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その日の帰り道・・・
今日も鮫島君と並んで高校を出た。
そしたら・・・今日も校門の所で女の子が数人待っていて、鮫島君に話し掛けたり何かを渡そうとしている。
それをいつも通り鮫島君は無視して僕に話し掛ける。
「真理姉、肌も敏感なんだろうな。
あと俺らと違って心も敏感だろうしな。」
「精神は・・・強いらしいけどね・・・。」
「じいちゃんから聞いたか!!」
「うん・・・。
おじいちゃん、面白いよね・・・。」
「じいちゃんもお前ら姉弟は面白いって言ってたぞ!!」
鮫島君はそう言って笑った後、通り過ぎたドラッグストアを少し振り返った。
「化粧品1つにも使われてる成分が結構違うらしい。
うちの母ちゃんが勧めた化粧品は、敏感肌用でも真理姉に合わなかった。」
「うん・・・見た・・・。」
「何も塗らないと塗らないで、真理姉乾燥肌でもあるから荒れる。」
「うん・・・。」
「女性ホルモンも関係してるだろうしな。
あと、ストレスな!!
それと真理姉、寝る時間も遅くなってる日出てきてるだろ。」
「よく、分かるね・・・。
お姉ちゃんは・・・生理前だけじゃなくて、排卵期にも・・・肌荒れしてそう・・・。
あと、コーヒーもよく飲んでて・・・1日に2杯以上飲んだ時は・・・翌日の肌荒れが酷くなる・・・。
寝る時間も・・・夜1時を過ぎると、必ず肌荒れする・・・。」
僕はそう答えた後、鮫島君を見上げる。
「化粧品の、成分か・・・。
それはまだ考えてなかった・・・。
スキンケアを始めた動画が・・・始まってるから・・・成分、調べてみるよ・・・。」
勉強とも違い、これは凄く面白かった。
“お姉ちゃんの肌荒れの原因”
それをゴールと考え、大量の情報を整理し分析し、ゴールに近付いていくのが凄く面白いと思っていた。
「じゃあ、俺バイト行ってくる!」
「うん・・・頑張ってね・・・。」
反対方向に乗る電車へと鮫島君が飛び乗った。
高校生になってから建築会社でバイトを始めた鮫島君。
高校3年生になりもっと大きくなった背中を眺め、やっぱり僕とは全然違って男らしくて格好良いなと思った。
今日も鮫島君と並んで高校を出た。
そしたら・・・今日も校門の所で女の子が数人待っていて、鮫島君に話し掛けたり何かを渡そうとしている。
それをいつも通り鮫島君は無視して僕に話し掛ける。
「真理姉、肌も敏感なんだろうな。
あと俺らと違って心も敏感だろうしな。」
「精神は・・・強いらしいけどね・・・。」
「じいちゃんから聞いたか!!」
「うん・・・。
おじいちゃん、面白いよね・・・。」
「じいちゃんもお前ら姉弟は面白いって言ってたぞ!!」
鮫島君はそう言って笑った後、通り過ぎたドラッグストアを少し振り返った。
「化粧品1つにも使われてる成分が結構違うらしい。
うちの母ちゃんが勧めた化粧品は、敏感肌用でも真理姉に合わなかった。」
「うん・・・見た・・・。」
「何も塗らないと塗らないで、真理姉乾燥肌でもあるから荒れる。」
「うん・・・。」
「女性ホルモンも関係してるだろうしな。
あと、ストレスな!!
それと真理姉、寝る時間も遅くなってる日出てきてるだろ。」
「よく、分かるね・・・。
お姉ちゃんは・・・生理前だけじゃなくて、排卵期にも・・・肌荒れしてそう・・・。
あと、コーヒーもよく飲んでて・・・1日に2杯以上飲んだ時は・・・翌日の肌荒れが酷くなる・・・。
寝る時間も・・・夜1時を過ぎると、必ず肌荒れする・・・。」
僕はそう答えた後、鮫島君を見上げる。
「化粧品の、成分か・・・。
それはまだ考えてなかった・・・。
スキンケアを始めた動画が・・・始まってるから・・・成分、調べてみるよ・・・。」
勉強とも違い、これは凄く面白かった。
“お姉ちゃんの肌荒れの原因”
それをゴールと考え、大量の情報を整理し分析し、ゴールに近付いていくのが凄く面白いと思っていた。
「じゃあ、俺バイト行ってくる!」
「うん・・・頑張ってね・・・。」
反対方向に乗る電車へと鮫島君が飛び乗った。
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