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あのおじいちゃんは、やっぱり妖怪なのだと思う・・・。
変なのが見えるくらいだし、やっぱり本当は妖怪なのだと思う・・・。
「妖怪ハゲじじいは、いつも私のことを考えてくれない!!
私のことを分かろうとしてくれない!!
私は真理姉のこともお兄ちゃんのことも・・・いずれ、渡のことも!!
本当に家族になれるんだと思ってたのに!!
本当の家族になれることを夢見てたのに!!!」
声を荒らげる私を、渡が真剣な顔で見詰めてくる。
「家族だろ?
俺と桃子は結婚出来ねーから戸籍上は違うけど、それでも俺達は全員家族だろ?」
「そうじゃないの・・・!!
そういうことじゃないの・・・!!
本当の家族にならないとダメなの!!!
そうならないとダメなんだよ!!!」
私は叫びながら、隣に座るお兄ちゃんを見る。
泣きながら、見る。
そんな私をお兄ちゃんは困った顔で見返してきて・・・
お兄ちゃんもこれは分かってくれていないのだと分かる・・・。
「本当の家族になって、お兄ちゃんと妹で結婚するの・・・。
そうじゃなきゃダメなの・・・。
それだけを夢見て生き延びてきたの・・・。」
「お前と豊はもうちゃんと兄妹だろ?
それで付き合って結婚すればいいじゃねーか。」
渡が私のお兄ちゃんみたいなことを言い出したので、睨み付ける。
「まだちゃんとした兄妹じゃないよ!!
事実婚の可能性は考えてたけど、事実婚もないとは考えてもなかった!!
親同士が夫婦になってないなら、お兄ちゃんと私はちゃんとした兄妹じゃないよ!!」
変なのが見えるくらいだし、やっぱり本当は妖怪なのだと思う・・・。
「妖怪ハゲじじいは、いつも私のことを考えてくれない!!
私のことを分かろうとしてくれない!!
私は真理姉のこともお兄ちゃんのことも・・・いずれ、渡のことも!!
本当に家族になれるんだと思ってたのに!!
本当の家族になれることを夢見てたのに!!!」
声を荒らげる私を、渡が真剣な顔で見詰めてくる。
「家族だろ?
俺と桃子は結婚出来ねーから戸籍上は違うけど、それでも俺達は全員家族だろ?」
「そうじゃないの・・・!!
そういうことじゃないの・・・!!
本当の家族にならないとダメなの!!!
そうならないとダメなんだよ!!!」
私は叫びながら、隣に座るお兄ちゃんを見る。
泣きながら、見る。
そんな私をお兄ちゃんは困った顔で見返してきて・・・
お兄ちゃんもこれは分かってくれていないのだと分かる・・・。
「本当の家族になって、お兄ちゃんと妹で結婚するの・・・。
そうじゃなきゃダメなの・・・。
それだけを夢見て生き延びてきたの・・・。」
「お前と豊はもうちゃんと兄妹だろ?
それで付き合って結婚すればいいじゃねーか。」
渡が私のお兄ちゃんみたいなことを言い出したので、睨み付ける。
「まだちゃんとした兄妹じゃないよ!!
事実婚の可能性は考えてたけど、事実婚もないとは考えてもなかった!!
親同士が夫婦になってないなら、お兄ちゃんと私はちゃんとした兄妹じゃないよ!!」
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