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2.すこや課、現場入りします
7話
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◇
美味なる朝食をぺろりと平らげ、シオンとカイレンは早速仕事に取り掛かっていた。
資材置き場を巡り、不足している物品を見つけてはノートに書きつけていく。
「……食料も、もう少し先まで見据えて多めに備蓄した方がよさそうですね」
カイレンが、目の前に積まれた穀類や、瓶詰めされた保存食を見つめながらぽつりと呟いた。
ハーピーたちへの支援物資について改めて調査を進めながら、じわじわと厳しい現実が目の前に広がっていく。
やはり解毒なくしてこの土地で生活を続けることは難しいのだ。
そしてそれは、食料の問題だけ、というわけでもない。
汚染された川は堰き止め、山から流れてくる清浄な水を迂回させて下流へと通しているものの、その川が行き着く先は人間たちが暮らす村だ。
今回の土壌や河川の汚染について、原因は魔物側には無い。
しかし、汚染された水の被害が拡大して、人間が住む村にも影響が及んだとなるとどうだろうか。
人間からすれば、
『ハーピーをはじめとする、この地域周辺に住む魔物達による環境汚染』
この結論が、一番納得度が高く、人間同士で一致団結しやすいのだ。
普段は確認されていない巨大なサンドワームが、突然正体不明の猛毒を吐きました。
こんな説明をしたとして、人間の立場からするとにわかにか信じがたい。
それも当然だ。
サンドワームは太古の昔から人間の生活環境を荒らしまわっているモンスターであり、彼らも相応に研究をしている。
それがいきなり、未知の進化を遂げましたと言って、誰が納得するというのか。
つまり、解毒の作業と並行して、
『今回現れたサンドワームが確かに毒を持ったことの証明』
『なぜ、この辺りには生息していないサンドワームが突然現れたのか、に関する説明』
これができなければ、今回のことは人間との無用な火種になりかねないのだ。
「サンドワームの生息地には、先日私が調査に行っています。その時、特段変わったことは無かったんです」
カイレンが険しい顔をしてそう言った。
サンドワームや、砂漠地帯に潜むバジリスク、森林地帯に生息する、鋭い爪を持つ猛獣モウルベアのように、魔王の管轄外に存在するモンスターはまだまだ多い。
なぜなら、彼らとの意思疎通は難しく、凶暴で、飼育や調教の成功例は殆どないからだ。
人間はもちろん、基礎的な身体能力が高い魔物達でさえ、うかつにこれらのモンスターと遭遇すると思わぬ被害に遭うこともある。
これらのモンスターたちに対して、生体調査や個体数管理を行うようになったのは、バルドラッドが魔王になってからだと聞いている。
そこには、人間達との戦争による事情もある。
先の大戦で個体数をかなり減らしてしまい、こういった強力なモンスターの影響で絶滅の危機に瀕する可能性がある種族も少なくないのだ。
戦いの中で傷ついたり、命を落としたものたちの多くは前線に出ていった大人たちだ。
中には、群れを守り、主を反映させる中心となる存在をごっそりと失ってしまった種族もある。
バルドラッドは、そういった少数の魔物達が消えていくことを良しとはしなかった。
一緒に働くようになって初めて気が付いたことだが、バルドラッドは行き場を失った魔物や子供たちに優しい。
それは、シオンにとっては意外なことだった。
基本的に魔物は自己責任論が強い。
特に力のある魔物であるほど、他者が窮地に立たされようが種が滅びようが、無関心を貫くものが多い。
力の象徴である魔王のイメージと、バルドラッドのこの振る舞いとがかけ離れているように感じたのだ。
