欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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172バラン将軍、オリバー隊長 VS OZ

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「何だか、俺達完全に巻き込まれたよな。」「ゴメン。」
「いや、拓のせいでは無い・・・事も無いか。」「本当にゴメン。」

朝から拓はガラとレオに平謝り。
どうなるか分からないが、防具も全て拓のアテムボックスに収納している。

「仕方ない、ロダン侯爵の屋敷に向かうぞ。」

OZ3人は屋敷に向かって歩き出した。

パーティ会場には何故かサリナ姫と浩司の姿があった。
先ずはロダン侯爵に挨拶をした後、2人の元に。

「サリナ様、浩司様、一体なんでここに居るのですか。」
「何を気持ち悪い話し方をしているのよ。
 ヨギ宮廷魔導士に、拓がロダン侯爵と親しくしているから顔を出してみたらどうかと言われたのよ。
 わざわざ、バラン将軍とオリバー隊長が護衛に付いてくれたのよね。」

浩司はサリナ姫と一緒だから来ただけだった。
まさかと思い、付き人の待合室に向かうと、そこにバラン将軍とオリバー隊長、ヨギ宮廷魔導士が居る上、付き人全員に違和感を感じる。

「何だ、拓殿はもう来たのか。そんなに楽しみにしてくれていたとは。
 先ずは私とオリバーでOZと戦い、戦力を確認した後に対戦相手の人数を決める。」

バラン将軍の言葉に拓は思わずガラとレオを見たが、完全に諦めた顔をしている。
そして、この部屋に入った時の違和感の正体が分かった。
付き人は護衛だが普通は礼服を着ているにも関わらず、ここに居る全員が戦闘服を着ている。

「OZが着替えたら、始めるとするか。」
「「「お~っ」」」

付き人達の嬉しそうな声と、OZの溜息と共に、裏庭に移動することになった。

「相手はあの2人だが魔導士が居ないなら打つ手は有る。拓、レオ、こうなったら負ける気は無いからな。」
「当然だ。やってやろうじゃねぇか。」
「バラン将軍とオリバーさんとは何度か戦ったから、ある程度は分かる。」

バラン将軍、オリバー隊長 VS OZ。
周りはOZに声援を送ってくれるが、拓としてはそれなら試合なんてさせないで欲しいと痛切に思う。

ヨギ魔導士の合図で試合が始まった。
いきなりバラン将軍とオリバー隊長からの攻撃が行われたが想定済みだ。拓が防御魔法で防ぐとガラとレオが足を狙う。
ガラよりも2人の方が腕は上だ。しかし拓の魔法が加われば十分に対応できる。

「流石はOZだ。我々の武技が全て防がれるとは思わなかったぞ。感知力が異常に高いな。これならどうだ。」

バラン将軍とオリバー隊長の攻撃速度が上がる。
ガラは未だ対応できているが、レオは限界が近い。レオが潰れると拓は強化魔法を強く掛けるしかない。
そうなれば、長時間の戦いは無理だ。
拓は2人に対し魔法の一斉攻撃を行い、ガラとレオが突っ込む。
更に拓は姿を消してバラン将軍の背後から魔法攻撃を行い仕留める所だったが、バラン将軍に避けられてしまい魔法攻撃はガラへ。

「面白い連携だが、残念だったな。」

しかし、拓の攻撃を受けた先からガラが飛び出しバラン将軍に攻撃を仕掛ける。
が、直ぐに反応され剣で受け止められてしまった。

「そこまで。」

ヨギ宮廷魔導士の声で試合が終了すると、周囲から拍手が起こった。
2対3の試合にも関わらず、OZは完全に負けてしまった。
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