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伝言ゲームか!?!5
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「ハルク王太子殿下、そちらはどなたなのでしょう?」
護衛さん方ー、お1人侵入されてますよー。
「ここは王族の私的な場だが?
君は、誰の許可を得てここにいる?」
「婚約者候補ですもの...私共が交流を持つのは義務ですわ。
私がここにいても、おかしいことなどありませんでしょう?」
「既に婚約者候補では無くなったのに...理解出来ていないのか?
君が言う義務はもう存在しないのだから、誰にも招待されていないのにも関わらず、ここには立ち入らないように。
ハァー、親にも君にもきちんと説明をした筈なのに、理解出来ていないとは呆れるな。」
ヴェル様?表情を見る限り、呆れるというより、敵視してるよね?
どうどう、落ち着いてー!
はいはい、人前では禁止令出してるけど、ほっぺに吸い付いても今なら許してあげる!
だから、こっそりと暗器を出そうとしたら駄目!
こら!堂々と出すのも駄目に決まってるでしょう?!
ちゃんと、袖の隠しポケットに仕舞って!
「え?」
うーん、でもさ?なんだろ?この人、分かってないというか...知らない感じがしない?
「チュッ」
「ヴえるしゃま?」
「やはり、愛らしいな...。」
ヴェル様のお怒りを解くためにと、自分の右のほっぺをヴェル様の左の頬にペタりとくっ付けてたからか、無防備になってたらしい唇に口付けられてしまいました...ああ、不覚。
驚いて両手で唇を隠す私を、獲物を捕らえんとする獣のようにギラギラとした目で見てくるのが怖ーい。
妖しく舌舐めずりするのも止ーめーてー?!
私まだ2歳だから!!幼女だから!!手を出したら犯罪だから!!
唇に口付けたりとか、真面目にアウトだからーーー!!!
「あ、そちらの方は、盟約の...伯爵令嬢さんでしょうか?
大変失礼いたしました。
私、サライラス公爵が秘匿しております...本来の次女、カレリア・ヘレン・サライラスでございます。
家では存在しないものとして扱われておりますので、国王陛下もご存知ないのでは...と推察いたします。
父より、殿下の婚約者候補が姉から私へと変わったと聞いておりましたものですから...。
それと、父より早く殿下と顔合わせをするようにと命じられまして...父の息のかかった近衛騎士に、こちらまで連行されて参りました。」
連行されて参った...?
おい、そこの、カレリア様の発言に苛ついてるらしい近衛騎士?
ヴェル様のお怒りを一身に受けろ、このクズ!
こんなにも儚くか弱い雰囲気で...公爵令嬢でもあるカレリア様を連行?馬鹿なの?
騎士ならば、優しくエスコートでしょ!!
「...サライラス公爵は耄碌なさっておられるようだな......残念だ。
1つ聞くが、君の姉と言うのはアルディージャ嬢で間違い無いよな?」
「はい。アルディージャ・ヘレナ・サライラスが私の姉で間違いありません。」
「顔も声も似ていて驚いたよ。
だが、よく見ると...瞳の色が少し違うのだな。
姉は父そっくりな真赤だが、君は薄い桃色をしている。
先程の発言を撤回させてくれ。
君自身には呆れていない。
君の父の阿呆さに呆れていると捉えてほしい。」
「かしこまりました。」
カレリア様は表情があまり変わらない人のようだけど、可愛らしい淡い朱色の目がとても正直で...今なんて、ヴェル様のお怒りが鎮まったことにホッとしてるのが丸分かり。
なんだろ?ちょっと、カレリア様の細い腰に抱きついてみたいなぁ......とか思ったりなんてしちゃってるんだけど...?
んー、どんな反応するのかな?
可愛らしい反応をしてくれるんだろうけど...あ、駄目?
はい、大人しくしてます。今は...ね?
「ふむ...サライラス公爵の本来の次女ですか...?