シオンはバルドラッドに、何の気なくその理由を尋ねたことがある。
帰ってきた答えはこうだった。
「世界はカラフルな方が素敵だと思ってるから」
なるほど、わかるような、わからないような。
力あるものの道楽のようにも感じられる物言いだが、シオンとしてもバルドラッドのこの行動に異論は無い。
不思議な気持ちはしたものの、結局すんなりとその言葉を受け入れられたのを覚えている。
そんなこんなで、個体数が減少してしまっている魔物たちも、できるだけ安心してその地域に定着することができるよう支援するために、各地域に生息する危険なモンスターについてはその生態や個体数などを定期的に調査しているのだ。
はあ、とカイレンが重たいため息をつく。
「観測できていない生息地がまだまだあるんでしょうか」
ぱらりとめくる地図には、ぎっしりとモンスターの出現情報や確認できた個体のデータが記載されている。
カイレンを含む調査部隊たちが足を使って集めた、涙ぐましいデータの量だ。
「私が調査に行った地点からここまでの間には、サンドワームが苦手とする大きな湖や、岩盤が硬くて彼らが掘り進めにくい山岳地帯もあります」
「カイレンが見てきてくれたところに住んでいるサンドワームが、そのままこちらに進行してきたとは考えにくいよね」
砂を噛み、飲みこんで、それを排出しながら前進するサンドワームは、基本的に水を嫌う。
また、小さな石や木の幹はかみ砕いて進むことができても、固い岩を砕くには彼らの歯は小さく、かなりの時間を要するはずだった。
「それに、いつの間にこんなに強力な毒まで……うう、私、今まで一体何を見てきたんだろう……」
物資の数を数える手を止めることなく、深い後悔に頭を抱える……という器用なことをするカイレンの背を、シオンがポンポンと撫でる。
個体数確認のための視察に行っただけなのだから、彼女が負うべき責は正直何もない。
けれど、そうは言っても気に病むのが彼女だ。
(責任感が強すぎるのも、考えものね)
シオンはパタン、と音を立ててノートを閉じ、気持ちを切り替えるように明るくカイレンに声をかけた。
「ほら、このテントの物品は記録し終えたから、少し外の空気を吸いましょう。元気が出ない時は日光を浴びるのが一番!」
元気が出ないと思ったら、体を無理やり動かして日光を浴びる。
これは、何年もシオンが自分に言い聞かせて実践してきたことだ。
しょんぼりと、猫のような獣耳をしおれさせてながら落ち込むカイレンの背中を押して、テントを出る。
「あ、ほら、お昼ごはんかな?いい匂い!」
遠くから、炊き出しの香りが風に乗って運ばれてきた。
スパイスを感じさせるその風に、がぜん食欲があふれてきた。
気づけば、もう間もなく昼食の休憩時間が迫っているではないか。
「ね、カイレン。ガルオンさんとの約束」
「あ、そ、そうでしたね!……はい、行きましょう!」
頭を振り振りして、ネガティブな思考を振り払っている様子のカイレンに、思わずシオンは笑みがこぼれる。
時々うじうじとしながらも、一生懸命前に進もうとする彼女の姿は、シオンの目に少しまぶしく見えた。
「あっ!クレックさん!」
炊き出しの列の向こうで勇ましく腕を振るっているのは、骸骨コックのクレックだった。
シオンの姿を見つけて、クレックもこちらに手を振ってくれる。
動くはずのない頬骨が、少し笑顔にほころんだように見えるから不思議だ。
「よお、シオン嬢!やっぱり炊き出しはいいな、食堂で食事を振る舞うのも楽しいが、外でみんなと一緒にあったかいものを食うのがまた最高なんだよな」
がらんどうの腹部をさするような動きをして見せる骸骨ジョークにシオンは思わず吹き出して笑う。
……そういえば味見とか、どうしているんだろう?
