280 / 586
280タフ
しおりを挟む
次の日、朝食の時間になり、
「今日はゆっくりできるかな。皆で祭りを楽しみましょう。」
今日はエチゴとアルも仕事をせず、祭りを楽しむ。
拓は何時ものメンバーだけで町を回るつもりでいたのだが、
「おはようございます。朝食が終わりましたら、町を案内させて頂きますね。」
令嬢は何事もなかったかのような笑顔で現れた。
アルに対しても笑顔で対応。
拓は貴族の令嬢のタフさに驚いたが、案内をしてもらう事になった。
町は賑やかで、屋台が並び、至る所で大道芸が行われている。
中には魔法を使った見世物も有った。
皆で屋台で買い食いをしながら見て回っていたのだが、令嬢が拓の腕に自分の腕を絡め胸を押し当ててくる。
ガラとレオはその様子を見て苦笑いをするだけだった。
拓はこの胸に男は騙されるのかと考えながらも、この弾力は強力な武器だと改めて認識していた。
拓でも揉んでみたいと思ってしまう。
ガラとレオが自分の腹を触るのが好きなのと同じ感覚なのだろうか?
「服屋に寄ってみない。祭りに合わせて安売りをしているみたい。」
ジェニファーに言われて、皆で覗いてみる事に
拓が普段着として使える安くて丈夫な服を選んでいると
「拓様はその様な服を買われるのですね。」
「そうですね。私は冒険者ですので安くて丈夫な服が一番です。
これなんて、肌触りも良いですよ。」
「そうですか・・・」
令嬢は笑顔だが、テンションが下がっているのが分かる。
「普段は、服はどの様に買われているのですか?」
「決まった店で購入しますわ。こういう店は初めてきましたが、面白いですね。
良ければ、後で案内します。拓様に似合う服もありますわ。」
拓が貴族の買い物がどうしているのか気になって聞いてみたが、面白いと言いながらも興味は無さそうだ。
「私としては、この辺の服が有ると助かるのですが。」
拓が手にした服を見せると、少し困った様な顔をする。
「少し違いますわね。食事の時に着ていられた様な服が揃っていますわ。」
「あの手の服は普段着としては使わないですね。」
「そうですが。」
その後に適当な店で食事をしたのだが、更にテンションが下がる令嬢。
「あっ、これ美味しい。拓ってこんなの作れる?」
「どうだろう?市場によって調味料とか探して見ようか。」
ロビンと拓の会話を聞いていた令嬢は、表情に出さなかったが不思議に思っていた。
「あの、拓様が料理を作るのですか?」
「私がOZとしての料理担当ですね。後で市場の案内をしてもらえないでしょうか?」
「それは良いですが、私は食材や調味料については詳しくないのですが?」
「その辺は大丈夫です。お願いします。」
令嬢に案内してもらった市場は祭りで他の町からも多くの商人もやって来て活気が有る。
拓達が店の人と話しながら珍しい物を色々と購入している。
令嬢は楽しそうに買い物をする拓を不思議そうに見ていた。
「叔父様、拓様は本当に免責札を持っている方なのですか。
今日、一緒に行動しましたが普通の冒険者にしか見えないのですが?」
「そうだろうな。拓殿が権力に興味が無いのは有名な事だからな。
今まで冒険者としてしか活動をしていない。
休憩所作りを行っていなければ、屋敷に招待する事も出来なかっただろうな。」
「何だか、思っていた人物像とは違い過ぎます。」
「拓殿相手ではお前が望むような生活は出来ないだろうな。」
「そうみたいですね。」
祭りから戻って来て令嬢はズゲベ侯爵と話していたのだが、溜息を吐くと自分の部屋へと戻った。
その日の夕食は拓へのアプローチはあるものの、昨日までの勢いは無くなっていた。
皆が不思議に思う中、ズゲベ侯爵と拓だけが普通に食事を楽しんでいた。
「今日はゆっくりできるかな。皆で祭りを楽しみましょう。」
今日はエチゴとアルも仕事をせず、祭りを楽しむ。
拓は何時ものメンバーだけで町を回るつもりでいたのだが、
「おはようございます。朝食が終わりましたら、町を案内させて頂きますね。」
令嬢は何事もなかったかのような笑顔で現れた。
アルに対しても笑顔で対応。
拓は貴族の令嬢のタフさに驚いたが、案内をしてもらう事になった。
町は賑やかで、屋台が並び、至る所で大道芸が行われている。
中には魔法を使った見世物も有った。
皆で屋台で買い食いをしながら見て回っていたのだが、令嬢が拓の腕に自分の腕を絡め胸を押し当ててくる。
ガラとレオはその様子を見て苦笑いをするだけだった。
拓はこの胸に男は騙されるのかと考えながらも、この弾力は強力な武器だと改めて認識していた。
拓でも揉んでみたいと思ってしまう。
ガラとレオが自分の腹を触るのが好きなのと同じ感覚なのだろうか?
