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序章
第1話
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前回のあらすじ、問答無用で転移させられた。
あのクソ女神が、死んだときまんまの格好じゃねえか、こちとらてっきり赤ん坊の頃からやり直して美人な母親に甘えるところから始める気概だったのによ。いやでも俺は死んでいるから結局転生なのか?
周りはいかにも謁見の間といったところ、主に身なりのいいおっさんが立ち尽くしてこっちを見ている。パンダじゃねえぞ俺は。
ぺたぺたと顔や体を触っていると、玉座と思われる椅子の周りにいる、三人の少女のうち一人が口を開く。
これは間違いなくあの三人が俺の仲間になるな、第一印象が肝心だぞ、俺。
「なんだあ?勇者って聞くからどれだけ強そうな男かと思ったら、いやに剣より筆の方が似合いそうな男じゃねえか」
ガニ股で大剣を片手で担いでいるのは金髪ポニーテールの女だった。小綺麗な灰色の装甲の下に、赤をベースとした服を着ている。ミニスカ腹出しとは俺を殺しに来てる格好だな。
ていうかなんだこいつ、俺よりも少しでかくて筋肉質で胸が豊満だからって調子に乗りやがって。いいじゃん勉強ができる男、力がなくたって頭と能力を使えば万事解決なんだよ。
こういう筋肉バカな子は早い所力を見せつけて惚れてもらうのが一番ですね。自分で強いと思ってるやつを力で惚れさせるの、もっとも好きなことの一つですよね?
あ、少しざわついてますね、勇者様になんてことを!っていう展開かな?
「なんだ?言われっぱなしで何も言わねえのか?俺はなあ、そういう弱い男が大っ嫌いなんだ」
ははあん、ここまできたら挑発してとっとと叩き潰すのがいいですかね。なんてったって魔物を一瞬で捻り潰す程の能力を持った俺には敵なしだもんね。
いや、それにしても...
「胸でかっ」
誰にも聞こえないくらいの声量で、そう呟いたつもりだった。いや、だってこんなのレディの前で言うとか、まるで俺クズ系主人公じゃないですか。
言っても車道二列分くらいの距離があるわけで、こちらも聞かれないように努力はしたんですよ。
なのにその女は大剣を肩に担いだまま顔をみるみるうちに赤らめて... その大剣を構えるや否や、唾をまき散らす勢いで怒鳴り散らかす。
「こ、殺すっ!このタイランが貴様を殺してついでに魔王も殺してやるっ!!」
「まあまあタイラン、落ち着いてください。あなたの胸がでかい事は周知の事実ですし、勇者の能力がわからない事には返り討ちに合うだけですよ?」
お?パーティー仲間の一人が宥めている、無駄に「でかい」を強調してたが巨乳に恨みでもあるのだろうか。
黒髪ショートで小柄、腰まである黒のマフラーが邪魔そう。漫画のキャラクターとかってなんでああいうもの着けてるんでしょうね。
「煽られたからって武器を構えるとかサルですか?脳みそに栄養いってないとこうなるんでしょうね」
「リリーてめえ... 調子乗ってんじゃねえぞ!」
タイランさん血管ピクピクじゃないですか。俺こんなやつらとパーティー組まされるのか、なんか少し憂鬱になってきた...
あ、タイランさん我慢できなくなって踏みこんだぞ。大剣を持ってるとは思えないほどの速さで、リリーと呼ばれた少女に中段を左上に向かって切り裂き... あれ本物の剣じゃないんですかね、殺す気じゃないですか。
と思ったが次に聞こえてきたのは、悲鳴でも血飛沫の音でもなく、大剣とタイランがドサッと床に倒れる音のみ。そしてタイランの後ろを取るように立っているリリーが分かりやすくため息をつく。
周りのおっさんたちもヤレヤレといった表情だし、これが日常なのか?リリーの動きが全く見えなかったんだが... まあでも俺に遅れは取らなさそうな人材だな、結局俺もワンパンで魔王倒すし。
「はい、それじゃあおっぱい猿の邪魔も入りませんし、話を始めましょうか」
リリーが腕を組んで話す...
… え?俺の見せ場は?
「魔王が誕生したその日から、十二回目の満月の出る朝に異世界より勇者が現れる。それが伝承です」
リリーと呼ばれた少女はタイランの背中を右足で踏みつけながら話す。一拍置いてグリグリと、かかとで力を加えながらさらに続ける。
「その期間に三人の者に能力が与えられ、同じく能力を持った勇者と共に旅をする」
そうっと大剣の方に手を伸ばすタイランの右手を、リリーは右足で勢いよく踏み付ける。もう起きてるじゃないですかタイランさん。
「これは神々による一種の遊戯だとか、という文面もありますが、表向きはさっき言った内容で終わりです。ムカつくから」
「ぐぎゃっ」
セリフの締めに未だにうつ伏せに寝転がっているタイランの頭を右足で蹴りあげる。そしてまた右足を背中に乗せてグリグリを始めた。
この子、見た目はちんちくりんで可愛いのに恐ろしい子...
