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326報酬
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怪我人が居たので拓が治療を行うと、その晩はまたしても宴会を行う事になった。
今回倒した魔獣が皆に振舞われる。
準備を行っている間、拓とエチゴは村長宅に呼ばれ金を渡された。
「拓殿、ありがとうございました。村を守って頂いたお礼です。
僅かですが、これで許して頂けないでしょうか。」
それなりの金だが、功績に対しかなり少ないとしか言えない。
「村長、村を救い、怪我人の治療まで行ったにも関わらず これでは少な過ぎるでしょう。」
エチゴが口を挟む。
村長もそれを理解しているが、これ以上は村の財政的に厳しいのだろう。
何とかこれで収めて欲しいと頭を下げる。
立場上エチゴは口をはさんだが実際はその辺を理解しているので、これ以上は言うのを控え拓の方を見る。
「では、幾つか条件を付けさせて頂きます。」
拓が口を開くと、村長が顔を上げた。
拓が出した条件は、
・地底湖の魔獣の料理レシピの提示
・地底湖で使ったサーフボードを拓の納得できる形で4つ作り上げる
の2つ。
村長は拓の提案を受け入れ、拓は提示された金を受け入れた。
直ぐに村の技術者を呼ぶと、拓がボードについての細かい指示を出す。
拓の地底湖でのボードを使って魔獣をおびき寄せた事は村中に知れ渡っている事だったので
適切な材料や技術者としての意見を述べてくれ直ぐに対応することになった。
「拓さん、報酬はあれで良かったですか?」
「問題ないですよ。その代わり、アイテムボックスに地底湖の魔獣を大量に収納して有ります。
レシピを受け取ったら、皆で味わいましょう。」
エチゴは喜び、自分の好きな料理を上げていた。
魔獣を収納している事はガラとレオには話しているので、魔獣の解体方法を学んでくれている。
クリームのメンバーもそれを見て察したようで、解体場に張り付いていた。
拓とエチゴが広場に戻ると、今回の騒動を引き起こしてしまった冒険者達が集まって来た。
魔道具に付いて文句を言ってきたらどうしたものかと拓は身構えたが
「この度は、事態を収拾してくれてありがとうございました。」
全員が揃って頭を下げる。
そして、怪我人の治療まで行ってもらったことに対し改めて礼を言う。
「本来なら、謝礼をしないといけないのだが、今は金が無い。
別の事で対応させてもらえないだろうか。」
「・・・なら、今回の件は貸しと言う事で。
俺はOZというパーティを組んでいる拓です。
王都を拠点として活動しているので、何か有ったら力を貸してください。」
「この貸しは必ず返させてもらう。
俺はロウガ。この20名で金狼というパーティを組んでいる。
来年には活動拠点を王都にする予定だ。」
金狼はリーダーのロウガさんを含め3人がAランク冒険者で他はBランク冒険者のパーティだった。
今回の倒した魔獣の素材も全て村人に渡してしまい、完全に赤字になっていた。
色々と話をしている間に、宴会が始まることになった。
魔獣の肉はツルっとした食感で、他の魔獣とは違う美味さがあった。
村長に料理の説明を聞きながら食事をし、ここで出された料理のレシピは全て提示してくれるとの事。
その言葉を聞いて、喜んだのは拓よりも周囲のメンバー
ガラが小さい声で「解体作業は完璧だ」と言うと、クリームのメンバーまで力こぶを見せて任せろポーズを取っていた。
飲み始めて少しすると、オヤジが拓の所に来た。
「拓殿、今回は村の為に働いてもらいありがとうございました。」
何時もと違う真面目な顔で拓に頭を下げるオヤジ。おまけに拓と名前を呼んでいる。
「いえ、無事に何とかなって良かったです。」
オヤジは村の自営団のまとめ役らしく、村の若い人に剣の指導などもしているらしい。
