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日曜日・・・
日用品の買い物にお兄ちゃんも付き合ってくれ、荷物を持つお兄ちゃんの腕に絡まりながら社宅のマンションのエレベーターに乗った。
「お兄ちゃん、私・・・もう大丈夫だよ。
ちゃんと綺麗に整えたからね?」
「そっか・・・頑張ってたもんね・・・。」
お兄ちゃんの前でも隠すことなく、食生活もトレーニングも頑張りまくっていた。
隠す余裕もなかったので、それはもう必死に。
お兄ちゃんが面白そうな顔で小さく笑った時、エレベーターのドアが開き2人でエレベーターを降りた。
「お兄ちゃん、最近社内で人気爆発しててムカつくんだけど!!
みんな私の方の動画も見てプロポーズも知ってるはずなのに、何でおばさん達の人数も勢いも増してるの!?」
「それを僕に聞かれても・・・。
“妹と婚約するので”とも言ってるし・・・。」
「プロポーズリベンジの動画もアップしたら鎮まるかな!?
ちゃんと鎮まるかな!?」
「“可愛くて美味しい僕のまり姉の妹”はあの時限定だからね・・・。」
「え~!!!あの続きを待ってる人達沢山いるに決まってるじゃん!!!」
「そう期待させて、続けていけばいいよ・・・。
僕としては、可愛くて美味しい僕の妹の顔出しは全然したくないし・・・。」
お兄ちゃんがそんなことを言いながら、空いている手でお兄ちゃんの方の家の鍵を開けた。
お兄ちゃんの言葉に驚いていると、お兄ちゃんが不思議そうな顔で私のことを見てくる。
「どうしたの・・・?」
「いや・・・お兄ちゃんって、焼きもちとかそういう感情、あるんだなって・・・。」
「あるに決まってるよね・・・。
こんなに妹が可愛くて美味しいのに、焼きもちを妬かないでいられる程のコミュ障ではないからね・・・。」
そんなことを言い出したので、私は笑ってしまった。
ニヤニヤと笑いながら、お兄ちゃんを見上げる。
そして、口を大きく開けた・・・。
噛み付いた・・・。
鋭い歯ではなく、甘く噛み付いた・・・。
甘噛みをした・・・。
「お兄ちゃん、私を戴いて?」
久しぶりにしたお願いに、お兄ちゃんの瞳が揺れる・・・。
そんなお兄ちゃんにもっと甘噛みをする・・・。
「私の身体も、私自身も戴いて?」
「うん・・・。」
お兄ちゃんが頷いて、私に向き合った。
「りーちゃん、大好きだよ・・・。」
「私なんて、お兄ちゃんのことが大大大好き・・・。」
「うん・・・。」
お兄ちゃんが頷きながら・・・
私を見下ろし・・・
顔を、近付けてきた・・・。
「ありがたく、戴きます・・・。」
そう言いながら、顔を近付けてきて・・・
もっと、近付けてきて・・・
私は目を少し開けながら、お兄ちゃんの薄い唇が私の唇に届きそうになるのを見る・・・。
見るだけじゃなくて、私もお兄ちゃんの唇に自分の唇を近付けていきながら、見る・・・。
そして、あと少し・・・
あと少しで、お兄ちゃんの唇と私の唇が重なる・・・。
初めて・・・
甘く、重なる・・・。
お兄ちゃんが、ピンク色の鮫である私を甘く戴いてくれる・・・。
その、時・・・
「お前ら、あと1歩で家の中だろ。
家の中でやれよ。」
と・・・。
お兄ちゃんが・・・。
お兄ちゃんが・・・!!
お兄ちゃんが・・・!!!!
お兄ちゃんが~~~~!!!!!
「最っっっ悪!!!!!」
お兄ちゃんに私を甘く戴いて貰えるのは、こっちのお兄ちゃんをどうにかしてからなのかもしれない・・・!!!
「彼女でもなんでもいいから早く作ってよ、お兄ちゃん!!!!」
「りーちゃん・・・!!」
end......
