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第五話【【豹変】】後
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「ここつかったことは?」
「ある」
「それはDom?それとも玩具とか?」
「両方」
左右に広げる谷間を指でなぞられ、声を震わせ答えた答えに冬真は“ふーん”とどこか面白くなさそうに言った。
パートナーはいたことはなかったが、それなりにSubとして生きてきたのだからそれなりに色々な経験もある。
怒らせたかと不安を感じていると、秘部に冬真の指先が触れ中へと入れられた。
「はぁっ」
「力抜け」
自らの出した精液で濡れている力也の秘部に指を差し込んでいく、ぬめりを帯びていた指はあっさりと中へと入った。大丈夫そうだと思ったのだろう、冬真は指を動かし始めた。
出し入れをしながら、力也の弱いところを探しているのだろう指先は広がるように動かされやがてそこを探り当てた。
「ヒッ!」
「ここか」
確かめるように、カリカリと爪先で引っかかれ悲鳴のような喘ぎ声を漏らしながらも手を離さない様子に冬真は一度指を引き抜き指を増やした。
「あっ…ふっ…
再び入ってきた指に力也は息を詰める様な喘ぎ声をあげた。
グチュグチュと容赦なく内部を弄る指は弱いところを押し、時に摘まみ上げる。
力也の耳にはすでに、ビデオから流れる音は聞こえていなかった。聞こえているのは冬真の声と自分があげる色っぽいとは言えない喘ぎ声、そしてグチュグチュと言う音だけだった。
「いけそうだな」
既に力也の中には三本の指が入っていた。つぼめていた指を広げ、広さを確認した冬真は指を引き抜き代わりに自分の性器をあてた。
「いれるぞ」
それは覚悟を決める間もなかった。AV男優をしていた冬真らしい硬さと太さを持った性器は力也の秘部を押し広げ容赦なく一気に犯した。
「はっ!!」
その刺激に、既に限界近かった力也は達し精液を飛び散らせた。所謂トコロテンだ。
「才能あんじゃねぇか、もったいないことしてたな」
予想外以上の反応を返す、力也に冬真は一度軽く腰を引くと勢いよく打ち付けた。
再び漏れる声は艶を帯び、快感を伝える様に体中が熱を帯びている。
「あぁっ…!!」
打ち付けるごとに、揺れる性器から精液を飛び散らせ、力也は喘ぎ声を上げ続ける。
最奥をえぐられ、敏感な場所を擦り上げられ、力也の内部は痙攣するように冬真の性器を締め付けた。
「きっつ…」
締め付けられ堅さを増し、さらなる快感を求め力也の内部を蹂躙していく。
強すぎる快感は、力也の脳内さえも犯し、支配される快感に満たされる。
もっと支配してほしい、好きにして欲しい。
うつろになる瞳はただ熱に浮かされ、その口から涎とともに嬌声を上げる。
何度も奥深く突かれ、自分の中の欲望を暴き斬られ、余計なことなどなにも考えられなくなったころ、冬真の声が聞こえた。
「出すぞ」
その言葉と共に奥深くに注ぎ込まれた熱を感じ、力也の視界は真っ白になった。
同時に何度目かの精を吐き出し、身体から力が抜ける。
「力也、大丈夫か」
気づけば、内部に感じていた圧迫感は無くなっており、冬真が見つめていた。
「大丈夫」
間近の顔に、笑いかければ力也の唇が塞がれた。散々唾液で汚れた唇に躊躇なくキスをし、舌を差し入れてくる冬真に、逆に力也ははっきりと意識を取り戻した。
貪るように、口内を好き勝手に動く舌の感触に、再び意識を持っていかれないうちに、冬真の身体を軽くたたいた。
「ここでそれかよ」
口が使えないときのセーフワードとしていたその合図で、不服そうにしながらも冬真は唇を離した。その顔はどこかすねたように見える。
「またサブスぺ入ったら動けねぇだろ」
そうあの時の感覚はサブスペースという、Subが幸福に酔いしれる感覚で、力也が初めて感じたものだった。サブスペースは一度入ると中毒のようになると言う、いま更に煽られたらすぐにまた入ってしまいそうでそれは防ぎたかった。
そもそも、力也は明日も午後から撮影があるし冬真も体を痛めている。
帰ろうとしていたときに起こってしまった事故のようなものだ。
「お前でもサブスぺ入るんだな」
「俺も初めて知った。ってかどうすんだよこれ」
