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しおりを挟む翌日。講義を終えた後、時間を合わせて大学内で壱岐と落ち合う。
今日はバイトは休みなのでそのまま帰ろうと歩いていると、後ろから壱岐を呼ぶ声が聞こえた。
「駿くーん! 待って待って、帰るなら一緒に帰ろうよー」
そう言って一人の女子が蓮斗と壱岐の間に割り込んでくる。
とても可愛く整った顔立ちで、服装もオシャレで、自信に満ち溢れたキラキラした女子だ。
「どっか寄ってこうよ。駿くん、行きたいとこある?」
蓮斗の事は全く眼中になく、彼女は壱岐の事しか見えていない。
壱岐はやはり女性からかなりモテているようだ。前世でも女性人気が凄かった。メイド仲間が彼の姿を一目見ただけで嬉しそうにはしゃいでいた事を思い出す。
壱岐は冷ややかな目で声をかけてきた女子を見下ろした。
「俺は油井と帰るから、君とは帰らない」
そう言って壱岐は蓮斗を隣に引き寄せた。
蓮斗の存在に気づいた彼女は、明らかにこちらを見下した態度をみせる。
「え、誰? 駿くんの友達じゃないよね? 何でこの人と? 私と帰ろうよ」
どこにでもいるような平凡な蓮斗が自分より優先されるなんてあり得ない、と思っているようだ。
後々面倒そうなので、正直この手の女子と揉め事は起こしたくない。
どうにか穏便にやり過ごせないかと口を開きかけたところで、壱岐が言った。
「嫌だ。何で君と一緒に帰らなくちゃならないんだ?」
「え、だって……」
「俺は君の名前も知らないし、知りたいとも思わない。君と一緒にいたいとも思わない。こうして君と話している時間を無駄だとしか思えない」
淡々と告げる壱岐に、彼女はショックを受けピシリと固まる。
「俺は一刻も早く油井と二人きりになりたいんだ。二度と邪魔しないでくれ」
冷たく言い放ち、壱岐は蓮斗の腕を引いて歩き出す。振り返れば、彼女は呆然と立ち尽くしていた。
蓮斗は思わず壱岐を咎める。
「い、壱岐、ダメだろ、あんな言い方……っ」
「何故だ?」
「何故って……だって……」
「前世では、できなかった」
「……え?」
「身分が違うから、こんな風に堂々と並んで歩く事もできなった。君との関係を隠して、人目を避けて……そのせいで、満足に君との思い出を作る事もできなかった」
「…………」
「でも、今は違う。身分なんてなくて、誰に咎められる事も、隠す必要もない。本当は前世でも、人目を気にする事なくこうして君との時間を過ごしたかった」
前世では、もし二人でいるところを誰かに見られたら。きっと必死に誤魔化しただろう。何の関係もありません、というフリをして。自分の気持ちを押し殺して、嘘をつくしかなかった。
「俺はもう、我慢しない。後悔したくない」
壱岐の言葉には切実な思いが込められていた。
前世では我慢するしかなかった。お互いの立場のせいで許されなかったから。
でも、壱岐の言う通り今は違う。前世ではできなかった、普通の恋愛ができるのだ。
こうして生まれ変わって、もう一度巡り会えるなんて奇跡、きっともう二度とない。
ならば、蓮斗も後悔したくない。
「壱岐……甘えていいよ」
壱岐のマンションに着き、部屋に入った蓮斗は彼に向かって言った。
言われた壱岐はパチパチと瞬きする。
「甘える……?」
「うん。さっき、壱岐は嫌な気持ちになったんじゃないかって思って……。だから、壱岐を甘やかして癒したい」
「油井……」
「何か、してほしいことあるか? 俺にできる事なんてあんまりないけど……。でも、もし何かあるなら言ってほしい」
「…………」
少しの時間考えるように黙り込み、それから壱岐は口を開いた。
まさか、おっぱい吸いたいなんて言われるとは思わなかった。彼がしたいと言うのなら異論はないのだが。
