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283その布は・・・
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「皆のお陰で助かった。」
ズゲベ侯爵が拓や神官に礼を言う。
「それよりも、会場はどうなっていますか?」
「フロートの車輪の交換が必要で、後30分位で再開できるだろう。」
事故の対応が早かったため騒ぎは直ぐに治まったが、既に1時間は止まっている為、観客達にも待ちくたびれてきている。
音楽を演奏し続けているが飽きてきていた。
せめて踊りが再開できれば良いのだが、修理のために広場は使う事が出来ない。
「でしたら、少し時間稼ぎをさせて頂きます。」
拓は白い布を顔に巻くと音楽隊に話をし、修理している人に断りフロートに登る。
怪しげな人物が現れ観客達が注目すると、フロートに登った拓から光が放たれた。それに合わせテンポの良い音楽に変わった。
すると音楽に合わせて光が色々な動物の形に変わり観客の間を走り抜ける。
観客から歓声が上がり手拍子が行われ、それに合わせて光の動物も跳ね回る。
下の方からフロートの修理が完了したとの連絡が入ると
音楽は盛り上がり拓は光の龍を飛ばし、最後の〆として龍を弾け光のシャワーが観客の頭の上に降り注いだ。
皆が光に目を奪われている間に拓は姿を隠してこっそりとズゲベ侯爵の元に戻って来た。
「拓殿、ありがとうございました。」
「いえ、せっかくの祭りですので盛り上がってくれれば何よりです。」
怪我をした人達も、掃除を終えた観客席に戻り再びパレードが始まった。
他の所でも、パレードの人やフロートがその場に留まり、人々は音楽や踊りで祭りを楽しんでいたみたいだ。
パレードが終わり、拓と神官には改めてズゲベ侯爵から感謝の言葉と、治療費が支払われた。
拓は少し神官達と話していたが、繊細な光の動物を作り上げていたため精神的に疲れてしまったので部屋で休ませてもらう事にした。
ガラとレオも拓に付き合って部屋に入るとマッサージを行ってくれる。
「なぁ、拓。1つ気になっていたんだが、顔に巻いた布ってもしかして・・・」
「あっ、分かった。ガラとレオの褌、洗わないで取っておけば良かった。」
「・・・」
「冗談だから。幾ら何でも、そんな事は考えて無いから。他に適当な物が無かっただけだから。」
拓が急いで否定したが、聞いたガラも聞いていたレオもドン引きしていた。
「俺はコスプレは好きでも、服より中身の方を重視するから。」
「今のって言い訳になっているのか?」
「まぁ、拓だからな。」
ガラとレオが笑っていると、ドアがノックされる。
レオが扉を開けると、令嬢が立っていた。後ろにはメイドも居る。
「拓様に滋養強壮に良い飲み物を持ってきました。」
拓が服を着るの待って令嬢を部屋に部屋に通すと、メイドが持って来た飲み物を拓に渡す。
一気に飲んで苦さに顔をしかめた拓に令嬢は笑った。
「これ、かなり苦いですね。」
「ですが、疲れている体にはとても良いですよ。」
「カーラさん、ありがとうございます。」
「・・・」
「どうかしましたか?」
「いえ、初めて名前を呼ばれたと思いまして。」
「そうでしたか?」
拓は笑ってカーラに答えていた。
カーラは拓にアタックする事無く普通に話し、拓も普通に会話を楽しんでいた。
「本日は本当にありがとうございました。ゆっくりとお休みください。
明日の朝食を部屋で食べられたい場合は、遠慮なく仰ってくださいね。」
最後に拓に礼を言って、部屋を出て行った。
「随分と拓に対する態度が変わっていたな。」
「あれが普通だよ。免責札が色々と拗らせる原因なんだよな。」
「でも、モテてて嬉しかったんじゃねぇのか?」
レオが笑って拓を軽く突くと
「俺には、2人が居るからね。」
拓はガラとレオを引き寄せてキスをする。