日用品の買い物にお兄ちゃんも付き合ってくれ、荷物を持つお兄ちゃんの腕に絡まりながら社宅のマンションのエレベーターに乗った。
「お兄ちゃん、私・・・もう大丈夫だよ。
ちゃんと綺麗に整えたからね?」
「そっか・・・頑張ってたもんね・・・。」
お兄ちゃんの前でも隠すことなく、食生活もトレーニングも頑張りまくっていた。
隠す余裕もなかったので、それはもう必死に。
お兄ちゃんが面白そうな顔で小さく笑った時、エレベーターのドアが開き2人でエレベーターを降りた。
「お兄ちゃん、最近社内で人気爆発しててムカつくんだけど!!
みんな私の方の動画も見てプロポーズも知ってるはずなのに、何でおばさん達の人数も勢いも増してるの!?」
「それを僕に聞かれても・・・。
“妹と婚約するので”とも言ってるし・・・。」
「プロポーズリベンジの動画もアップしたら鎮まるかな!?
ちゃんと鎮まるかな!?」
「“可愛くて美味しい僕のまり姉の妹”はあの時限定だからね・・・。」
「え~!!!あの続きを待ってる人達沢山いるに決まってるじゃん!!!」
「そう期待させて、続けていけばいいよ・・・。
僕としては、可愛くて美味しい僕の妹の顔出しは全然したくないし・・・。」
お兄ちゃんがそんなことを言いながら、空いている手でお兄ちゃんの方の家の鍵を開けた。
お兄ちゃんの言葉に驚いていると、お兄ちゃんが不思議そうな顔で私のことを見てくる。
「どうしたの・・・?」
「いや・・・お兄ちゃんって、焼きもちとかそういう感情、あるんだなって・・・。」
「あるに決まってるよね・・・。
こんなに妹が可愛くて美味しいのに、焼きもちを妬かないでいられる程のコミュ障ではないからね・・・。」
そんなことを言い出したので、私は笑ってしまった。
ニヤニヤと笑いながら、お兄ちゃんを見上げる。
そして、口を大きく開けた・・・。
噛み付いた・・・。
鋭い歯ではなく、甘く噛み付いた・・・。
甘噛みをした・・・。
「お兄ちゃん、私を戴いて?」
久しぶりにしたお願いに、お兄ちゃんの瞳が揺れる・・・。
そんなお兄ちゃんにもっと甘噛みをする・・・。
「私の身体も、私自身も戴いて?」
「うん・・・。」
お兄ちゃんが頷いて、私に向き合った。
「りーちゃん、大好きだよ・・・。」
「私なんて、お兄ちゃんのことが大大大好き・・・。」
「うん・・・。」
お兄ちゃんが頷きながら・・・
私を見下ろし・・・
顔を、近付けてきた・・・。
「ありがたく、戴きます・・・。」
そう言いながら、顔を近付けてきて・・・
もっと、近付けてきて・・・
私は目を少し開けながら、お兄ちゃんの薄い唇が私の唇に届きそうになるのを見る・・・。
見るだけじゃなくて、私もお兄ちゃんの唇に自分の唇を近付けていきながら、見る・・・。
そして、あと少し・・・
あと少しで、お兄ちゃんの唇と私の唇が重なる・・・。
初めて・・・
甘く、重なる・・・。
お兄ちゃんが、ピンク色の鮫である私を甘く戴いてくれる・・・。
その、時・・・
「お前ら、あと1歩で家の中だろ。
家の中でやれよ。」
と・・・。
お兄ちゃんが・・・。
お兄ちゃんが・・・!!
お兄ちゃんが・・・!!!!
お兄ちゃんが~~~~!!!!!
「最っっっ悪!!!!!」
お兄ちゃんに私を甘く戴いて貰えるのは、こっちのお兄ちゃんをどうにかしてからなのかもしれない・・・!!!
「彼女でもなんでもいいから早く作ってよ、お兄ちゃん!!!!」
「りーちゃん・・・!!」
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