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第二十九話【【あなただけ】】後
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本当に撮ったのかと思えば、続けてカシャカシャカシャと連続してシャッター音が聞こえた。
「ちょ、いま連写しなかった!?」
「気にしない、気にしない」
スマホを片手に冬真は俺の傍に寄ってきた。相変わらず、スマホのカメラをこちらに向けたまま、無防備な後ろの穴へと指を差し込んでいく。
「あっ…」
「ハハハッなんか吸い込まれてくんだけど?そんなに欲しかった?」
もう一気に突っ込んでほしいぐらいなのに、まだじらすように一本だけいれた指を回すように動かされ、もどかしくてもっと欲しくて体を揺らしてしまう。
「こらっ、暴れるなって」
「だって…」
「欲しいなら欲しいって言えよ。お願いできるだろ?」
「……指増やして、中もっと擦ってください」
「Good」【よし】
そういった瞬間、冬真は指を二本に増やし一気に突っ込んだ。ビクッと俺の体が固まった次の瞬間、指先が前立腺へと触れる。トントンとそこを刺激され、そのたびに体が震え、俺の口から嬌声と共に涎が垂れ落ちる。
「気持ちイイ?」
「イイ…アッ…アアッ!」
ビクビクと震え達したのはわかるが、精液が漏れ出ることはなかった。出さずに達してしまったらしく、快感と痙攣が止まらない。
「はぁっ…はぁっ…」
「力也マジかわいい」
勢いよく、指を抜かれまた大きな快感が襲い、体が震えた。荒い息をしながら下へと目線を向けると冬真がズボンのチャックを下ろすのが見えた。下着の締め付けから解放された冬真の性器は臨戦態勢になっていて俺のと同じように濡れていた。
「力也、これ、どうしてほしい?」
「入れてほしい」
「じゃあ、こう言って」
そういうと冬真は俺の耳へと口を近づけ、おねだりのセリフを囁いた。どんな淫乱なことを言わされるのだろうかと思った俺の耳に聞こえたのはまったく違うセリフだった。
「え…」
「言えるだろ?それ言えたら入れてやるから、Say」【言え】
「…俺を、愛して、かわいがって…お願いとうまぁ」
「Good Boy」【よくできました】
ご褒美というように俺の口へキスをし、同時に押し広げるようにしながら中へと入ってくるのを感じる。待ちわびたものを誘い込むように、収縮するのがわかる。
「力也ん中、温かくて気持ちいい」
チュッチュッと何度か、軽いキスを繰り返し俺の顔をベロっと舐めた冬真は、そう耳元へとほめてきた。そのまま、中の感触を楽しむかのように、なかなか動かない。
かわいがってくれるんじゃなかったのか、暴れるなって言われているから動けないのに…。もっとねだらなきゃダメなのかもしれない。
(次が本番ってことかな?)