「拓のキス、苦いな。」
先ほどの飲み物の味が残っていたみたいだ。
ズゲベ侯爵が拓や神官に礼を言う。
「それよりも、会場はどうなっていますか?」
「フロートの車輪の交換が必要で、後30分位で再開できるだろう。」
事故の対応が早かったため騒ぎは直ぐに治まったが、既に1時間は止まっている為、観客達にも待ちくたびれてきている。
音楽を演奏し続けているが飽きてきていた。
せめて踊りが再開できれば良いのだが、修理のために広場は使う事が出来ない。
「でしたら、少し時間稼ぎをさせて頂きます。」
拓は白い布を顔に巻くと音楽隊に話をし、修理している人に断りフロートに登る。
怪しげな人物が現れ観客達が注目すると、フロートに登った拓から光が放たれた。それに合わせテンポの良い音楽に変わった。
すると音楽に合わせて光が色々な動物の形に変わり観客の間を走り抜ける。
観客から歓声が上がり手拍子が行われ、それに合わせて光の動物も跳ね回る。
下の方からフロートの修理が完了したとの連絡が入ると
音楽は盛り上がり拓は光の龍を飛ばし、最後の〆として龍を弾け光のシャワーが観客の頭の上に降り注いだ。
皆が光に目を奪われている間に拓は姿を隠してこっそりとズゲベ侯爵の元に戻って来た。
「拓殿、ありがとうございました。」
「いえ、せっかくの祭りですので盛り上がってくれれば何よりです。」
怪我をした人達も、掃除を終えた観客席に戻り再びパレードが始まった。
他の所でも、パレードの人やフロートがその場に留まり、人々は音楽や踊りで祭りを楽しんでいたみたいだ。
パレードが終わり、拓と神官には改めてズゲベ侯爵から感謝の言葉と、治療費が支払われた。
拓は少し神官達と話していたが、繊細な光の動物を作り上げていたため精神的に疲れてしまったので部屋で休ませてもらう事にした。
ガラとレオも拓に付き合って部屋に入るとマッサージを行ってくれる。
「なぁ、拓。1つ気になっていたんだが、顔に巻いた布ってもしかして・・・」
「あっ、分かった。ガラとレオの褌、洗わないで取っておけば良かった。」
「・・・」
「冗談だから。幾ら何でも、そんな事は考えて無いから。他に適当な物が無かっただけだから。」
拓が急いで否定したが、聞いたガラも聞いていたレオもドン引きしていた。
「俺はコスプレは好きでも、服より中身の方を重視するから。」
「今のって言い訳になっているのか?」
「まぁ、拓だからな。」
ガラとレオが笑っていると、ドアがノックされる。
レオが扉を開けると、令嬢が立っていた。後ろにはメイドも居る。
「拓様に滋養強壮に良い飲み物を持ってきました。」
拓が服を着るの待って令嬢を部屋に部屋に通すと、メイドが持って来た飲み物を拓に渡す。
一気に飲んで苦さに顔をしかめた拓に令嬢は笑った。
「これ、かなり苦いですね。」
「ですが、疲れている体にはとても良いですよ。」
「カーラさん、ありがとうございます。」
「・・・」
「どうかしましたか?」
「いえ、初めて名前を呼ばれたと思いまして。」
「そうでしたか?」
拓は笑ってカーラに答えていた。
カーラは拓にアタックする事無く普通に話し、拓も普通に会話を楽しんでいた。
「本日は本当にありがとうございました。ゆっくりとお休みください。
明日の朝食を部屋で食べられたい場合は、遠慮なく仰ってくださいね。」
最後に拓に礼を言って、部屋を出て行った。
「随分と拓に対する態度が変わっていたな。」
「あれが普通だよ。免責札が色々と拗らせる原因なんだよな。」
「でも、モテてて嬉しかったんじゃねぇのか?」
レオが笑って拓を軽く突くと
「俺には、2人が居るからね。」
拓はガラとレオを引き寄せてキスをする。
「拓のキス、苦いな。」
先ほどの飲み物の味が残っていたみたいだ。
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