「服屋に寄ってみない。祭りに合わせて安売りをしているみたい。」
ジェニファーに言われて、皆で覗いてみる事に
拓が普段着として使える安くて丈夫な服を選んでいると
「拓様はその様な服を買われるのですね。」
「そうですね。私は冒険者ですので安くて丈夫な服が一番です。
これなんて、肌触りも良いですよ。」
「そうですか・・・」
令嬢は笑顔だが、テンションが下がっているのが分かる。
「普段は、服はどの様に買われているのですか?」
「決まった店で購入しますわ。こういう店は初めてきましたが、面白いですね。
良ければ、後で案内します。拓様に似合う服もありますわ。」
拓が貴族の買い物がどうしているのか気になって聞いてみたが、面白いと言いながらも興味は無さそうだ。
「私としては、この辺の服が有ると助かるのですが。」
拓が手にした服を見せると、少し困った様な顔をする。
「少し違いますわね。食事の時に着ていられた様な服が揃っていますわ。」
「あの手の服は普段着としては使わないですね。」
「そうですが。」
その後に適当な店で食事をしたのだが、更にテンションが下がる令嬢。
「あっ、これ美味しい。拓ってこんなの作れる?」
「どうだろう?市場によって調味料とか探して見ようか。」
ロビンと拓の会話を聞いていた令嬢は、表情に出さなかったが不思議に思っていた。
「あの、拓様が料理を作るのですか?」
「私がOZとしての料理担当ですね。後で市場の案内をしてもらえないでしょうか?」
「それは良いですが、私は食材や調味料については詳しくないのですが?」
「その辺は大丈夫です。お願いします。」
令嬢に案内してもらった市場は祭りで他の町からも多くの商人もやって来て活気が有る。
拓達が店の人と話しながら珍しい物を色々と購入している。
令嬢は楽しそうに買い物をする拓を不思議そうに見ていた。
「叔父様、拓様は本当に免責札を持っている方なのですか。
今日、一緒に行動しましたが普通の冒険者にしか見えないのですが?」
「そうだろうな。拓殿が権力に興味が無いのは有名な事だからな。
今まで冒険者としてしか活動をしていない。
休憩所作りを行っていなければ、屋敷に招待する事も出来なかっただろうな。」
「何だか、思っていた人物像とは違い過ぎます。」
「拓殿相手ではお前が望むような生活は出来ないだろうな。」
「そうみたいですね。」
祭りから戻って来て令嬢はズゲベ侯爵と話していたのだが、溜息を吐くと自分の部屋へと戻った。
その日の夕食は拓へのアプローチはあるものの、昨日までの勢いは無くなっていた。
皆が不思議に思う中、ズゲベ侯爵と拓だけが普通に食事を楽しんでいた。
35
あなたにおすすめの小説
男だって愛されたい!
朝顔
BL
レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
黒に染まる
曙なつき
BL
“ライシャ事変”に巻き込まれ、命を落としたとされる美貌の前神官長のルーディス。
その親友の騎士団長ヴェルディは、彼の死後、長い間その死に囚われていた。
事変から一年後、神殿前に、一人の赤子が捨てられていた。
不吉な黒髪に黒い瞳の少年は、ルースと名付けられ、見習い神官として育てられることになった。
※疫病が流行るシーンがあります。時節柄、トラウマがある方はご注意ください。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
【完結】自称ヒロイン役を完遂した王家の影ですが、断罪パーティーをクリアした後に王太子がぐいぐい来ます。
竜鳴躍
BL
優秀過ぎる王太子×王家の影(失業)。
白い肌に黒髪黒瞳。小柄な体格で――そして両性具有。不出来な体ゆえ実の親に捨てられ、現在はその容姿を含め能力を買われて王家の影をしていたスノウ=ホワイト。男爵令嬢として王太子にハニトラを仕掛け、婚約者を悪役令嬢に仕向けて王太子への最終試験をしていたのだが、王太子は見事その試練を乗り越えた。これでお役御免。学園を退学して通常勤務に戻ろう――――――。
そう思っていたのに、婚約者と婚約解消した王太子がぐいぐい来ます!
王太子が身バレさせたせいで王家の影としてやっていけなくなり、『男子生徒』として学園に通うスノウとそんなスノウを妃にしたくてつきまとう王太子ジョエルの物語。
☆本編終了後にいちゃいちゃと別カップル話続きます。
☆エンディングはお兄ちゃんのおまけ+2ルートです。
侯爵様の愛人ですが、その息子にも愛されてます
muku
BL
魔術師フィアリスは、地底の迷宮から湧き続ける魔物を倒す使命を担っているリトスロード侯爵家に雇われている。
仕事は魔物の駆除と、侯爵家三男エヴァンの家庭教師。
成人したエヴァンから突然恋心を告げられたフィアリスは、大いに戸惑うことになる。
何故ならフィアリスは、エヴァンの父とただならぬ関係にあったのだった。
汚れた自分には愛される価値がないと思いこむ美しい魔術師の青年と、そんな師を一心に愛し続ける弟子の物語。
オメガ転生。
桜
BL
残業三昧でヘトヘトになりながらの帰宅途中。乗り合わせたバスがまさかのトンネル内の火災事故に遭ってしまう。
そして…………
気がつけば、男児の姿に…
双子の妹は、まさかの悪役令嬢?それって一家破滅フラグだよね!
破滅回避の奮闘劇の幕開けだ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる