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1章 推しがデレを見せるまで。もしくは、推しが生きようと思えるまで。
50話 2度目の社交界、少女漫画的仲直りとは
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最も、その逆もしかりなのだけど。
そういえば、ありとあらゆる醜聞と叔父への所業に付随して、最終的に母と姉の事故がオリアーナのせいにされているのはなぜだろうか。
今の段階で確実に言えるのは、オルネッラの件は事故だ。
まだ解決してない部分はあるけど、オリアーナが手をかけていないということだけは事実。
「そしたら、私は、今まで」
「社交界で孤立させ事業も合わせて下降線を辿らせたかった、そのための駒だったんですよ、貴方は」
「ち、ちがう、私は」
「貴方が件の婚約者に失恋して、ご両親の不仲を目の当たりにして、その不幸を体よくオリアーナに押し付けたい気持ちはわからなくもないですが、そろそろ受け入れる時がきたと思いますよ」
「ち、ちがうわ」
「何が違うんですか?事実と向き合うことも大事ですよ」
「お黙りになって!」
乾いた音が響く。
正論過ぎたか。
「ふふ…」
頭は揺られなかったけど、痛みは当然ある。
父親の強さとは比べ物にならないくらい弱く可愛いものだが、軽傷は軽傷だ。
掴まれた腕の方が跡が残って心配なぐらい可愛いものではあるけど、けどだ。
「何を笑って」
もう一つ乾いた音を鳴らした。
エスタジ嬢が膝をつく。
「歯食いしばりなさい」
「チアキ、言うのが遅いわ!」
そうだね、エステル。
しかしまあ言い合いはしても、殴り合いは求めてなかったけども。
「自分で真実を見極められない挙げ句、都合悪いと殴るの?」
「え、あ、」
おっとだいぶ手加減はしたんだけどな。
裏手で叩いても痛みは変わらないと思うし、吹っ飛ばなかっただけマシなのに。
父親の時と同じなら、エスタジ嬢は遠くに飛んでいった。間違いなく。
「ねえ、終わりにしようよ」
「……」
「貴方は情報に翻弄されただけでしょ。オリアーナは貴方と仲良くしたいから、これで終わり」
「え?」
「だから仲直りしましょうってこと」
そんな雰囲気じゃないのか、エスタジ嬢が目を開いて驚いている。
仕方ない、手を差し出してみた。
「もっと殴り合いたいなら、それでもいいけど?」
「それはお断りですわ!」
「なんだ、残念」
倒れるまで殴り合って最後川沿いで横になって、お前やるなとか言い合う流れかと思ったけど、そこは嫌らしい。
少年漫画みたくはいかないか。
少女漫画ってどんな風に仲直りするのがセオリーだっけ?
ご、誤解してたわ的なことをエステジ譲が言ってくれれば、涙ながらに少女漫画の仲直りイベントを迎えそうだけど。
「はははは!そこまでにしよう!」
間に入ってきたのは総司令。
この人からしたらキャットファイトなんて可愛いもので笑えるだけだろうな。
「叔父上が色々嘘を吹聴したせいで、君達まで喧嘩してしまうことはない。さあ怪我の治療をしてきなさい」
おお、大人だ。
イケオジ!
紳士な上に気まずい空気を緩和させ、仲直りのチャンスまでくれる、ダンディ…この懐の広さ、おいしすぎでしょ。
とんだ伏兵だったわ。
「2人だけで話す時間をあげよう」
「ありがとうございます」
耳元で囁き!
ああ低くて落ち着いた声に加え、セッティングまでしてくれるなんてイケオジ最高かよ。
脳内幸せでこのまま総司令に抱き着きたい。
別室で怪我の手当をし終えたら、治療をしてくれた侍女を下がらせ、エスタジ嬢と無言で向かい合った。
すると気まずそうなまま、エスタジ譲がぽつりと話し始める。
「……貴方は変わりました」
「ひゅっ」
いきなり別人への追及ですか、がたがたしちゃうよ。
「公爵家として事業もこなし、私が嫌がらせをしてもこうして手を差し伸べるなんて」
「あ、そっちですか」
よかった、ほっと一息。
まあオリアーナなら裏拳で殴ったりはしないだろうな。
「お父様とお母様の仲がおかしいとずっと前から気づいていました。それを私は認められなくて」
「それは仕方のない事ですよ」
「いいえ、それを私は楽な方へ…貴方のせいにする事で逃げました」
それは人がよくやる事だし、かといって自分を責めすぎても困る。
ただ事実として受け入れてもらうのが最善だろう。
「私があの婚約者と破談になったのも元々は私が相手に多くを望んで困らせていたのもありましたし、お父様とお母様の事で気が立っていました。やはり貴方のせいではないのですわ」
「そう言って頂けると嬉しいです」
「あの」
ためらいがちに見つめられる。
美人にそういう顔されると弱いんですよね、おいしい。
「許されるとは思っていません。ですが、これからまた私と交友を持って頂けますか?」
「もちろんです」
ちょっと食い気味だった。
いけないいけない。
普段強気の子が急に弱気になってお願いしてくると弱いです、私。
可愛すぎない?本当反則技だよ。
「私はとても都合の良い事を貴方にお願いしているわ」
「そこはまたお友達を初めからやり直すぐらいの気持ちでいてくれれば大丈夫ですので」
「…けれど」
「いいんです。オリアーナは元々貴方と仲良くしたいので」
「あ、貴方がそう言うなら…」
ああデレ可愛いなあ。
和む、癒される。
さっきの叔父なんてどこかへぽーんと飛んで行ったよ。
やっぱり美人のデレは最高、オリアーナいい友達持ったなあ!