一応貴族簿には出生登録がされてるみたいだけど、5歳以降の登録が無いようです。
ハルク、どうします?アンナの姉にします?」
「そうですね...それが良いかもしれません。
叔母上も喜ぶのでは?」
「??」
あ、カレリア様、全くもって分かってないって顔してるー...表面上は無表情だけど、キョトンとした目が可愛い。
*
護衛さん方ー、お1人侵入されてますよー。
「ここは王族の私的な場だが?
君は、誰の許可を得てここにいる?」
「婚約者候補ですもの...私共が交流を持つのは義務ですわ。
私がここにいても、おかしいことなどありませんでしょう?」
「既に婚約者候補では無くなったのに...理解出来ていないのか?
君が言う義務はもう存在しないのだから、誰にも招待されていないのにも関わらず、ここには立ち入らないように。
ハァー、親にも君にもきちんと説明をした筈なのに、理解出来ていないとは呆れるな。」
ヴェル様?表情を見る限り、呆れるというより、敵視してるよね?
どうどう、落ち着いてー!
はいはい、人前では禁止令出してるけど、ほっぺに吸い付いても今なら許してあげる!
だから、こっそりと暗器を出そうとしたら駄目!
こら!堂々と出すのも駄目に決まってるでしょう?!
ちゃんと、袖の隠しポケットに仕舞って!
「え?」
うーん、でもさ?なんだろ?この人、分かってないというか...知らない感じがしない?
「チュッ」
「ヴえるしゃま?」
「やはり、愛らしいな...。」
ヴェル様のお怒りを解くためにと、自分の右のほっぺをヴェル様の左の頬にペタりとくっ付けてたからか、無防備になってたらしい唇に口付けられてしまいました...ああ、不覚。
驚いて両手で唇を隠す私を、獲物を捕らえんとする獣のようにギラギラとした目で見てくるのが怖ーい。
妖しく舌舐めずりするのも止ーめーてー?!
私まだ2歳だから!!幼女だから!!手を出したら犯罪だから!!
唇に口付けたりとか、真面目にアウトだからーーー!!!
「あ、そちらの方は、盟約の...伯爵令嬢さんでしょうか?
大変失礼いたしました。
私、サライラス公爵が秘匿しております...本来の次女、カレリア・ヘレン・サライラスでございます。
家では存在しないものとして扱われておりますので、国王陛下もご存知ないのでは...と推察いたします。
父より、殿下の婚約者候補が姉から私へと変わったと聞いておりましたものですから...。
それと、父より早く殿下と顔合わせをするようにと命じられまして...父の息のかかった近衛騎士に、こちらまで連行されて参りました。」
連行されて参った...?
おい、そこの、カレリア様の発言に苛ついてるらしい近衛騎士?
ヴェル様のお怒りを一身に受けろ、このクズ!
こんなにも儚くか弱い雰囲気で...公爵令嬢でもあるカレリア様を連行?馬鹿なの?
騎士ならば、優しくエスコートでしょ!!
「...サライラス公爵は耄碌なさっておられるようだな......残念だ。
1つ聞くが、君の姉と言うのはアルディージャ嬢で間違い無いよな?」
「はい。アルディージャ・ヘレナ・サライラスが私の姉で間違いありません。」
「顔も声も似ていて驚いたよ。
だが、よく見ると...瞳の色が少し違うのだな。
姉は父そっくりな真赤だが、君は薄い桃色をしている。
先程の発言を撤回させてくれ。
君自身には呆れていない。
君の父の阿呆さに呆れていると捉えてほしい。」
「かしこまりました。」
カレリア様は表情があまり変わらない人のようだけど、可愛らしい淡い朱色の目がとても正直で...今なんて、ヴェル様のお怒りが鎮まったことにホッとしてるのが丸分かり。
なんだろ?ちょっと、カレリア様の細い腰に抱きついてみたいなぁ......とか思ったりなんてしちゃってるんだけど...?
んー、どんな反応するのかな?
可愛らしい反応をしてくれるんだろうけど...あ、駄目?
はい、大人しくしてます。今は...ね?
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「そうですね...それが良いかもしれません。
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「??」
あ、カレリア様、全くもって分かってないって顔してるー...表面上は無表情だけど、キョトンとした目が可愛い。
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