転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール

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第二章

私の名はケイ .3

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はろー、私、山崎恵子
24歳にして生まれて初めて彼氏(オッサンだけど)が出来ました!
あっ、日本で死んだ時が24才ね!

城に囲われて一週間

朝起きて、フラフラして、ご飯食べて、お風呂入れてもらって、寝る。

暇なんですけどぉ
コルセットキツイんですけどぉ
お城飽きたぁー

そうだ、私、コーネリア産むんだった。
あんなに可愛い子、私に産めるかしら?
だって遺伝子的にも無理があると思うんだけど••••
まあ、ゲームだからどうにかなるっしょ!

コーネリアの子供時代、可愛いだろうなぁ
大人のコーネリアは月の女神様みたいだったから子供時代は天使だろうなぁ。
楽しみだぁ

王様に頑張ってもらわないとだわ!

*************
その夜の事、
「ケイ、ご機嫌だな、」
「フフフ、私、陛下に天使を授けてあげたいの。」
「天使か、それは楽しみだな。では、もうひと頑張りするか!」

どこから見ても"ただの馬鹿ップル”にしか見えない2人であった

**************

王からアーサーが授かった啓治とサーガの話を聞いた。
そして呪いの事も•••

[天の花が踏み躙られ 穢れを血で洗う時]
知らなかった!
初代国王が女神と結婚して捨てたなんて、裏設定があったんだね!
これってゲームだと、ただの枕詞ぐらいにしか思ってなかった。

毎日部屋にばっかり籠っていても暇だから、ちょっとルートまとめてみよう。

[欲に惑どい 一本の花を手折り砕け]
これは、第一章
ジョージ王の兄オリバー編
オリバーが外遊先の王女を見初めて夜這いかける

正規ルート、
夜這い成功して既成事実が出来たから婿入り。
子供が出来るんだけど 王女はゲスな男の子は産みたくないって言って自殺。
ショックでオリバー後追い自殺。

Bad エンド①
夜這い失敗
間違えて控室の侍女襲って、その婚約者と決闘
大怪我を負って帰国。失意で死亡
 Badエンド②
毎日窓の下で王女を思い酒浸り
体壊して帰国後死亡

[罪無きものの白き魂を穢す]
第二章 ジョージ王の第一王子リチャード編
男爵令嬢が友人の振りして、リチャードと婚約者のフェミリーナ伯爵令嬢 お互いに嘘を付いて騙すんだよね、確か、、、
シェイクスピアの[オテロ]に出てくる"ヤーゴ"に似ているかな?

リチャードには、
「フェミリーナは父伯爵と一緒になって悪事を働いている。
嫌いな女は娼館送りにしている。」
とか、ある事ない事吹き込んでいた。

フェミリーナには、
 王子とこれ見よがしに仲良くして、恋仲のように見せ掛けて嫉妬させる。
リチャードはフェミリーナを愛しているから会心させようと、男爵令嬢の口車に乗って偽の断罪をする。

正規エンド
断罪して、反省させるために娼館送りにする。
娼館には話を付けて置いて預かってもらうだけの予定だったが、
男爵令嬢の策略で極悪の娼館に送られてしまう。
そこで乱暴されフェミリーナは死亡。
リチャードは後悔して自殺

Bad エンドは
断罪後、フェミリーナは地下牢獄に入れられ、そこで自害
リチャードは怒った伯爵に殺されてしまう。

ここまでは結構ゲームも簡単だったし課金もしなくてもサクサク進んだんだけど
第三章のアーサー編から課金色が出て来たんだよねぇ、


[銀の器に飾られた自己を持たぬカケラが暗闇から生まれ、光がウレクラの冠を掲げる]
第三章アーサー編
まず、[本]を与えてコーネリアを育てる。
本はデイリー報酬で貰える範囲で育てると正規ルートしか見れない。
別ルート見たい人は課金して本を買う。

正規エンド
アーサーとコーネリアは叔父と姪
禁断の関係で妊娠してしまう。
引き裂かれアーサーは失意で死亡。
関係を隠蔽する為に、コーネリアはクラレンス侯爵と結婚。

課金エンド(正規エンド扱い)
アイテム本を課金する。
アーサーとコーネリアの爛れた関係
アーサーに「君に首を絞められて、イキながら死にたいんだ!」と言われ、性行為の最中に首締めて殺してしまう。
(これ、フルボイスで言うんだよ!
アーサーの恍惚とした表情のスチルが美しかったなぁ。)
コーネリアはアーサーが死んでから子供がお腹にいると、わかって狂ってしまう。
子供を産んで死亡
子供はクラレンス侯爵に里子に出される

Badエンド 2000円課金でOK
2人で駆け落ち。
雪の洞窟で抱き合ったまま死亡。
(このスチルがまた、綺麗だった。
雪のキラキラとしたエフェクトに、幸せそうに微笑んで抱き合ったまま 死んでいる姿。見た時涙が出た)

クラレンス侯爵って誰なんだろう?
ゲームだと優しくて大人しそうな20才位の人だったけど•••

今、時系列的には
リチャードが学園4年の秋だから、来年の卒業式に断罪イベかぁ
もう、止められないよね、
なんか、かわいそうだなぁ。






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