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第四十五話【言葉の責任】後
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結局結衣が欲しがった物は特にはなかった。それでもただひとつ気になったらしい、二人で使えるカップル用のブランケットを買い、その日の買い物は終わりになった。
結衣と二人、タクシーで神月の自宅へ向かう。そこは都内有数の高級マンションだった。
「さすがというかなんというか」
「こちらです」
重たい物を持ち、結衣の後に続きエレベーターに乗ればそれは高層階にむかった。翔壱や孝仁のマンションを見て、高級マンションに慣れている力也からしても値段が高そうな階につきエレベーターを降りた。
「ただいまもどりました」
「おじゃまします」
カギを開け中に入る結衣に続き部屋の中に入ると、荷物を下ろした。今日買ってきたこれは、後で結衣と二人で植えると神月が言っていたから力也の役割はここまでだ。
「ありがとうございました」
「どんな感じになったか後で写真撮って送ってくれよ」
「はい」
嬉しそうにほころぶ笑みを浮かべた結衣に笑い返し、力也はそのマンションを後にした。
どうやって帰ろうかと思いスマホを開き、不意に冬真に連絡しようと思えL●NEを開いた。
【いま買い物終わった】
そう打てば、丁度暇だったのかほどなく既読マークがつき、“お疲れ”というスタンプがついた。
【いまどこ】
続けて送られてきたメッセージに位置情報を張り付け、そのまま送信した。
【迎えに行きたいけど、まだ終わんない】
【帰れるから気にしないで、仕事頑張れ】
そう送ると、マップを開き駅に向かい歩き始めた。あまり来たことのない街並みをキョロキョロしながら歩く。途中、テレビでみたことのあるパン屋を見つけ、いくつか買い込みその他にも気になった店で少し買い物しながらも駅についた。
それはホームの傍だった。一人の男がホームに端に向い歩いていく、その後ろを一人の少女が歩いていた。一見何もおかしくはない状況、だがそれに力也はなにか違和感を感じた。
少女は足元がどこか不安定で、まるで前をいく男性しかみえていないかのようだった。
(Sub?)
彼女の首についたペット用にもみえる可愛らしいCollarを見つけ、その動きを目で追っていた力也は不意に気づいたように走り出した。
「間もなく、電車が到着します。黄色い線の内側にお入りになってお待ちください」
その言葉と共に、ホームに入ってくる電車が見えた。次の瞬間、彼女が目の前の男性に伸ばした手がその背を押す。男性はあっけなく押され、線路に落ちるはずだった。
しかし、それは直前に彼女の肩を引いた力也によって未然に防がれた。
どこか焦点が合わず、見開いた目で見つめ返され力也はその肩を掴んだまま首を振った。
「ダメだ」
それでも彼女は、年上でしかもランクが上のSubの言葉に反応を示すことはなく、既に電車が到着した状態でも男性に手を伸ばそうとした。
「ダメだって」
ガシっとその体を自分のほうへと力づくで引き寄せ、抵抗できないように両肩を捕まえズルズルと男性から引き離した。
その様子に周囲は“どうしたのか”という目線を送るが、それでもわざわざ声をかけてくるものはいない。それでも視線が集まる中、咄嗟にドラマの撮影でよく言うような言葉を力也は発した。
「ちょっと待って、一旦話しよう!」
その言葉に知り合い同士の喧嘩だと思ったのか、人々は興味をなくしたように電車へと乗り込んでいった。そうして人気のなくなったホームで、力也は椅子に座った彼女の顔を見つめた。
「ご主人様にやれって言われた?」
確信をついた力也の言葉に、彼女はビクッと肩を震わせると首を振った。彼女はあの時前にいた男性を殺そうとしていたのだ。
こんな時一般的には彼女自身が男性に恨みがあり犯行に及んだと考えるだろうが、Subの場合は話が違ってくる。Subは自分の感情や自分の身を優先しない。
「じゃあ、あの男は君の知っている人?」
「ご主人様の仕事場の先輩……ご主人様の敵」
「そうか」
責めるわけでもなく、落ち着いた様子で聞く力也に彼女は更につづけた。
「アイツがいるからご主人様、仕事がうまくいかない。アイツはご主人様の邪魔、いなくなって欲しいってご主人様いつも言ってる」
「だから代わりに殺そうと思ったのか」
「ご主人様には幸せでいて欲しい。あたしみたいに」
そう言い、微笑みさえ浮かべた彼女の頭に軽く手を置く。彼女はただ自分の大切な人の為だけに行動していた。確かに間違った行動だが、その信念は同じSubである力也としても否定することはできない。