力也はみるも無残な状態になった自分の服を指さした。精液やら唾液やら涙やらでとてもじゃないが使えるものではない。
「あー、ここで売ってる着替えとか…」
「……」
「冗談だって…ちょっとまって」
玩具だけでなく、コスプレの衣装も用意されているが、それはPlay用の物で外にでるなど無理だろう。力也に睨まれ、冬真はスマホを取り出し周辺を検索した。
「あ、近くにトンキ゚あるじゃん行ってくる」
夜遅くまでやっているディスカウントストアを見つけ、冬真はカバンを掴み出入り口に向かった。
「ダッシュな」
「わかってるって、シャワー浴びてまってて」
既に当初の予定時刻は過ぎており、これ以上はどんどん延長料金がかさんでいく。
散々文句言っていた癖に、現金なものだと思いながら、力也はシャワーに向かった。
「ただいま、これジャージと下着」
「ありがとう」
冬真が目的の物を手に入れ、戻ってくるとすでにシャワーを浴び終わり、すっかりいつも通りの様子になった力也が待ち構えていた。
差し出した袋を受け取り横に置き、その代わりとばかりにいきなり冷却スプレーを冬真の手首にかけた。
「つめてっ」
「また大分熱もってんじゃねぇか」
「だからいきなりかよ」
「仕返し」
そう言うと、袋を開けて中身を取り出す。下着の袋を取り出した力也は再び、顔を顰めた。
「お前な」
「いや、それはつい」
入っていた下着は普通のボクサーパンツと、もう一つスポーツ向けだが臀部が大きく開いた所謂Oバックと言われるものだった。
「その気になりすぎだろ」
「昔の感覚思い出しちゃって」
言い訳する冬真の様子に軽くため息をつくと、力也は少し考えOバックの方を開けた。
まさかそっちを選ぶとは思わなかった冬真が驚く中、さっさと身に着け、ジャージも着る。
「あ…」
しっかり見る前に、目線から消えてしまい残念そうな反応を横目に開いたビニール袋にぐちゃぐちゃになった服を入れた。
「帰るんだろ」
「そりゃそうだけど」
「また今度ってことで、今日は帰ろうぜ。痛めたとこ悪化したら撮影で困んだろ」
もっともすぎる言葉に、自分の身を案じていることがわかり冬真は仕方なさそうに頷いた。それに先輩風をふかし、笑った力也は荷物を持ち上げた。
こうして二人は初めての情事のあとにしてはやけにあっさりとした態度で、ホテルを後にしたのだった。
「ある」
「それはDom?それとも玩具とか?」
「両方」
左右に広げる谷間を指でなぞられ、声を震わせ答えた答えに冬真は“ふーん”とどこか面白くなさそうに言った。
パートナーはいたことはなかったが、それなりにSubとして生きてきたのだからそれなりに色々な経験もある。
怒らせたかと不安を感じていると、秘部に冬真の指先が触れ中へと入れられた。
「はぁっ」
「力抜け」
自らの出した精液で濡れている力也の秘部に指を差し込んでいく、ぬめりを帯びていた指はあっさりと中へと入った。大丈夫そうだと思ったのだろう、冬真は指を動かし始めた。
出し入れをしながら、力也の弱いところを探しているのだろう指先は広がるように動かされやがてそこを探り当てた。
「ヒッ!」
「ここか」
確かめるように、カリカリと爪先で引っかかれ悲鳴のような喘ぎ声を漏らしながらも手を離さない様子に冬真は一度指を引き抜き指を増やした。
「あっ…ふっ…
再び入ってきた指に力也は息を詰める様な喘ぎ声をあげた。
グチュグチュと容赦なく内部を弄る指は弱いところを押し、時に摘まみ上げる。
力也の耳にはすでに、ビデオから流れる音は聞こえていなかった。聞こえているのは冬真の声と自分があげる色っぽいとは言えない喘ぎ声、そしてグチュグチュと言う音だけだった。
「いけそうだな」
既に力也の中には三本の指が入っていた。つぼめていた指を広げ、広さを確認した冬真は指を引き抜き代わりに自分の性器をあてた。
「いれるぞ」
それは覚悟を決める間もなかった。AV男優をしていた冬真らしい硬さと太さを持った性器は力也の秘部を押し広げ容赦なく一気に犯した。
「はっ!!」
その刺激に、既に限界近かった力也は達し精液を飛び散らせた。所謂トコロテンだ。
「才能あんじゃねぇか、もったいないことしてたな」
予想外以上の反応を返す、力也に冬真は一度軽く腰を引くと勢いよく打ち付けた。
再び漏れる声は艶を帯び、快感を伝える様に体中が熱を帯びている。
「あぁっ…!!」
