57 / 182
57
しおりを挟む
「それで今日はどうしたんだ? 水着配信で稼いだ金で高いアイテムでも買ってくれるのか!?」
目を輝かせる店長。
「本当サイテーね……」
ゴミを見るような目で店長を見る花子。
「いえ……買い物ではなくて、ダンジョンガチャでゲットした使わないアイテムを買い取って欲しいのと……コレって店長分かりますか?」
アキラはダンジョンでいくつか手に入れた強化石を店長に見せる。
「おお、強化石かじゃねェか! そこそこレベルの高いダンジョンでたまに手に入るな。大事なアイテムだ」
「コレを使ってアイテムを強化することが出来るって本当ですか?」
「ああ、ウチじゃ無理だが錬成師ってのがいる店に行くと、アイテムを強化してくれるぞ。錬成費用で金は結構かかるがな」
「錬成師!? そんな人がいるんですね。お金がかかるは仕方ないか……よし、このあとさっそく行ってみます」
アイテムを強化できると知ったアキラは喜んだ。
「あー、まあ強化は出来るが……今のボウズのアイテムだと……『銀の盾』がレア度★★★☆☆、『鋼の剣』がレア度★★☆☆☆だったな?」
そんなアキラに対して、店長は歯切れの悪い口調だ。
「はい……なにかマズイですかね?」
不安そうに尋ねる。
「うーん……できればもっとたくさん強化石を集めてから錬成した方がいいんじゃねェかな? 2,3個の強化石で錬成しても対して強くならないと思うぞ?」
「あー、そうなんですか……」
「ああ。トップ冒険者たちは箱いっぱいの強化石を集めて錬成してるぞ。
それっぽっち錬成しても金の無駄じゃねェかな?」
「箱いっぱいの!? 俺達だといつになるかな……?」
アキラは手に持った数個の強化石を寂しげに見る。
「それと何より……強化石を使うアイテムは、一生モノのアイテムに使う方がいいんじゃねェか?
仮に今使ってる『レア度★★★☆☆ 銀の盾』に何個も強化石を使ってパワーアップさせても、レア度★★★★☆やレア度★★★★★の盾を手に入れたらそっちを使うだろ?」
店長の目つきが真剣に変わる。
「う……たしかに……。一生モノ……ですか」
「ああ、お前らの今の装備でもレベル10、20くらいのダンジョンなら通用するだろうが……
トップ冒険者たちが行くようなダンジョン。例えばレベル50オーバーのダンジョンはその装備じゃ通用しないぞ?」
「で、でも私たちは……トップ冒険者を目指してるわけじゃ……」
花子が店長に言う。
「……そうだったな。チッ、配信者か。
俺は好きじゃねェが配信者ってのも時代の流れなんだろうな。テーマパーク感覚でダンジョン冒険する奴も増えてるし、ダンジョンの楽しみ方は人それぞれだ。
お前らなら今の武器や防具を強化してもいいのかも知んねェな……」
少し寂しそうに店長は言った。
しかし、アキラは店長の親身な言葉を聞いて思った。
「……うん。ありがとうございます。強化石を使うのはまだ待ってみます。俺だって……上のレベルのダンジョンを諦めてる訳じゃないですから!」
「ガッハッハ! そいつはよかった! 男はそうじゃねェとなッ!」
アキラがそう言うと店長は豪快に笑った。
「アキラさん……ちょっとカッコイイ……?