どうりで養殖を仕事にしているのに良い身体をしていると思った。
オヤジの裸や攻めを思い出し、尻穴が疼いて来る拓だった。
今回倒した魔獣が皆に振舞われる。
準備を行っている間、拓とエチゴは村長宅に呼ばれ金を渡された。
「拓殿、ありがとうございました。村を守って頂いたお礼です。
僅かですが、これで許して頂けないでしょうか。」
それなりの金だが、功績に対しかなり少ないとしか言えない。
「村長、村を救い、怪我人の治療まで行ったにも関わらず これでは少な過ぎるでしょう。」
エチゴが口を挟む。
村長もそれを理解しているが、これ以上は村の財政的に厳しいのだろう。
何とかこれで収めて欲しいと頭を下げる。
立場上エチゴは口をはさんだが実際はその辺を理解しているので、これ以上は言うのを控え拓の方を見る。
「では、幾つか条件を付けさせて頂きます。」
拓が口を開くと、村長が顔を上げた。
拓が出した条件は、
・地底湖の魔獣の料理レシピの提示
・地底湖で使ったサーフボードを拓の納得できる形で4つ作り上げる
の2つ。
村長は拓の提案を受け入れ、拓は提示された金を受け入れた。
直ぐに村の技術者を呼ぶと、拓がボードについての細かい指示を出す。
拓の地底湖でのボードを使って魔獣をおびき寄せた事は村中に知れ渡っている事だったので
適切な材料や技術者としての意見を述べてくれ直ぐに対応することになった。
「拓さん、報酬はあれで良かったですか?」
「問題ないですよ。その代わり、アイテムボックスに地底湖の魔獣を大量に収納して有ります。
レシピを受け取ったら、皆で味わいましょう。」
エチゴは喜び、自分の好きな料理を上げていた。
魔獣を収納している事はガラとレオには話しているので、魔獣の解体方法を学んでくれている。
クリームのメンバーもそれを見て察したようで、解体場に張り付いていた。
拓とエチゴが広場に戻ると、今回の騒動を引き起こしてしまった冒険者達が集まって来た。
魔道具に付いて文句を言ってきたらどうしたものかと拓は身構えたが
「この度は、事態を収拾してくれてありがとうございました。」
全員が揃って頭を下げる。
そして、怪我人の治療まで行ってもらったことに対し改めて礼を言う。
「本来なら、謝礼をしないといけないのだが、今は金が無い。
別の事で対応させてもらえないだろうか。」
「・・・なら、今回の件は貸しと言う事で。
俺はOZというパーティを組んでいる拓です。
王都を拠点として活動しているので、何か有ったら力を貸してください。」
「この貸しは必ず返させてもらう。
俺はロウガ。この20名で金狼というパーティを組んでいる。
来年には活動拠点を王都にする予定だ。」
金狼はリーダーのロウガさんを含め3人がAランク冒険者で他はBランク冒険者のパーティだった。
今回の倒した魔獣の素材も全て村人に渡してしまい、完全に赤字になっていた。
色々と話をしている間に、宴会が始まることになった。
魔獣の肉はツルっとした食感で、他の魔獣とは違う美味さがあった。
村長に料理の説明を聞きながら食事をし、ここで出された料理のレシピは全て提示してくれるとの事。
その言葉を聞いて、喜んだのは拓よりも周囲のメンバー
ガラが小さい声で「解体作業は完璧だ」と言うと、クリームのメンバーまで力こぶを見せて任せろポーズを取っていた。
飲み始めて少しすると、オヤジが拓の所に来た。
「拓殿、今回は村の為に働いてもらいありがとうございました。」
何時もと違う真面目な顔で拓に頭を下げるオヤジ。おまけに拓と名前を呼んでいる。
「いえ、無事に何とかなって良かったです。」
オヤジは村の自営団のまとめ役らしく、村の若い人に剣の指導などもしているらしい。
どうりで養殖を仕事にしているのに良い身体をしていると思った。
オヤジの裸や攻めを思い出し、尻穴が疼いて来る拓だった。
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