【完】お兄ちゃんは私を甘く戴く

Bu-cha

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「大親友・・・?」



私は驚きながらお兄ちゃんを見る。
お兄ちゃんは少し不安そうな顔で私の顔を見てきている。
それは、そうで・・・。



だって、私は・・・



だって、私は・・・



「嫌・・・!!!」



そう、大きな口を開けて叫んだ。



「私はお兄ちゃんとも真理姉ともきょうだいになりたい!!
本当のきょうだいになりたい!!!」



「うん・・・。」



「今でもきょうだいだけど・・・でも、本当のきょうだいになりたい!!!
私、お兄ちゃんと真理姉と本当のきょうだいになりたい!!」



「うん・・・。」



私が昔からよく言う言葉を、今日も言う。
今日は叫びながら言う。



「お母さんに聞いてみる・・・!」



「あの2人は、いつも否定してるけどね・・・。」



「入籍しないつもりなのかな・・・。」



そんな怖いことを考えて、私は不安になりながらお兄ちゃんを見詰め続ける・・・。



「お兄ちゃんは・・・私のお兄ちゃんだよね?」



何度聞いたか分からない言葉をお兄ちゃんに言うと、お兄ちゃんは優しい笑顔で私を見詰め・・・頷いてくれた。
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