「あ」
「どうかしまして?」
「そういえば、エスタジ譲はディエゴが好きなんですよね?」
「え!」
「違うんですか?」
「い、いえ、好き、だったけど」
「告白しないんですかね?」
素っ頓狂な声を上げて顔を赤くするエスタジ譲はもちろん可愛い。
いいねえ、青春ですね。
「あ、でもディエゴ好きな人いるんだった」
「え、あ、貴方とお付き合いしているのではなくて?」
好きな人がいるぐらいは暴露しててもいいだろう。
誰かは言えないので、私はディエゴとお付き合いしていない事を伝えてみる。
当然、好きな人がいると聞いて、告白はちょっとといった具合になるエスタジ譲。
「告白しちゃえばいいのに」
「そ、そんなこと急に言われても…それに、好きというよりも今はもう憧れという感情に近いかしら」
「ん?」
これはちょっと流れが変わるぞ。
彼女の話を聴くに、確かにディエゴの事は好きだった。
そう、過去形だ。
どうやら今は別で気になる方がいるらしい。
恋多き女性だ、実にいい。
そして元々、ディエゴが他に誰かを好いていたのは察していたらしい。
ああ…ディエゴのオルネッラへ対する愛はダダ漏れという…どんまい、ディエゴ。
「貴方はソラーレ侯爵令息の想い人を知っているの?」
「え、あ、好きな人がいるとしか聴いてないですね」
「そうなの」
オルネッラが好きって言うなと言われたしな…ここは黙っておこう。
そういえば、ありとあらゆる醜聞と叔父への所業に付随して、最終的に母と姉の事故がオリアーナのせいにされているのはなぜだろうか。
今の段階で確実に言えるのは、オルネッラの件は事故だ。
まだ解決してない部分はあるけど、オリアーナが手をかけていないということだけは事実。
「そしたら、私は、今まで」
「社交界で孤立させ事業も合わせて下降線を辿らせたかった、そのための駒だったんですよ、貴方は」
「ち、ちがう、私は」
「貴方が件の婚約者に失恋して、ご両親の不仲を目の当たりにして、その不幸を体よくオリアーナに押し付けたい気持ちはわからなくもないですが、そろそろ受け入れる時がきたと思いますよ」
「ち、ちがうわ」
「何が違うんですか?事実と向き合うことも大事ですよ」
「お黙りになって!」
乾いた音が響く。
正論過ぎたか。
「ふふ…」
頭は揺られなかったけど、痛みは当然ある。
父親の強さとは比べ物にならないくらい弱く可愛いものだが、軽傷は軽傷だ。
掴まれた腕の方が跡が残って心配なぐらい可愛いものではあるけど、けどだ。
「何を笑って」
もう一つ乾いた音を鳴らした。
エスタジ嬢が膝をつく。
「歯食いしばりなさい」
「チアキ、言うのが遅いわ!」
そうだね、エステル。
しかしまあ言い合いはしても、殴り合いは求めてなかったけども。
「自分で真実を見極められない挙げ句、都合悪いと殴るの?」
「え、あ、」
おっとだいぶ手加減はしたんだけどな。
裏手で叩いても痛みは変わらないと思うし、吹っ飛ばなかっただけマシなのに。
父親の時と同じなら、エスタジ嬢は遠くに飛んでいった。間違いなく。
「ねえ、終わりにしようよ」
「……」
「貴方は情報に翻弄されただけでしょ。オリアーナは貴方と仲良くしたいから、これで終わり」
「え?」
「だから仲直りしましょうってこと」
そんな雰囲気じゃないのか、エスタジ嬢が目を開いて驚いている。
仕方ない、手を差し出してみた。
「もっと殴り合いたいなら、それでもいいけど?」
「それはお断りですわ!」
「なんだ、残念」
倒れるまで殴り合って最後川沿いで横になって、お前やるなとか言い合う流れかと思ったけど、そこは嫌らしい。
少年漫画みたくはいかないか。
少女漫画ってどんな風に仲直りするのがセオリーだっけ?