「そうだね。でも、殺しちゃだめだ。それはわかるだろ?」
彼女はどう見ても普通の子だった。おそらく高校生ぐらいの本当に普通の少女だった。
力也の確認に、彼女は静かに頷いた。善悪の区別がつかなくなっている訳ではない。ただ本当に大切な人の望みをかなえようとしただけだった。
「じゃあ、とりあえず帰ろうか?送ってくよ」
これは彼女だけで解決できる問題ではなく、彼女のパートナーにも関わることだった。
(少し話さなきゃならないな)
彼女のしようとしたことを話して、もうこのようなことがないようにしなくてはいけない。そう思ったとき、不意に力也は不安になった。相手は間違いなくDomだ。
彼女のランクから見てそれほど、高ランクではないだろうが、それでもSubである力也の話を真面目に聞くかはわからない。
力也に促され、家へと向かう彼女の一歩後ろで力也はスマホを手に取った。
【仕事終わったら来て欲しい。ちょっともめるかも】
そう冬真へと連絡を入れると、彼女と共にDomが待っているだろう家へと向かった。
案内された場所はマンションの一室だった。冬真に位置情報を送り、彼女の後に続き中へと入る。そこは一人暮らし用の部屋だった。
部屋の中には女性が暮らしているらしいものはなく、彼女の部屋ではなくご主人様の部屋だとわかる。
「君のご主人様は?」
「もう少しで帰ってくると思います」
「じゃあ、待たせてもらってもいい?」
そう聞けば、彼女は“なんで?”という顔をした。見た目のわりに幼い子供のような表情をする彼女に安心させるように言葉を重ねる。
「君のご主人様に少しお話をしなきゃならないから」
「あたし、怒られる?悪い子ですか?」
「ごめん、それはちょっとわからない。でも、君は悪い子じゃない、それは俺が説明するから」
そう言えば彼女は落ち着いたように頷き、力也の向いにある椅子へ座った。
(冬真間に合えばいいけど)
いつからいつまで仕事だということまで聞いていなかったから、終わる時間はわからない。間に合わなかった場合は力也一人で話すことになる。
話が通じるDomならばいいが、侮られたら厄介だろう。
(まあ、考えても仕方ないか)
ある意味修羅場を超えてきた経験もある。実際に目の前で会わなくてはその人の人となりはわからないと気持ちを切り替えた。
「そうだ。パン食べる?」
先ほど買ったパンの袋を開けると、彼女に見せる。おいしそうなパンに興味をひかれた様子に、フルーツが乗ったおしゃれなパンを差し出した。
「ここの人気だってテレビでやってたから、これ君の分」
「ありがとうございます」
受け取った彼女に笑い返し、自分の分を取り出し口に運んだ。一口食べれば、甘いクリームとフルーツの酸味が口に広がる。サクサクと音を立て食べる力也に、彼女もパンを口に入れた。
「おいしい?」
「おいしいです」
「よかった」
ここにきてやっと年頃の少女らしい笑みを浮かべた彼女に、笑い返し残りを口に運んだ。
「ところで、君のご主人様ってどんな人?」
「あたしより、三歳年上の男性で、大学生です」
「大学生か~」
パンを食べ落ち着きを取り戻した彼女に世間話のように話を振れば、ぽつぽつと話をしだした。
「あの……お名前は?」
「あ、そうか自己紹介してなかったな。俺は滝上力也、君と同じSubだよ。君の名前は?」
「桜田麗華と言います」
「そっか、ご主人様は優しい?」
そう尋ねれば、麗華はコクリと恥ずかしそうにうなずいた。よくSubは優しい基準がずれているといわれるが、その表情をみて力也は大丈夫そうだと思った。
「滝上さんもSubなんですね」
「そうそう、そう見えないってよく言われるけど正真正銘、ご主人様もいるSubだよ」
「どんな方ですか?」
「俺のご主人様は、なんて言ったらいいんだろうな~。優しいし頼りになるけど、ちょっと大げさでにぎやかな人」
冬真のことを少し思い出すだけで、力也の心に温かい物が広がる。この前開けてもらったピアスが存在感を増し、まるでそこから冬真の想いがあふれるかのように全身に広がっていく。
そっと服の上から触れるとそれだけで心地よい安心感が沸き上がる。同時に冬真の耳にも開けたからだろうか、どんなに離れていてもつながっているような気さえする。
「俺も……きっと君と同じ、ご主人様に沢山幸せをもらって、それを少しでも返したい。幸せでいて欲しい、笑っていて欲しいって……いつも思う」
大事な人に尽くし、従い、心も命もささげたいと思うSubにとって、常にご主人様であるDomが中心で、唯一だ。
ご主人様の機嫌一つで、心が揺さぶられ、不安にもなるし幸せにもなる。とても敏感な心を常に抱え生きる。
