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第十一王子と、その守護者
約束された敗北
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トーナメントの初戦が発表された。当日のこの瞬間までオレたちは誰と戦うか知らなかったが、トーナメント表を見た瞬間オレは意識が遠くなったとも。
第一試合
第一王子守護魔導師クロポルド・アヴァロア
対
第十一王子守護魔導師タタラ
第二試合
第二王子守護魔導師レレン・パ・レッティ
対
第三王女守護魔導師マツリ・フレアー
第三試合
第四王女守護魔導師シロン・ココミドレー
対
第九王子守護騎士ボドレ・ニャルア
第四試合
第五王子守護獣ペロ
対
第十王子守護魔導師 イリマリーヌ・アイズ・キン
第五試合
第六王子守護魔導師 シュラマ・ラーマ
対
第七王子守護魔導師 スイ・ロックシティ
第六試合
第八王女守護魔導師 ダイ・ロックシティ
対
第十二、第十三王子守護魔導師 ジジル・ルシア
第十二、十三王子は双子で、まだ幼く守護者も同じため同カウントである。
『え? オレに死ねと?』
デカデカと掲げられたトーナメント表を見て、誰もが同情の目を向けてきた。大半が知らない者だがこの中で騎士団の団長を務めるほどの地位にいるクロポルド団長殿が一番強いのは当たり前。そんな人と戦うのが、まさか最年少の……しかも魔導師として活躍し始めたのが三ヶ月ほど前のオレ。
いじめ、よくない!!
『異議ありィ! 勝負が秒で終わります!』
『そうでしょうか? タタラ様であれば善戦出来るかと思われますが』
お行儀悪くもノルエフリンの足を蹴る、手加減はしたとも。
しかしギャーギャー騒ぐオレたちだったが別室に王子に問答無用で連れて行かれる。小さな個室に入ったオレたちでそこにある椅子に座ることもなく立ったまま輪になり、王子の話を聞く。
『……タタラには申し訳ないが、これは演出だ。
クロポルドとタタラが戦ってタタラが負ける。そして盛り上がったところで僕たちの結婚を盛大に発表して、更なる盛り上がりを図るらしい。その後は通常通りの試合だ。
すまない、タタラ……協力してはくれまいか?』
結婚の……発表。
すぐに答えようと口を開くのに、妙に唇がカサついて時間が掛かる。何故か騒つく心がいつかのように悲鳴を上げているが……こんなものは慣れたもの。
多少の演出なら仕方ない、そもそもオレが彼に敵うはずないんだから。
『……タタラ様』
『あ、はい。……なるほど、頭良いですね! それでは盛大にやられてやりますとも。オレが出来ることなら、なんでもしますから!』
笑顔でちゃんと言えただろうか。
勇ましく胸を叩いてそう言えば、王子も安心したように笑って礼を言ってくれる。取りに行く物があるからと部屋を出た王子がいなくなり……オレとノルエフリンだけが残された。
『……本当に、宜しいのですか』
俯くことすら許さないように、胸元の勲章が光る。
『何がだよ……。良いも悪いもあるか、王子がやれって言えば絶対だ。負けても死ぬわけじゃないし、むしろ二人のための踏み台にでもなれば』
『私の誇りである貴方を、そんな風に軽んじないで下さい』
ピシャリと言われて、まるで叱られたようだ。変じゃないか。オレをオレがどう評価しようかなんてノルエフリンには一切関係ない。
しかし、いつもは温厚でベタベタな騎士は毅然とした態度のまま謝罪することもない。自分が正しいかのようなその姿が、妙に苛立つ。
『じゃあ、どうしろってんだよ。お前はオレがどうするべきだと思うんだよ』
『最後くらい正々堂々戦うべきです。折角与えられた機会ですから。貴方はもう、あの騎士団長と並べても劣ることなどありません。
同じだけの信頼を得て、同じだけの力を持ち、同じように周りから認められた。文字通り貴方は命を懸けてそこまで辿り着いた。
……本当は、戦いたいのでしょう。今日だって本当は勝ち進む気でいた。最後には、必ず当たると思っていたでしょう?』
劣るとも。
時間も、実績も、思い出も。何もかもが劣ってしまう。だから自分はこんな結末を歩いている。
……あれ? どういう……意味だ?