「というわけで、お互いに自己紹介しましょう。私はリリーです、盗賊してたらとっ捕まりました。そこにいる杖持ちの女の子はこの国のお姫様で、名前はスズです」
わ、和風... 犯罪者に姫様ってまた奇抜なセットで。
リリーの手の指した方向を見ると、青みがかった長い髪を下げた女の子が、こちらを見て軽く会釈をした。
「最後に、ここに寝転がってる脳筋はタイランです... ほらさっさと起き上がってください」
リリーがようやく右足をどけると、腕立て伏せの要領で手で床を押し、その反動で綺麗に立ち上がる。
「てめえリリー!能力使うのは反則だろうが!」
「それで?あなたの名前を聞きたいのですが?」
「無視するんじゃねえ!」
来た!第一印象。俺の異世界ライフの全てはここから始まるのだ!出来るだけ柔らかく、優しそーなイメージで行こう。
「俺の名前はリュウジ。まだ勇者とか魔王とか、よくわからなくて混乱してるけど、魔王に困ってる人がいるって言うのなら、みんなで協力して倒しに行こう」
どうだ。ワントーン高い声に笑顔、少し謙遜チックに、上からではなく対等なところからと示唆して、反感を買わないようにする立ち回り。完璧だ... 完璧すぎて自分が恐ろしい...
「で?本当の所はどうなんですか?」
あれ?なんで疑われてるの?真顔で冷たいトーンで言われると少し怖いのですが...
「ど、どういう意味かな?ごめんね、まだ少し混乱してるみたいで」
なんかどんどんゴミを見るような目に変わっていくんですけどリリーさん... 他の奴らは疑ってないみたいだけど。俺、なんかやっちゃいました?
こっちを見る目がどんどん鋭くなって、何もされていないのに威圧のようなものを感じる。
「そうですかそうですか、話は変わりますが能力は授かっていますよね。内容は分かりますか?」
お、来た来た。なんか俺の第一印象が流されちまったがここで巻き返してしまえば問題ナッシング。
「女神様?という人と話したけど、能力についてはよくわからなかったよ。でも伝承が本当なら魔王を倒すのに必要な力はあると思う」
「へ、へえ... そうですかそうですか」
うわあものすごい顔を引きつらせてるよ。俺なんかやっちゃったかな?でも俺はここで力を見せつけて、すました顔でドやりたい... やべえよだれが出そう。それに、「俺の能力は最強です」なんて言ったら微妙な雰囲気になりそうだし。
「分かりました分かりました、そちらがその気なら一度模擬戦としましょうか」
は?タイランじゃなくてお前と戦うイベントなのこれ?いやまあ力を見せつけるには悪くないけど。さっきのタイランをボコしてた姿を見ると少し気が引けてしまうんですが。
すると短パンの下の、右足のホルダーについているナイフを抜くと、一直線にこちらに投げてきた。
投げてきたんです。トスじゃありません、投げてきたんです。
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あのクソ女神が、死んだときまんまの格好じゃねえか、こちとらてっきり赤ん坊の頃からやり直して美人な母親に甘えるところから始める気概だったのによ。いやでも俺は死んでいるから結局転生なのか?
周りはいかにも謁見の間といったところ、主に身なりのいいおっさんが立ち尽くしてこっちを見ている。パンダじゃねえぞ俺は。
ぺたぺたと顔や体を触っていると、玉座と思われる椅子の周りにいる、三人の少女のうち一人が口を開く。
これは間違いなくあの三人が俺の仲間になるな、第一印象が肝心だぞ、俺。
「なんだあ?勇者って聞くからどれだけ強そうな男かと思ったら、いやに剣より筆の方が似合いそうな男じゃねえか」
ガニ股で大剣を片手で担いでいるのは金髪ポニーテールの女だった。小綺麗な灰色の装甲の下に、赤をベースとした服を着ている。ミニスカ腹出しとは俺を殺しに来てる格好だな。
ていうかなんだこいつ、俺よりも少しでかくて筋肉質で胸が豊満だからって調子に乗りやがって。いいじゃん勉強ができる男、力がなくたって頭と能力を使えば万事解決なんだよ。
こういう筋肉バカな子は早い所力を見せつけて惚れてもらうのが一番ですね。自分で強いと思ってるやつを力で惚れさせるの、もっとも好きなことの一つですよね?
あ、少しざわついてますね、勇者様になんてことを!っていう展開かな?
「なんだ?言われっぱなしで何も言わねえのか?俺はなあ、そういう弱い男が大っ嫌いなんだ」
ははあん、ここまできたら挑発してとっとと叩き潰すのがいいですかね。なんてったって魔物を一瞬で捻り潰す程の能力を持った俺には敵なしだもんね。
いや、それにしても...
