ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 恐れていた事態が起こってしまったアキラ。



(ク、クソ……なんてことだ……この子のハダカを見たのは事故だったのに……)

 脂汗が止まらないアキラ。



「あの、どういうことですか……? アキラさん……この子に何かしたんですか?」

 何も知らないまどかは当然、意味不明な様子だ。



「い、いや……な、なにも……」

 動揺するアキラは白目をむきながら答える。



「あら? 相方さんには言ってなかったんですか?

 まあ言えませんよ、『あんなこと』は……フッフッフ」



「クッ! このガキィ!!」

 意味深な言い方をするまどか。



(どうするッ!?)

 アキラは脳ミソをフル回転させた。



 まどかがアキラの悪行を世間にバラした場合どうなるか? と。



【26歳無職、女子高生を襲う!】

 週刊誌で報道される自分、ワイドショーでコメンテーターにボロクソに言われる自分を……



(…………うん)

 アキラの心は決まった。





「おいガキ……ちょっと来い!」

「キャ、キャァッ!」



 花子さんの前で話すわけにはいかない、アキラはそう思い、まどかの手を引っ張り、部屋の外に連れ出す。



「ア、アキラさん!?」

 花子は心配そうに部屋で待つ。





 廊下に出た2人。



「な、なによ? 急に引っ張って……ハッ! さ、さては更なる辱めを!? これ以上罪を重ねる気ね!? やめてぇぇえ!」

 赤面し、胸元を両手抑えるまどか。



「バカ! そんなわけないだろ!

 くそ……お前はとんでもない悪魔だよ……」



「フフフ……ダンジョンは……諦めないわ!」

まどかは真っすぐな瞳で言い放つ。



「ふぅ……分かった……花子さんとチームだから、俺1人では決められないが……お前にもダンジョンを使わせてもらえるように、花子さんにお願いしてみるよ」



「ほ、ほんと!? やった!」

 目を輝かせ、笑顔になるまどか。



(ったく、この表情は普通の高校生だな……初めから普通にお願いすればいいのに……)

 アキラはそう思った。



「でも、分かってるんだろうな!?」

 アキラは鬼気迫る表情でまどかに詰め寄る。



「ええ、分かってる! 当然、内緒にするわ。アンタが―――」



『ガチャ』

 その時、心配になった花子が部屋の扉が開いた。



「私のハダカを見たことは! ……あ……」



「!? は、花子さん……?」



「ハダカ……?」



「あ……あぁ……ち、違う……」

 一番聞かれたくなかったことを聞かれてしまったアキラは今日一番の汗をかく。



「わ、私は……わざとじゃないわよ……」

 この時ばかりはワガママ娘のまどかも流石に申し訳なさそうだ。



 花子はそんなアキラとまどかを氷のような瞳で見下す。



「2人とも部屋の中へ……状況によっては通報が必要かもしれませんね……」

 花子は無表情で言う。



「そ、そんな……違うんだ! それでも僕はやってなぁい!!」

 アキラは号泣していた。



「ご、ごめんなさい、アキラちゃんねる……」
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