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孫権仲謀
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「私は徐州琅邪国の出身なのです」
長江をゆく船の上で、孔明は魯粛に言った。
「これは奇遇。私は下邳国で生まれました」
「同じ州ですね。曹操にやられた州」
孔明は口だけで微笑んだ。目は笑っていない。
「私は母を曹操軍に殺されたのです」
魯粛は孔明を見ず、水面を見つめていた。彼も親戚を曹操に殺されている。
「お気の毒に……」とつぶやいた。
孔明も大河の水面を見つめた。
「わが殿はともに曹操を倒そうと言ってくれました。私は誰にも仕えるつもりはなかったのですが、その言葉を聞いたとき、一生を殿に捧げようと思いました」
魯粛は孔明に同情したばかりでなく、激しく共感していた。
曹操が憎い。
だが、自分は孫権の臣であり、孔明は劉備の臣である。利害が対立するかもしれない。安易に仲間と思うのは禁物だった。
揚州の主、孫権は丹陽郡の建業城を居城にしている。
魯粛と孔明は水路で建業へ行った。
魯粛は劉備の使者を待たせて、まずはひとりで孫権に会った。
「劉備様と劉琦様はそれぞれ一万の兵力を持っています。合わせて二万。ふたりとも曹操に降伏するつもりはないようです。劉備様は、殿と同盟を結びたいとおっしゃっていました」と魯粛は報告した。
「二万か。少ないが、揚州にも大軍がいるわけではない。曹操と戦うなら、同盟を締結する価値はあるな」
「はい。そのとおりです」
「問題は州内だ。張昭と張紘は曹操に降伏すべきだと言っている。私は曹操にむざむざと揚州を渡したくないが、勝てっこないと決め込んでいる者が多い。私も迷っている。曹操は強大だ」
張昭と張紘は、ふたりとも孫策の代から孫家に仕えている重臣で、孫権の兄は彼らを重用していた。
孫権も、彼らの意見を無視して、戦争に突き進むわけにはいかなかった。
孫権仲謀は182年、徐州下邳国で生まれた。劉備より二十一歳、孔明より一歳年下。
父は孫堅。黄巾の乱や対董卓戦争で活躍した英雄だが、192年に戦死した。
兄は孫策。江東の小覇王と呼ばれ、揚州を切り取ったが、200年に暗殺された。
孫権は、兄から後事を託され、後継者となった。「揚州を守れ」と遺言されている。
孫策は領土拡張主義者で、軍師の周瑜とともに各地を転戦し、版図を拡大したが、孫権は守備や内政が得意で、揚州を栄えさせることを重点政策としていた。あまり戦争をやったことがない。
しかし、曹操が南下し、隣接する荊州を支配した。次に揚州を襲う動きを見せている。
孫権は、曹操に降伏するか、戦うかを決めなければならない。
兄の遺言どおり揚州を守りたかった。曹操に州を譲りたくはなかった。が、敵はあまりにも大きい。
「劉備様の使者、諸葛亮殿が建業に来ております。会っていただけますか」と魯粛は言った。
「諸葛亮とは誰だ?」
「劉備様の軍師とうかがっております」
「わかった。会おう」
孔明は孫権の部屋に入り、会釈をした。
「劉備玄徳の家来、諸葛亮孔明でございます」
「孫権仲謀だ。そなたの容貌は、諸葛瑾と似ているな」
諸葛瑾は、孫権に仕える重臣のひとりである。
「瑾は兄です」
「そうか。彼はよく私に仕えてくれている」
孔明は軽く頭を下げた。いまは兄のことはどうでもよいと思っている。
「よく建業に来てくれた。それで、用件はなんだ?」
孫権は単刀直入にたずねた。
「わが主劉備は、曹操と戦おうとしています。孫権様と同盟を結び、ともに戦いたいのです」
孔明も率直に答えた。
孫権は腕を組んだ。
「劉備殿は一万しか兵力を持っていないと聞いた。曹操は九州の主だ。失礼だが、敗北は目に見えている」
「江夏郡太守の劉琦様も戦うおつもりです」
