ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 突然、アキラたちの前に姿を現したら尖った耳に青い肌、黒いローブを纏った男。

「お、お前は……?」
 虎石は剣を構える。

『貴様ら……人間か? なぜこんなところに?
 ここにいるあの女と関係があるのか?』

「あの女……? おい! そりゃナオコのことか!?」
 金剛寺は怒鳴り散らす。
「……ここにナオコさんがいるのは間違いなさそうね」

『最近、やけに人間どものダンジョンクリアのレベルが上がっていると聞いていたが、まさかこの城までたどり着くとは……
 お前たちを神に近づけるわけにはいかない』

「神……お前は神の子分みたいなもんか?」

『ふふ、子分か……神の使いと言って欲しいね。消えろ』
 神の使いが手を振ると衝撃波が飛び出す。アキラたちは吹き飛ばされる。
「ぐっ!」

 神の使いは攻撃を止めない。
 花子が立ち上がり、風魔法で迎撃する。
 衝撃波と花子の風魔法が衝突する。

『なに? 人間ごときが、我ら魔族の魔法を防ぐだと!?』
「……魔族だって?」

 花子が時間を稼いだおかげで、アキラたちは体制を立て直す。

「虎石さん! 金剛寺さん! ここは俺たちが食い止めます。2人はナオコさんのところへ!」
 アキラが言う。

「バカ言うな! おめェらみたいなガキに任せてられるか!」
「……いや、金剛寺。1カ所に固まっていても仕方ない。ここはアキラ君の言う通り、二手に分かれよう」
 金剛寺をなだめる虎石。

「くっ……わかったよ……。おい、お前ら! 死ぬんじゃねェぞ!!」

 虎石と金剛寺は城の奥へと走っていく。

『まあいい、どこにいたってこのこの城からは逃げられん』
 神の使いは炎の球をアキラたちに放つ。
 火力は花子並みだ。

「くっ! すごい力だ」
「炎魔法も使うってこと!? だったら……」
 後方から花子も炎の球で応戦する。力は互角。

「よし……まどかちゃん、行くぞ!」
「はい!」
 アキラとまどかは花子のサポートを受け、炎を避け、斬りながら敵に近づく。

「いける! 俺たちの剣は神の使いにだって負けてないぞ!」
 アキラは神の使いに剣を振るう。
「うおぉぉっ!」
 相手の首を狙った斬撃だ。

『カンッ!』
「……なに!?」

 完全にとらえたと思ったアキラの剣と、神の使いの首の間に氷の塊が現れた。

「氷の……盾?」
 ドラゴンの皮膚をも切り裂くアキラの剣を持ってしても斬れない氷の盾。

「そんな……氷魔法も使うっていうの!?」
 強固な氷の塊を一瞬で作る力、花子は同じ魔法使いとして驚愕する。

『ふぅ、やるな人間……今のは危なかった。
 仕方ない。ただでさえ1人少ない今は、無駄なエネルギーは使いたくなかったが……』
 神の使いは両手をかざすと、黒い炎が現れ、蛇の姿を変えた。
「蛇!? 召喚獣か?」

 蛇は3人に襲いかかる。
「くそ! 召喚魔法まで使えるのか!? やっかいだな!」
 召喚獣とはいえ、蛇はレベル99のボスを凌ぐ強さを感じる。

『……舐めたらダメなようだな。神に報告しておこう』
 神の使いはアキラたちが蛇とやり合う間に姿を消した。
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