それは自分ではどうにもできない、Subのさがで、むしろその為に生きているとさえ思えるものだ。それゆえに、時にその行動は常軌を逸する。
Subがなにかを起こすときは、そこにつながるDomが必ずいる。それは犯罪にかかわる仕事をしている人々にとって暗黙の了解だった。
結衣と二人、タクシーで神月の自宅へ向かう。そこは都内有数の高級マンションだった。
「さすがというかなんというか」
「こちらです」
重たい物を持ち、結衣の後に続きエレベーターに乗ればそれは高層階にむかった。翔壱や孝仁のマンションを見て、高級マンションに慣れている力也からしても値段が高そうな階につきエレベーターを降りた。
「ただいまもどりました」
「おじゃまします」
カギを開け中に入る結衣に続き部屋の中に入ると、荷物を下ろした。今日買ってきたこれは、後で結衣と二人で植えると神月が言っていたから力也の役割はここまでだ。
「ありがとうございました」
「どんな感じになったか後で写真撮って送ってくれよ」
「はい」
嬉しそうにほころぶ笑みを浮かべた結衣に笑い返し、力也はそのマンションを後にした。
どうやって帰ろうかと思いスマホを開き、不意に冬真に連絡しようと思えL●NEを開いた。
【いま買い物終わった】
そう打てば、丁度暇だったのかほどなく既読マークがつき、“お疲れ”というスタンプがついた。
【いまどこ】
続けて送られてきたメッセージに位置情報を張り付け、そのまま送信した。
【迎えに行きたいけど、まだ終わんない】
【帰れるから気にしないで、仕事頑張れ】
そう送ると、マップを開き駅に向かい歩き始めた。あまり来たことのない街並みをキョロキョロしながら歩く。途中、テレビでみたことのあるパン屋を見つけ、いくつか買い込みその他にも気になった店で少し買い物しながらも駅についた。
それはホームの傍だった。一人の男がホームに端に向い歩いていく、その後ろを一人の少女が歩いていた。一見何もおかしくはない状況、だがそれに力也はなにか違和感を感じた。
少女は足元がどこか不安定で、まるで前をいく男性しかみえていないかのようだった。
(Sub?)
彼女の首についたペット用にもみえる可愛らしいCollarを見つけ、その動きを目で追っていた力也は不意に気づいたように走り出した。
「間もなく、電車が到着します。黄色い線の内側にお入りになってお待ちください」
その言葉と共に、ホームに入ってくる電車が見えた。次の瞬間、彼女が目の前の男性に伸ばした手がその背を押す。男性はあっけなく押され、線路に落ちるはずだった。
しかし、それは直前に彼女の肩を引いた力也によって未然に防がれた。
どこか焦点が合わず、見開いた目で見つめ返され力也はその肩を掴んだまま首を振った。
「ダメだ」
それでも彼女は、年上でしかもランクが上のSubの言葉に反応を示すことはなく、既に電車が到着した状態でも男性に手を伸ばそうとした。
「ダメだって」
ガシっとその体を自分のほうへと力づくで引き寄せ、抵抗できないように両肩を捕まえズルズルと男性から引き離した。
その様子に周囲は“どうしたのか”という目線を送るが、それでもわざわざ声をかけてくるものはいない。それでも視線が集まる中、咄嗟にドラマの撮影でよく言うような言葉を力也は発した。
「ちょっと待って、一旦話しよう!」
その言葉に知り合い同士の喧嘩だと思ったのか、人々は興味をなくしたように電車へと乗り込んでいった。そうして人気のなくなったホームで、力也は椅子に座った彼女の顔を見つめた。
「ご主人様にやれって言われた?」
確信をついた力也の言葉に、彼女はビクッと肩を震わせると首を振った。彼女はあの時前にいた男性を殺そうとしていたのだ。
こんな時一般的には彼女自身が男性に恨みがあり犯行に及んだと考えるだろうが、Subの場合は話が違ってくる。Subは自分の感情や自分の身を優先しない。
「じゃあ、あの男は君の知っている人?」
「ご主人様の仕事場の先輩……ご主人様の敵」
「そうか」
責めるわけでもなく、落ち着いた様子で聞く力也に彼女は更につづけた。
「アイツがいるからご主人様、仕事がうまくいかない。アイツはご主人様の邪魔、いなくなって欲しいってご主人様いつも言ってる」
「だから代わりに殺そうと思ったのか」
「ご主人様には幸せでいて欲しい。あたしみたいに」
そう言い、微笑みさえ浮かべた彼女の頭に軽く手を置く。彼女はただ自分の大切な人の為だけに行動していた。確かに間違った行動だが、その信念は同じSubである力也としても否定することはできない。
「そうだね。でも、殺しちゃだめだ。それはわかるだろ?」
彼女はどう見ても普通の子だった。おそらく高校生ぐらいの本当に普通の少女だった。
