これは報われない恋だ。

朝陽天満

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359、またもアレが……!

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 気を取り直して、ヴィデロさんがもう一度剣を振る。

 今度こそ斬撃が魔素溜まりにあたるが、大きすぎる魔素溜まりは特に何もダメージを受けているようには見えなかった。

 二度三度剣を振ると、ようやく少しだけ端が分離し、霧散していく。大きいと魔素溜まり自体の防御力も高くなるってことみたいだった。

 そして魔物排出第二弾を目にしてしまった俺たちは、そのポップの速さに顔を顰めた。

 ヴィデロさんの攻撃二、三発で一匹排出って、どれだけ魔物を倒せばこの魔素がなくなるんだろう。下手すると朝までかかりそうだ。

 そんな中、クラッシュが舌打ちをした。



「ねえ、見て。欠けた魔素が修復されてない……? ヴィデロが切ったところ、元に戻ってる……一気に行かないと永遠にこれは消えないってことじゃない?」



 クラッシュの言葉にハッと目を向けると、確かに切れて少し欠けたはずの魔素溜まりは、元の大きさに戻ってるように見える。



「くそ、かといってこれだけの魔素溜まりは放置しておくことも出来ないし……」



 舌打ちしたヴィデロさんは、剣を構え直すと、深呼吸した。

 そして口から何かが紡がれていく。



「強き灼熱の魂を持つ炎の聖霊よ、我が剣に宿り目の前の穢れをその火炎で焼き尽くせ」



 ヴィデロさんが構えた剣が炎に包まれる。

 熱くはないのか、剣を持つヴィデロさんの身体は揺らぐことなく、まっすぐに魔素溜まりと対峙していた。

 俺はその光景に、見入っていた。



「バーニングアサルト!」



 ヴィデロさんの剣から炎が迸り、地を疾走し、大きな魔素溜まり目がけて火柱が次々上がる。そして炎が魔素溜まりをその勢いのまま切り刻んだ。

 一気に半分ぐらいまで削られた魔素溜まりに、追撃の技をヴィデロさんが打つ。



「この世界のすべてを知る自由で鋭利な風よ、我が剣に宿り目の前の穢れをその刃で切り刻め、テンペストスラッシュ!」



 今度はいくつもの鎌鼬がヴィデロさんの剣から放たれる。それは様々な軌道で魔素溜まりを刻んでいった。

 今の二撃で俺の胸くらいまであった魔素溜まりはさらに小さくなった。

 ヴィデロさんは剣を下ろし、大きく息を吐いていた。

 もしかして、MP切れに近いのかも。

 俺は慌ててヴィデロさんにマジックハイパーポーションを渡した。

 ヴィデロさんは険しかった顔を少し綻ばせると、そのマジックハイパーポーションを一気に飲んだ。

 すぐさま剣を構え、魔素溜まりを消すために追撃しようとしたところで、またも魔物がポップ。

 と思ったら、間を置かずに二匹目が小さな魔素溜まりからにゅるっと出てきた。



「うわ、次々出てくる!」



 小さくなった途端にたくさん出てくる魔物に、思わず悲鳴に近い声を上げてしまうと、クラッシュも顔を青くしながら「これは気持ち悪いね……」と呟いた。

 沸いてくる魔物に、ヴィデロさんも魔素溜まりを攻撃する手を止め、魔物殲滅に走らないといけなくなり、クラッシュもそれに参戦し始め、増え始めた魔物に、俺も周りに魔物が散らないように参戦を余儀なくされた。

 まるで魔素溜まりに自我があり、自衛のために魔物を召喚しているみたいだった。



 魔物自体は、クラッシュにしてもヴィデロさんにしても、一撃二撃で倒せるからそこまで苦戦しているわけじゃないんだけど、ポップ間隔が少し長くなったなと思ったら、魔素溜まりが少し修復されていた。



「きりないよこれ! 魔素溜まりを消そうとすると魔物が次々出てきて、その間に治っちゃうなんて!」



 魔法陣を描きながら、思わず泣きごとが口を突いて出る。

 もう最後の手段『起爆剤』でも使ってクラッシュに魔法を一発かまして貰おうかな!

