり、敵はまだまだ健在だと言うことだ。
しばらく進むと大きなグールの死体が倒れているに気がついた。これは海洋型のB級グールだ。巨体が何十と横たわっている。まるで霧が立ち上るかのように帰化蒸気を上げている。
「これは……? なぜここに? まだライフシェルまでは距離があるのに……、それにさっきは海洋型はいなかったはずでは?」
「ユウナ、これはおそらく司隊員の手に依るものだろう。傷痕で分かる」
(つまり、司さんはオレたちと別れた後、また別のグールの群れに襲われたってことだよな……全然気付かなかった……。ますます向こうが心配だ)
「おい! 見えたぞ!」
先頭を進んでいたアオイが声を張り上げた。
遠くにライフシェルがあり、その周りに大量のグールが群がっているのが見えた。ここまで来るとオレの感知能力をもって東たち皆の気配を捉えることも出来た。
「よかった! 誰も死んだりしてない!」
「あ? 縁起でもねーこと言うなよ! 行くぞ!」
「ああ! すまない!」
オレたちはライフシェルから200メートル程まで近付くと、そこから大群のグールに向けて攻撃を加えた。
オレたちに気付いたかなりの数のグールがこちらに向かってきたが、ライフシェルからの攻撃と挟み撃ちとなり、オレたちに向かう敵は殲滅することができた。
『聞こえるか? 戻ってきたな! 今ならこちらへ入れる! 突っ込んでこい!』
(東さん! 通信が利く!)
『了解です』
セイヤが答えるとオレたちは大技を出しながら敵の数を減らし、その攻防で出来た隙間からライフシェルに飛び込んだ。A級グールからも複数の攻撃が飛んできていたが、武蔵野達であろう攻撃が迎撃をしてくれていた。
オレたちは転がるようにして結界の中に戻ることが出来た。
「はあ! はあ! はあ! や、やった!」
何とか陣地に戻ったオレは東の方を見て硬直してしまった。
「え?司さん?」
何と司が東の脇の地面に横たわっている。気絶しているようだ。
「ご苦労だった。結城班。悪いが直ぐに敵の攻撃に加わってくれ」
「ええ、勿論です。ですが、司隊員はどうしたんでしょうか?」
「……S級グールに奇襲を受けた」
(は?)
「司隊員がこちらに帰還する直前、突然海洋型のS級グールが現れて襲いかかってきた」
「そんなバカな!」
オレは直ぐには信じられない。さっきもS級と戦ったばかりだ。
「しかも同時にB級群体も新たに現れて司隊員を襲撃してきた。だが、S級隊員の意地なのか司隊員は素晴らしい実力で敵を殲滅した」
「そんな! そ、そのせいで今は倒れたってことですか……」
司はオレたちと別れた後、新たにS級とB級の群体を倒したようだ。司は攻撃を受けて倒れたのではなく、魔素を使いきり、気絶したのだろう。
「ああ、そうだ」
「だけど、司さんはさっきS級を1体倒しました! そしてここでもS級をまた討伐したのにまだグールがオレたちに襲いかかってくるってことは……」
「ああ、おそらくもう1体いる。さあ、敵を攻撃するぞ」
(や、やっぱりか……、S級が3体……)
「そ、そんな……倒せるんですか、司さんも動けないのに……」
「……珍しいな。そんな弱気な君は」
「え?」
東がオレを見つめていた。不思議そうな視線でオレを見ている。
「強敵に挑戦して、ボロボロになりながらも諦めない。オレは君をそんな男だと思っていたよ」
(いや、オレはそんな……)
「尻込みしてしまったなら思い出してみるといい。戦う理由を」
「戦う理由?」
「東班長。話はここまでにしましょう。武蔵野班、中井さんや一ノ瀬さんも危なくなってきています」
「結城。そうだな」
「セイはたまに弱音を吐くんです」
(この前も言われたけど……、別に少し愚痴を言うくらいいいだろ)
東は銃を構えながら、肩越しにオレを見た。
「強さも弱さも人に見せることができるのが当たり前。それが君の生きていた時代なんだろう?」
「え? まあ……、そうですね。愚痴を言う人は……けっこう居たと思います」
「佐々木、必ず取り戻そう。その時代を。さあ戦うぞ!」
「……はい!!」
(そうか。甘えてられるだけ、オレのいた時代は平和だったってことだ! 東さんはその時代を……)
「うおおお!!」
オレは殺到するグールに銃弾を打ち出した。
「結城班! 戻ってきたな! これで楽になる!」
「一ノ瀬さん! 中井さん! 状況はどうでしょうか!?」
オレたちの帰還を一ノ瀬と中井が喜ぶが、ユウナが直ぐに現状の確認をした。
「現在の敵撃破数は、A級200、B級400、C級が700、それ以下が1200だ。敵の数も海洋型が加わって残数、未だ4000ほどだ」
「……! まだそんなにですか! では、ここからはライフシェルを利用した持久戦ですか?」
ユウナが敵の残数に驚きながらも中井に確認をとった。
「ああ、そうだ。それしかない。敵はどんどんこちらへ向かってきている。結界を持たせる為、武蔵野班は時おり結界の外にまで出て近づくA級を討伐してくれている」
「もう限界ギリギリだったぞ! だけど、お前らも戦線に加わればまだまだ持つ! 踏ん張るぞ!」
一ノ瀬もかなり疲労しているようだ。
「「了解!」」
オレたちは東、中井、一ノ瀬と共にグールの討伐を開始した。
ライフシェルの反対側には武蔵野班が同じく討伐をしていて、回り込んだグールの群れを殲滅していた。
オレたちのいる側からグールの本隊は侵攻してくるため、戦力も厚く構え、東班と結城班の7人で戦闘にあたっていた。
そうして戦闘を続けていると、とうとう結界の一部が欠け、ライフシェルの中に侵入するグールが現れた。
ドン!
「東さん!」
すかさず東がライフシェル内部に入り込んだC級グールを撃ち抜いた。
「まだ来る! 油断するな!」
安堵するオレたちを東が一喝すると次々にグールがライフシェルに流れ込んできた。
(ぐっ! とうとう結界でも押さえきれない数と勢力になったか!)
ライフシェルの結界は隊員の治癒効能、魔素回復効能、体力、身体能力の補助と多岐に渡るが、グールに対しての物理的な障壁としても機能している。
グール単体ではA級でもこの障壁は突き破れない。だが、何百というグールの攻勢に所々の障壁に穴が空き始めていた。
そして、少しずつライフシェルに入ってくるグールの数と等級が上がっていった。
「B級が複数入って来ている! あそこだ! 結城! 安城! 近接組で対応してくれ!」
「「了解!」」
「そっちにはA級だ! 中井! 月城! 魔術で集中攻撃してくれ!」
東が焦りを滲ませて激を飛ばす。
オレたちはじりじりとライフシェルの中央部に押し込まれていた。
(や、やばい! もう少しで逃げ場が無くなる! 反対側にいた武蔵野くん達ももう直ぐそこだ!)
「あ、東さん! このままでは……!」
撤退するしかない。そう提言しようとしたその時、オレは気を失っていた司が立ち上がっていることに気付いた。
(司さん!)
「……東班長、ご迷惑をかけました」
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