『戦え。臆病者』
……コイツ。
見下すようにオレの返事を待つノルエフリン。だが、オレはコイツの挑発に乗ってやることは出来ない。どんなに心が焼けそうなくらい熱くなっても、生憎オレの頭は冷静なのだ。
思わず浮かべた笑みに、ノルエフリンが虚を衝かれたようにその姿勢を崩す。
『バーカ。オレは臆病者なんて大層なもんじゃねーんだよ』
開かれた扉に、頭を下げる。
『……オレは、逃げ足だけが自慢の、負け犬だからな』
苦虫を潰したようなノルエフリンの顔が痛快で、頭を下げた状態でへらりと笑う。思い通りにいかなくてオレは大満足だ。
最後まで先輩としての何かを守れたな、嫌な先輩だけど!
『どうした、お前たち? まぁ良い……タタラ、試合が間もなく始まるからその前にこれをつけるのだ』
『これは……なんです?』
真っ黒な首輪が渡され、遂に人間扱いすらされないのかと若干青ざめながら王子を見る。首輪に鈴に、ネコかなんかと間違えてませんか?
『これは新しい魔道具だそうだ。……いや、今回の内情を知る者の中にはお前が以前魔人と戦ったことや想像以上の魔力を持つと知り要らぬ心配を持つ者が多くてな。
それは空間魔法を応用した、魔力を制限する魔道具だ。魔力を半分程度に封じる。ここまですれば誰も文句はあるまい。お前は暴走なんてしないし、無事に役目を果たす……そうであろう?』
ああ、なるほど。
隣で憤る騎士が何か言ってしまわぬ内に、それを首につける。内心ではまるで首を吊るような気分だった。カチリと閉まってしまった首輪を確かめるように触れたり引っ張ったりしてから王子を見れば、ホッとしたように小さく笑った。
保険、ね……。
首輪をした瞬間に、自分の中にある魔力が一気に萎んでいく。有り余るはずだった魔力の突然の封印に少しだけ目眩を起こしたが、なんとか踏ん張って持ち直すことが出来た。
ダンジョンですら二回目は殆どなんともなかったのだ、今更魔力のことで不調をきたすようなヘマなどしない。
『よし。では、控室に移動するぞ』
初戦を飾るオレは早速控室に入り、戦闘が始まるため正装を脱いでも良いと言われたが所詮はママゴト試合。汚す気はないし、どうせ早く終わるだろうからと断った。アームカバーだけ脱いでいつもの手袋をして終わらせる。
あまり合わないかもしれないが、機能性のために我慢してもらおう。
『……健闘を祈る。クロポルドも内容は知っているから、二人で時を図るように。僕とノルエフリンは観客席にいるからな。終わったらお前も来るように』
『そうですね、試合の最中に見つけられるか楽しみです!』
未だに納得していないのか少し怒ったようなノルエフリンに、全てが終わったらどう機嫌を取ったら良いものか心配になる。
喧嘩別れなんて冗談じゃないしな。
観客席に向かおうとしていたハルジオン王子を呼び止めると、最後に自分が向かう姿を見ていてほしいと願い出た。
覚えていてほしかった。最後に、自分を守っていた……このちっぽけな魔導師の背中を。
『では、殿下……お気を付けて』
控室を出て、闘技場に出る廊下に立つ。観客なんてそこにはあまりいないはずなのに、国中の声が魔道具によって集められている。人々の熱気と興奮。ヒンヤリとした廊下は、オレの心すらも冷かすのだ。
『お気を付けて、殿下。もうオレは直接お護りすることは叶いません。精々遠い地で、健やかであれと願うくらい。
護れないから……お気を付けて。
一緒に行けないから……いってらっしゃい。
全部オレには無縁だった言葉。ふふっ……とても不思議で、寂しい言葉だ。
……っ、さようなら。オレに覚悟を教えてくれた人。幸福を。栄光を。健やかで。
貴方の未来に、日輪の光が照らしますように』
何故かよくわからないけど、別れの言葉を言うなら今なんだと思った。まだお別れじゃないのに、後で顔を合わせたら恥ずかしいのにと思いながらも……まぁ良いやと考えるのはやめた。
背を向けたまま走り出せば、後ろから誰かがオレを呼んだような気がしたけど目の前から迫る光が漏らす声援が大きくて掻き消えた。
闘技場。
城の裏に併設された、コロセウムを思わせる建物にいくつもの撮影魔導師が飛び交い三枚は水鏡が設置されて様々な場所の民の映像を映している。
その中心にいる、完全武装を終えた人物を見て歩み寄る。
日の輪騎士団団長クロポルド・アヴァロア。
『本日は宜しくお願いします、タタラ様』
『ええ。どうかお手柔らかに願います』
【えー。両選手が出揃いましたので、これより
これよりィッ!! バーリカリーナ王国式典、親善試合を開催致します!!