「胸でかっ」
誰にも聞こえないくらいの声量で、そう呟いたつもりだった。いや、だってこんなのレディの前で言うとか、まるで俺クズ系主人公じゃないですか。
言っても車道二列分くらいの距離があるわけで、こちらも聞かれないように努力はしたんですよ。
なのにその女は大剣を肩に担いだまま顔をみるみるうちに赤らめて... その大剣を構えるや否や、唾をまき散らす勢いで怒鳴り散らかす。
「こ、殺すっ!このタイランが貴様を殺してついでに魔王も殺してやるっ!!」
「まあまあタイラン、落ち着いてください。あなたの胸がでかい事は周知の事実ですし、勇者の能力がわからない事には返り討ちに合うだけですよ?」
お?パーティー仲間の一人が宥めている、無駄に「でかい」を強調してたが巨乳に恨みでもあるのだろうか。
黒髪ショートで小柄、腰まである黒のマフラーが邪魔そう。漫画のキャラクターとかってなんでああいうもの着けてるんでしょうね。
「煽られたからって武器を構えるとかサルですか?脳みそに栄養いってないとこうなるんでしょうね」
「リリーてめえ... 調子乗ってんじゃねえぞ!」
タイランさん血管ピクピクじゃないですか。俺こんなやつらとパーティー組まされるのか、なんか少し憂鬱になってきた...
あ、タイランさん我慢できなくなって踏みこんだぞ。大剣を持ってるとは思えないほどの速さで、リリーと呼ばれた少女に中段を左上に向かって切り裂き... あれ本物の剣じゃないんですかね、殺す気じゃないですか。
と思ったが次に聞こえてきたのは、悲鳴でも血飛沫の音でもなく、大剣とタイランがドサッと床に倒れる音のみ。そしてタイランの後ろを取るように立っているリリーが分かりやすくため息をつく。
周りのおっさんたちもヤレヤレといった表情だし、これが日常なのか?リリーの動きが全く見えなかったんだが... まあでも俺に遅れは取らなさそうな人材だな、結局俺もワンパンで魔王倒すし。
「はい、それじゃあおっぱい猿の邪魔も入りませんし、話を始めましょうか」
リリーが腕を組んで話す...
… え?俺の見せ場は?
「魔王が誕生したその日から、十二回目の満月の出る朝に異世界より勇者が現れる。それが伝承です」
リリーと呼ばれた少女はタイランの背中を右足で踏みつけながら話す。一拍置いてグリグリと、かかとで力を加えながらさらに続ける。
「その期間に三人の者に能力が与えられ、同じく能力を持った勇者と共に旅をする」
そうっと大剣の方に手を伸ばすタイランの右手を、リリーは右足で勢いよく踏み付ける。もう起きてるじゃないですかタイランさん。
「これは神々による一種の遊戯だとか、という文面もありますが、表向きはさっき言った内容で終わりです。ムカつくから」
「ぐぎゃっ」
セリフの締めに未だにうつ伏せに寝転がっているタイランの頭を右足で蹴りあげる。そしてまた右足を背中に乗せてグリグリを始めた。
この子、見た目はちんちくりんで可愛いのに恐ろしい子...
「というわけで、お互いに自己紹介しましょう。私はリリーです、盗賊してたらとっ捕まりました。そこにいる杖持ちの女の子はこの国のお姫様で、名前はスズです」
わ、和風... 犯罪者に姫様ってまた奇抜なセットで。
リリーの手の指した方向を見ると、青みがかった長い髪を下げた女の子が、こちらを見て軽く会釈をした。
「最後に、ここに寝転がってる脳筋はタイランです... ほらさっさと起き上がってください」
リリーがようやく右足をどけると、腕立て伏せの要領で手で床を押し、その反動で綺麗に立ち上がる。
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「それで?あなたの名前を聞きたいのですが?」
「無視するんじゃねえ!」
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どうだ。ワントーン高い声に笑顔、少し謙遜チックに、上からではなく対等なところからと示唆して、反感を買わないようにする立ち回り。完璧だ... 完璧すぎて自分が恐ろしい...
「で?本当の所はどうなんですか?」
あれ?なんで疑われてるの?真顔で冷たいトーンで言われると少し怖いのですが...
「ど、どういう意味かな?ごめんね、まだ少し混乱してるみたいで」
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こっちを見る目がどんどん鋭くなって、何もされていないのに威圧のようなものを感じる。
「そうですかそうですか、話は変わりますが能力は授かっていますよね。内容は分かりますか?」
お、来た来た。なんか俺の第一印象が流されちまったがここで巻き返してしまえば問題ナッシング。
「女神様?という人と話したけど、能力についてはよくわからなかったよ。でも伝承が本当なら魔王を倒すのに必要な力はあると思う」
「へ、へえ... そうですかそうですか」
うわあものすごい顔を引きつらせてるよ。俺なんかやっちゃったかな?でも俺はここで力を見せつけて、すました顔でドやりたい... やべえよだれが出そう。それに、「俺の能力は最強です」なんて言ったら微妙な雰囲気になりそうだし。
「分かりました分かりました、そちらがその気なら一度模擬戦としましょうか」
は?タイランじゃなくてお前と戦うイベントなのこれ?いやまあ力を見せつけるには悪くないけど。さっきのタイランをボコしてた姿を見ると少し気が引けてしまうんですが。
すると短パンの下の、右足のホルダーについているナイフを抜くと、一直線にこちらに投げてきた。
投げてきたんです。トスじゃありません、投げてきたんです。
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