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第7話 無限の可能性
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「外がもう真っ暗だ」
夕方過ぎ、偶然見つけた洞窟にて。
魔物はいないようなので、僕たちはここで夜を過ごすことにした。
周りが岩壁で覆われている為、警戒は前方のみで済むからだ。
これからの拠点にしても良いかもしれない。
「今日は色々あったなあ」
寝る前に、今日一日を振り返ってみた。
朝に【祝福の儀】を受け、そのまま勘当。
森に捨てられるも、スライム達のおかげで半日を生き延びることができた。
それどころか、今は家よりも幸せなぐらいだ。
またそれは、衣食住に至っても。
『ぼぼー!』
あるスライム達は、目の前でたき火をしてくれている。
火があるとなんだか落ち着く。
簡単になら、ここで調理もできるだろう。
『気持ち良いでしょー』
また、あるスライム達は、自慢のボディを生かしてお布団になってくれるそうだ。
僕と触れ合えて嬉しいみたい。
『次は見張りよろしくねー』
『はーい』
『お肉くうぞー』
そして、あるスライム達は交代で警戒をしてくれている。
これ以上ないぐらいの待遇だ。
ただ、やっぱり少し申し訳なさもあって。
「みんな大丈夫? 疲れない?」
『大丈夫だよー』
『たくさんお肉くれたから!』
『食べ物のお返しはぜったい!』
『あんなに美味しいの初めてだよー』
『明日からもよろしくねー』
「ははっ、そっかそっか」
でも、スライム達はこの調子だ。
というのも、どうやらスライム達だけでは、直接森の魔物を倒すのは難しいらしい。
いつもは死骸などを漁り、なんとか生きていたそうだ。
それが僕のギフトや指示が相まって、新鮮なお肉を食べられたんだとか。
食の見返りということだね。
お互いにとって良い関係ならば、僕も気持ち良い。
明日からもちゃんとご飯をあげないとね。
それから、ふと水スライム達にたずねてみる。
「みんなはどうして水魔法を使えるの?」
『どうしてだろー?』
『水辺で生まれたから?』
『ねー、湿り気あるしー』
詳しくは分からないみたいだ。
ただ、聞く限りは生まれた環境に由来するのかも。
だったら、他にも気になることが出てくる。
「もしかして、水以外にも属性を持ったスライムとかはいるの?」
『いるよー!』
『ぼくは雷スライムくんと友達だよー!』
『風スライムくん見たことあるー!』
『すごい物知りな長老スライムさんもいるよー!』
『知らないスライムくんもいるかもー!』
「ええ! そんなに!?」
予想以上の答えが返ってきて、思わず驚いてしまう。
だけど、これは妙だ。
スライムにそんな話は聞いたことが無い。
「まさか……」
ここから推察できるのは、スライム達も環境に順応しているということ。
この魔境の森は、至る所が魔力に満ちている。
その恩恵でスライム達も進化を遂げているのかもしれない。
そして、そんなスライム達をテイムすれば、その分僕も強くなる。
【スライムテイム】には数の制限がないので、スライムの種類が増えるほど、僕ができることは増えていく。
まさに、“無限の可能性”と言えるだろう。
ならば、聞いてみたくもなるというもの。
「ねえ、そのスライム達がどこにいるか分かる?」
『雷スライムくんはあっちかなー』
『風スライムくんはよくぴゅーって飛んでるよー』
『なんか光ってる子とかもいたかもー』
『土からにゅって出てくる子もいるよー』
『長老スライムさんはなぞー』
「あ、あはは……」
具体的には何も出てこなかったけど、一応場所を知っている個体もいるみたいだ。
みんな思い思いに案内しようとしていて、すごく可愛い。
だったら、近くから順番に会いに行くのが良さそうだ。
「じゃあ、明日から順番に案内してくれる?」
『『『いいよー!』』』
「ありがとう!」
でも、素直なスライム達は憎めない。
これからも共に旅ができたらいいな。
「よし、次の目標は決まったね」
『『『そうだねー!』』』
