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188事前準備
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「拓さん、石柱は4本と聞いていましたが、増やしたのですか?」
「あの後、こちらに来て少し手を加えてます。」
開拓する範囲を示す石柱は計12本となっていた。
商人と職人はその柱に驚きながら、拠点の中に馬車を乗り入れる。
拠点に着くと商人はテントやタープの準備を行い、職人は運んで来た扉を拠点の入口に取り付け始めた。
拓は魔法で入口のサイズを合わせ、更に反対側の壁にも出入口を作り上げた。
もう、日も落ちて暗くなってしまったが、全員で壁の上に登ってみることに。
月明かりの下、少し離れた所に黒い森が見える。
「良い景色だ。柱が有る場所が村の範囲だとすると、思ったより広く感じる。」
「こうやって村が出来る前に見れるとは面白い。」
「馬車を止められる広場は何処になる予定だ?」
「そうですね。あの2本の柱の間を入口として、その周辺が広場になりますね。」
商人も技術者も初めは景色を眺めていたが、直ぐに村の構造の話になっていた。
「方角的に家をそっちに作って、向こうは畑だな。川から水を引っ張ってくるとなるとあの辺が貯水池ってところか。」
貯水池の予定場所を眺めていると、月明かりの下 黒くなって穴が有るのが分かる。
そして川の方から黒い線が引かれているのを見つけた。
「あの穴と、あの線は一体なんだ?」
全員が目を凝らして見ると
「水は未だみたいだが貯水池みたいだな。そうすると線は用水路になるのか?」
「やはり貯水池と用水路なのか。」「見間違いでは無いよな。」
これから開拓するというのに、安全な拠点が有り、村までの用水路と貯水池まで準備されていた。
「向こう側へ用水路が続いているみたいだな。」
同じ様に水を川の方へ戻すための用水路まで用意されている。
商人と、職人達は何とも言えない気持ちで、下で何か準備をしている拓を見てしまった。
それはクロイツ公爵にとっても同じことで、想定外の状態に言葉も出てこない。
塀の上での様子を知らないOZ、クリームはバーベキューと風呂の準備中。
準備と言っても、バーベキューの準備は拓が魔法で岩の竈を作り網を乗せ、風呂は前に作ったのが残っているのでダイフクが掃除をした所に湯を張るだけだ。
「皆さん、食事にするので下に降りてきてください。」
拓に言われてバーベキューが始まり、技術者と商人は酒を飲み始めたのだが
技術者は村作りをどうするか、商人は今後どう行動をするかの話で盛り上がる。
ここまで準備を行っていた拓に感化され、完全に仕事の話になっているが皆 嬉しそうに意見を出し合っていた。
拓が風呂を用意したので順番に入る様に言ってみたが、誰も話を辞めようともしない。
「なら、護衛組から入りましょうか。」
護衛組の殆どが風呂に入るのは初めてで、気持ち良さそうにしている。
雲一つない月夜で、拓は兵士達の逞しい身体をしっかりと拝んでいた。
アルとガラに挟まれて浸かっていて、変に意識をしてしまう。
「やっぱり、風呂は気持ちが良いな。前に浸かってから、また入りたいと思っていたんだ。」
アルが目を閉じて気持ち良さそうにしている。
拓もノンビリとしようと目を閉じると尻に手が触れた。
横を見るとガラが笑ってウィンクをしてくる。
「あの後、こちらに来て少し手を加えてます。」
開拓する範囲を示す石柱は計12本となっていた。
商人と職人はその柱に驚きながら、拠点の中に馬車を乗り入れる。
拠点に着くと商人はテントやタープの準備を行い、職人は運んで来た扉を拠点の入口に取り付け始めた。
拓は魔法で入口のサイズを合わせ、更に反対側の壁にも出入口を作り上げた。
もう、日も落ちて暗くなってしまったが、全員で壁の上に登ってみることに。
月明かりの下、少し離れた所に黒い森が見える。
「良い景色だ。柱が有る場所が村の範囲だとすると、思ったより広く感じる。」
「こうやって村が出来る前に見れるとは面白い。」
「馬車を止められる広場は何処になる予定だ?」
「そうですね。あの2本の柱の間を入口として、その周辺が広場になりますね。」
商人も技術者も初めは景色を眺めていたが、直ぐに村の構造の話になっていた。
「方角的に家をそっちに作って、向こうは畑だな。川から水を引っ張ってくるとなるとあの辺が貯水池ってところか。」
貯水池の予定場所を眺めていると、月明かりの下 黒くなって穴が有るのが分かる。
そして川の方から黒い線が引かれているのを見つけた。
「あの穴と、あの線は一体なんだ?」
全員が目を凝らして見ると
「水は未だみたいだが貯水池みたいだな。そうすると線は用水路になるのか?」
「やはり貯水池と用水路なのか。」「見間違いでは無いよな。」
これから開拓するというのに、安全な拠点が有り、村までの用水路と貯水池まで準備されていた。
「向こう側へ用水路が続いているみたいだな。」
同じ様に水を川の方へ戻すための用水路まで用意されている。
商人と、職人達は何とも言えない気持ちで、下で何か準備をしている拓を見てしまった。
それはクロイツ公爵にとっても同じことで、想定外の状態に言葉も出てこない。
塀の上での様子を知らないOZ、クリームはバーベキューと風呂の準備中。
準備と言っても、バーベキューの準備は拓が魔法で岩の竈を作り網を乗せ、風呂は前に作ったのが残っているのでダイフクが掃除をした所に湯を張るだけだ。
「皆さん、食事にするので下に降りてきてください。」
拓に言われてバーベキューが始まり、技術者と商人は酒を飲み始めたのだが
技術者は村作りをどうするか、商人は今後どう行動をするかの話で盛り上がる。
ここまで準備を行っていた拓に感化され、完全に仕事の話になっているが皆 嬉しそうに意見を出し合っていた。
拓が風呂を用意したので順番に入る様に言ってみたが、誰も話を辞めようともしない。
「なら、護衛組から入りましょうか。」
護衛組の殆どが風呂に入るのは初めてで、気持ち良さそうにしている。
雲一つない月夜で、拓は兵士達の逞しい身体をしっかりと拝んでいた。
アルとガラに挟まれて浸かっていて、変に意識をしてしまう。
「やっぱり、風呂は気持ちが良いな。前に浸かってから、また入りたいと思っていたんだ。」
アルが目を閉じて気持ち良さそうにしている。
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横を見るとガラが笑ってウィンクをしてくる。
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