二人で寝室に移動し、蓮斗はベッドの端に腰かける。壱岐は蓮斗の膝の上に上半身を乗せるように体を横にした。
何だか無性に恥ずかしかったが、羞恥心をこらえ衣服を捲り上げる。胸を露にし、壱岐に差し出した。
「い、いいよ、吸って……」
「ん。ありがとう、油井」
壱岐は嬉しそうに目を細め、嬉々として胸の先端にしゃぶりついてきた。
「んぁ……っ」
すっかり乳首が感じるようになってしまったので、蓮斗はすぐに甘い声を上げる。
自分が気持ちよくなる為にしているわけではない。これは壱岐を癒す為の行為なのだ。
小さく声を漏らしながら、ちゅうちゅうと乳首に吸い付く壱岐の頭を撫でる。
「あっ、んっ……いっぱい、吸っていいからな……」
言いながら、できれば前世でしてあげたかったな……と思った。今の男の体ではなく、女の体の時にしてあげたかった。その方が、彼も楽しめただろう。
柔らかさに乏しく膨らみもない胸で申し訳ない。
そんな蓮斗の心中とは裏腹に、壱岐は夢中でしゃぶっている。
少しでも彼の癒しになればと、蓮斗は胸を吸わせた。
「ひっ、んっんっ……好きなだけ、吸って、壱岐……あんっ、んんっ」
ぢゅぱぢゅぱと乳輪ごと吸い上げられ、快感に背筋が震える。
れろれろと舌で乳首を弾くように舐められて、甘噛みされ、下着の中でペニスが膨らんでいくのを感じた。
ふと視線を向けると、壱岐のそれも勃起していた。ズボンの上からでもわかるほどに勃ち上がっている。
「ぁ……こっち、触る、から……」
声をかけ、彼の下肢へと片手を伸ばす。慎重に陰茎を取り出し、固く張り詰めたそれに直接触れた。
「あっあっ、んっ……気持ちよく、なって、壱岐……っ」
太い幹を掌で包み、上下に擦り上げる。
「壱岐、の……すごい、おっき……」
何度も胎内に受け入れたが、こうして手で握るのははじめてだ。彼の陰茎の大きさを改めて実感し、ゴクリと喉を鳴らす。
蓮斗の言葉に反応するように、更に大きさを増した気がする。彼の熱を肌で感じ、後孔がきゅんと疼いた。
溢れる先走りを指に絡め、ぬちゅぬちゅと男根を扱く。
「あっ、はぁ、んっ……きもちぃ? もっと……いっぱい、気持ちよくなって……」
乳首を吸われながら、懸命に彼の欲望を刺激する。
彼が興奮し、気持ちよくなってくれているのが嬉しい。
男らしくて格好いい壱岐が、夢中で自分のぺったんこな胸に吸い付いている様が堪らなく可愛い。愛しいという気持ちが溢れてくる。
「ふっ、あっ……好き、壱岐……大好き……っ」
思いのままに口に出せば、激しく乳首をしゃぶられた。先走りがだらだらと溢れて止まらない。
「んぁあっ、あっ、いって、い、よ、壱岐……いっぱい、出して……」
手の動きを速くして、彼を絶頂へと導く。やがてそれほど時間もかからずに、壱岐は射精した。
勢いよく吐き出される精液を、掌で受け止める。
「んっ……すごい、いっぱい出てる……嬉しい……」
彼の体液で汚れた手を見て、蓮斗ははあ……と熱い息を漏らした。
ちゅぱっと音を立て、壱岐の唇が胸から離れる。散々吸われた乳首は腫れたようにぷくりと膨れ、赤く色づいていた。
「ありがとう、油井」
蕩けるような甘い笑みを浮かべ、壱岐は礼を口にする。満足そうな彼の様子を見るに、少しは癒す事ができたのだろう。蓮斗も安心し頬を緩めた。
「ううん。俺が、したかったから……。壱岐に喜んでもらえたなら、嬉しい……」
「とても癒されたよ。油井のお陰だ」
壱岐は笑みを深め、ティッシュを取って蓮斗の手を拭う。
「今度は、俺に君を可愛がらせてくれ」
「え、お、俺は、いいよ……」
「俺が油井を可愛がりたいんだ」
そんな風に言われたら断れない。
蓮斗はおとなしく裸に剥かれた。ヘッドボードに凭れるように座る壱岐に背後から抱き締められる。
「油井……」
「んっ……」
首を後ろに向ければ、口づけられた。優しく唇を食まれ、甘いキスにうっとりとなる。