こうして、僕は生活基盤を固めつつ、色んなスライム達に会いに行く決心をするのだった。
夕方過ぎ、偶然見つけた洞窟にて。
魔物はいないようなので、僕たちはここで夜を過ごすことにした。
周りが岩壁で覆われている為、警戒は前方のみで済むからだ。
これからの拠点にしても良いかもしれない。
「今日は色々あったなあ」
寝る前に、今日一日を振り返ってみた。
朝に【祝福の儀】を受け、そのまま勘当。
森に捨てられるも、スライム達のおかげで半日を生き延びることができた。
それどころか、今は家よりも幸せなぐらいだ。
またそれは、衣食住に至っても。
『ぼぼー!』
あるスライム達は、目の前でたき火をしてくれている。
火があるとなんだか落ち着く。
簡単になら、ここで調理もできるだろう。
『気持ち良いでしょー』
また、あるスライム達は、自慢のボディを生かしてお布団になってくれるそうだ。
僕と触れ合えて嬉しいみたい。
『次は見張りよろしくねー』
『はーい』
『お肉くうぞー』
そして、あるスライム達は交代で警戒をしてくれている。
これ以上ないぐらいの待遇だ。
ただ、やっぱり少し申し訳なさもあって。
「みんな大丈夫? 疲れない?」
『大丈夫だよー』
『たくさんお肉くれたから!』
『食べ物のお返しはぜったい!』
『あんなに美味しいの初めてだよー』
『明日からもよろしくねー』
「ははっ、そっかそっか」
でも、スライム達はこの調子だ。
というのも、どうやらスライム達だけでは、直接森の魔物を倒すのは難しいらしい。
いつもは死骸などを漁り、なんとか生きていたそうだ。
それが僕のギフトや指示が相まって、新鮮なお肉を食べられたんだとか。
食の見返りということだね。
お互いにとって良い関係ならば、僕も気持ち良い。
明日からもちゃんとご飯をあげないとね。
それから、ふと水スライム達にたずねてみる。
「みんなはどうして水魔法を使えるの?」
『どうしてだろー?』
『水辺で生まれたから?』
『ねー、湿り気あるしー』
詳しくは分からないみたいだ。
ただ、聞く限りは生まれた環境に由来するのかも。
だったら、他にも気になることが出てくる。
「もしかして、水以外にも属性を持ったスライムとかはいるの?」
『いるよー!』
『ぼくは雷スライムくんと友達だよー!』
『風スライムくん見たことあるー!』
『すごい物知りな長老スライムさんもいるよー!』
『知らないスライムくんもいるかもー!』
「ええ! そんなに!?」
予想以上の答えが返ってきて、思わず驚いてしまう。
だけど、これは妙だ。
スライムにそんな話は聞いたことが無い。
「まさか……」
ここから推察できるのは、スライム達も環境に順応しているということ。
この魔境の森は、至る所が魔力に満ちている。
その恩恵でスライム達も進化を遂げているのかもしれない。
そして、そんなスライム達をテイムすれば、その分僕も強くなる。
【スライムテイム】には数の制限がないので、スライムの種類が増えるほど、僕ができることは増えていく。
まさに、“無限の可能性”と言えるだろう。
ならば、聞いてみたくもなるというもの。
「ねえ、そのスライム達がどこにいるか分かる?」
『雷スライムくんはあっちかなー』
『風スライムくんはよくぴゅーって飛んでるよー』
『なんか光ってる子とかもいたかもー』
『土からにゅって出てくる子もいるよー』
『長老スライムさんはなぞー』
「あ、あはは……」
具体的には何も出てこなかったけど、一応場所を知っている個体もいるみたいだ。
みんな思い思いに案内しようとしていて、すごく可愛い。
だったら、近くから順番に会いに行くのが良さそうだ。
「じゃあ、明日から順番に案内してくれる?」
『『『いいよー!』』』
「ありがとう!」
でも、素直なスライム達は憎めない。
これからも共に旅ができたらいいな。
「よし、次の目標は決まったね」
『『『そうだねー!』』』
こうして、僕は生活基盤を固めつつ、色んなスライム達に会いに行く決心をするのだった。
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