ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 ロビーに降りる3人。
 カメラとしてカブトムシを召喚する。

「おお! この子、大きくなりましたね!」
「……この大きさのカブトムシは、ちょっとキモいですわね……」
 トレーニングをして、以前よりも大きくなった召喚獣のカブトムシを初めて見た花子とまどか。

「キモいって……まどかちゃんは失礼だな!
 カメラのスイッチを入れて……っと。見えてるかな?
 よし! ……準備はいい?」

「はい!」
「もちろんですわ!」

 ◇

 アキラの部屋では、カブトムシのカメラを通じて虎石、金剛寺、武者小路の3人が映像を見ている。

「信じられない……レベル1から順番にダンジョンの扉が並んでいるなんて……こんなダンジョン見たことないぞ!?」

「ああ……俺も長ェことダンジョンに関わってきたが……こんなのは初めてだ」

「……こりゃ、誰かが作ったダンジョンかもしれんのぅ。まるで強い冒険者を育てるために作られたようじゃな……」

「作ったって……おい、婆さん! 誰がダンジョンなんて作れるんだぁ!?」

「ホッホッホ……」

 ◇

 アキラたちはレベル90と書かれた扉を開く。
 50人の冒険者の集まった、世界冒険者連合しかクリアできていないレベル90。
 そのダンジョンにたった3人で入る。

「さあ、行こう!」
 アキラたちにとっても、すぐに逃げ出したレベル100のダンジョンを除けば最高レベルの冒険になる。

 ダンジョン内は恐ろしい雰囲気に包まれていた。
 薄暗い洞窟、岩の影からモンスターの気配を感じる。

「くるぞ……」
 アイテムを構えるアキラたち。

 モンスターは凄いスピードで襲いかかる。
 筋肉の鎧を纏ったモンスターはアキラに殴りかかる。

 盾で受け止めるアキラ。
「くっ……すごいパワーだ」
 盾を持つ手が痺れる。

「アキラさん! 避けて下さい!」
「え!?」
 後方から花子の声。振り返ると巨大な火の球が向かってくる。

「うおっ!」
 ギリギリで回避するアキラ。
 火の球はモンスターに当たる燃え盛る。

「……危なかった。花子さんに焼き殺されるところだったよ……」

 3人は陣形を組みダンジョンを進む。
 アキラとまどかが前で剣で戦い、花子が魔法でサポートする。
 いつもの3人のフォーメーションだ。

 1体でも並みの冒険者パーティーなら即全滅のレベル90のモンスター。
 3人は苦労しながらも斬り進む。

 ◇

「あいつら……すげぇな……レベル90だぜ? 虎石……俺たちの現役の頃って何レベルだっけ……?」
 金剛寺は画面を食い入るように見つめる。

「う……いくつだったかな?」

「ホッホッホ! あの子たちなら……やってくれるかもしれんな」

「ええ……彼らは間違いなく世界最強……いや、史上最強のパーティーだ!」
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