「合わせても兵力は二万にすぎないのだろう? とうてい勝てない」
「主は勝てないとは思っていません」
孔明は涼しい顔で言い放った。
孫権の顔は険しくなった。
「私は常識的に判断して言っているのだ。曹操軍は五十万。二万では勝てっこないではないか」
「戦いようによりましょう。それに、孫権様と同盟を結ぶことができれば、勝率は高まります」
「どうするか、私はまだ決めていない」
「ご自由に決定してください。戦うなら、同盟を結びませんか。もし曹操に降伏するなら、孫権様もわが主の敵ということになります」
孔明が平然とそう言ったので、孫権は唖然とした。
劉備も諸葛亮も馬鹿なのか、と思った。曹操と私を敵にして、勝てるはずがないではないか。
だが、すぐに冷静になった。この使者は、弱みを見せたくないので、強がっているだけなのだろう。
実際にそのとおりであった。孔明としては、この場は虚勢を張るしかない。
「諸葛亮殿、ご苦労であった。用件はわかった。すぐには返答できない。城内の宿泊室を提供しよう。休んでくれ」
「ありがとうございます」
孔明は孫権の従士に案内されて、宿泊室へ行った。
部屋の中に孫権と魯粛が残った。
「あの男が言ったとおりだ。曹操と戦うなら、私は劉備と同盟を結ぶ。だが、降伏するなら、劉備は敵だな」
「殿は、どうするおつもりですか」
「先におまえの考えを聞かせろ。魯粛はどうすべきだと思っているのだ?」
「私は」魯粛は腹に力を込めた。「戦うべきだと思っております」
孫権は魯粛を睨んだ。
「おまえは私を破滅させたいのか」
「曹操を破滅させたいのです」
「勝てるか?」
「それも諸葛亮殿が言ったとおりです。戦いようによりましょう。戦略戦術については、周瑜殿の意見を聞きたいです」
「そうだな。兄の代から、揚州の軍師は周瑜だ」
孫権は宙を見て、ため息をついた。揚州を守りたい。しかし、敗北したら殺される。
「殿、揚州の主でいたくないのですか」
「いたいさ。あたりまえだろう。だが、勝算のない戦をするつもりはない」
魯粛は黙り込んだ。
周瑜はなんと言うだろうか、と思った。
孫権の軍師は鄱陽に出張していて、いまは建業にいない。近日中に帰還する予定だった。
長江をゆく船の上で、孔明は魯粛に言った。
「これは奇遇。私は下邳国で生まれました」
「同じ州ですね。曹操にやられた州」
孔明は口だけで微笑んだ。目は笑っていない。
「私は母を曹操軍に殺されたのです」
魯粛は孔明を見ず、水面を見つめていた。彼も親戚を曹操に殺されている。
「お気の毒に……」とつぶやいた。
孔明も大河の水面を見つめた。
「わが殿はともに曹操を倒そうと言ってくれました。私は誰にも仕えるつもりはなかったのですが、その言葉を聞いたとき、一生を殿に捧げようと思いました」
魯粛は孔明に同情したばかりでなく、激しく共感していた。
曹操が憎い。
だが、自分は孫権の臣であり、孔明は劉備の臣である。利害が対立するかもしれない。安易に仲間と思うのは禁物だった。
揚州の主、孫権は丹陽郡の建業城を居城にしている。
魯粛と孔明は水路で建業へ行った。
魯粛は劉備の使者を待たせて、まずはひとりで孫権に会った。
「劉備様と劉琦様はそれぞれ一万の兵力を持っています。合わせて二万。ふたりとも曹操に降伏するつもりはないようです。劉備様は、殿と同盟を結びたいとおっしゃっていました」と魯粛は報告した。
「二万か。少ないが、揚州にも大軍がいるわけではない。曹操と戦うなら、同盟を締結する価値はあるな」
「はい。そのとおりです」
「問題は州内だ。張昭と張紘は曹操に降伏すべきだと言っている。私は曹操にむざむざと揚州を渡したくないが、勝てっこないと決め込んでいる者が多い。私も迷っている。曹操は強大だ」
張昭と張紘は、ふたりとも孫策の代から孫家に仕えている重臣で、孫権の兄は彼らを重用していた。
孫権も、彼らの意見を無視して、戦争に突き進むわけにはいかなかった。
