ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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「さあ! いよいよ、私たちもダンジョンのレベルを上げましょうか」
 張り切る花子。まだレアアイテムを取れていない彼女は焦っていた。

「そうだね。今まではレベル15までだったから…… 18レベルくらいに行ってみようか? 様子を見ながら少しずつ上げていこう」

「そうですよね! 私たちの装備ならもっと上のダンジョンだって大丈夫なはずですわ」

 3人は新しく購入した能力アップアイテムを装備し、レベル18のダンジョンへと入っていく。

 初めて踏み入れるレベル18のダンジョン。
 前回までのレベル15のダンジョンより、モンスターは少し強くなっているようだ。

 3人で陣形を組みながらダンジョンを進んでいく。
 襲いかかるモンスターをアキラとまどかは斬り、花子は炎魔法で倒していく。

「私たちレベル18でも全然通用しますわね!」
 まどかは嬉しそうに言う。
 楽勝に見える3人だが、アキラと花子の2人だけだったらこうも簡単にはいっていないだろう。
 この3人でレアアイテム獲得のため、数百回ダンジョン冒険をし、知らず知らずのうちにチームワークに磨きがかかっていた。

「ああ! このまま一気にいこう!」

 レベル18のダンジョンは3人で1時間ほどかかる。
 レア度★★★★☆のアイテムを使いこなせれば、もっと早くクリアできるのだが、今の3人にはこれが限界だった。

 丸一日、ぶっ通しでレベル18のダンジョンをクリアし、パスを続け、10回目のダンジョンガチャが現れた。
 残念ながらレインボーガチャが出現しなかったが、通常のガチャでも、もちろんレアアイテムを出現する。

「よし! じゃあ花子さん、引いてくれ!」

「頑張ってください。花子姉さん!」

 まだレアアイテムを引けていない花子にガチャを譲る2人。
「ありがとうございます。じゃあいきます……」

 いい加減に自分もレアアイテムを引きたい! 花子はそう思い、ガチャに近づく。

『プチュン!』
 その時、まるで電源を落としたかのようにダンジョン内が真っ暗になる。

「え!? なに!? 停電!?」

「キャーッ! 怖いですわッ!」
 もちろん、ここは異世界のダンジョン。停電ということはない。
 真っ暗闇に戸惑う3人。数秒後、ガチャが金色に光り始める。

「ど、どういうこと……!?」

「レインボーガチャとは違うけど……これもレアアイテム確定のガチャってことじゃないかな……?
 花子さん……回してみて!」

「は、はい……」
 今まで何度か見てきたレインボーガチャとは違うが、どう見てもレアアイテムが出てきそうな雰囲気のガチャだ。
 やっと自分もレア度★★★★☆のアイテムを引くことができそうだ。花子は期待を胸にガチャを回す。

『ガチャ!』
『炎帝のブレスレット レア度★★★★★』

「……え?」
 予想外のレアアイテムに固まる花子だった。
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