俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

文字の大きさ
72 / 793
序章 俺は普通の高校生なので。

序章41 放課後の三叉路

しおりを挟む
 階段を上がる。


 バイト先の所在地は南口の雑居ビル群の一角にあるのだが、希咲はそこへは行かずに駅の構内へ入りコインロッカーへと向かった。


 改札手前に設置されたコインロッカーの右から二番目の三段ある内の真ん中の扉。

 スクールバッグの中から取り出した鍵をその扉の取っ手近くにある鍵穴へと挿しこんだ。

 手早く中身を取り出してから扉を閉める。


 ロッカーから引っ張り出したボストンバッグを肩に引っ提げ、足早に改札前のトイレへ向かう。


 女性用トイレに入ったらすぐに視線を手前から奥に走らせる。

 一番奥の個室が空いていたので立ち止まらずにそこへ入った。


 個室のドアを閉めると座らずに便座の蓋を下ろし、その上にボストンバッグを下ろす。

 仕切り壁に取り付けられた鞄置きにスクールバッグを置く。


 ボストンバッグの口を開く。


 中から出てきたのは着替えとなる衣類だ。


 制服の胸元のリボンを外し、ブラウスのボタンに指を付けたところで一度動きを止める。


 学園へ報告している自分のアルバイトは、母親の友人の経営する事務所での事務の手伝いだ。その内容で許可を得ている。


 自分のしていることへの後ろめたさや罪悪感はあれど、毎月の安定した生活資金を得るためには仕方がない。


 細く。だけど重く。溜め息を吐いてからブラウスのボタンを外していく。



 数分後、トイレから出る。


 肩だしのゆったりとしたニットにショートパンツ。キャスケット帽を頭にのせ、ラフにまとめた後ろ髪を肩から胸へ垂らす。

 逆の肩に提げた小さめの黒いリュックサックと大きめのサングラスの位置を直し、ブーツのヒールを鳴らして歩き出す。


 向う先は北口だ。


 階段を降りた先には歓楽街がある。


 その景観に入り込んでも過不足のない姿で希咲 七海は歩いていく。



 

 ギシッと、手に持った大きな手提げのポリ袋が歩くリズムに合わせて一定間隔で音を鳴らす。

 2ℓの水のペットボトルを入るだけその袋に詰め込み、左手から提げて駅のロータリーを弥堂は歩く。


 向かう先は、先程ここへ来た時に使った道でもある、新商店街へ繋がる『はなまる通り』だ。

 誰が何に対して付けた『はなまる』なのかは殆どの市民が知らない。


 希咲と別れ、すぐに来た道を引き返して帰宅しようとした弥堂だったが、自分が駅前ロータリーのスーパーマーケットでミネラルウォーターのセール品を購入する予定であったことを思い出したのだ。

