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2月末・・・
「お、真理の本当の弟もイケメンなんだな!!」
お姉ちゃんの彼氏が結婚の挨拶をしに僕の家に来た。
僕に挨拶をしてすぐにそんなことを言ったけれど、僕はお義理兄さんになる人に挨拶もせずにリビングにいたりーちゃんをすぐに見た。
「カメラ、回しておいて・・・。
使いたい・・・。」
「勿論。和君がここまでイケメンだったなんて聞いてない。
モテるとは聞いてたけど、これは納得。」
りーちゃんが真剣な顔をしながらリビングにカメラをセットしている。
それに僕も頷きながら、お義理兄さんになる人に改めて挨拶をした。
そんな僕に、お義理兄さんが近付いてきて・・・
「あのさ、サメって真理のこと好きとかじゃないんだよな?」
そんなことをコソッと聞いてきて、それには少し悩み・・・
「家族としては好きだとは思いますけど・・・。」
「家族としてだよな!!」
「・・・“可愛い”とは昔言ってましたけど、鮫島君は守ってあげたくなる女の子が好きなので・・・。
それだけの意味で言ったことだと思いますし・・・。」
「・・・ここまで来て、すげー怖い話聞くことになったよ。」
お義理兄さんになる人が困った顔をして笑った後、僕にお礼を言ってりーちゃんの方へ。
「“リコ”こそ顔出ししねーのかよ?
その顔があれば再生数も登録者数も増えるんじゃねーの?」
「お兄ちゃんの戦略で、私の顔出しはまだしないことになってる。」
お姉ちゃん以外の家族にはモザイクを掛けているりーちゃんのチャンネル。
ランキング上位には入っているけれど、なかなか3位以内に入ることはないチャンネル。
それを思いながら、僕はお義理兄さんになる人の顔を見詰めていた。
「お、真理の本当の弟もイケメンなんだな!!」
お姉ちゃんの彼氏が結婚の挨拶をしに僕の家に来た。
僕に挨拶をしてすぐにそんなことを言ったけれど、僕はお義理兄さんになる人に挨拶もせずにリビングにいたりーちゃんをすぐに見た。
「カメラ、回しておいて・・・。
使いたい・・・。」
「勿論。和君がここまでイケメンだったなんて聞いてない。
モテるとは聞いてたけど、これは納得。」
りーちゃんが真剣な顔をしながらリビングにカメラをセットしている。
それに僕も頷きながら、お義理兄さんになる人に改めて挨拶をした。
そんな僕に、お義理兄さんが近付いてきて・・・
「あのさ、サメって真理のこと好きとかじゃないんだよな?」
そんなことをコソッと聞いてきて、それには少し悩み・・・
「家族としては好きだとは思いますけど・・・。」
「家族としてだよな!!」
「・・・“可愛い”とは昔言ってましたけど、鮫島君は守ってあげたくなる女の子が好きなので・・・。
それだけの意味で言ったことだと思いますし・・・。」
「・・・ここまで来て、すげー怖い話聞くことになったよ。」
お義理兄さんになる人が困った顔をして笑った後、僕にお礼を言ってりーちゃんの方へ。
「“リコ”こそ顔出ししねーのかよ?
その顔があれば再生数も登録者数も増えるんじゃねーの?」
「お兄ちゃんの戦略で、私の顔出しはまだしないことになってる。」
お姉ちゃん以外の家族にはモザイクを掛けているりーちゃんのチャンネル。
ランキング上位には入っているけれど、なかなか3位以内に入ることはないチャンネル。
それを思いながら、僕はお義理兄さんになる人の顔を見詰めていた。
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