それから少しずつ配食の列が進むのに合わせて、彼の元へと歩み寄った。
「クレックさん、食堂の方は大丈夫なんですか?……わあ、おいしそう、今日はカレーなんですね」
「へへ、うちの厨房チームを甘く見ちゃいけないよ、俺一人いなくたって、立派に回してくれるさ!」
それより、とクレックが少し声を小さくしてシオンに話しかける。
「あんた昨日、体調崩して倒れたみたいじゃないか。ちゃんと食ってるか?」
もうそんなに話が広まっているのか、とシオンは少し驚くが、それを見てクレックが慌てた様子で否定した。
「ああ、悪い、噂が立っているとかそういう事じゃないんだ。ほら、うちの嫁が、あんたのことをえらく心配していたもんだから」
「あっ……アニタさんに、ごめんなさいってお伝えいただけますか?昨日お手伝いを中途半端にしてしまって……」
「いやいや、何言ってんだよ、働かせすぎちまったかもってアニタの方こそ謝ってたよ」
アニタは炊き出しの片付けと共に昨夜のうちに撤収して、今日は魔王城での勤務らしい。
「働きすぎるなよ、ゆっくり休め、沢山食べろ!」
クレックがカレーを山盛りにしてくれようとするが、慌ててシオンはそれを静止する。
三十路も近い胃袋では上手に消化しきれなさそうだったので、お気持ちだけありがたく頂戴した。
美味なる朝食をぺろりと平らげ、シオンとカイレンは早速仕事に取り掛かっていた。
資材置き場を巡り、不足している物品を見つけてはノートに書きつけていく。
「……食料も、もう少し先まで見据えて多めに備蓄した方がよさそうですね」
カイレンが、目の前に積まれた穀類や、瓶詰めされた保存食を見つめながらぽつりと呟いた。
ハーピーたちへの支援物資について改めて調査を進めながら、じわじわと厳しい現実が目の前に広がっていく。
やはり解毒なくしてこの土地で生活を続けることは難しいのだ。
そしてそれは、食料の問題だけ、というわけでもない。
汚染された川は堰き止め、山から流れてくる清浄な水を迂回させて下流へと通しているものの、その川が行き着く先は人間たちが暮らす村だ。
今回の土壌や河川の汚染について、原因は魔物側には無い。
しかし、汚染された水の被害が拡大して、人間が住む村にも影響が及んだとなるとどうだろうか。
人間からすれば、
『ハーピーをはじめとする、この地域周辺に住む魔物達による環境汚染』
この結論が、一番納得度が高く、人間同士で一致団結しやすいのだ。
普段は確認されていない巨大なサンドワームが、突然正体不明の猛毒を吐きました。
こんな説明をしたとして、人間の立場からするとにわかにか信じがたい。
それも当然だ。
サンドワームは太古の昔から人間の生活環境を荒らしまわっているモンスターであり、彼らも相応に研究をしている。
それがいきなり、未知の進化を遂げましたと言って、誰が納得するというのか。
つまり、解毒の作業と並行して、
『今回現れたサンドワームが確かに毒を持ったことの証明』
『なぜ、この辺りには生息していないサンドワームが突然現れたのか、に関する説明』
これができなければ、今回のことは人間との無用な火種になりかねないのだ。
「サンドワームの生息地には、先日私が調査に行っています。その時、特段変わったことは無かったんです」
カイレンが険しい顔をしてそう言った。
サンドワームや、砂漠地帯に潜むバジリスク、森林地帯に生息する、鋭い爪を持つ猛獣モウルベアのように、魔王の管轄外に存在するモンスターはまだまだ多い。
なぜなら、彼らとの意思疎通は難しく、凶暴で、飼育や調教の成功例は殆どないからだ。
人間はもちろん、基礎的な身体能力が高い魔物達でさえ、うかつにこれらのモンスターと遭遇すると思わぬ被害に遭うこともある。
これらのモンスターたちに対して、生体調査や個体数管理を行うようになったのは、バルドラッドが魔王になってからだと聞いている。
そこには、人間達との戦争による事情もある。
先の大戦で個体数をかなり減らしてしまい、こういった強力なモンスターの影響で絶滅の危機に瀕する可能性がある種族も少なくないのだ。
戦いの中で傷ついたり、命を落としたものたちの多くは前線に出ていった大人たちだ。
中には、群れを守り、主を反映させる中心となる存在をごっそりと失ってしまった種族もある。
バルドラッドは、そういった少数の魔物達が消えていくことを良しとはしなかった。
一緒に働くようになって初めて気が付いたことだが、バルドラッドは行き場を失った魔物や子供たちに優しい。
それは、シオンにとっては意外なことだった。
基本的に魔物は自己責任論が強い。
特に力のある魔物であるほど、他者が窮地に立たされようが種が滅びようが、無関心を貫くものが多い。
力の象徴である魔王のイメージと、バルドラッドのこの振る舞いとがかけ離れているように感じたのだ。
シオンはバルドラッドに、何の気なくその理由を尋ねたことがある。