ちゅっちゅっと甘えるようなキスが続き、蓮斗の体からすっかり力が抜け壱岐の胸に身を預ける。
後ろから回され壱岐の手が、肌の上に這わされた。するりと胸元を撫でられ、ピクッと体が反応する。
「んぁっ……ぁ、んっんっ」
つう……となぞるように移動した指が乳輪に触れる。すりすりと突起の回りを撫でられて、焦れったくなるような感覚にゾクゾクッと背中が震えた。
「ふあぁっ、あっ、んん……っ」
唇が離れれば、途端に蓮斗の口から嬌声が漏れた。
「こっちばかり吸ったから、片方だけ赤くなってしまったな。今度はこっちをたくさん可愛がろうな」
「あぁんっ」
壱岐の指はさっき放っておかれた方の乳首をくりくりと転がした。
「んあっ、あっ、あんんっ」
「気持ちいいのか? ビクビクして、可愛い」
耳元で囁かれ、更に体は昂っていく。
「ああ……こっちも可愛がってやらないとな」
そう言って、壱岐は空いている方の手を下半身へと伸ばす。
先ほどから勃起したままの蓮斗のペニスが、彼の手に握られる。
「もうこんなに濡らして……。おっぱい吸われて気持ちよかったんだな」
嬉しそうに言いながら、壱岐は蓮斗のペニスをくちゅくちゅと弄る。
「あっ、ひっんんっ、あっあっ、きもち、いいっ」
乳首を捏ねられ、ペニスを擦られ、気持ちよくてはしたなく腰が動いてしまう。
「可愛い……。さっきは油井が俺を気持ちよくしてくれたから、今度は油井がいっぱい気持ちよくなっていいからな」
熱を帯びた声で言い、壱岐は耳の裏をねっとりと舐め上げる。
「ひあぁっ」
ぴちゃぴちゃと耳をねぶられ、擽ったさの混じった快感に腰をくねらせる。
耳と乳首とペニスを刺激され、蓮斗は強い快楽に翻弄された。
「んぁっあっ、だめ、だめぇっ、あひっ、んんっ、いく、も、すぐいっちゃうぅっ、あっあっあっ」
「イッていいぞ。我慢する必要なんてない。ほら、いっぱい出していいからな」
「んひぁああっ」
ペニスの先端を掌でぐちゅぐちゅと擦られ、先走りがどっと溢れる。
内腿が痙攣し、腰が浮き上がる。
「いくっ、あっあっ、でる、ぅうっ、あっ、あ~~~~~~っ」
大きく脚を開き、喉を仰け反らせ射精した。目の前がチカチカするほどの強烈な絶頂に、腰がカクカク上下する。
「はひっ、ぃあっ、やっ、いったから、はなしてっ、あぁっ、やらぁっ、いったばっかで、こするの、やあぁっ」
射精したのに壱岐はペニスから手を離してくれない。精液まみれの掌で、ぬちゃぬちゃと弄り続ける。
「んひぃっ、あぁっ、むりぃっ、ちんち、はなひてぇっ、あひっ、ひっ、んぅううっ」
「大丈夫だ。いっぱい気持ちよくなっていいって言っただろう」
「らめらめらめぇっ、もれるっ、もれるからぁっ」
「ああ。好きなだけ漏らしていいぞ」
壱岐はペニスの先端を執拗に擦り続ける。
痺れるような鋭い快感が全身を駆け抜け、蓮斗は涙を流し身悶えた。
「やらぁっ、あっあっあっ、でる、でるぅっ」
蓮斗は必死に耐えようとするが、壱岐は逆に早く出してしまえと言わんばかりに刺激を激しくする。亀頭を掌で包むようにして擦り、乳首も指で挟んで捏ね回す。
「んあぁっあーっ、らめっ、もぉっ、おっ、っ、────~~~~っ」
ぷしゃっと、ペニスから勢いよく潮が噴き出す。止める事はできず、ガクガクと腰を震わせ自分のペニスから潮が撒き散らされる様を目に映す。
「へあっあっ、ごめ……でちゃ、あっ、よごしちゃ……あっ、あっ、ごめぇ……っ」
「謝る事じゃない。嬉しいよ。俺だけしか見れない君の姿を、もっと見せてくれ」
赤く火照った頬に、壱岐の唇が落とされる。
前も潮やら尿やら漏らす蓮斗の姿を見て、彼はとても喜んでいた。
こちらとしては恥ずかしいし申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、壱岐は蓮斗の痴態を見たがった。誰も見た事のない蓮斗の姿を、自分だけが見たいのだという。
