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第二章
メラニー•ウイッカーズの話し 2
しおりを挟む卒業後、小さな商会に就職した。
[コンソール商会]
そこは女性向けの、可愛いマスコットやリボン、髪飾りなどを販売している小さいが居心地の良い職場だった
女性向きに「恋のお守り」作成のための私の起用であった。
私を入れて魅了持ち三人。
振り向いてもらえるお守り
意識してもらうお守り
相手との仲を深めるお守り
の3点を販売した。
そして、私は商会の、長男グッドと恋に落ち結婚した。
経営は順調だった、
それは、ちょっとしたキッカケだった。
化粧水代わりに使っていた神殿水
何も考えず手慰みに魅了を流していた。
最近人に見られる、いつも、どこでも視線が痛く感じる。
店の女の子に言われた
「私、奥様が気になって気になって•••
奥様に恋しちゃったかも?」
恋、この私に?、、魅了?
あっ、あれかも、神殿水!
神殿水に魅了が蓄積される???
それから神殿水に魅了の魔力を流し実験してみた。
出来たサンプンを検証するのに娼館で使ってもらった。
非常に効果があり、娼館より注文がきた。
コンソール商会はどんどん大きくなり、
私も商品開発をどんどんしていった。
魅了と相性のよい香木、ハーブ、花
どんどん探してより強力な物を作成していった。
一番のお得様は、モルゾーラ兄弟の経営している[娼館鹿の園]と[ホワイトヘブン]
特に、ホワイトヘブンは、”肌に接触した時の刺激が強く感じる“ 香水を多量に購入してくれる。
これは、お守りでは、
<触れた時にビビビと感じて恋に落ちた>
と、言われる物だが、
娼館では性的な目的の使用であろう。
今は、もっと強いものを開発してくれと頼まれている。
表向きは 可愛い小物販売、裏では媚薬販売
コンソール商会は大きく成長して行った。
夏の社交シーズン
久々に実家の男爵家を訪れ王都のパーティーに出席した。
実は、我が家の媚薬は貴族の方にも人気なのである。
そこで、アイラに出会った。
私がコンソールに姓が変わった事に対して、彼女は私にこう言い放った
「騎士科の方と ご結婚されたのね!」
なんと、無神経な••••••
その後アイラは永遠と自分の事ばかり喋りつ付けた。
初恋の君を王家の姫に奪われた
王家は、姫がよその胤を孕ったのでローガンに押しつけた。
そして姫と死別したので会いに行ったが、その方は病気で相手をしてもらえなかった
「でしたら、媚薬を使えばよろしのでは?
男の方でしたらアイラ様の魅力にイチコロですわよ」 と唆した。
「そんな、はしたない事•••
私まだ乙女なのですよ、そんな事出来ないわ」
「そんな悠長な事を言ってたらローガン様をまた誰かに取られたましてよ!」
さらに煽った。
「わたし、男の方の事よく知らないし、無理だわ」
アイラは真っ赤になって目に涙を浮かべた。
(ふっ、相変わらずね)
「でしたら、このお話しはなかった事にしましょうね。」
「もし、お考えが変わったら、ここに」
私は名刺を渡した。
1週間後、連絡が来た
相談に乗って欲しいとの事。
「ローガン様が、眠れず、食べずこのままでは衰弱して死んでしまいますわ
何か良い薬はないでしょうか?」
私は悪意で心が どす黒く染まった。
この女を堕としたいと、
「危険な状況ですわね、
アイラ様が愛で包んで差し上げないと、ローガン様は立ち直れませんわ、死んでしまいます、ご決断を、」
「そうよ、私が助けて差し上げなければ、
私がこんなに愛していると分かって下されば結婚して下さるに違いないわ!」
「ても、私、媚薬は使い方が分からないわ•••」
(もうひと推しだ)
「媚薬と言っても、眠りを誘う使い方もできますのでご安心下さいね!
使い方に熟知している者をお付けいたしますわ、」
「まあ、ありがとう。やはり持つべき物は友達ね!
貴女に相談してよかったわ。」
私は、帰って 娼館鹿の園 に連絡をした。
誰か媚薬と閨に詳しい者を貸して欲しい
貴族のお嬢様の御用立てだ、
金になる、と、、、
ルル•モルゾーラが出向く事になった
悪い予感がするが、それはアイラにとって[凶]ならば 私にとっては[吉]だ
あの女をめちゃくちゃにしてやりたかった。
ルルは上手く潜り込めたようだ。
ルルが言うには、
「あれは天性の娼婦だ、
旦那様の為にと娼館譲りのテクニックをグングン覚えていく。私も顔負けだねぇ!」
「おまけにあの庇護欲をそそる感じるが逆に加虐心をそそる。
しっかり仕込んだら何処かに堕とすさ!」
「あんた、それが狙いだろ」
見抜かれていた。
「私も、奥様が泣いて懇願する姿が見たいのさ、
実の所、あの女にご執心の男が多いのにはビックリだよ!
まあ、ろくな趣味の男じゃないけどね。
せいぜい仕込んで高く売り付けるさ」
その日まであんたも甘い汁が吸えるよ
その後、クラレンスから、多額の金が毎月振り込まれるようになった。
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