ご、誤解してたわ的なことをエステジ譲が言ってくれれば、涙ながらに少女漫画の仲直りイベントを迎えそうだけど。
「はははは!そこまでにしよう!」
間に入ってきたのは総司令。
この人からしたらキャットファイトなんて可愛いもので笑えるだけだろうな。
「叔父上が色々嘘を吹聴したせいで、君達まで喧嘩してしまうことはない。さあ怪我の治療をしてきなさい」
おお、大人だ。
イケオジ!
紳士な上に気まずい空気を緩和させ、仲直りのチャンスまでくれる、ダンディ…この懐の広さ、おいしすぎでしょ。
とんだ伏兵だったわ。
「2人だけで話す時間をあげよう」
「ありがとうございます」
耳元で囁き!
ああ低くて落ち着いた声に加え、セッティングまでしてくれるなんてイケオジ最高かよ。
脳内幸せでこのまま総司令に抱き着きたい。
別室で怪我の手当をし終えたら、治療をしてくれた侍女を下がらせ、エスタジ嬢と無言で向かい合った。
すると気まずそうなまま、エスタジ譲がぽつりと話し始める。
「……貴方は変わりました」
「ひゅっ」
いきなり別人への追及ですか、がたがたしちゃうよ。
「公爵家として事業もこなし、私が嫌がらせをしてもこうして手を差し伸べるなんて」
「あ、そっちですか」
よかった、ほっと一息。
まあオリアーナなら裏拳で殴ったりはしないだろうな。
「お父様とお母様の仲がおかしいとずっと前から気づいていました。それを私は認められなくて」
「それは仕方のない事ですよ」
「いいえ、それを私は楽な方へ…貴方のせいにする事で逃げました」
それは人がよくやる事だし、かといって自分を責めすぎても困る。
ただ事実として受け入れてもらうのが最善だろう。
「私があの婚約者と破談になったのも元々は私が相手に多くを望んで困らせていたのもありましたし、お父様とお母様の事で気が立っていました。やはり貴方のせいではないのですわ」
「そう言って頂けると嬉しいです」
「あの」
ためらいがちに見つめられる。
美人にそういう顔されると弱いんですよね、おいしい。
「許されるとは思っていません。ですが、これからまた私と交友を持って頂けますか?」
「もちろんです」
ちょっと食い気味だった。
いけないいけない。
普段強気の子が急に弱気になってお願いしてくると弱いです、私。
可愛すぎない?本当反則技だよ。
「私はとても都合の良い事を貴方にお願いしているわ」
「そこはまたお友達を初めからやり直すぐらいの気持ちでいてくれれば大丈夫ですので」
「…けれど」
「いいんです。オリアーナは元々貴方と仲良くしたいので」
「あ、貴方がそう言うなら…」
ああデレ可愛いなあ。
和む、癒される。
さっきの叔父なんてどこかへぽーんと飛んで行ったよ。
やっぱり美人のデレは最高、オリアーナいい友達持ったなあ!
「あ」
「どうかしまして?」
「そういえば、エスタジ譲はディエゴが好きなんですよね?」
「え!」
「違うんですか?」
「い、いえ、好き、だったけど」
「告白しないんですかね?」
素っ頓狂な声を上げて顔を赤くするエスタジ譲はもちろん可愛い。
いいねえ、青春ですね。
「あ、でもディエゴ好きな人いるんだった」
「え、あ、貴方とお付き合いしているのではなくて?」
好きな人がいるぐらいは暴露しててもいいだろう。
誰かは言えないので、私はディエゴとお付き合いしていない事を伝えてみる。
当然、好きな人がいると聞いて、告白はちょっとといった具合になるエスタジ譲。
「告白しちゃえばいいのに」
「そ、そんなこと急に言われても…それに、好きというよりも今はもう憧れという感情に近いかしら」
「ん?」
これはちょっと流れが変わるぞ。
彼女の話を聴くに、確かにディエゴの事は好きだった。
そう、過去形だ。
どうやら今は別で気になる方がいるらしい。
恋多き女性だ、実にいい。
そして元々、ディエゴが他に誰かを好いていたのは察していたらしい。
ああ…ディエゴのオルネッラへ対する愛はダダ漏れという…どんまい、ディエゴ。
「貴方はソラーレ侯爵令息の想い人を知っているの?」
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