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限界離婚
再会した日曜日
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良は車を2時間運転して、義父から聞いた県外の妻が入院している病院へ行った。
病室では、鈴奈は青ざめた顔で眠っていた。
部屋にいた義父と息子の勇太が、良に気が付いた。
「パパ」
勇太は良に飛びついてきた。
「勇太。大変だったな。元気だったか?」
勇太は、言う。
「うん。ゆうたはげんきだよ。ママがいたいって。」
良は、義父に頭を下げる。
「お義父さんありがとうございます。」
義父は、良へ言った。
「いいさ。こちらは大丈夫だ。私もしばらく有給を使って仕事を休む事にした。」
話し声に気が付いたのか鈴奈が目を覚ました。
良を見て涙ぐむ。
鈴奈は言った。
「良君。私。子宮管を手術で取ったの。もっと私が早く気が付いていたら、ごめんなさい。」
義父は勇太へ言った。
「ゆうくん。少しママとパパがお話をするから、お外へ行こうか。」
勇太は返事をする。
「うん。さっきのこうえんいきたい。」
勇太が病室を後にした事を確かめて、良は、鈴奈に言う。
「大丈夫だよ。子供は勇太がいる。鈴奈のせいじゃない。」
鈴奈は言った。
「だって、良君は二人目が欲しいって言っていたでしょ。私もう自信がないの。こんな事になるなんて、、、」
良は言った。
「もう妊娠はできないのか?」
鈴奈は言う。
「ううん。出来る可能性もあるって言われたわ。しばらくは無理だけど、、、」
良は言った。
「焦る必要なんてないよ。俺達には勇太がいるだろ。お願いだから、離婚するなんて言わないでくれ。あの用紙を見てどんなに驚いた事か。」
鈴奈は何かを思い詰めたように言った。
「でも、もう無理よ。義母さんは、私が子宮外妊娠の事を話したら、所詮ただの妊娠だから手術なんて必要ないって。家事や勇太の世話はできないってハッキリ言ったの。同居をしていたら、助けてくれるって私が期待しすぎたのかもしれないけど、あんまりだわ。もうあの人と家族を続けるなんて考えられない。良君の事は好きだけど、もう嫌なの。本当に限界なのよ。」
良は、呆然とする。
薄々感じていたが、母の態度はあんまりだった。
良は、必死で鈴奈に頭を下げた。
「鈴奈。悪かった。こんな事になっているなんて思っていなかった。
頼む。離婚は考え直してくれ。俺は母より鈴奈の事が大事だ。
鈴奈の事を愛している。そんな事を言わないでくれ。」
鈴奈は涙を流しながら言った。
「無理なの。もう怖くてあの家には帰れそうにないわ。
大変だったのよ。良君はいないし、連絡は取れないし。
もし同居を解消したとしても、お義母さんと家族な事は変わりないでしょ。
だから、、、、、
離婚してください。」
病室では、鈴奈は青ざめた顔で眠っていた。
部屋にいた義父と息子の勇太が、良に気が付いた。
「パパ」
勇太は良に飛びついてきた。
「勇太。大変だったな。元気だったか?」
勇太は、言う。
「うん。ゆうたはげんきだよ。ママがいたいって。」
良は、義父に頭を下げる。
「お義父さんありがとうございます。」
義父は、良へ言った。
「いいさ。こちらは大丈夫だ。私もしばらく有給を使って仕事を休む事にした。」
話し声に気が付いたのか鈴奈が目を覚ました。
良を見て涙ぐむ。
鈴奈は言った。
「良君。私。子宮管を手術で取ったの。もっと私が早く気が付いていたら、ごめんなさい。」
義父は勇太へ言った。
「ゆうくん。少しママとパパがお話をするから、お外へ行こうか。」
勇太は返事をする。
「うん。さっきのこうえんいきたい。」
勇太が病室を後にした事を確かめて、良は、鈴奈に言う。
「大丈夫だよ。子供は勇太がいる。鈴奈のせいじゃない。」
鈴奈は言った。
「だって、良君は二人目が欲しいって言っていたでしょ。私もう自信がないの。こんな事になるなんて、、、」
良は言った。
「もう妊娠はできないのか?」
鈴奈は言う。
「ううん。出来る可能性もあるって言われたわ。しばらくは無理だけど、、、」
良は言った。
「焦る必要なんてないよ。俺達には勇太がいるだろ。お願いだから、離婚するなんて言わないでくれ。あの用紙を見てどんなに驚いた事か。」
鈴奈は何かを思い詰めたように言った。
「でも、もう無理よ。義母さんは、私が子宮外妊娠の事を話したら、所詮ただの妊娠だから手術なんて必要ないって。家事や勇太の世話はできないってハッキリ言ったの。同居をしていたら、助けてくれるって私が期待しすぎたのかもしれないけど、あんまりだわ。もうあの人と家族を続けるなんて考えられない。良君の事は好きだけど、もう嫌なの。本当に限界なのよ。」
良は、呆然とする。
薄々感じていたが、母の態度はあんまりだった。
良は、必死で鈴奈に頭を下げた。
「鈴奈。悪かった。こんな事になっているなんて思っていなかった。
頼む。離婚は考え直してくれ。俺は母より鈴奈の事が大事だ。
鈴奈の事を愛している。そんな事を言わないでくれ。」
鈴奈は涙を流しながら言った。
「無理なの。もう怖くてあの家には帰れそうにないわ。
大変だったのよ。良君はいないし、連絡は取れないし。
もし同居を解消したとしても、お義母さんと家族な事は変わりないでしょ。
だから、、、、、
離婚してください。」
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