彼の気持ちもわからないでもないが、やはりこんな姿を見られるのは堪らなく恥ずかしい。
「はず、かし、ぃぃ……っ」
「可愛い……」
そして壱岐は蓮斗が恥ずかしがる様子を見て更に興奮するのだ。
真っ赤になってぷるぷる震える蓮斗の耳や頬や首筋に、彼はちゅうちゅうと愛しげに唇を押し付けてくる。
「前世でも君の可愛さにいつもくらくらさせられていたが、こうして更に深い関係になってますます君に夢中になっていくよ」
男の体になっても変わらず愛してもらえるのは嬉しいが、やはり彼は自分に対して盲目過ぎるのではないかと心底不安になる。
「もっともっと、際限なく君がほしくなる……。俺の知らない君なんていないと思えるまで、君の事を知り尽くしたい」
「あんっ」
乳首をぐにぐにと押し潰され、ビクッと肩が跳ねた。
「油井はどんな弄られ方が一番気持ちいいんだ?」
「んんっ、あっあっひあぁっ」
カリカリと乳頭を優しく引っ掻かれ、快感に腰が震える。
「なあ、教えてくれ、油井」
「あっ、ひっ、きもちぃっ、んぁっあっ、ぜんぶ、きもちい、からぁっ、あぁっ、そんな、いじっちゃ、あっあっんんぅっ」
「ふ……全部気持ちいいのか。可愛いな」
小さな笑みを零し、壱岐は蓮斗の反応を楽しみながら乳首を弄り回す。
そしていつの間に手に出したのかローションに濡れた指で後孔に触れた。
「ひあっ」
受け入れる事を覚えさせられたそこは、壱岐の指に反応しひくひくと開閉する。
「んあっ、んんっ……壱岐ぃ……っ」
思わずねだるように彼の名を呼べば、ぬるぬるの指が中に挿入された。
「すごいな……喜ぶみたいに中がうねってる。嬉しいよ、油井」
「ひぅっ、んっんっ、んぁあっ」
壱岐は片手で乳首を弄りながら、後孔に入れた指をぐちゅぐちゅと動かす。
まとわりつく肉壁を掻き分け奥へ進んだ指が敏感な膨らみを撫でる。
「ひあぁっ、あっ、きもちいいっ」
「ああ。油井はここが気持ちいいんだよな」
「いいっ、あっあっ、壱岐の指、きもちいぃっ」
彼の指は絶妙な力加減で前立腺をこりゅこりゅと擦る。
身悶える蓮斗をうっとりと見つめ、壱岐はこれでもかというほどに快楽を与えてきた。
胎内に埋め込まれる指は二本、三本と増えていき、蓮斗を何度も絶頂へと導いていく。
「あっあっあ~~~~っ、っ、は、ひぃっ、んっ、うっ、~~っ、あぁっ」
「俺の手でこんなに気持ちよくなってくれて……嬉しいよ、油井。可愛い。好きだよ」
「はひっ、ひっ、んっ、う~~っ、あっ、また、いっ、~~~~っ」
臀部に触れる壱岐の陰茎は完全に勃起している。パンパンに張り詰めて苦しいだろうに、彼はひたすらに蓮斗に快感を与え続けた。
「いさ、き、んっあっ、いしゃきぃっ、も、いれてっ、いしゃきの、いれてぇっ」
腰をもじもじと動かし、尻を壱岐の剛直に押し付ける。
「ああ……嬉しいよ、油井が俺を欲しがってくれて」
壱岐は感嘆の溜め息を零し、後孔から指を抜いた。
咥え込んでいたものがなくなり、物足りないというように中が収縮する。
後ろから両脚を抱えられ、ひくつく後孔に屹立が押し当てられた。
「んぁっ、いさき、の、あついの、入って……あああぁっ」
ぬぷぬぷぬぷ……っと、下から剛直に貫かれていく。
入れられただけで蓮斗はまた達してしまった。中がきつく締まり、壱岐は息を詰める。
「っ……油井」
「ひっあっあっ……いしゃきの、こすれてっ、んっ、きもちいっ、あぁっ、あっ、いっちゃ、あっん~~っ」
「可愛い……。俺でそんなに気持ちよくなって……可愛いよ、油井」
「ああぁっ、あっあっ、んんっ」
壱岐は緩く腰を突き上げ、じゅぷっじゅぷっと抜き差しを繰り返す。
内壁が擦られる快感に、蓮斗はびくびくと爪先を震わせた。