 間抜けにもそれを失念し、無様にも引き返してきた道をさらに引き返し、ただ幸いにも目当ての商品を手に入れることは出来たので、今度こそと帰路に着いている。

 酷く効率の悪いことをしたと苛立ちながら歩く。何故予定を忘れることになったのかという、その原因に思い当たらないようにするために苛立ちを維持する。


 はなまる通りの入り口となる、先程も通ってきた角に差し掛かる手前で一度立ち止まる。

 現在弥堂の居る位置とはロータリーを挟んで反対側になる雑居ビル群へ目を向ける。


 以前に独自に学園の資料を勝手に閲覧しあらゆる方面に無許可で調査したところ、希咲 七海のアルバイト先はあの雑居ビル群の中にあるはずだ。

 しかし、先程別れた彼女は駅の中へと入っていった。


 学園へ虚偽の報告をしているのならそれはそれで問題だが、現在の自分の担当する仕事の範疇ではない。

 今現在、現時刻でここに居る弥堂 優輝という人物がそのことに興味や関心を向ける理由はない。

 だから、弥堂は考えるのをやめて再び歩き出した。


 はなまる通りに入り、先程も目にした捨て看板のある路地へ通り過ぎ様に視線を遣る。

 やはり自分が興味や関心を向ける理由はない。


 弥堂 優輝は自宅へ向かい歩いていく。




 希咲 七海が北口の階段を降りた頃、弥堂 優輝が通り過ぎたばかりの、はなまる通りの入り口に新たに姿を現す者たちがいた。


 トテトテと歩き、すれ違う人々を不器用に避けて、『キャスト募集! 面接はこの奥で』と書かれた看板の前で立ち止まる。


 水無瀬 愛苗だ。


「ねぇ、メロちゃん。ここでいいのかな?」


 電柱に針金で巻きつけられた看板の足元に視線を向けながら彼女は連れに声をかける。


「そうッス! ジブンのエロエロセンサーがビンビンに反応してるッスよ! 間違いねーッス!」


 水無瀬の問いにやたらとテンションの高い答えが返ってくる。

「えろえろ?」と首を傾げる水無瀬の疑問は無視してその声は続ける。


「こいつはクセェーッス。この路地の奥からか~な~りイカガワシイ臭いがしてるッス。これは結構ヤベー奴がいるっぽいッスよ! 本当に行くんスか、マナ?」


 路地の方へ向けた鼻をクンクンと慣らしながら水無瀬へ問いかける。


「うん。もちろんだよっ! だって私が行かなきゃ……」


 水無瀬は決意を秘めた直向きな眼差しで答える。


「ホントにッスか? またヒドイ目にあうかもしんないッスよ?」

 ハイテンションだった話し声を僅かに顰め、声に心配そうな色をこめる。

 水無瀬はその確認のような問いに何かを思いだしたのか、一度「ゔっ」と呻き、だがすぐに体裁を整えると胸に手を当て誓うように返す。


「……だいじょうぶ。ちゃんと覚悟はしてるよ。みんなのために私が頑張るんだって決めてるから」


 その誓いを受けた者は再度確認するように問う。


「ホントのホントにッス?」

「ほんとのほんとだよっ!」


 水無瀬はそれに力のある笑顔で答えた。


 その者もそれ以上は問いを重ねるのをやめ、気を取り直し場を盛り上げるように声を張り上げる。


「よおぉぉぉっし! よくぞ言ったッス! それでこそジブンのトモダチ! そしてパートナー!」

「まかせてっ! 私、メロちゃんのためにも頑張るから!」


 子供のような甲高い声に水無瀬も合わせるように気勢を上げる。


 人通りの多い通りで大きな声を二人で上げるが、 メロちゃんと呼ばれた者にも、水無瀬にも、人々は誰も関心を示さない。



「よっしゃあああああ! いくぞマナぁっ! 準備はいいッスか⁉」

「うん! いつでも!」

「ホントかキサマァ⁉ そんなデッカイおっぱいで大丈夫か⁉」

「おっぱい⁉」


 びっくり仰天した愛苗ちゃんは反射的に自身の両胸を手で抑え、彼女のチャームポイントでもあるおさげをぴゃーっと跳ね上げた。


「おっぱいが関係あるの⁉」

「当たり前だァっ! バカモノぉっッス! そんな目立つもんぶら下げてたら、どうぞお手に取ってお確かめくださいと言ってるようなもんだろうがぁぁぁッス!」

「そ、そうなの……?」

「そうッス! 気を付けるんスよ。こんなイカガワシイとこに居る奴ッス。幼げな容姿にそんなにデッカイおっぱいがオプションで付いてたら、出会い頭にむしゃぶりついてくるに決まってるッス! イケんのか⁉ そのおっぱいはすぐにイケんのかあぁぁぁっス!」

「え? えっ……どうなんだろ…………? よくわかんない……」

「これからお仕事って時に悠長なこと言ってちゃダメッスよ! 女子たる者、いつでもおっぱいは準備しとけッス! 痴れ者があああぁぁッス!」

「ご、ごめんなさい…………」


 公衆の面前で突然大声で叱られ始めた水無瀬は困惑しながらも謝罪をした。完全に言いがかりでセクハラとしか思えない会話だったが、よいこの愛苗ちゃんは決して怒鳴り返したりなどはしないのだ。