先ずは! この方こそが、我が国での最強の名を掴んだ若き日輪! 日の輪騎士団団長にして第一王子守護魔導師 クロポルド・アヴァロアぁあああ!!】
厳粛なる式典どこ行った?
【続きましては、そんな最強に挑む……ありとあらゆる名を持つ少年!!
なんと! 世界初の魔法属性 個人魔法の糸魔法を身に宿し、最年少守護魔導師として君臨! 更に更に黒髪黒目の神秘的な姿に、これまた神殿やギルドでさえも手玉に取ってしまった罪な男の子! しかし民からの信頼は絶大な新星!!
第十一王子守護魔導師タタラぁあああ!!】
『誰が罪な男の子だぁー!! 余計な紹介するんじゃねーっ!』
国外にまで噂が出回ったら肩身狭くなるわ、やめろー!!
しかしオレが騒いだところで会場の盛り上がりは最高潮。これには司会の男性もニッコリ。腹立つから石投げたい。
【試合は一本勝負の時間無制限。どちらかの降伏か、戦闘続行不可能と判断された時点で設置した防御魔法の効果が切れます。
武器持ち込み可。魔法大歓迎。死ななければ基本的に足が飛ぼうが手が飛ぼうが降伏しなければ止めません。宜しいですか?】
『構わない』
『……物騒ですね、オレも問題ないです』
【それではそれでは!!
第一試合、開始となります!!】
さーて、負けるぞー!
.
第一試合
第一王子守護魔導師クロポルド・アヴァロア
対
第十一王子守護魔導師タタラ
第二試合
第二王子守護魔導師レレン・パ・レッティ
対
第三王女守護魔導師マツリ・フレアー
第三試合
第四王女守護魔導師シロン・ココミドレー
対
第九王子守護騎士ボドレ・ニャルア
第四試合
第五王子守護獣ペロ
対
第十王子守護魔導師 イリマリーヌ・アイズ・キン
第五試合
第六王子守護魔導師 シュラマ・ラーマ
対
第七王子守護魔導師 スイ・ロックシティ
第六試合
第八王女守護魔導師 ダイ・ロックシティ
対
第十二、第十三王子守護魔導師 ジジル・ルシア
第十二、十三王子は双子で、まだ幼く守護者も同じため同カウントである。
『え? オレに死ねと?』
デカデカと掲げられたトーナメント表を見て、誰もが同情の目を向けてきた。大半が知らない者だがこの中で騎士団の団長を務めるほどの地位にいるクロポルド団長殿が一番強いのは当たり前。そんな人と戦うのが、まさか最年少の……しかも魔導師として活躍し始めたのが三ヶ月ほど前のオレ。
いじめ、よくない!!