「なんていえばいい?」
「うん?」
次のセリフがあるんだろうと思って聞いたのに、冬真は俺を抱きしめたまま軽い相槌のように聞き返してきた。
「なんて言えば動いてくれるんだよ」
「うーん、力也の気持ち聞きたいかなって」
「気持ちって?」
「俺のことどう思ってるか」
「そんなの好きに決まってる」
「ありがとう」
今更何を聞いてくるんだと思いながらそう答えた瞬間、冬真は本当に嬉しそうにそういう動かしていなかったのを軽く引き勢いよく突いた。
突き上げるたびに腕と足が揺れ、ギシギシとロフトの柵が音を立てる。ジュポジュポと生々しい水音と、パンパンと腰をたたきつける音がやけに大きく聞こえ、まるで耳からも犯されているかのよう。
「ああっ!はっ…!イイッ…」
深く、激しく突かれ痺れるような快感が襲い、快感の海に飲み込まれていく。自分がどんな声を上げているのか、どんな顔をしているのかもわからなくなり、意識が朦朧とする。
それでも、冬真から与えられる快感からは逃れられず、何度も絶頂を迎え、だらだらととめどなく流れ落ちる。
不安定なまま、不規則に中をえぐられ、気持ちがいいとしか考えられなくなり、暴れるなと言われているのにゆするように動かしていた。
「もっと…もっと…!」
「やっぱ力也エロいよお前」
熱い物が中に広がるのが分かる。中へと数えきれないほどに欲を放たれ遠くなる意識の中強い快感に頭の中がはじけたように感じた。
気づけば俺の足と手からはロープが外され自由になっていて、体は冬真に抱きしめられていた。
「冬真?」
「お、戻ってきたか」
「俺、気絶してた?」
いつロープが取られたのかも、降ろされたのかもわからない。ニコニコと満足そうな笑顔を浮かべている冬真へともたれかかったまま、力が入らない。
「飛んで、サブスペースに入っただけ」
「また?」
「癖になってきたのかもな」
冬真相手だと何度も入っている所為で入りやすくなっているのかもしれない。信頼しているからだと思うけど、今までの相手だって信頼していたつもりだったのに、こんな風になったことはなかった。これが本当に安心できているということなんだろうか。
「かもね」
「立てるか?」
気遣う口調に、笑い返し冬真の肩に手を置き立ち上がった。ちょっとふらふらするけど、充分立って歩けるぐらいの疲労感だった。立ち上がれば、真剣な目線を感じた。
「ちょっと腕とか手足動かしてみろ。違和感とかないか?」
言われて、一通り手足を動かしてみるけどそこまでの違和感は感じない。所々に残った跡もそれほどではないし、痛みもない。体を使う仕事をしている俺の為に最大限気を使ったのはわかった。でも、少しは残すぐらいでいいのにと思ってしまう。なんて贅沢な考えに笑いさえ浮かぶ。
「平気、ありがとう手加減してくれて」
「手加減したつもりはねぇけど、どういたしまして?」
立ち上がった冬真に頭を軽く撫でられ、その手は下へと下ろされ俺の手をつかんだ。しっかりと握ると子供みたいに手を引かれて風呂場へ向かう。
「そーいえばサブスぺはいったときの俺ってどんな感じ?」
「どうって…なんていうか…寝ぼけてるみたいな感じ?呼びかけにもコマンドにも反応するのに目は熱に侵されてるときみたいな…。とりあえずやったら無防備な感じ」
「そんな感じなんだ。俺てっきり幼く甘える感じかと思ってた」
「あー、そういうのよくみるけどお前の場合ちょっと違うんだよな」
「そっか…そっか…」
「うん?なんかおかしそうだな、どうした?」
「なんでもない」
「力也~」
ちょっと思い出したことがおかしくて笑えば、すぐ気づかれてしまった。もったいぶるようにごまかせば、冬真にぎゅって抱きしめられて懇願を含んだグレアが俺を包み込む。