力也の確認に、彼女は静かに頷いた。善悪の区別がつかなくなっている訳ではない。ただ本当に大切な人の望みをかなえようとしただけだった。
「じゃあ、とりあえず帰ろうか?送ってくよ」
これは彼女だけで解決できる問題ではなく、彼女のパートナーにも関わることだった。
(少し話さなきゃならないな)
彼女のしようとしたことを話して、もうこのようなことがないようにしなくてはいけない。そう思ったとき、不意に力也は不安になった。相手は間違いなくDomだ。
彼女のランクから見てそれほど、高ランクではないだろうが、それでもSubである力也の話を真面目に聞くかはわからない。
力也に促され、家へと向かう彼女の一歩後ろで力也はスマホを手に取った。
【仕事終わったら来て欲しい。ちょっともめるかも】
そう冬真へと連絡を入れると、彼女と共にDomが待っているだろう家へと向かった。
案内された場所はマンションの一室だった。冬真に位置情報を送り、彼女の後に続き中へと入る。そこは一人暮らし用の部屋だった。
部屋の中には女性が暮らしているらしいものはなく、彼女の部屋ではなくご主人様の部屋だとわかる。
「君のご主人様は?」
「もう少しで帰ってくると思います」
「じゃあ、待たせてもらってもいい?」
そう聞けば、彼女は“なんで?”という顔をした。見た目のわりに幼い子供のような表情をする彼女に安心させるように言葉を重ねる。
「君のご主人様に少しお話をしなきゃならないから」
「あたし、怒られる?悪い子ですか?」
「ごめん、それはちょっとわからない。でも、君は悪い子じゃない、それは俺が説明するから」
そう言えば彼女は落ち着いたように頷き、力也の向いにある椅子へ座った。
(冬真間に合えばいいけど)
いつからいつまで仕事だということまで聞いていなかったから、終わる時間はわからない。間に合わなかった場合は力也一人で話すことになる。
話が通じるDomならばいいが、侮られたら厄介だろう。
(まあ、考えても仕方ないか)
ある意味修羅場を超えてきた経験もある。実際に目の前で会わなくてはその人の人となりはわからないと気持ちを切り替えた。
「そうだ。パン食べる?」
先ほど買ったパンの袋を開けると、彼女に見せる。おいしそうなパンに興味をひかれた様子に、フルーツが乗ったおしゃれなパンを差し出した。
「ここの人気だってテレビでやってたから、これ君の分」
「ありがとうございます」
受け取った彼女に笑い返し、自分の分を取り出し口に運んだ。一口食べれば、甘いクリームとフルーツの酸味が口に広がる。サクサクと音を立て食べる力也に、彼女もパンを口に入れた。
「おいしい?」
「おいしいです」
「よかった」
ここにきてやっと年頃の少女らしい笑みを浮かべた彼女に、笑い返し残りを口に運んだ。
「ところで、君のご主人様ってどんな人?」
「あたしより、三歳年上の男性で、大学生です」
「大学生か~」
パンを食べ落ち着きを取り戻した彼女に世間話のように話を振れば、ぽつぽつと話をしだした。
「あの……お名前は?」
「あ、そうか自己紹介してなかったな。俺は滝上力也、君と同じSubだよ。君の名前は?」
「桜田麗華と言います」
「そっか、ご主人様は優しい?」
そう尋ねれば、麗華はコクリと恥ずかしそうにうなずいた。よくSubは優しい基準がずれているといわれるが、その表情をみて力也は大丈夫そうだと思った。
「滝上さんもSubなんですね」
「そうそう、そう見えないってよく言われるけど正真正銘、ご主人様もいるSubだよ」
「どんな方ですか?」
「俺のご主人様は、なんて言ったらいいんだろうな~。優しいし頼りになるけど、ちょっと大げさでにぎやかな人」
冬真のことを少し思い出すだけで、力也の心に温かい物が広がる。この前開けてもらったピアスが存在感を増し、まるでそこから冬真の想いがあふれるかのように全身に広がっていく。
そっと服の上から触れるとそれだけで心地よい安心感が沸き上がる。同時に冬真の耳にも開けたからだろうか、どんなに離れていてもつながっているような気さえする。
「俺も……きっと君と同じ、ご主人様に沢山幸せをもらって、それを少しでも返したい。幸せでいて欲しい、笑っていて欲しいって……いつも思う」
大事な人に尽くし、従い、心も命もささげたいと思うSubにとって、常にご主人様であるDomが中心で、唯一だ。
ご主人様の機嫌一つで、心が揺さぶられ、不安にもなるし幸せにもなる。とても敏感な心を常に抱え生きる。
それは自分ではどうにもできない、Subのさがで、むしろその為に生きているとさえ思えるものだ。それゆえに、時にその行動は常軌を逸する。
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