ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 それから、数時間ぶっ通しでレベル15のダンジョンをクリアし続ける2人。
「はぁはぁ……もう限界だよ……」

「ええ……休みましょうか……そろそろ、来るはずです。救世主が!」

 昨日と同じように、ボロボロになり部屋に戻る2人を、学校終えたまどかが出迎えた。

「お、お疲れ様です……相変わらずボロボロのお姿で……」

「ふふふ、待っていたよ……」

「ひぇっ!」

 まどかを引っ張り、3人でのダンジョンに入る。
 人数も増え、スピードが上がり、10回目のクリアをした。

「よし。やっと10回ね! 昨日よりは早く終わったわ。今回は私が引かせてもらいますね」

「頑張ってください。花子姉さん!」

「緊張するわね……どうしましょうか? 剣とか槍のレア度★★★★☆のアイテムが出てきたら……私使えませんよ!?」
 他人が引いたアイテムだと、もっと上のダンジョンでは通用しない。自分で使うアイテムは自分自身で引く必要があるのだ。

「その時は売りに行こう! レア度★★★★☆のアイテムなんて持っていったら、きっと店長大喜びだよ!」

「なるほど。売るって言う手もありますね。では、いきます!」

 気合を入れてガチャを回す。
 10回分の運がチャージされているガチャだ。

「ガチャ!」
『鉄の兜 レア度★★★☆☆』

「……はぁ!? なによコレ!」
 レア度★★★☆☆は決して悪いアイテムではない。
 しかし、花子は落ち込む。

「は、花子さん……」

「うぅ……ハズレですね。せっかく10回もやったのに……ごめんなさい……」

「いやいや、謝ることじゃないよ。
 やっぱり、パスをする裏技を使っても、確実にレアアイテムが手に入るってわけじゃないんだね……」

 まどかの見つけた裏技も、レアアイテムを取れる確率を上げるものではなく、出現率を上げられるだけだった。

「仕方ないですね。運が悪かったです。じゃあ次はまどかちゃん行ましょうか」

「い、いいんですかね? 私も手伝ってもらって。
 私が学校行ってる間は、お二人でずっとやってるのに」

「何言ってるのよ。この裏技はまどかちゃんが見つけた技でしょ! 手伝うのは当たり前よ」

「あ、ありがとうございますわ!」

 花子は今までの成果を確認する。
「今のところ、レア度★★★★☆が1つ、レア度★★★☆☆が1つです。
 もし普通に20回、ガチャを回したってレア度★★★☆☆のアイテムが1つ出るか出ないかってところでしょうから、この裏技を続ける価値はありますね」

「そういえば……レインボーガチャはどうなるのかな?」
 アキラが口を開く。以前『召喚獣の指輪』を手に入れた時に一度だけ見たレア度★★★★☆以上が確定のレインボーガチャ。

「やっぱりパスをし続ければ、レインボーガチャも出やすくなる……のかな?」

「確かにどうなんですかね? レインボーガチャなんて普通なら何千分の一とかですよね。
 もし、それも出やすくなるんだったら、レインボーガチャが出るまでパスし続けるっていうのもアリなのかもしれませんけど……」

「とりあえず今回は、私もお二人と同じようにパス、10回で回させて頂きますわ」

 まだ時刻も早い。そのまま、もう一度レベル15のダンジョンを10周することにした3人だった。
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