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「それはそれで、ムカつく!!!」
夕方から出社したりーちゃんが、カメラを回しながら僕の腕に絡まってきた。
「“理子ちゃんは岩渕君がイケメンなの気付いてたんだね~”だって!!!」
「そんなこと言われたの・・・?
前よりは良くして貰ったけど、イケメンなんかじゃないのに・・・。」
「お兄ちゃんの顔も破壊力抜群に格好良くなったと思うよ!!
顔はお兄ちゃんのお父さんとよく似てるし、髪型と眉毛を変えただけでも本当に破壊力抜群に!!」
りーちゃんがそう言って、嬉しそうな顔で僕のことを見上げてくる。
「お兄ちゃんと同じ会社に入れて良かった。
加賀製薬の為に戦いたいとは思わないけど、私はお兄ちゃんの為になら闘えるから。
お兄ちゃんがこの会社で働く限りは、私も加賀製薬にいる。
この会社を整える。」
そんなことを言ってくれて、僕は何て言っていいのか分からなくなる・・・。
そんな僕に、りーちゃんは噛み付く・・・。
「お兄ちゃんは、私のお兄ちゃんだよね?」
そう言って、噛み付く・・・。
鋭い歯で噛み付かれて、僕はまた倒される・・・。
でも・・・
それでも、僕は起き上がる・・・。
「うん・・・。
僕は、りーちゃんのお兄ちゃんだよ・・・。」
そう言って、何度でも起き上がる・・・。
安心した顔で可愛く笑っているりーちゃんを見下ろしながら、何度でも自分を殺す・・・。
「りーちゃん、好きだよ・・・。」
.
夕方から出社したりーちゃんが、カメラを回しながら僕の腕に絡まってきた。
「“理子ちゃんは岩渕君がイケメンなの気付いてたんだね~”だって!!!」
「そんなこと言われたの・・・?
前よりは良くして貰ったけど、イケメンなんかじゃないのに・・・。」
「お兄ちゃんの顔も破壊力抜群に格好良くなったと思うよ!!
顔はお兄ちゃんのお父さんとよく似てるし、髪型と眉毛を変えただけでも本当に破壊力抜群に!!」
りーちゃんがそう言って、嬉しそうな顔で僕のことを見上げてくる。
「お兄ちゃんと同じ会社に入れて良かった。
加賀製薬の為に戦いたいとは思わないけど、私はお兄ちゃんの為になら闘えるから。
お兄ちゃんがこの会社で働く限りは、私も加賀製薬にいる。
この会社を整える。」
そんなことを言ってくれて、僕は何て言っていいのか分からなくなる・・・。
そんな僕に、りーちゃんは噛み付く・・・。
「お兄ちゃんは、私のお兄ちゃんだよね?」
そう言って、噛み付く・・・。
鋭い歯で噛み付かれて、僕はまた倒される・・・。
でも・・・
それでも、僕は起き上がる・・・。
「うん・・・。
僕は、りーちゃんのお兄ちゃんだよ・・・。」
そう言って、何度でも起き上がる・・・。
安心した顔で可愛く笑っているりーちゃんを見下ろしながら、何度でも自分を殺す・・・。
「りーちゃん、好きだよ・・・。」
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