魔境の森に捨てられたけど、最強のテイマーになって生還した~外れギフト【スライムテイム】でスライムを無限に仲間にして成り上がり無双~

むらくも航

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第70話 推測と予感

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「よし──【スライムテイム】!」

 原住スライムくんをテイムすると、能力が還元された。
 
ーーーーー
アケア
MP :30100/30100
ギフト:スライムテイム(1421)
スキル:スライム便利系 スライム強化系 スライム戦闘系
魔法 :火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 雷魔法 氷魔法 光魔法 闇魔法 基本魔法 特殊魔法 治癒魔法 強化魔法(←New!)
ーーーーー

 変わったのは、二箇所。
 
 まず、原住スライムは一匹でMPが100増えた。
 これは種族の強さなのかもしれない。

 そして、強化魔法に(New!)が入っている。
 確認すべく早速開いてみた。

「わっ! すごい!」

【物理耐性付与・超】【魔法耐性付与・超】
【弱体化耐性付与・超】

 強化魔法の内、三種の耐性付与に“超”が付いている。
 さらに強力な魔法になったんだろう。
 これが原住スライムの耐性か。

「これなら瘴気でも安心して進める!」
『うむ。準備をして明日には出発せねばな』
「うん!」

 僕たちは魔境の森“最奥”を調査することを決めた。





『アケアー』

 最後のお風呂で英気を養っていると、スライムが訪ねてくる。
 各地との通信をしてくれるスライムだ。

『エスガルドからだよ』
「わかった。つないでくれる?」
『りょー』

 すると、向こうから声が聞こえてくる。

「アケア様、セレティアです」
「あ、どうしたの?」
「……単刀直入に言います。アケア様は危険な事をなされるんですよね」
「!」

 鋭い質問に、僕は正直に答える。

「どうしてわかったの?」
「アケア領から出られる時、難しい顔をしておりました」
「あはは、セレティアにはお見通しみたいだね」
「アケア様……」

 心配してくれている声だけど、引き止められはしなかった。

「ご無事で、とは言いません。アケア様を信じておりますから」
「……!」
「ですから、お気をつけて」
「うん!」

 それから、後方からは違う声も聞こえてくる。

「また王都へ来いアケア! 寂しいではないか!」
「シルリア!」

「そうだよー! また一緒に依頼をしようアケア君!」
「フィルまで!」

 あちらもあちらで元気に活動しているみたいだ。
 これは無事に帰ってこないとね。

「みんなありがとう! 帰ったら報告するよ!」
「はい!」
「うむ!」
「うん!」
 
 こうして、僕は魔境の森“最奥”へ向かうのだった。





<三人称視点>

 その頃、魔境の森“最奥”にて。

「いよいよ来るな」
「ええ。これであれ・・を回収すれば完了チェックメイトよ」

 魔族たちは不敵な笑みを浮かべて話す。
 話題の中心は、テイマーアケアだ。

「伝説のギフト【スライムテイム】をね」
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