「教えて」
「しっかたないな」
大好きなグレアをもらえ、俺は冬真の耳へと内緒話をするように口を近づけた。そして、昔相手したDom相手にサブスペースに入らないことを責められたときに、無理やりサブスペースに入ろうとしたことを話した。
「そんなこと言われたら逆にはいれないだろ」
「だから…」
一瞬不機嫌そうになった冬真はさらにつづけた言葉に笑い出した。
あの時、俺はサブスペースに入ろうとして、自己暗示みたいにして入ったつもりになっていたけど本当はサブスペースになんかはいってなくてただの思い込みだった。
甘えっこみたいになった俺に、相手は上機嫌になっていたけど、冬真の話を聞いたら俺のサブスペースはそんな感じじゃないっていうから、あれはただの演技になる。
つまり俺は、自覚もなく相手をだましていたんだ。
“ざまあみろ”と可笑しそうに笑う冬真は、本当に俺の味方なのだと思うと嬉しくてたまらなくなる。
だからこそ、俺はさらにこう続けた。“俺の本当のサブスペースを知ってるのは冬真だけだよ”っと…。
「ちょ、いま連写しなかった!?」
「気にしない、気にしない」
スマホを片手に冬真は俺の傍に寄ってきた。相変わらず、スマホのカメラをこちらに向けたまま、無防備な後ろの穴へと指を差し込んでいく。
「あっ…」
「ハハハッなんか吸い込まれてくんだけど?そんなに欲しかった?」
もう一気に突っ込んでほしいぐらいなのに、まだじらすように一本だけいれた指を回すように動かされ、もどかしくてもっと欲しくて体を揺らしてしまう。
「こらっ、暴れるなって」
「だって…」
「欲しいなら欲しいって言えよ。お願いできるだろ?」
「……指増やして、中もっと擦ってください」
「Good」【よし】
そういった瞬間、冬真は指を二本に増やし一気に突っ込んだ。ビクッと俺の体が固まった次の瞬間、指先が前立腺へと触れる。トントンとそこを刺激され、そのたびに体が震え、俺の口から嬌声と共に涎が垂れ落ちる。
「気持ちイイ?」
「イイ…アッ…アアッ!」
ビクビクと震え達したのはわかるが、精液が漏れ出ることはなかった。出さずに達してしまったらしく、快感と痙攣が止まらない。
「はぁっ…はぁっ…」
「力也マジかわいい」
勢いよく、指を抜かれまた大きな快感が襲い、体が震えた。荒い息をしながら下へと目線を向けると冬真がズボンのチャックを下ろすのが見えた。下着の締め付けから解放された冬真の性器は臨戦態勢になっていて俺のと同じように濡れていた。
「力也、これ、どうしてほしい?」
「入れてほしい」
「じゃあ、こう言って」
そういうと冬真は俺の耳へと口を近づけ、おねだりのセリフを囁いた。どんな淫乱なことを言わされるのだろうかと思った俺の耳に聞こえたのはまったく違うセリフだった。
「え…」
「言えるだろ?それ言えたら入れてやるから、Say」【言え】
「…俺を、愛して、かわいがって…お願いとうまぁ」
「Good Boy」【よくできました】
ご褒美というように俺の口へキスをし、同時に押し広げるようにしながら中へと入ってくるのを感じる。待ちわびたものを誘い込むように、収縮するのがわかる。
「力也ん中、温かくて気持ちいい」
チュッチュッと何度か、軽いキスを繰り返し俺の顔をベロっと舐めた冬真は、そう耳元へとほめてきた。そのまま、中の感触を楽しむかのように、なかなか動かない。
かわいがってくれるんじゃなかったのか、暴れるなって言われているから動けないのに…。もっとねだらなきゃダメなのかもしれない。
(次が本番ってことかな?)
