ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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ダンジョンに行けることになり、大喜びのまどか。
以前まで脅迫し、ダンジョンを使わせてもらっていたまどかだったが……

「お招きいただきありがとうございますわ。これつまらないものですが、よかったらお召し上がりください」
まどかはご丁寧に高級そうな包みに入った菓子折を持ってきた。脅迫してきたことへの、せめてもの罪滅ぼしのつもりだった。

「ど、どうしたんだ、まどかちゃん……?」
あまりの丁寧さに驚くアキラ。

「いえ……お二人にはお世話になっているので……
そ、そんな事はどうでもいいんです! 早くダンジョンにいかせてください!」
慣れないことをしてまどかは顔を赤くする。

「そうね! いきましょう。ちなみにまどかちゃん、私はこんなアイテムもゲットしたわ」
花子は先ほど手に入れたばかりの火の杖をまどかに見せる。

「え? それって魔法アイテムじゃないですか、花子姉さん?」

「そうなのよ! 炎魔法が使える。これで私も魔法使い、魔女っ子なわけよ!」

「……ま、魔女っ子かどうかは分かりませんが……よかったですね」
返答に困るまどかだった。

「さっきまで2人一緒じゃなくて、1人ずつダンジョンに入ったんだ。同時に何部屋使っても大丈夫みたいだけど、まどかちゃんも1人でいく?」

「あ、1人でも使っていいんですか? ありがたいですわ」

「俺たちは10レベル以上のダンジョンに行くつもりだけど、まどかちゃんはどうする? 慣れてない新しいアイテムだし、無理はしないほうがいいと思うけど?」

「そうなんですわ……新しい剣は力はありそうなんですけど、重いんです……。しばらくはこの剣に慣れるためのトレーニングをしようと思ってますわ」

「おー、トレーニング! 本格的だね」

「いえいえ、基礎からしっかりやらないと強くはなれませんわ!」



ロビーに降りる3人。
アキラはレベル15、花子はレベル12の扉を、そしてまどかはレベル1の扉のを開く。

「レベル1か……ほんとに基礎からやるのね」

「はい、まずはこの武器に慣れたいんですわ! 花子姉さんはレベル12ですか。お気をつけ下さい。アキラちゃんねるさんも」

「ああ、まどかちゃんもがんばって!」

3人はそれぞれのダンジョンへ入っていった。



レベル1のダンジョンに入ったまどか。

「レベル1は久しぶりね。初心者のに一度だけ来たことがあるけど、さすがに弱すぎて拍子抜けした覚えがあるわ。無料じゃなきゃ絶対来ないわね!」

スライムたちが姿を現す。
「さあ……練習相手になってちょうだいね!」

スライムはまどかに飛びかかる。
とは言っても、レベル1のダンジョンのスライムだ。
小学生でも避けられる位のスピードだ。

「うぅ……こんなに遅かったかしら!? でもいいわね。一体一体、しっかり見極めて……ハァッ!」

まどかはスライムの動きをしっかり見て、体のど真ん中を真っ二つに斬る。
踏みつければ倒せるくらいのスライム相手だが、まどかは真剣な表情で斬る。

「くっ……やっぱり重いわね! ドンドンかかってきなさい!」
重い剣を体の一部のように扱えるようになるまで。
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