帰ってきた答えはこうだった。
「世界はカラフルな方が素敵だと思ってるから」
なるほど、わかるような、わからないような。
力あるものの道楽のようにも感じられる物言いだが、シオンとしてもバルドラッドのこの行動に異論は無い。
不思議な気持ちはしたものの、結局すんなりとその言葉を受け入れられたのを覚えている。
そんなこんなで、個体数が減少してしまっている魔物たちも、できるだけ安心してその地域に定着することができるよう支援するために、各地域に生息する危険なモンスターについてはその生態や個体数などを定期的に調査しているのだ。
はあ、とカイレンが重たいため息をつく。
「観測できていない生息地がまだまだあるんでしょうか」
ぱらりとめくる地図には、ぎっしりとモンスターの出現情報や確認できた個体のデータが記載されている。
カイレンを含む調査部隊たちが足を使って集めた、涙ぐましいデータの量だ。
「私が調査に行った地点からここまでの間には、サンドワームが苦手とする大きな湖や、岩盤が硬くて彼らが掘り進めにくい山岳地帯もあります」
「カイレンが見てきてくれたところに住んでいるサンドワームが、そのままこちらに進行してきたとは考えにくいよね」
砂を噛み、飲みこんで、それを排出しながら前進するサンドワームは、基本的に水を嫌う。
また、小さな石や木の幹はかみ砕いて進むことができても、固い岩を砕くには彼らの歯は小さく、かなりの時間を要するはずだった。
「それに、いつの間にこんなに強力な毒まで……うう、私、今まで一体何を見てきたんだろう……」
物資の数を数える手を止めることなく、深い後悔に頭を抱える……という器用なことをするカイレンの背を、シオンがポンポンと撫でる。
個体数確認のための視察に行っただけなのだから、彼女が負うべき責は正直何もない。
けれど、そうは言っても気に病むのが彼女だ。
(責任感が強すぎるのも、考えものね)
シオンはパタン、と音を立ててノートを閉じ、気持ちを切り替えるように明るくカイレンに声をかけた。
「ほら、このテントの物品は記録し終えたから、少し外の空気を吸いましょう。元気が出ない時は日光を浴びるのが一番!」
元気が出ないと思ったら、体を無理やり動かして日光を浴びる。
これは、何年もシオンが自分に言い聞かせて実践してきたことだ。
しょんぼりと、猫のような獣耳をしおれさせてながら落ち込むカイレンの背中を押して、テントを出る。
「あ、ほら、お昼ごはんかな?いい匂い!」
遠くから、炊き出しの香りが風に乗って運ばれてきた。
スパイスを感じさせるその風に、がぜん食欲があふれてきた。
気づけば、もう間もなく昼食の休憩時間が迫っているではないか。
「ね、カイレン。ガルオンさんとの約束」
「あ、そ、そうでしたね!……はい、行きましょう!」
頭を振り振りして、ネガティブな思考を振り払っている様子のカイレンに、思わずシオンは笑みがこぼれる。
時々うじうじとしながらも、一生懸命前に進もうとする彼女の姿は、シオンの目に少しまぶしく見えた。
「あっ!クレックさん!」
炊き出しの列の向こうで勇ましく腕を振るっているのは、骸骨コックのクレックだった。
シオンの姿を見つけて、クレックもこちらに手を振ってくれる。
動くはずのない頬骨が、少し笑顔にほころんだように見えるから不思議だ。
「よお、シオン嬢!やっぱり炊き出しはいいな、食堂で食事を振る舞うのも楽しいが、外でみんなと一緒にあったかいものを食うのがまた最高なんだよな」
がらんどうの腹部をさするような動きをして見せる骸骨ジョークにシオンは思わず吹き出して笑う。
……そういえば味見とか、どうしているんだろう?
それから少しずつ配食の列が進むのに合わせて、彼の元へと歩み寄った。
「クレックさん、食堂の方は大丈夫なんですか?……わあ、おいしそう、今日はカレーなんですね」
「へへ、うちの厨房チームを甘く見ちゃいけないよ、俺一人いなくたって、立派に回してくれるさ!」
それより、とクレックが少し声を小さくしてシオンに話しかける。
「あんた昨日、体調崩して倒れたみたいじゃないか。ちゃんと食ってるか?」
もうそんなに話が広まっているのか、とシオンは少し驚くが、それを見てクレックが慌てた様子で否定した。
「ああ、悪い、噂が立っているとかそういう事じゃないんだ。ほら、うちの嫁が、あんたのことをえらく心配していたもんだから」
「あっ……アニタさんに、ごめんなさいってお伝えいただけますか?昨日お手伝いを中途半端にしてしまって……」
「いやいや、何言ってんだよ、働かせすぎちまったかもってアニタの方こそ謝ってたよ」
アニタは炊き出しの片付けと共に昨夜のうちに撤収して、今日は魔王城での勤務らしい。
「働きすぎるなよ、ゆっくり休め、沢山食べろ!」
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