「なんていえばいい?」
「うん?」
次のセリフがあるんだろうと思って聞いたのに、冬真は俺を抱きしめたまま軽い相槌のように聞き返してきた。
「なんて言えば動いてくれるんだよ」
「うーん、力也の気持ち聞きたいかなって」
「気持ちって?」
「俺のことどう思ってるか」
「そんなの好きに決まってる」
「ありがとう」
今更何を聞いてくるんだと思いながらそう答えた瞬間、冬真は本当に嬉しそうにそういう動かしていなかったのを軽く引き勢いよく突いた。
突き上げるたびに腕と足が揺れ、ギシギシとロフトの柵が音を立てる。ジュポジュポと生々しい水音と、パンパンと腰をたたきつける音がやけに大きく聞こえ、まるで耳からも犯されているかのよう。
「ああっ!はっ…!イイッ…」
深く、激しく突かれ痺れるような快感が襲い、快感の海に飲み込まれていく。自分がどんな声を上げているのか、どんな顔をしているのかもわからなくなり、意識が朦朧とする。
それでも、冬真から与えられる快感からは逃れられず、何度も絶頂を迎え、だらだらととめどなく流れ落ちる。
不安定なまま、不規則に中をえぐられ、気持ちがいいとしか考えられなくなり、暴れるなと言われているのにゆするように動かしていた。
「もっと…もっと…!」
「やっぱ力也エロいよお前」
熱い物が中に広がるのが分かる。中へと数えきれないほどに欲を放たれ遠くなる意識の中強い快感に頭の中がはじけたように感じた。
気づけば俺の足と手からはロープが外され自由になっていて、体は冬真に抱きしめられていた。
「冬真?」
「お、戻ってきたか」
「俺、気絶してた?」
いつロープが取られたのかも、降ろされたのかもわからない。ニコニコと満足そうな笑顔を浮かべている冬真へともたれかかったまま、力が入らない。
「飛んで、サブスペースに入っただけ」
「また?」
「癖になってきたのかもな」
冬真相手だと何度も入っている所為で入りやすくなっているのかもしれない。信頼しているからだと思うけど、今までの相手だって信頼していたつもりだったのに、こんな風になったことはなかった。これが本当に安心できているということなんだろうか。
「かもね」
「立てるか?」
気遣う口調に、笑い返し冬真の肩に手を置き立ち上がった。ちょっとふらふらするけど、充分立って歩けるぐらいの疲労感だった。立ち上がれば、真剣な目線を感じた。
「ちょっと腕とか手足動かしてみろ。違和感とかないか?」
言われて、一通り手足を動かしてみるけどそこまでの違和感は感じない。所々に残った跡もそれほどではないし、痛みもない。体を使う仕事をしている俺の為に最大限気を使ったのはわかった。でも、少しは残すぐらいでいいのにと思ってしまう。なんて贅沢な考えに笑いさえ浮かぶ。
「平気、ありがとう手加減してくれて」
「手加減したつもりはねぇけど、どういたしまして?」
立ち上がった冬真に頭を軽く撫でられ、その手は下へと下ろされ俺の手をつかんだ。しっかりと握ると子供みたいに手を引かれて風呂場へ向かう。
「そーいえばサブスぺはいったときの俺ってどんな感じ?」
「どうって…なんていうか…寝ぼけてるみたいな感じ?呼びかけにもコマンドにも反応するのに目は熱に侵されてるときみたいな…。とりあえずやったら無防備な感じ」
「そんな感じなんだ。俺てっきり幼く甘える感じかと思ってた」
「あー、そういうのよくみるけどお前の場合ちょっと違うんだよな」
「そっか…そっか…」
「うん?なんかおかしそうだな、どうした?」
「なんでもない」
「力也~」
ちょっと思い出したことがおかしくて笑えば、すぐ気づかれてしまった。もったいぶるようにごまかせば、冬真にぎゅって抱きしめられて懇願を含んだグレアが俺を包み込む。
「教えて」
「しっかたないな」
大好きなグレアをもらえ、俺は冬真の耳へと内緒話をするように口を近づけた。そして、昔相手したDom相手にサブスペースに入らないことを責められたときに、無理やりサブスペースに入ろうとしたことを話した。
「そんなこと言われたら逆にはいれないだろ」
「だから…」
一瞬不機嫌そうになった冬真はさらにつづけた言葉に笑い出した。
あの時、俺はサブスペースに入ろうとして、自己暗示みたいにして入ったつもりになっていたけど本当はサブスペースになんかはいってなくてただの思い込みだった。
甘えっこみたいになった俺に、相手は上機嫌になっていたけど、冬真の話を聞いたら俺のサブスペースはそんな感じじゃないっていうから、あれはただの演技になる。
つまり俺は、自覚もなく相手をだましていたんだ。
“ざまあみろ”と可笑しそうに笑う冬真は、本当に俺の味方なのだと思うと嬉しくてたまらなくなる。
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