わ、私だって強いダンジョンに行けるなら行きたいですよ!」
花子は慌てて言った。
「私もですわ……!」
店長の迫力に怯えるまどかも小声でつぶやいた。
「ガッハッハ、嬢ちゃんたちも威勢がいいな! さて、アイテムの買取だって? 査定するから少し店内でも見て待ってろ」
ご機嫌になった店長はアキラたちが持ってきたアイテムの値段付けを始めた。
目を輝かせる店長。
「本当サイテーね……」
ゴミを見るような目で店長を見る花子。
「いえ……買い物ではなくて、ダンジョンガチャでゲットした使わないアイテムを買い取って欲しいのと……コレって店長分かりますか?」
アキラはダンジョンでいくつか手に入れた強化石を店長に見せる。
「おお、強化石かじゃねェか! そこそこレベルの高いダンジョンでたまに手に入るな。大事なアイテムだ」
「コレを使ってアイテムを強化することが出来るって本当ですか?」
「ああ、ウチじゃ無理だが錬成師ってのがいる店に行くと、アイテムを強化してくれるぞ。錬成費用で金は結構かかるがな」
「錬成師!? そんな人がいるんですね。お金がかかるは仕方ないか……よし、このあとさっそく行ってみます」
アイテムを強化できると知ったアキラは喜んだ。
「あー、まあ強化は出来るが……今のボウズのアイテムだと……『銀の盾』がレア度★★★☆☆、『鋼の剣』がレア度★★☆☆☆だったな?」
そんなアキラに対して、店長は歯切れの悪い口調だ。
「はい……なにかマズイですかね?」
不安そうに尋ねる。
「うーん……できればもっとたくさん強化石を集めてから錬成した方がいいんじゃねェかな? 2,3個の強化石で錬成しても対して強くならないと思うぞ?」
「あー、そうなんですか……」
「ああ。トップ冒険者たちは箱いっぱいの強化石を集めて錬成してるぞ。
それっぽっち錬成しても金の無駄じゃねェかな?」
「箱いっぱいの!? 俺達だといつになるかな……?」
アキラは手に持った数個の強化石を寂しげに見る。
「それと何より……強化石を使うアイテムは、一生モノのアイテムに使う方がいいんじゃねェか?
仮に今使ってる『レア度★★★☆☆ 銀の盾』に何個も強化石を使ってパワーアップさせても、レア度★★★★☆やレア度★★★★★の盾を手に入れたらそっちを使うだろ?」
店長の目つきが真剣に変わる。
「う……たしかに……。一生モノ……ですか」
「ああ、お前らの今の装備でもレベル10、20くらいのダンジョンなら通用するだろうが……
トップ冒険者たちが行くようなダンジョン。例えばレベル50オーバーのダンジョンはその装備じゃ通用しないぞ?」
「で、でも私たちは……トップ冒険者を目指してるわけじゃ……」
花子が店長に言う。
「……そうだったな。チッ、配信者か。
俺は好きじゃねェが配信者ってのも時代の流れなんだろうな。テーマパーク感覚でダンジョン冒険する奴も増えてるし、ダンジョンの楽しみ方は人それぞれだ。
お前らなら今の武器や防具を強化してもいいのかも知んねェな……」
少し寂しそうに店長は言った。
しかし、アキラは店長の親身な言葉を聞いて思った。
「……うん。ありがとうございます。強化石を使うのはまだ待ってみます。俺だって……上のレベルのダンジョンを諦めてる訳じゃないですから!」
「ガッハッハ! そいつはよかった! 男はそうじゃねェとなッ!」
アキラがそう言うと店長は豪快に笑った。
「アキラさん……ちょっとカッコイイ……?
わ、私だって強いダンジョンに行けるなら行きたいですよ!」
花子は慌てて言った。
「私もですわ……!」
店長の迫力に怯えるまどかも小声でつぶやいた。
「ガッハッハ、嬢ちゃんたちも威勢がいいな! さて、アイテムの買取だって? 査定するから少し店内でも見て待ってろ」
ご機嫌になった店長はアキラたちが持ってきたアイテムの値段付けを始めた。
22
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
支援魔術師の俺、美女だらけの仲間と世界を救う
yukataka
ファンタジー
── 最弱スキルが、世界を変える。
22歳、神谷蓮。
冴えない大学生だった彼は、ある日突然の事故で命を落とす。
気がつけば、そこは剣と魔法の異世界。
女神から授かったスキルは──「支援強化」。
攻撃もできず、防御もできない。
ただ仲間を"強くする"だけの最弱能力。
「こんなスキル、何の役に立つんだ……」
周囲から嘲笑され、孤独な旅を続ける蓮。
だが、彼の前に次々と現れる仲間たち──
誇り高き姫騎士、アリシア。
天才的だが孤独な魔導士、リリア。
天真爛漫な獣人少女、セラ。
戦いの中で、蓮は気づく。
仲間を支える力こそが、誰よりも強い──ということに。
世界を滅ぼそうとする魔王との戦い。
揺れ動く三人の少女たちの想い。
そして、蓮自身の成長と覚醒。
これは、最弱と呼ばれた青年が、
美女だらけの仲間と共に世界を救い、
真の強さと愛を手に入れる物語──
冒険・戦闘・恋愛が交錯する異世界ファンタジー、ここに開幕。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる