ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 20年前、ダンジョンで行方不明になったと言われていた武者小路ナオコが今も生きている。
 アキラたち以上に虎石たちが驚き、異世界の神に対してとてつもない怒りを覚えていた。

「ナオコは最後にアタシに会いに来たときに言ったんじゃ。
 自分はレベル100のダンジョンに行き、ダンジョン崩壊を防ぐ。その代わりに人間界には手を出させないと。
 ついでにナオコの力でトンネルも塞いでみるとも言っていた。
 最近までモンスターが人間界に来ることはなかったってことは、トンネルを塞ぐのは成功していたようじゃな。
 まあ、最近モンスターが人間界に現れるようになったのは、トンネルを封印していたナオコの力が弱まってきたからなのかもしれんが……」

「ち、力が弱まっている!? ナオコは大丈夫なのか!?」
 青ざめる金剛寺。

「大丈夫じゃ。その証拠に……このアキラの部屋のダンジョン。これは間違いなくナオコが異世界から作ったものじゃ」

「俺の部屋のダンジョンは……ナオコさんが作った!?」
 アキラは驚き、引き出しを見つめる。

「ああ、ナオコは言っておった。
 20年前の冒険者たちではレベル100を……異世界の神を倒すことなどできない。
 いつになるか分からないが、強い冒険者を生み出すためのダンジョンを人間界に作る、とな。
 この不自然なダンジョンこそが、ナオコがアタシたちに託した希望なんじゃろう」

 レベルが順番に並ぶアキラのダンジョン。
「確かに、冒険者が順序よく強くなれるために設計されたようなダンジョンですよね……」

「ああ、ナオコは生きている。
 このダンジョンを使い、成長し、いつか自分が助け出してくれる強力な冒険者が現れることを信じてな」

「うぅ……ナオコは……今も生きてるんだなっ!?」
 号泣する金剛寺。

「うむ、アタシはこの世界を守るため異世界に旅立つ孫と約束したんじゃ。
 強い冒険者を手助けし、必ず異世界の神を倒し、ナオコを助けに行くと。そのためにアタシは錬成師になったようなもんじゃよ。
 そして……永遠に人間界に危害が及ばぬようダンジョンを壊す、とな」

「ダ、ダンジョンを壊す!?」

「そうじゃ。ダンジョンがなければ人間のエネルギーは必要ない。異世界の神が人間界を狙う理由もなくなるんじゃ。
 ダンジョンの維持するために人間のエネルギーが必要だからな。
 モンスター災害を防ぐには、ダンジョンそのもの消し去ってしまうしかないとアタシは思っとるよ」


 老婆の話が終わった。
 アキラたちはもちろん、虎石や金剛寺にとって衝撃的な話だった。

 しかし、1つハッキリしたことは金剛寺の婚約者、武者小路ナオコは今も生きている。と言うことだ。
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