『異議ありィ! 勝負が秒で終わります!』
『そうでしょうか? タタラ様であれば善戦出来るかと思われますが』
お行儀悪くもノルエフリンの足を蹴る、手加減はしたとも。
しかしギャーギャー騒ぐオレたちだったが別室に王子に問答無用で連れて行かれる。小さな個室に入ったオレたちでそこにある椅子に座ることもなく立ったまま輪になり、王子の話を聞く。
『……タタラには申し訳ないが、これは演出だ。
クロポルドとタタラが戦ってタタラが負ける。そして盛り上がったところで僕たちの結婚を盛大に発表して、更なる盛り上がりを図るらしい。その後は通常通りの試合だ。
すまない、タタラ……協力してはくれまいか?』
結婚の……発表。
すぐに答えようと口を開くのに、妙に唇がカサついて時間が掛かる。何故か騒つく心がいつかのように悲鳴を上げているが……こんなものは慣れたもの。
多少の演出なら仕方ない、そもそもオレが彼に敵うはずないんだから。
『……タタラ様』
『あ、はい。……なるほど、頭良いですね! それでは盛大にやられてやりますとも。オレが出来ることなら、なんでもしますから!』
笑顔でちゃんと言えただろうか。
勇ましく胸を叩いてそう言えば、王子も安心したように笑って礼を言ってくれる。取りに行く物があるからと部屋を出た王子がいなくなり……オレとノルエフリンだけが残された。
『……本当に、宜しいのですか』
俯くことすら許さないように、胸元の勲章が光る。
『何がだよ……。良いも悪いもあるか、王子がやれって言えば絶対だ。負けても死ぬわけじゃないし、むしろ二人のための踏み台にでもなれば』
『私の誇りである貴方を、そんな風に軽んじないで下さい』
ピシャリと言われて、まるで叱られたようだ。変じゃないか。オレをオレがどう評価しようかなんてノルエフリンには一切関係ない。
しかし、いつもは温厚でベタベタな騎士は毅然とした態度のまま謝罪することもない。自分が正しいかのようなその姿が、妙に苛立つ。
『じゃあ、どうしろってんだよ。お前はオレがどうするべきだと思うんだよ』
『最後くらい正々堂々戦うべきです。折角与えられた機会ですから。貴方はもう、あの騎士団長と並べても劣ることなどありません。
同じだけの信頼を得て、同じだけの力を持ち、同じように周りから認められた。文字通り貴方は命を懸けてそこまで辿り着いた。
……本当は、戦いたいのでしょう。今日だって本当は勝ち進む気でいた。最後には、必ず当たると思っていたでしょう?』
劣るとも。
時間も、実績も、思い出も。何もかもが劣ってしまう。だから自分はこんな結末を歩いている。
……あれ? どういう……意味だ?
『戦え。臆病者』
……コイツ。
見下すようにオレの返事を待つノルエフリン。だが、オレはコイツの挑発に乗ってやることは出来ない。どんなに心が焼けそうなくらい熱くなっても、生憎オレの頭は冷静なのだ。
思わず浮かべた笑みに、ノルエフリンが虚を衝かれたようにその姿勢を崩す。
『バーカ。オレは臆病者なんて大層なもんじゃねーんだよ』
開かれた扉に、頭を下げる。
『……オレは、逃げ足だけが自慢の、負け犬だからな』
苦虫を潰したようなノルエフリンの顔が痛快で、頭を下げた状態でへらりと笑う。思い通りにいかなくてオレは大満足だ。
最後まで先輩としての何かを守れたな、嫌な先輩だけど!
『どうした、お前たち? まぁ良い……タタラ、試合が間もなく始まるからその前にこれをつけるのだ』
『これは……なんです?』
真っ黒な首輪が渡され、遂に人間扱いすらされないのかと若干青ざめながら王子を見る。首輪に鈴に、ネコかなんかと間違えてませんか?