孫権仲謀は182年、徐州下邳国で生まれた。劉備より二十一歳、孔明より一歳年下。
父は孫堅。黄巾の乱や対董卓戦争で活躍した英雄だが、192年に戦死した。
兄は孫策。江東の小覇王と呼ばれ、揚州を切り取ったが、200年に暗殺された。
孫権は、兄から後事を託され、後継者となった。「揚州を守れ」と遺言されている。
孫策は領土拡張主義者で、軍師の周瑜とともに各地を転戦し、版図を拡大したが、孫権は守備や内政が得意で、揚州を栄えさせることを重点政策としていた。あまり戦争をやったことがない。
しかし、曹操が南下し、隣接する荊州を支配した。次に揚州を襲う動きを見せている。
孫権は、曹操に降伏するか、戦うかを決めなければならない。
兄の遺言どおり揚州を守りたかった。曹操に州を譲りたくはなかった。が、敵はあまりにも大きい。
「劉備様の使者、諸葛亮殿が建業に来ております。会っていただけますか」と魯粛は言った。
「諸葛亮とは誰だ?」
「劉備様の軍師とうかがっております」
「わかった。会おう」
孔明は孫権の部屋に入り、会釈をした。
「劉備玄徳の家来、諸葛亮孔明でございます」
「孫権仲謀だ。そなたの容貌は、諸葛瑾と似ているな」
諸葛瑾は、孫権に仕える重臣のひとりである。
「瑾は兄です」
「そうか。彼はよく私に仕えてくれている」
孔明は軽く頭を下げた。いまは兄のことはどうでもよいと思っている。
「よく建業に来てくれた。それで、用件はなんだ?」
孫権は単刀直入にたずねた。
「わが主劉備は、曹操と戦おうとしています。孫権様と同盟を結び、ともに戦いたいのです」
孔明も率直に答えた。
孫権は腕を組んだ。
「劉備殿は一万しか兵力を持っていないと聞いた。曹操は九州の主だ。失礼だが、敗北は目に見えている」
「江夏郡太守の劉琦様も戦うおつもりです」
「合わせても兵力は二万にすぎないのだろう? とうてい勝てない」
「主は勝てないとは思っていません」
孔明は涼しい顔で言い放った。
孫権の顔は険しくなった。
「私は常識的に判断して言っているのだ。曹操軍は五十万。二万では勝てっこないではないか」
「戦いようによりましょう。それに、孫権様と同盟を結ぶことができれば、勝率は高まります」
「どうするか、私はまだ決めていない」
「ご自由に決定してください。戦うなら、同盟を結びませんか。もし曹操に降伏するなら、孫権様もわが主の敵ということになります」
孔明が平然とそう言ったので、孫権は唖然とした。
劉備も諸葛亮も馬鹿なのか、と思った。曹操と私を敵にして、勝てるはずがないではないか。
だが、すぐに冷静になった。この使者は、弱みを見せたくないので、強がっているだけなのだろう。
実際にそのとおりであった。孔明としては、この場は虚勢を張るしかない。
「諸葛亮殿、ご苦労であった。用件はわかった。すぐには返答できない。城内の宿泊室を提供しよう。休んでくれ」
「ありがとうございます」
孔明は孫権の従士に案内されて、宿泊室へ行った。
部屋の中に孫権と魯粛が残った。
「あの男が言ったとおりだ。曹操と戦うなら、私は劉備と同盟を結ぶ。だが、降伏するなら、劉備は敵だな」
「殿は、どうするおつもりですか」
「先におまえの考えを聞かせろ。魯粛はどうすべきだと思っているのだ?」
「私は」魯粛は腹に力を込めた。「戦うべきだと思っております」
孫権は魯粛を睨んだ。
「おまえは私を破滅させたいのか」
「曹操を破滅させたいのです」
「勝てるか?」
「それも諸葛亮殿が言ったとおりです。戦いようによりましょう。戦略戦術については、周瑜殿の意見を聞きたいです」
「そうだな。兄の代から、揚州の軍師は周瑜だ」
孫権は宙を見て、ため息をついた。揚州を守りたい。しかし、敗北したら殺される。
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