 俺は『起爆剤』をインベントリから取り出して、魔素だまりの方に投げた。



「クラッシュ、あれに向かって魔法を打って!」

「偉大なる炎の聖霊、俺に力を貸して! ファイアボール!」



 俺の言葉に咄嗟に反応してくれたクラッシュは、見事に火球を『起爆剤』にぶち当てた。

 途端にドオン! という轟音があたりに響き渡る。そして、一定範囲内が炎に包まれた。

 燃え広がるかと思ったら、その炎はすぐに収縮し、消えていった。まるで一瞬でそこの酸素を食い尽くしたみたいに。

 まだまだいた魔物は消え、魔素溜まりはヴィデロさんが攻撃した時よりさらに小さくなっていた。それでも魔物を輩出しようとして、俺の手のひら大くらいになった魔素溜まりから魔物の足が生えてくる。すかさずヴィデロさんがその魔物ごと魔素溜まりを剣で攻撃し、魔物が消えるのを確認しながらも手を止めず魔素の塊を攻撃し続け、五回ほど剣を振ったところで、ようやく魔素溜まりが霧散していった。

 残ったのは、小さな宝石のような物。

 俺とクラッシュは、それを見て顔を見合わせた。



「これは……」

「何だこれ?」



 カイルさんが手を伸ばそうとしたので、俺とクラッシュで慌てて止める。

 ナスカ村付近で見つかったあの複合呪いの掛かる『禍物の知核』と全く同じような物だったから。



「鑑定眼」



 詳細を見てみると、やっぱりというか、それは『禍物の知核』だった。



『禍物の知核:強い魔素を浴びてしまった魔物の体液が凝固して出来上がった禍々しい気配の物 錬金素材 穢れを多分に孕んでいるので触れると幾多の呪いに掛かる 浄化方法は最上級聖魔法のみ』



 浄化方法は最上級聖魔法のみって。確か複合呪いを解くことの出来る前の教皇はあの悪者がトップに立つ前に殺されちゃったんだよな。

 ってことは、最上級の聖魔法って、もう失われた魔法ってことかな。



「浄化出来たら違うアイテムになるってこと、だよな」



 俺はディスペルハイポーションを取り出しながら、呟いた。なんてことをしてくれたんだ、あの悪党教皇。この世界の光を自分の欲望のために消しやがって。

 こういう物があるからこそ教会があったんじゃないのか。

 今更ながら教会で私腹を肥やすことしかしなかった元教皇に腹が立った。

 ってことは、もしかして聖魔法もこれからすたれていくしかないってことかな。やっぱりユキヒラが教皇になってくれないかな。面白おかしくて楽しい教会が出来上がること間違いなし!



 俺はディスペルハイポーションをヴィデロさんに「これよろしく」と託して、ひょいと石を拾った。

 背中を駆け上がる嫌悪に顔を顰めながらインベントリに石を入れようとして、自分の手がいつもと違うことに気付く。

 あれ、小さい。俺の手小さいよ! 何でこんなに袖が余ってるんだ?! 手が見えないどころじゃないよ!

 必死で袖の中からインベントリに石を入れ、自分の身体を見下ろした。

 妙に地面が近い。そして、見上げた三人が、とてつもなく大きい。足元にはヴィデロさんに買ってもらったローブが散乱し、装備一式が足の周りに落ちている。待って、俺、変な呪いに掛かってない?!

 急いでステータス欄を開くと、「肉体状態異常の呪い」と「身体能力低下の呪い」がかかっていた。

 ってことは、俺今肉体状態異常?! この分だと幼児?! 

 視線どころか頭のてっぺんがヴィデロさんの足に収まるよ! 呪いいいいい! 何で毎回ピンポイントで嫌な呪いに掛かるんだよ! あの教会で隠していた呪いの掛かり易さとかそういうの、眉唾物だと思ってたけど信憑性出てきちゃったじゃん!

 自分の手と皆の顔を見比べながら、思わず歯ぎしりをすると、何故かじわっと目の奥が熱くなった。もしかして、身体の大きさに合わせて感情も幼くなってる、とか? だって俺、すっげえ泣きたくなってる気がする。普通こんなことじゃ泣かないはずなのに。

 っていうか皆呆然と俺を見下ろしてないで早く呪いを解いてください!

 ヴィデロさんもディスペルハイポーションを片手に、小さな俺をひたすら驚いた顔で見下ろしている。

 自分で飲むしかないかとヴィデロさんの手にある瓶を取ろうとして手を伸ばしても届かず、「あ……」と俺の行動に気付いたヴィデロさんは、慌ててその手を俺に差し出して。

 瓶を渡すんじゃなくて、俺を抱き上げた。待って、抱っこして欲しかったんじゃなくて、それを飲みたかったんだよ!



「ビデヨしゃ……っ」



 いまいち舌が回らない。俺、今どれくらいの外見してるんだよ。小学生だったらもっとしっかりした体つきだよな。腕に収まるすっぽり感。俺がユイルを抱っこしている時のようなそんな感じが。



「マック……?」

「おえいま、「にくたいいじょうののよい」にかかってて、あと「しんたいのうよくていか」ののよいに」



 ああああ、舌が回らない。発音がヤバいはずかしい。

 のよいってなんだよ俺!