打ち付けるごとに、揺れる性器から精液を飛び散らせ、力也は喘ぎ声を上げ続ける。
最奥をえぐられ、敏感な場所を擦り上げられ、力也の内部は痙攣するように冬真の性器を締め付けた。
「きっつ…」
締め付けられ堅さを増し、さらなる快感を求め力也の内部を蹂躙していく。
強すぎる快感は、力也の脳内さえも犯し、支配される快感に満たされる。
もっと支配してほしい、好きにして欲しい。
うつろになる瞳はただ熱に浮かされ、その口から涎とともに嬌声を上げる。
何度も奥深く突かれ、自分の中の欲望を暴き斬られ、余計なことなどなにも考えられなくなったころ、冬真の声が聞こえた。
「出すぞ」
その言葉と共に奥深くに注ぎ込まれた熱を感じ、力也の視界は真っ白になった。
同時に何度目かの精を吐き出し、身体から力が抜ける。
「力也、大丈夫か」
気づけば、内部に感じていた圧迫感は無くなっており、冬真が見つめていた。
「大丈夫」
間近の顔に、笑いかければ力也の唇が塞がれた。散々唾液で汚れた唇に躊躇なくキスをし、舌を差し入れてくる冬真に、逆に力也ははっきりと意識を取り戻した。
貪るように、口内を好き勝手に動く舌の感触に、再び意識を持っていかれないうちに、冬真の身体を軽くたたいた。
「ここでそれかよ」
口が使えないときのセーフワードとしていたその合図で、不服そうにしながらも冬真は唇を離した。その顔はどこかすねたように見える。
「またサブスぺ入ったら動けねぇだろ」
そうあの時の感覚はサブスペースという、Subが幸福に酔いしれる感覚で、力也が初めて感じたものだった。サブスペースは一度入ると中毒のようになると言う、いま更に煽られたらすぐにまた入ってしまいそうでそれは防ぎたかった。
そもそも、力也は明日も午後から撮影があるし冬真も体を痛めている。
帰ろうとしていたときに起こってしまった事故のようなものだ。
「お前でもサブスぺ入るんだな」
「俺も初めて知った。ってかどうすんだよこれ」
力也はみるも無残な状態になった自分の服を指さした。精液やら唾液やら涙やらでとてもじゃないが使えるものではない。
「あー、ここで売ってる着替えとか…」
「……」
「冗談だって…ちょっとまって」
玩具だけでなく、コスプレの衣装も用意されているが、それはPlay用の物で外にでるなど無理だろう。力也に睨まれ、冬真はスマホを取り出し周辺を検索した。
「あ、近くにトンキ゚あるじゃん行ってくる」
夜遅くまでやっているディスカウントストアを見つけ、冬真はカバンを掴み出入り口に向かった。
「ダッシュな」
「わかってるって、シャワー浴びてまってて」
既に当初の予定時刻は過ぎており、これ以上はどんどん延長料金がかさんでいく。
散々文句言っていた癖に、現金なものだと思いながら、力也はシャワーに向かった。
「ただいま、これジャージと下着」
「ありがとう」
冬真が目的の物を手に入れ、戻ってくるとすでにシャワーを浴び終わり、すっかりいつも通りの様子になった力也が待ち構えていた。
差し出した袋を受け取り横に置き、その代わりとばかりにいきなり冷却スプレーを冬真の手首にかけた。
「つめてっ」
「また大分熱もってんじゃねぇか」
「だからいきなりかよ」
「仕返し」
そう言うと、袋を開けて中身を取り出す。下着の袋を取り出した力也は再び、顔を顰めた。
「お前な」
「いや、それはつい」
入っていた下着は普通のボクサーパンツと、もう一つスポーツ向けだが臀部が大きく開いた所謂Oバックと言われるものだった。
「その気になりすぎだろ」
「昔の感覚思い出しちゃって」
言い訳する冬真の様子に軽くため息をつくと、力也は少し考えOバックの方を開けた。
まさかそっちを選ぶとは思わなかった冬真が驚く中、さっさと身に着け、ジャージも着る。
「あ…」
しっかり見る前に、目線から消えてしまい残念そうな反応を横目に開いたビニール袋にぐちゃぐちゃになった服を入れた。
「帰るんだろ」
「そりゃそうだけど」
「また今度ってことで、今日は帰ろうぜ。痛めたとこ悪化したら撮影で困んだろ」
もっともすぎる言葉に、自分の身を案じていることがわかり冬真は仕方なさそうに頷いた。それに先輩風をふかし、笑った力也は荷物を持ち上げた。
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