「じゅ、じゅんびってよくわかんないけど、とにかく私いっしょうけんめい頑張るからっ!」


 胸の前で両拳を彼女のフルパワーである握力15㎏で握りしめ、フンフンっと鼻息荒く気合をアピールする。


 まったく頼もしさを感じさせない彼女の出で姿だが、メロは「その意気やよし!」と満足げに頷いた。

 そして先行し路地の入口に踏み入ると水無瀬へ振り返る。


「そのカクゴが見たかったッス! マナの女子力がギュンギュン上がってるのが自分にはわかるッス!」

「女子力……? お料理とか上手になるかな?」

「なるッス! 一流シェフもマナのおっぱいには勝てねぇッス!」

「おっぱいは関係ないよぅ……どっちかっていうとお料理の時は邪魔だし……」

「カーーーーっ! なんてこと言うッスか! ナナミが聞いたら怒り狂うッスよ! 戦争ッス!」

「なんで七海ちゃん? なかよしだもん。ケンカなんてしないよぅ」

「油断大敵ッス! 乳の切れ目が縁の切れ目ッス! 気を付けるんスよ!」

「そ、そうなの……? わ、わかった、気を付けるね」


 これから何か重大な用件に身を投じることを匂わせていた二人だったが、何とも気の抜けるような会話が続く。


「お料理といえば、明日も弥堂くんのお弁当作ってあげたいから早めに終わらせて帰んなきゃ」

「くぅぅぅぅっ! あのマナが男にメシを振舞うようになるなんて…………ジブンは嬉しくも寂しいッス……」

「あはは、なにそれ。よくわかんないけど、メロちゃんとはこれからもずっと一緒だよ?」

「……そうッスね…………ジブンもマナとずっと一緒にいたいっス……」

「もちろんだよ! ずっとお友達だよ!」


 花が拡がるような快活な笑顔を自分へ向ける水無瀬へ、メロはどこか後ろめたそうな寂寥感を佩びた瞳を向ける。


「メロちゃんの分も作ってあげるからね!」

「やったぁーーッス! マナのハンバーグは世界一ッス!」

「おおげさだよぉ……でも美味しいって思ってもらえたなら私もうれしいな」

「クッソウメェっス! 一流シェフもお顔真っ赤ッス!」

「真っ赤? シェフさん照れちゃうの?」

「でもマナ。相手は男子高校生ッス。ちまちま餌付けするより、そのデッカイおっぱいボロンってやってやったらイチコロッスよ?」

「またおっぱい⁉」


 二言目にはおっぱいについて言及してくる友人のセクハラに、水無瀬は毎回律義に驚く。それが変態を喜ばせることに繋がっているとは無垢な彼女はまだ知らない。


「あったりめぇッス! 男子高校生なんて起きてる時間の8割はおっぱいのことしか考えてねぇッス!」

「そ、そうなの……? でもでも、弥堂くん大人しい子だし、そんなことしたらビックリしちゃうよ」

「ほう。草食系男子ってヤツッスか……? ちょっと前は流行ったらしいッスね?」

「草食系……なのかな? おしゃべりも苦手っぽくて、いつもじっとしてる大人しい子だよ」

「ほうほう。可愛い系ってヤツッスか」


 ある意味で、ものは言い様な水無瀬の不充分な説明により、ほんの数十分前にここの近辺で突如数名の人間を殴り倒した挙句に路地裏へ投げ捨てるという暴行を働いた本人の実像とは、全くを以てかけ離れた人物像を友人にイメージさせた。


「ダメっスよ、マナ。そうゆう男は絶対夜も淡泊ッス。離婚まっしぐらッス。ジブンは女なんてただの肉穴だって思ってるような漢の中の漢が好みっス」

「にくあな?」


 人通りの多い場所で女児のような高い声で極めて不謹慎な発言をするが幸い誰も関心を示さず、幸い水無瀬さんにも意味は伝わらなかった。


「さぁ! こうしちゃいられねぇーッス! その幼さを残しながらも成長を隠し切れないドスケベボディでしっかりお勤めを果たしてもらうッス! さくっとイカせてハンバーグ食うッスよー!」


 コテンと首を傾げている水無瀬を置いて、気炎を揚げながらメロは路地裏へと走っていった。


「あ、まってメロちゃん! おいてかないでー!」


 それを慌てて追いかけ水無瀬もまた駆け出す。

「ハンバーグは明日のお弁当だよー」と気の抜けるような声をあげながら薄暗い路地の中へと飲み込まれていった。





 水無瀬 愛苗みなせ まな


 希咲 七海きさき ななみ


 そして弥堂 優輝びとう ゆうき



 奇しくも同じ学園の同じ教室に通う三人が、それぞれの事情のもとに同じ時間帯に新美景の駅前付近に居合わせることになった。


 しかし、これからの時間は三人ともに共有することはなく、三叉路を背中合わせにそれぞれ別の方向へ別れていった。


 三人それぞれが別の『放課後せかい』で、別の物語へ身を投じていった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~

エース皇命
ファンタジー
 学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。  そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。 「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」  なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。  これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。 ※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。

異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

処理中です...