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何をやるのかと全員が思っていたら・・・
僕の部屋に今夜も来たりーちゃんに呼ばれ振り返り・・・ピンク色のパジャマ姿のりーちゃんが怒ったような顔で僕を見ている。
何か怒らせることをしてしまったのかと思っていたら・・・
りーちゃんが、泣いた。
「お兄ちゃんって、本当に冷たい!!!」
「冷たく、ないよ・・・。
いつも、正論だと思うよ・・・。」
「そんなことない・・・!!!
お兄ちゃんは私のことも普通の鮫にしようとしてくる!!
お兄ちゃんにとっては・・・世間にとってはそれは正論なのかもしれないけど!!
私にとっては正論じゃない!!
お兄ちゃんの考えは私とはいつも違う!!」
「りーちゃんは・・・ピンク色の、鮫だからね・・・。
鮫島君は・・・りーちゃんのお母さんが、ピンク色の鮫のまま・・・育って欲しいと思ってたことを・・・知らないから・・・。」
「何度お願いしても絶対に“お母さんのノート”を見てくれなかった!!
“死んだ奴らのことなんて思い出したくもない”って言って、見てくれなかった!!」
「それが・・・鮫島君の、覚悟だと思うから・・・。
思い出してしまったら・・・きっと・・・」
僕は言葉を切ってから、机の引き出しを開けた。
僕の“お母さんのノート”とあと1冊・・・。
その茶色いノートに少しだけ触れた。
それから引き出しを閉めてからりーちゃんに視線を戻した。
「鮫島君は・・・自分を、殺してるからね・・・。
きっと、何度も何度も、殺してるから・・・。
僕は鮫島君のことを、尊敬してるよ・・・。
りーちゃんの、お兄ちゃんだもんね・・・。
凄い人、だよね・・・。」
「全然凄くないから!!
あの頑固ジジイ!!」
僕の部屋に今夜も来たりーちゃんに呼ばれ振り返り・・・ピンク色のパジャマ姿のりーちゃんが怒ったような顔で僕を見ている。
何か怒らせることをしてしまったのかと思っていたら・・・
りーちゃんが、泣いた。
「お兄ちゃんって、本当に冷たい!!!」
「冷たく、ないよ・・・。
いつも、正論だと思うよ・・・。」
「そんなことない・・・!!!
お兄ちゃんは私のことも普通の鮫にしようとしてくる!!
お兄ちゃんにとっては・・・世間にとってはそれは正論なのかもしれないけど!!
私にとっては正論じゃない!!
お兄ちゃんの考えは私とはいつも違う!!」
「りーちゃんは・・・ピンク色の、鮫だからね・・・。
鮫島君は・・・りーちゃんのお母さんが、ピンク色の鮫のまま・・・育って欲しいと思ってたことを・・・知らないから・・・。」
「何度お願いしても絶対に“お母さんのノート”を見てくれなかった!!
“死んだ奴らのことなんて思い出したくもない”って言って、見てくれなかった!!」
「それが・・・鮫島君の、覚悟だと思うから・・・。
思い出してしまったら・・・きっと・・・」
僕は言葉を切ってから、机の引き出しを開けた。
僕の“お母さんのノート”とあと1冊・・・。
その茶色いノートに少しだけ触れた。
それから引き出しを閉めてからりーちゃんに視線を戻した。
「鮫島君は・・・自分を、殺してるからね・・・。
きっと、何度も何度も、殺してるから・・・。
僕は鮫島君のことを、尊敬してるよ・・・。
りーちゃんの、お兄ちゃんだもんね・・・。
凄い人、だよね・・・。」
「全然凄くないから!!
あの頑固ジジイ!!」
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