太い亀頭が前立腺をごりごりと押し潰し、蓮斗は繰り返し絶頂を迎える。
「ひっあっあっあ~っ、らめっ、あっ、いくぅっ」
「うん。俺のでも、たくさんイッてくれ、油井」
「あっあっあっ、んっ、ひっ、きもち、いいぃっ」
「好きだ、好きだよ、油井……」
耳元に壱岐の熱い息がかかる。何度も好きだと囁かれ、全身に喜びが広がる。
「んひっ、あっ、すき、すきっ、俺も、すきぃっ、あぁっあっ、壱岐ぃっ」
「油井……っ」
内奥を穿つ動きはどんどん速く激しくなっていく。
やがて壱岐の熱が胎内で爆ぜた。注がれる精液を、蓮斗はぶるぶると震えながら受け入れる。じわりと熱が広がる下腹部をそっと撫でた。
「ふぁっ、きもちぃ、壱岐の、どぷどぷってぇ……。うれしい、壱岐ぃ……」
「っ……」
埋め込まれた剛直がどくんっと跳ね、再び頭を擡げる。
「ひゃっ……あぅんっ」
体を繋げたまま前へと押し倒される。
蓮斗の腰を掴み、壱岐は更に深く陰茎を押し込んだ。
「ひあっああぁっ」
腰だけを高く上げた状態で、後ろから胎内を突き上げられる。
「ふかっ、あっ、ふかいぃっ、んっひっあっ、奥まで、はいってぇっ、っ、~~~~っ」
「ああ、油井の中に全部入ったよ」
「んひっ、ぉっ、おくっ、ずんずんされっ、へあっ、~~っ、あひぃっ、んっんっ、~~~~っ」
ぐぽっぐぽっと最奥を貫かれ、強すぎる快感に蓮斗はシーツに爪を立て揉みくちゃにする。
ローションと彼の体液で、結合部からは粘ついた卑猥な音が響き続けた。
「あひぁあっ、しゅごっ、おぉっ、きもちいっ、んんっ、ずっと、いって、あっぉっ、お~~っ」
「イきっぱなしの油井の中、俺も、気持ちいいよ」
ぱちゅっぱちゅっと激しく剛直を突き立てられ、蓮斗は快楽で頭がいっぱいになる。
「油井、油井、愛してる、油井……っ」
「おれ、も、ぉっ、おっ、しゅき、壱岐、あっあっあ──っ」
そうして二度、三度と体を繋げ、力尽きた蓮斗を壱岐が浴室に連れていってくれた。
シャワーで汚れを流し、ベッドのシーツを取り替える。蓮斗は壱岐と全裸でベッドに横になった。
向かい合う形で、ぴったりと体を寄せ合う。
「壱岐、俺……」
「ん? どうした?」
「…………壱岐と、デートしたい」
はにかみながら言えば、壱岐は嬉しそうに目を細めた。
「ああ、そうだな。俺もだ。油井はどこに行きたい?」
「色んなところ。壱岐と二人で、行きたい。いっぱい思い出、作りたい」
前世では、できなかった。デートもできず、満足に思い出も作れなかった。
でも、今は我慢する必要はない。どこにだって行ける。数え切れないほどに思い出を作れる。
「好きなこと、たくさんしよう。お互いの行きたいところ行って、したいこと何でもしよう」
頬を紅潮させ伝えれば、ごりっと硬いものが下腹部に触れた。
視線を落とせば、反り返った壱岐の陰茎がそこにある。
「えっ、何で!?」
思わず壱岐を見れば、彼は興奮した様子ではあはあっと息を乱している。
「嬉しいよ、油井……。君がそんな風に言ってくれるなんて……っ」
「はへぇえっ……!?」
壱岐に再び襲いかかられ、抵抗もできず激しく貪られた。すっかり興奮してしまったようで一回では終わらず、立て続けに犯された。
求められるのは嬉しいけれど、こんな事が続けば身がもたない。疲労で起き上がれなくなってしまう。
そうなれば、壱岐はきっと喜ぶだろう。家から出ないでほしいと言ってきたくらいだ。蓮斗がベッドから降りられなくなれば願ったり叶ったりだろう。
それは困る。非常に困る。
明日から体を鍛えよう……。蓮斗はそう決心した。
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読んで下さってありがとうございます。
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