 カッと頬に血が集まり、恥ずかしさでまたも目の奥がじわっとする。何でこんなに泣きたくなるんだよ、まるで他の表現をわからないみたいにまず目の奥が熱くなる。もしかして小さい子って、こんな風になるからすぐ泣いちゃうのかな。



「……はぁ?! なにこれマック?! ミニマム! ヤバい可愛い! ちょっと持たせて!」

「バカ、引っ張るなよクラッシュ! マックが嫌がるだろ!」



 クラッシュもハッと我に返って、そう叫んだかと思ったら、俺の身体をがしっと掴んだ。

 待って待って怖い怖い。引っ張られたら落ちそう。

 思わずヴィデロさんの鎧の隙間に指を突っ込んで必死でしがみつくと、ヴィデロさんがクラッシュの手を払い落してくれた。

 ヴィデロさんの腕に包まれてホッと息を吐くと、俺はもう一度ヴィデロさんの手にあるディスペルハイポーションに手を伸ばした。



「ビデヨしゃん、あのね、のよい、とくかや」

「あ、ああ、これが欲しいのか」



 もう俺、自分でも何言ってるのかわからないよ。

 ヴィデロさんも一瞬考えたあと、手に持っていた瓶を俺に渡してくれた。

 でも、抱え込んで開けようとした瓶の蓋は、びくともしない。身体能力低下、って。幼児並みの力とスタミナしかないってことか……!!



「イデオしゃん、あけてくえう? おえしょえのみたい」

「……」



 普通だったらなんてことない瓶を必死で差し出してヴィデロさんにお願いすると、ヴィデロさんは俺を片手に抱いたまま少しだけ考えるそぶりをしてから、瓶の蓋を口で咥えて開けた。片手が俺でふさがってるとはいえ、その開け方かっこいい。

 見上げていると、ヴィデロさんはふわっと優しい目をして俺を見下ろした。そして、「零すなよ」と瓶を渡してくれた。

 でもこの瓶重いよ。

 必死に両手で瓶を抱えて、口に持って行く。飲みたいのに、瓶を口に付けちゃうと、重くて瓶が持ち上がらないから口に液体が入ってこない。

 重い瓶に悪戦苦闘していると、クラッシュが俺の手から瓶を取り上げてしまった。



「何やってんのヴィデロ。こんな小さい子が一人で飲めるわけないだろ。こうやって」



 クラッシュが取り上げた瓶を俺の口に付けて、少しずつ注いでくれる。細心の注意を払って、零れないように俺が咽ないように調整してくれてるみたいだった。

 普段と全然違うんだけど、どうしたのクラッシュ。

 そんなことを思いながら、やっとありつけた解呪の薬にホッとする。 

 瓶の中身がすべて俺の口の中に注がれると同時に、身体の中の嫌な感じが消えた。

 ステータス欄の呪いも消えた。

 そして俺は、未だヴィデロさんの腕の中。

 姫抱っこされて、ヴィデロさんに見下ろされていた。

 そして、おでこにちゅ、とされてしまった。

 えっと、俺、普通の大きさに戻ったんだけど。



「すまなかった。ついつい小さなマックを堪能していた」



 いいけどね? もしかしてヴィデロさんって、そういう趣味が……なんていう疑問が浮かぶと同時に、クラッシュが口を開いた。



「俺も堪能したかったのに。ヴィデロ何一人占めしてるんだよ。あんなに、めちゃくちゃ可愛いマックなんてなかなか落ちてないんだからさ。ずーるーいー!」

「クラッシュだって獣化マックを一人で堪能したんだろ。お互い様だ」

「待って二人とも。堪能とか言われてもあれは人に見せていい物じゃないよ! それにクラッシュ、俺そこらへんに落ちてるのかよ」

「落ちてないから怒ってるんじゃん! めっちゃ小さくて赤ちゃんみたいで舌っ足らずで可愛かったんだよ? ヴィデロ、すっかりお父さんみたいな顔してたしさ。ねえマック。この際、ヴィデロの子を産んじゃったら?」

「できるわけないだろ」

「ほら、錬金でそういうのとか作れないわけ?」

「そんなレシピ知らないよ」



 クラッシュのとんでも発言に突っ込みまくっていると、クラッシュはそんな俺お構いなしに「でもって、マックとかヴィデロそっくりの子供が出来たら、俺の店に修行に出してよ。俺が責任もって一人前の商人に育てるからさ!」なんて勝手なことを言いだした。

 要するにアレだね。クラッシュも子供好きなんだね。いいことだけど、どうしてそうなるんだ。

 っていうかさすがにサラさんのレシピでもそういう物はなかったよ。残念だったな。
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