『これは新しい魔道具だそうだ。……いや、今回の内情を知る者の中にはお前が以前魔人と戦ったことや想像以上の魔力を持つと知り要らぬ心配を持つ者が多くてな。
それは空間魔法を応用した、魔力を制限する魔道具だ。魔力を半分程度に封じる。ここまですれば誰も文句はあるまい。お前は暴走なんてしないし、無事に役目を果たす……そうであろう?』
ああ、なるほど。
隣で憤る騎士が何か言ってしまわぬ内に、それを首につける。内心ではまるで首を吊るような気分だった。カチリと閉まってしまった首輪を確かめるように触れたり引っ張ったりしてから王子を見れば、ホッとしたように小さく笑った。
保険、ね……。
首輪をした瞬間に、自分の中にある魔力が一気に萎んでいく。有り余るはずだった魔力の突然の封印に少しだけ目眩を起こしたが、なんとか踏ん張って持ち直すことが出来た。
ダンジョンですら二回目は殆どなんともなかったのだ、今更魔力のことで不調をきたすようなヘマなどしない。
『よし。では、控室に移動するぞ』
初戦を飾るオレは早速控室に入り、戦闘が始まるため正装を脱いでも良いと言われたが所詮はママゴト試合。汚す気はないし、どうせ早く終わるだろうからと断った。アームカバーだけ脱いでいつもの手袋をして終わらせる。
あまり合わないかもしれないが、機能性のために我慢してもらおう。
『……健闘を祈る。クロポルドも内容は知っているから、二人で時を図るように。僕とノルエフリンは観客席にいるからな。終わったらお前も来るように』
『そうですね、試合の最中に見つけられるか楽しみです!』
未だに納得していないのか少し怒ったようなノルエフリンに、全てが終わったらどう機嫌を取ったら良いものか心配になる。
喧嘩別れなんて冗談じゃないしな。
観客席に向かおうとしていたハルジオン王子を呼び止めると、最後に自分が向かう姿を見ていてほしいと願い出た。
覚えていてほしかった。最後に、自分を守っていた……このちっぽけな魔導師の背中を。
『では、殿下……お気を付けて』
控室を出て、闘技場に出る廊下に立つ。観客なんてそこにはあまりいないはずなのに、国中の声が魔道具によって集められている。人々の熱気と興奮。ヒンヤリとした廊下は、オレの心すらも冷かすのだ。
『お気を付けて、殿下。もうオレは直接お護りすることは叶いません。精々遠い地で、健やかであれと願うくらい。
護れないから……お気を付けて。
一緒に行けないから……いってらっしゃい。
全部オレには無縁だった言葉。ふふっ……とても不思議で、寂しい言葉だ。
……っ、さようなら。オレに覚悟を教えてくれた人。幸福を。栄光を。健やかで。
貴方の未来に、日輪の光が照らしますように』
何故かよくわからないけど、別れの言葉を言うなら今なんだと思った。まだお別れじゃないのに、後で顔を合わせたら恥ずかしいのにと思いながらも……まぁ良いやと考えるのはやめた。
背を向けたまま走り出せば、後ろから誰かがオレを呼んだような気がしたけど目の前から迫る光が漏らす声援が大きくて掻き消えた。
闘技場。
城の裏に併設された、コロセウムを思わせる建物にいくつもの撮影魔導師が飛び交い三枚は水鏡が設置されて様々な場所の民の映像を映している。
その中心にいる、完全武装を終えた人物を見て歩み寄る。
日の輪騎士団団長クロポルド・アヴァロア。
『本日は宜しくお願いします、タタラ様』
『ええ。どうかお手柔らかに願います』
【えー。両選手が出揃いましたので、これより
これよりィッ!! バーリカリーナ王国式典、親善試合を開催致します!!
先ずは! この方こそが、我が国での最強の名を掴んだ若き日輪! 日の輪騎士団団長にして第一王子守護魔導師 クロポルド・アヴァロアぁあああ!!】
厳粛なる式典どこ行った?
【続きましては、そんな最強に挑む……ありとあらゆる名を持つ少年!!
なんと! 世界初の魔法属性 個人魔法の糸魔法を身に宿し、最年少守護魔導師として君臨! 更に更に黒髪黒目の神秘的な姿に、これまた神殿やギルドでさえも手玉に取ってしまった罪な男の子! しかし民からの信頼は絶大な新星!!
第十一王子守護魔導師タタラぁあああ!!】
『誰が罪な男の子だぁー!! 余計な紹介するんじゃねーっ!』
国外にまで噂が出回ったら肩身狭くなるわ、やめろー!!
しかしオレが騒いだところで会場の盛り上がりは最高潮。これには司会の男性もニッコリ。腹立つから石投げたい。
【試合は一本勝負の時間無制限。どちらかの降伏か、戦闘続行不可能と判断された時点で設置した防御魔法の効果が切れます。
武器持ち込み可。魔法大歓迎。死ななければ基本的に足が飛ぼうが手が飛ぼうが降伏しなければ止めません。宜しいですか?】
『構わない』
『……物騒ですね、オレも問題ないです』
【それではそれでは!!
第一試合、開始となります!!】
さーて、負けるぞー!
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